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2022年02月22日(火) ■ |
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ゾロ目の日 |
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今朝がた、父が亡くなりました。 脳梗塞から18年、悪性リンパ腫から14年。 意外な強運の持ち主なのか、ピンチと生還を繰り返してきましたが。 別の病気で旅立ってしまいました。
三日前の朝に急変するまで、酸素チューブ生活ながらも家の中は自力で歩き、量は減っても食事はしていたので、こんなに急とは思っていませんでした。 もし、あの時こうしていれば違ったのか。もっと優しく接すれば良かった。 そんな後悔ばかりがどんどん湧いてきてしまうのですが、きっと仕方のない事なのだと思います。
慌ただしい今はまだマシですが、1週間後にどうなっているのか想像がつきません。 私は実家のそばで、半分一緒に暮らしているようなものですが。 やっぱり、母はひとりになるのです。 そして母が老い、いつか旅立ち。 私もひとりになり、老いて旅立ちます。 何かを残せる誰かもたぶんいません。
「お父さんおつかれさま」とかろうじて言えますが、 「ありがとう」と言えるほどに感情が整理できないでいます。 まだどこかで、実感が湧かないでいます。
「なんだ。これで終わりなのか」 終わりには、きっと自分もそう思うんだろうなと思うと。 ドラマもアニメも漫画も、辛くて見ていられない。 自分の持っているものも、考えていた物語も、ひどくくだらない、無価値な物に思えてしまって身動きが取れなくなります。
「入院して111日目に退院した!」だのと ゾロ目に妙にこだわっていた父でした。 52回目の結婚記念日でもある、忘れられない日付を狙ったように逝ってしまいました。 さようなら ごめんね
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