DAYLIGHT
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Wrighterd by enatsu :h/b

おお振り 第20回

桐青戦、2回裏・3回表。膠着状態。でもやっぱ読み応えはすごいあった。良いペースだなあ。

あべが相手バッターの得意パターンを読んで、その裏をかく配球を組み立てる思考を読むのが面白いです。そしてそれがうまく嵌るのがすごい気持ち良い。もー、「怖くない怖くない」とか脳内で言うなよ、それって自分に言い聞かせてんだろ。読んでるこっちまで余計緊張してきちゃうじゃんよ!(笑)
あー、ほんと楽しいなあ、おお振り。

しかしバッテリの仲良しシーンやってるあいだに、泉がどーやって打ったかの描写がなくってちょち・ガックリ。まあ泉は高瀬のスライダーも打ってるし、当てにいくのは上手いんかなーて感じはするけど。
この後に打った巣山の心理描写が面白い。多分テクニックはそんなレベル高いわけではないんだろーけど、我慢強いんだろーな、この子は。しかしこの、狙い球を「冷静に我慢強く」待つ、っつーのが普通の公立校レベルの野球部員ではなかなか難しい訳で。どんなに相手校の研究しても、本番であがっちゃったらもうどうにもならんだろうに、西浦の子らってほんとうまいよなー……「リラックスの練習」ってごりやくあんの?
しかし桐青はやっぱさすが、リラックス云々以前に基本性能から神な子ばっかだわな。今はあべの読みがうまく嵌ってて微妙に西浦ペースだけど、みはしの「はずし」が実は「わざと」だってバレたら、その途端に裏の裏を読まれてバンバン打ってこられそうな気が常にすごくする。怖ええ。あ!そういう意味じゃ、初戦のまだどこからもノーチェックの状態で強豪校とあたれたのはラッキーだったのか!(新設西浦がこーしえんに出るところまで私は読むつもりでいますが、何か。)ここで桐青破っちゃったら、一気にさいたま中に知れ渡っちゃうだろうけどね。

あと田じまがシンカー→シンカー→ストレートなんてあほな罠にあっさりと引っ掛かってて大うけ。どうしよう、天才だけどあほだこの子。もー、可愛いなあ。この妖精さんめ。あ!つか田じま・このままじゃ今大会の打率ゼロじゃん!どーすんの!(笑)

「モーション盗んだ」のたねあかしはまだなしか…。

2005年04月25日(月)

おお振り 第19回

桐青戦、2回表。花井が打ち上げた球がセンター前に落ちて一塁、一塁コーチャーの田島の合図で二塁盗塁、一塁打を打った三橋が一二塁間で挟まれるも、夢遊病者高瀬が処理をモタついてる間に花井がホームインして一点先取。
花井がヒーロー、三橋がヒロイン、田島がラスボスな回だった、なんか。

4番田島ってぶっちゃけ、ヒットを打つのが上手いバッターなら中学クラスでならそれだけで神だろうけど、高校野球で自力でホームに帰って来れないバッターが4番なのは実際どうなのてのはちょっと思ってて、(周辺視野と「ほらねー!」で神認定しちゃった勢いでついうっかり4番認定もしちゃったけど、セオリー通りにベタに打順組むなら、田島・花井は普通は3番・4番じゃねーの?)(まあ花井は本人の性格的に、5番に置いといた方が打率は良さそうな気もするけどな)(笑。)田島って残塁経験とか人よりはるかに多いんだろうなー、可哀想だよなー、花井ってなんかいかにも田島をホームに帰してやる為の5番って感じだよなー、そういう意味じゃ4番5番って54?とかって思ってたんですが、え、ちょっと待て、なんで田島が花井を進塁させてやってんの、54かと思ってたんですがやっぱ45だったんですか?(なんの話だ。)
まあとにかく。
今月の田島はありえない程のカッコ良さでした。
なにあの生き物。

水谷が上手いイメージがまったくなかったんだけど、ちゃんと普通程度には上手かったのね、結果はアウトだったけどあれは相手のセカンドの人が神だったのがしょーがないだけで、良いところに打ったもんなあ。

あとたった2回見ただけでモーション盗むなんてほんとに出来るもんなのか、なんかタネ明かしがあるんじゃねーかとちょっと不審に思ってたんですが、第20回読了後に改めて読んでみたら、やっぱほんとに盗んだのかもなと思う。右投手の高瀬が背中向ける一塁側からは判り易い、クセかなんかがあったのかも。高瀬の目が完全に覚めた3回以降からは、なくなってそうな気もするけどね。

2005年04月24日(日)