『居心地のいい簡単生活』デボラ デフォード Deborah DeFord 中村 藤美文香社 (1999/07)目からウロコが落ちた。書いている内容は当たり前のことなんだけど、「やってみよう!やらなくちゃ!」と心底思わされた。シンプルに生きること。美しく生きること。気持ちよく暮らすこと。幸せに生きること。そのためにはこういう方法がありますよ、ととてもシンプルに(さすがだ)提示してくれている。そう、散らかった部屋の一部(うちは大部分…)にもコストがかかっているのだ。意味なく積んであるカタログの山によって使えないスペースにも、住宅ローンを払い、固定資産税を納めているのだ。それって、あほらしすぎる。そう思ったら、家の中のものの「必要なもの、そうでないもの」「とっておきたいもの、そうでないもの」の選別がしやすくなった(気がする)。すっきり暮らそう。気持ちよく暮らそう。それはすっきり生きること、気持ちよく生きることにつながるのだ。がつーんときた一文を紹介。「シンプルな家には、自分の必要なものと自分の好きなものしかありません。」「家」を「人生」「ともだちづきあい」「部屋」「庭」「もちもの」「写真の束」などなど入れ替えてもいいね。必要じゃないものと、好きでもないもの、どうでもいいものがまだ私は捨て切れずにためこんでる。今日から、少しずつやっていこう!次は『居心地のいい簡単生活〈2〉』を読もう。『居心地のいい簡単生活』
『こんなときどうする?1~3歳児 育児相談室―子どもの気がかりなんでも解決!!』山口 規容子主婦と生活社 (1995/11)こどものくらし、からだ、こころについて気掛かりな点をQ&Aで説明してくれている本。けっこう「そのくらいのことはそのくらいの年令ではできなくても大丈夫なので、ま、どしっと構えて見守りましょう。心配しすぎないでね」といったスタンスで書かれているので読みやすい。ただ、しつけについて、この年令では無理、とあったのが気になった。うちの息子はまもなく2歳になるけれど、お片付けは言わなくてもするし(しない時もあるけれど)、挨拶も親よりよっぽどしっかりするし、けっこう言うことをきく。反抗期前だから一番素直で天使の(わずかな?)時期なのかもしれないけれど、もしかしてオヤ(主に私)がきつくしつけすぎて、必要以上に「いいこ」になってるのかも?とちと不安になった。のびのび育てたいというか育っていってほしいけれど、言うは易しでほんとに難しい。そのためには親がのびのびしてないといけないと思うけれど、なんかせわしなくていけないなぁ。『こんなときどうする?1~3歳児 育児相談室―子どもの気がかりなんでも解決!!』
ジャンルでまとめました→読んで捨てる片づける整理する掃除する! ジャンルでまとめました→本を読んで町へ出よう。 ブログ→捨ててスッキリ。キレイに暮らす。
『ママはぽよぽよザウルスがお好きふたたび』青沼 貴子幻冬舎 (2003/12)子どもを幼稚園にやるまで、そして楽しい?幼稚園ライフについて、悩んでいるママへの励まし?になるかもしれない1冊。まだそこまで達していない私にはあまりぴんとこなかったけど、あちこちツボに入って笑わせてもらった。これを読んだ相方は「うちの子は、このふたり(登場人物ゴジラとアンギラスこと、リュウとアン)に比べたらかわいくて育てやすいよねー…」と。そう、お散歩に行くと最後には泣かせて連れて帰ったり、なんでだかつばをつけてキスして嫌がられたり、とてこずったりもするけれど、うちのぼっちゃんはいい子です。いい子すぎてやばいかも?(私がこわすぎ?)と思うことも。なんだかんだと大変な「小さい子どものいる暮らし」。でもなんだかんだいってもやはりそれは「しあわせ」なのね、と思わせてくれる本。がんばりすぎるママにおすすめかな?『ママはぽよぽよザウルスがお好きふたたび』
