青の階

2004年11月28日(日) 君の青にくらくら

京都国立近代美術館で開かれている「痕跡」展に行ってきました。
というのもわたしが好きなクライン、ポロック、フォンタナなどの作品が
展示してあると知ったからなのですが、
最近ひっそりと興味を持っていた作家の作品を
偶然見ることができてひどく衝撃を受けました。
マリーナ・アブラモヴィッチという作家なのですが
彼女の作品を見たとき、
人間の持つどす黒い部分をまざまざと思い知らされた気がして
とても恐ろしかった。
はじめシンディー・シャーマンを連想したのですが
なんにせよああいう衝撃的な作品を目にする機会は少ないので
ますますアブラモヴィッチに興味がわいたのでした。
あお、もちろんお目当ての作品もよかった。
クラインは実物を見たことのない作品ばかりだったので
きらきらするあの青を間近でみることができてうっとりでした。
近くに紅葉名所が一杯あるせいですごい人出でしたが
行ってよかった……!



2004年11月27日(土) 揺れる月

「バーベキューをやろう!」と言い出した奴がおりまして
メンバーの調整がつかなかったので
当初は10月にする予定だったのが11月も終わり目前の今日、
琵琶湖畔で冷たい風が吹き抜ける中肉を焼くことになりました。
てくてく駅から湖畔まで歩き、
セットを組み立てて、
皆が持参した山のような量の肉を焼いたり、
夜には暖かいコーヒーを飲みながら
まったり色んな話をしたり、……
寒さを除けば楽しい一日になりました。

夜、後片付けで疲れてぐったりとしながら
大きな月が昇ってきて、湖面に長く光がのびているのを
ぼんやりと座って眺めていました。
対岸は大きな街で、イルミネーションがとてもきらきらしていた。

ここでもまた「みんなそれぞれ大変なことはあるのだなあ」と
思わされるようなことがあったので
他人を応援したり、自分を応援しながら
楽しく生活するように心がけることにします。



2004年11月25日(木) 痛みの速さを遠く越えて

sha, la, la, la
冷たい空気に
剥がれた皮膚が擦れて鳴る
白いのも静かなのも怖い、
だから眠りたくないよ
痛み無くあたたかくいたい
本当のことなど知りたくない
思うだけで、口にはしないで



2004年11月24日(水) ちるちる

今日は暖かいと聞いたのに
昼間もコートがないと寒かった。
大学の紅葉は茶色く変色し始め、
木の葉もどんどん落ちてゆく。
CDショップで買ったアルバムのケースが割れていた。
夜、現像に出していた写真を受け取りに行ったら
受付のおばちゃんに無茶な取り方をするなと叱られた。
そんな水曜日。



2004年11月23日(火) 紅葉の秋

急に紅葉を見たくなったので
友達と京都の南禅寺に行ってきました。
清水寺付近のあの”寺密集地”からは外れているし、
若干人出も少なめだといいな…と思っていたのですが甘かった。
改札口に駅員さんが立って拡声器で道案内するぐらいに混んでいた…。
それでも勿論この晴天でしたから
きれいな紅葉を見ることができました。
ひっそり見たいと願っていた水路閣は
上から差し込む光に黄金色に照らされ静かに輝いていました。

お目当ての紅葉は存分に堪能できたし、
四条では美味しいあんみつのお店を見つけたし、
京都駅ではクリスマスのイルミネーションが楽しめたし、
色々盛りだくさんの一日でした。
明日からまた勉強がんばろう。



2004年11月21日(日) 可視なのに不可視

金沢に新しく「金沢21世紀美術館」という、近代美術中心の展示をする
そのまんまの名前の美術館が出来たので出かけてきました。
無料ギャラリーがすごい作品だらけだったり
カフェはかわいいし建築はモダンだし
図書館では自分では入手できないような本が読めるし、
館内の施設が非常に充実していて
地元の人がうらやましくなるような美術館でした…!
いいなあ。
有料ゾーンの展示ももちろん興味深いものばかりだったんですが
開館したばかりで、派手に宣伝をしているせいか
いろんな種類の人が美術館に来ていて、
中にはちらっと作品を見て「よくわらない」とすぐ踵を返しちゃう人もおり、
なんだか寂しいなあと思ったのでした。
あたしには現代美術どろか古典美術だってよくわからず難しい。
けど見てると面白い作品を自分勝手に楽しんでいます。



