蛍光灯が壊れてしまったので
キャンドルを出してきてつけています。
キャンドルといえば
スウェーデンで過ごした夏のことを思い出します。
昼がとても長かったこと、
夜が明けてゆくとき、窓から森の霧が見えたこと、
毎日がとても静かだったこと、
白い部屋で揺れていた、キャンドルの火のこと。
学会の予稿の概略ができて、
少しは進歩したかな、という感じです。
先輩の格好いいところとか見ていると、
ちょっとうれしくなるのでした。
すっと光が広がって
ゆるゆると消えていくのは
生まれた星が成長し、死んでいくのを
早回しで見ているようだ
光にも
音にも
溶けて混ざれず
わたしはとてもひとりなのだなと思う
静かな休日が欲しくて
ただ
なにも考えず
眠りたくて
今は
暗い夜空にひとつだけ明るい星が見える、
と思ったら
それは窓ガラスにわたしの目が映っているのであった。
不公平なことばかりね
言い訳しないのは
うらまないのは
信じているのは
難しいことね
気持ちがそのまま明日を決めるような
世界であったらいいのに
胸がつかえて声が出せないあなたの靄を
わたしがそっと食みましょう
花火が見えた。
フィナーレの爆音と光がすきなのは
何も見えなく、
何も聞こえなくなるから。
何もかもが押し流されて、
世界にわたしと光だけみたい。
進んだ、って思うことよりも、
後ろから来る人のこととか、
いろんなことがうまくいっている人とか、
ここを離れていく人のこととか、
しょうもないことばかり気にしてしまう。
今より、未来の自分がもっといろんなことを学んで
幅広い感覚を持って、
色んな感情を理解できて、
どんどん遠いところへ行ければ、いい。
台風の後の、灰色の雲と青空が半々になったぐらいの
まだ少し不穏な気配が残っている空が好き
雨ですべてが流れて
とてもとても静かで
人の気配が少ないから
毎日、夜ベッドに横になるときは
充足感に溢れた
優しい気持ちで目を閉じれれば
今日は久しぶりに早く帰ってきて、
少しゆっくり過ごしています。
家族に手紙を書いたり、
ためていた本を読んだり、
パソコンをきれいにしたり。
たとえ体や頭は疲れていても、
気持ちは毎日おだやかでありたいな。
そして、ちゃんと
繊細な変化がわかるままでいたい。
倒れこむように眠る日々。
強い人になりたい。
遠い遠い国に行って
何もかもから離れて
自分のことを考えたい。
過去も未来も
涙も、笑顔もなく、
ただ、今が欲しい。
雨は苦手。
学会の予稿の締め切りまでに
ちゃんと研究がまとまるかどうかとても心配。
でもがんばり過ぎないように気をつけよう。
ちゃんと寝て、きちんと食事をして、
青空の下で遊んで、歩いて、
生きなきゃ。
白く透き通った細い腕
膝の骨の形がわかる足
憂いを帯びた表情
そういうのが
ときどき欲しくなる
苦しいとき、それが外に表れないのは幸せだ
でもときには
表れて欲しいような気もする
青い空を見てると
心臓がはじけそうになる