『三毛猫ホームズの大改装(リニューアル)』赤川 次郎光文社 (1998/12)キャラクターの愛らしさでお気に入りのシリーズ。特にお気に入りなのは大食い、純情、一途な石津刑事。冴えててキュートな晴美さんも好き。そして女性恐怖症で頼りない(はずだった)片山刑事も好きだったのだけど、この1冊の中の彼は別人のよう。というかあんまり出番がなかったといえばいいのだろうか。最初のエピソードもかっこよすぎるし、なんだかなぁ。違和感。お話そのものはいつも通り、楽しませてもらえたのでよしとします。『三毛猫ホームズの大改装(リニューアル)』
『ママはぽよぽよザウルスがお好き よたび―怪獣もはや手に負えず』青沼 貴子婦人生活社 (1998/05)面白パワフル育児マンガの4巻目。借りるのは3度目くらいだけど、何度読んでも面白い。まさに怪獣の子ども達に、泣かされ、笑わされ、怒らされ、幸せをもらう親。3巻も昨日読んだけど、なんとこの本の最後に、泣かされた。いつだって、あなたは輝いている。というメッセージに。育児中は輝きなんて失っててしかたない、と実は思ってたことに気づかされた。育児が終わったらやりたいことやって輝いて…じゃなくて、今だって輝ける。今だって輝いてる。で、ママが笑ってると家族みんなが幸せ、とかいう言葉にも、胸がつまった。笑えない余裕がない自分を指摘されたからだろうか。そう、私が笑ってなくちゃね。私が幸せでないと。よし、今週末にはモンターニュのケーキ買って食べるぞ。(そういう問題か)子どもは、かわいい。かわいくないけどかわいい。それでいいと思う。明日もがんばるぞー。ぼちぼちと。『ママはぽよぽよザウルスがお好き よたび―怪獣もはや手に負えず』
『近藤典子さんの収納で暮らしキレイ―キッチンが使いやすくなる驚き!のアイデア』近藤 典子ベネッセコーポレーション (1999/05)『キッチンが使いやすくなる驚き!のアイデア』やら『冷蔵庫のゴチャゴチャいっきに解決!』やら『パッとひと手間ラクラクお掃除』などなど教えてほしい(ぜいたくいえば、誰かやってほしい)ポイントがもりだくさん。こういう本の効能というのは、使えるテク、ノウハウを学ぶ(だけじゃなくって生かせよ)ことよりも、「(ちょっと)やる気になる」ことが一番ではなかろうか。これを読んで、さっそく私のやったこと。「勇気を出して、新婚旅行で購入し、封は開いているけど使った記憶のない沖縄のアオサと乾燥ゴーヤーをコンポストに入れた」おおっ。シンク下にちょっぴり空間が生まれた!おおおっっ。そう、我が家はまだ収納、整理、整頓の初期段階というかスタートラインにまだ立ってないような状況で、まずは「いらんもの捨てる」「何があるのか把握する」というのが課題なのだった。それでもぼちぼち進んでいるから、2003年にはすっきりさっぱり美しいキッチンになっていることでしょう。めげたらまた美しいインテリアや整理テクの本など眺めて、ね。『近藤典子さんの収納で暮らしキレイ―キッチンが使いやすくなる驚き!のアイデア』
『ホメるが勝ち!』酒井 順子講談社 (1999/06)酒井順子の何が好きって、その文体。軽妙洒脱というのはこういうのなのかしら。こういう文章を書きたいのよワタシも!と毎回思うのだけど、そこはやはりプロ。それ(技術)だけじゃなくて、もちろん一番のウリは『視点』のよさ。といえばかっこいいのですが、はっきりいえば『重箱のスミをつつく』。キレイゴトで日常を過ごし、ネガティブな感情は「そんな性格の悪い人がするようなこと、ワタシ、考えたこともありまっせーん」という顔をしているのに、実はそうでもなくってドロドロしたものを抱えている。そういった一面を軽やかにでもズバリ指摘してくれるのが彼女のコラム。しかもそれで笑いをとる!というのがスゴイ。軽く、ちょっぴり切なく、笑えて、面白く、考えさせられるところもある(かも)本に出会いたいならちょっとこの人のを読んでみて、とおすすめします。『女のわかれ目』もおもしろいよ。『ホメるが勝ち!』