2004年11月20日(土) リセット

自分の周りの人の
人間関係や
生き方やら
そんなのがやたら輝いて見える11月。
少しだるくてやる気が出ない。


試験が終わったので明日からはしばらく
キリギリスの如く遊んで暮らします。



2004年11月17日(水) やさしいミルキー

大学なんてどこ行っても一緒だ、という意見もあるけれど
一緒じゃないこともあるのだなと実感。
というのも、わたしも、わたしの周りの人も
天文に興味があって物理を選んだ人は結構いるけれど
残念ながらうちの大学は宇宙物理に強くない。

とはいっても別に、悲観することはないんですが。
今日の授業は銀河系の恒星の運動パターンの話でした。
波動だとかの話とかよりは何十倍も面白いので
わりと楽しく聞いておりました。
物理科っていったって
みんな物理が得意なわけじゃないです。
大体半分半分ぐらいだと思う。
物理が得意だから物理科を選んだ人と、
何かを学ぶために物理をツールにしたい人。
ちなみにわたしは物理も数学も大の苦手です。
英語の授業が一番好き。



2004年11月16日(火) 強欲のコップ

次から次から溢れ出す
この欲望を
何で受ければいい?
どこに溜めればいい?



2004年11月15日(月) ターン

後期の折り返し地点です。
みんな少しずつ疲れて
甘いものを食べている。

学園祭の次の日の一限、
出席率はよかったものの睡眠率はすごかった。
授業が終わってから数人で授業の内容確認をして補い合いました。

小学校の時から使っていた赤い傘が
とうとう壊れてしまってショック…。
閉じる時にちょっと硬い手ごたえを感じた、と思ったら
あっけなく骨が折れてしまいました。
寂しいけれど、大阪においてきた同じ時に買った色違いの傘は
まだ現役で母のために働いているので
そっちにはまだまだ壊れずにいて欲しいものです。

明日は英語の試験。
破れた枕カバーから際限なくパイプがあふれ出てきたのを
今から片付けます…。



2004年11月14日(日) 休息と遠くの喧騒

学園祭に行ってきました。
高校の時の友達やら大学の友達&先輩やら、
一日で色んな人と話せてよかったよかった。
それに美味しいものも沢山食べれて
友達のジャズライブも見れて満足です♪
頭痛がしたので早めに帰ってきたのですが、
夜、ベランダから大学で花火が上がっているのが見えました。
ハート型とかいろいろ珍しい花火も上がっていて、
わたしが好きな土星型(しかも青)が見れて
寒さにがたがたしながらもひっそり幸せを感じていました。

沢山店が並んでいるのを見るのも好きだけれど、
何か買って少し離れた校舎裏の静かなところで食べたりするのが
高校生の時の文化祭でも、今でも、好き。



2004年11月12日(金) 忘れない

秋が深まってきたせいか
余計なことを思い出しては寂しくなる。
死んだ人のことや、
自分ができなかったこととかを。
彼が今も生きていたら…
(わたしをサポートしてくれた)
あの時体調を崩さなかったら…
(この土地にはいなかった)
あの夢が叶っていたら…
(わたしは…)
たとえ人生に「if」が無いとしても
人は思い出すものだ。
わたしも、何度も何度も悪夢のように思い出す。

高校時代、冬。
幾重にもマフラーをまいて通った英語の予備校のことを覚えている。
クリスマスが近付いて大阪の街はきらきらしていた。
ビルから見下ろした夜の梅田、
道路に連なる車のランプがゆるゆる流れてゆくのを見て
都市が生きているようだと思った。
授業の後はモスバーガーでシェイクを買って
自習するから遅くなる、と
時々は親に嘘をついて、ファッションビルに立ち寄ったりした。
授業はきつかったけれど
いつも楽しみだった。
一年後の自分を想像して、それで幸せだったから。
それまでのどんな苦労も、もうすぐ報われるのだと思っていた。

思い出すだけで喉に何かがこみ上げてくる。

この激情をどうすれば落ち着かせることができるのか?
できることならもう一度、
一度と言わず何度でも、
悪夢の数だけやり直したい。
しかしもう解き既に遅し、そういうわけにもいかないので
一日一日を満足いくようにやっつけていくしかない。



