青い空の正午まどろむ午後茜色に染まる夕刻夢も見ない漆黒の夜一日中わたしは朝が来るのを待っている
青い空が外国のようだと思ったすごく静かではるか遠くの音が風にのって流れてきてなんだか切なくなったまるで世界の果てのようだった
戻りたいわけじゃないだって今がいちばんだから見たことないものをさがしている
幸せはおいしい食べ物をゆるやかに流れる時間から
浮き立つ人々季節が巡れば春が来る待ち遠しくしかし寂しい
ぴりりと冷たい朝だった緑の靄の向こうに青空が見えた