『死ぬかと思った2』林 雄司アスペクト (2001/01/27)webの掲示板に投稿された数々の「死ぬかと思った」体験を集めた本の2冊目。『VOW』に似たような感じかな?笑えます。ほんとに笑えます。電車で読むのはちょっと勇気がいるかも。いや、でも、誰かチャレンジしてください。それもまた笑えそう。私のツボに一番はまったのは、湯舟の中でブリッジをしたら抜けなくなって、母親に助けを呼びたくても呼べず、呼べても呼びたくない、という話。むかーし子どもの頃に、湯舟の中でクイックターンの練習と称してぐるぐるまわった記憶が蘇ってきて「あの姿も相当オマヌケだったんだろうな~」と遠い目になってしまった。オマヌケな過去をもったのは自分だけじゃない、と思える一冊。(だからなんだっちゅーのと言われると困るけど)『死ぬかと思った2』
『骨董をたのしむ (34) 昔きものを楽しむ その2』別冊太陽編集部平凡社 (2000/11)明治、大正、昭和のきものの写真、著名な方の着こなしの手本、きものの現代風リフォームの紹介など。どくろ模様や幽霊の柄の長じゅばんもあったりして、おもしろいというかびっくり。写真がたくさんあって、とてもきれい。ただ眺めて「かーわいいなー」と言ってるだけでも楽しめる。おしゃれに着るとなると半襟にも凝るのね…と面倒くさがりの私は困るのだけど、きものの柄にあわせた柄の半襟をしてるものなどは、やはりいい。古文で習ったところで言う「つきづきし」ってやつね。私も授乳が終わったら着るぞ!(あれ?でも昔の人は授乳してても着てたのよね。どうやってたのだ?)美しいものを見るのはこころが和んでいいものです。『骨董をたのしむ (34) 昔きものを楽しむ その2』
『ライフワークは音楽―電子楽器の開発にかけた夢』梯 郁太郎音楽之友社 (2001/04)株式会社ローランドの会長さんの自叙伝かつ、電子楽器開発の話。今私が浜名湖の片田舎に住んでいるのもこの人のなしえたことの延長にあるのだと思うと、なんだか感慨深い。今でこそ東証1部の会社が、何もないところから生まれるところ。市場にないものばかり作るので脱税をはかっているのではと税務署にいわれるところ。病院でテレビを作ってしまうところ。50くらいの英単語の語彙でジョークをとばすところ。おもしろいなーと一気に読んでしまった。そんな私はローランドのハープシコードが欲しいです。すんごいかわいいの。『ライフワークは音楽―電子楽器の開発にかけた夢』
『泥棒も木に登る』赤川 次郎徳間書店 (1998/07)ラブラブカップルのシリーズ。ホームズ、三姉妹、永井警部と夕子さん、の次に気に入っている。短編なので、電車で読むのにおすすめかな。私にとって赤川次郎さんの本は、「読むのに疲れた時に読む本」。三浦綾子さんの『海領』や宮部みゆき『模倣犯』みたいなのを読んで、どっと疲れた時に読みたい、ひといきつける作家さんです。なんていいつつ、時々がつーんとくらったりする作品もあるのだけどね。それにあたるのも楽しみのひとつ。『泥棒も木に登る』
読書日記をつけることにしました。筆者、書名の後ろの星で評価をつけます。★…いまいち。★ ★…まあまあ。★ ★ ★…そこそこ。★ ★ ★ ★…かなりいけてる。★ ★ ★ ★ ★…ずしっと、ぐっと、きた。評価は読んだ時点での評価なので、将来において変わる可能性もあります。(例:ムーミンシリーズは読んだ時点では★★くらいだったけど、今は★★★★)だれかの参考になったり、「こんなんも面白かったよ」と教えてもらえたりしたら嬉しいです。