2004年11月11日(木) 濁り行く空

実験の発表の準備などで忙しい一週間でした。
発表はまあまあ成功で、
寝不足になって準備した甲斐はあったかな、という気分です。
チームのメンバーとも仲良くなってきたところなので
来週から班変えで違うメンツになるのは少し寂しい。
来週は中間試験週間なので、明日からは試験対策勉強です。
でも今日はひと息抜いて(というか明日が返却期限なので)
映画の日でした。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」と「エレベーター」
エレベーターはトルコ映画。
(フランス+アメリカ)÷2のアートシネマ系みたいな映画でした。
面白かった…!
宣伝文には「監禁、官能」とかなんとか書いてありますが
あんまりエロスを期待して見ないほうがいいと思います。
なんかわからんがマニアックな映画が好きでトルコ映画が見てみたい、
というような人におすすめ。
あと女優さんがミステリアスですごい美人さんでしたよ…!
ボウリング…は華氏911を映画館で見逃したのでこちらを借りて見ました。
マンソンのインタビューは、語り方も語った内容も知的で
マンソン観がちょっと変わったような気がしました。
この映画は時間を置いてもう一度見たい気がします。



2004年11月08日(月) 我らの憂鬱

天気は晴れ、気温は9月並みの暖かい一日となるでしょう、という
天気予報士の言葉は半分当たり半分外れ、
朝は白い息を吐きながら霧に埋もれながら校舎裏を歩き
午後は心地よい陽気に眠気を感じながら
研究室でだらだらと実験の発表に向けた作業をしていた。
実験の真ん中(つまりメイン)の週に欠席して
先生に絞り上げられた不幸なチームメイトを哀れみ
「バイト始めるのに手数料17万円いるって言われた…」と
真っ青な顔をしている男に皆でやめておけと忠告し
そうしているうちにどんどこ時間が過ぎて行って
結局たいした話をしないうちにタイムアップとなってしまった。
OHPの作成を先輩に押し付けて駆けたものの
バス停で見たのは去り行くランプ、
虚しく30分のバス待ちをするはめになった。



2004年11月07日(日) 午後8時の境界線

昨日は久しぶりに梅田やら心斎橋やら南港やら
大阪巡りを出来て幸せな一日でした。
やっぱり背の高いビルはいいなあ、
晴れた日に見上げるのは最高だなあ。

夜には心斎橋の某ホテルでやっていた美術展を見に行ったのですが
面白い作品もあったけれど、
せっかくホテルという場で開催されていたのに
ギャラリーや美術館で展示したほうが映えそうな作品が多かったのが
少し残念でした。
でも普通の美術館では見れない、夜に美術作品が見れたのは楽しかった。

もうそろそろひいてから1ヶ月近く経つのに治らない風邪に焦る毎日、
もうじき中間テスト期間に突入です。
大学のATMにいつ新札が入るのか楽しみにしつつ、一人暮らしっ子は
16000円(1万円札、5千円札、千円札)を引き出す日々を過ごしています。
木曜日は実験の発表、週末は学園祭。



2004年11月05日(金) 雑踏の中、静かな決意

少し前を歩くきみの後ろで立ち止まりたいと思う
一歩、二歩、三歩、
離れてゆくきみはいつ気付くだろうか
いつ振り向くだろうか



2004年11月04日(木) ふるえよウィール

渋滞のバスの中からぼんやり遠くの光を眺め、
人の出会いとは不思議なものだなあと思った夜でした。
新しく出会った人がより大切になって、
昔からの友達がさらに好きになった日でした。
最近疲れているので友達の優しさに励まされています。



2004年11月01日(月) カラーパレット

まだ体が熱っぽいので
映画を借りてきて(映画を借りに大津まで行く元気はあるようだ)
ぼんやり見ていました。
「気狂いピエロ」を借りるかどうか30分悩んだあげく
結局cutで以前見かけて気になっていた「8人の女たち」に。
内容の割に衣装や演出が洒落ていたせいか、
疲れることもなく楽しい2時間でした。
オチが、ちょっと、なあ…という気もしたけれど
それ以外はほんとに気に入りました。
ああいうストーリーなのに陰湿なサスペンスではなく
こじゃれた話に仕上がっていたのがよかった。
でも後で女優陣の実年齢と映画年齢の違いを知って
あぎゃー、と呻くはめになりました。
女…怖い……。


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