刑法奇行
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2004年07月23日(金) 麦わら帽子はもうきえた

 1ヶ月ぶりである。また、手帳を見て、一体何をやったのだっけと思うほどエンプチー状態である。授業、研究会、雑務が通り過ぎていっただけか。

 16日に平野龍一先生がお亡くなりになった。先月は中谷謹子先生であった。平野先生とは何回か直接お話しする機会があった。ズバッと一言で核心を突くのである。刑事法学者の中で、問題の所在と展望をこれだけ鋭く見極めることのできる人は他に誰がいよう。いろいろお聞きしたいことがあったのだが・・・。中谷先生は、以前ここでも書いたように、個人的にお世話になった先生である。学会でお会いするたびに、良く研究なさっていますね、というお言葉をいただいて、勇気づけられたのだが・・・。

 一つの時代が終わり、残された我々はどこへ向かえばいいのか。もっとも、気がつけば、我々が後進の若い研究者に指針を与える世代なのである。何を残すか、これが問題である。まあ、この点は夏休みにゆっくり考えよう。

 グッド・プロフェッサーがどんどん居なくなってくる。せいぜい、私は、早稲田塾のタネとしての位置づけであろうか(以下のサイト参照)。
http://www.wasedajuku.com/wasedane/wasedane_flm.html

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