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2010年06月30日(水)
うめぼしの病

 わたしの、のどの奥には大きな梅干しが埋まっています。小さい頃は、時々さらに梅干しが腫れて、熱を出すことがよくありました。手術で取るほどひどくもないので、未だにたま〜に腫れますが、まあいいやって感じです。
 さて、1週間前にメロンを食べてからのどが痛み、咳き込んでしまうようになりました。すぐに治るかと思ってたのに。全然回復しないので焦りました。一生このままだったらどうしよう!熱はないのですが、ひどい咳なので、人と会う用事は申し訳なくキャンセルにしていただきました。すみません…

 で、昨日の朝、近所の病院に行って来ました。「ちょっと腫れてるけどまあ高熱出すほどひどくないから。とりあえず4日間薬出すから飲んで。それで治ったら大丈夫。」小さい病院で、あっさりした診察でした。
 丸一日経った今朝も、ひどい咳。「ぜんぜん治らないじゃん!先生のバカ〜!」と恨んでいたのですが、夕方にかけてずいぶんおさまってきました。よかった。医者には行っとくもんですね。
 で、診察券を見たらば、発行日というか初診の日付が平成11年9月9日となっていました。あれ?なんだか覚えのある日付だなあ、と思ったら柊園の開園の日でした。ってことは、私はたまりかねて病院行くほどに体調の悪い中で、しこしこHP作りをしてたんでしょうか。もう忘れた。若さってすごいなあ。



2010年06月14日(月)
しま王 2 意識改革

 ものが多くても、片付けてすっきり暮らす方法はある!……というのが幻想だと思うようになったきっかけは、お約束ですが収納本を読んでいて、共通の考え方を目にしたこと。収納の目的はお洒落ではなく、「暮らしやすく」すること。私たち片付けられない族は、アンアンのインテリア特集なんか読んじゃダメなんです。
 「インテリアと収納は別」と、スッパリ言いきったのは収納アドバイザー、芝谷浩さん。この人の収納理論は、明快でわかりやすい!家具メーカー勤務の経歴と、子育て生活の経験があるからこそ、アドバイスの根拠にも納得がいくのです。
 もう一人、目からウロコを落としていただいのが飯田久恵さん。「収納指数」を提唱したのも面白いのですが、私が読んだのはムック本か何かで、人生の残り時間を考えると、使う時が果たして来るか、要・不要が判断できる、という話。
 年を取るほど体は動かなくなり、片付けはしんどくなる。だったら今のうちに不要な物を手放して、すっきり余生を送りましょうよ、と。もう若くない私も考えました。人生あと何年?だったらいらないかなと思うものが結構出てきましたよ。特に、服。やせたらまた着られるなんて考えは捨てました。

そうした色々を踏まえ、私がたどりついた結論は。

1. 全然おしゃれじゃなくていい。使うものを出しやすくしまいやすく、自分が動きやすい部屋がいちばん。

2. 要、不要を判断するには、他人に立ち会ってもらう。他人に「捨てたら?」と言われるとずいぶん割りきれる。

年末年始に、「私の事業仕分けを手伝ってください」と、我が家の蓮 舫…母に頼み、何度か作業を決行しました。部屋の片付けを手伝ってもらうのは、汚い部屋が後ろめたく情けなくて、どうしても抵抗があるのですが、仕分けなら、段ボール1箱分を別の部屋に運んでやればいいのです。自分ひとりでやると全然すすみませんが、他人の決断力を借りると、驚くほどさくさくすすみますね〜。自分に不要なもの、過剰な物でも、「じゃあこっちでもらう」「家族で使う」と別の道が見つかる場合があるので、「捨てちゃうのもったいない!」という抵抗も薄れます。



2010年06月13日(日)
しま王 1 片付けられない人

 物がどんどん増えて、片付けるのがヘタ。
 そんな片付けられない女の典型みたいな私は、お約束通り。収納用品が大好きです。片付けるのに良いグッズはないのか〜!と探し回るわけですから。
 世の中の片付けられない人の多くが、収納用品や収納本大好きだと思う!そうして箱や雑誌をやたら増やして途方に暮れるんだ。わかってるんです。それじゃダメなんです。でもついハマッてしまうんです。

 じゃあ、どうがんばれば、いつになれば片付くんだろう。2年後?5年後?10年後?ちっとも大げさじゃないですよ。片付けられない人にとって、片付いた自分の部屋というのは、悲願です。夢に見て、泣いちゃったりします。部屋が片付くのと10kg痩せるのではどちらが実現しやすいか真剣に比べたりします。「片付けられる」人にとっては、たかがそんなことくらいで何で?と、さぞかし不思議に思えることでしょう。

 浦和の一人暮しから出戻って、はや○×年。モノが増える一方だった私の汚部屋ですが、今年の1月!大きな動きがありました。
 でかいスチールラックを、撤去したのです。5年くらい前に買ったもので、ルミナスなどの高級な物ではなく、アイリスのメタルラックミニ(ポール径19ミリ)の安かったヤツ。幅80×高さ149×奥行35センチの標準的なラックに、延長ポールや棚を買い足して、60センチ高くしていました。
 壁面いっぱいにモノを置きまくり、側面には格子ネットをつけて、モノを引っかけまくり、さながら九龍城……地震が来ると間違いなくヤバイ、恐ろしい棚でした。でもって背板、側板はないし棚は格子だから、ホコリが溜まりまくり。モノをぎゅうぎゅうに詰めこんでは、ホコリをはたく余地がありません。
 昨年末から、ラックに入ってた物を少しずつ他の場所に移し、1月、ついに撤去!隣の両親の部屋に引っ越していきました。その場所には、ラックに押し込んでいた棚やラジカセが積んでありますが、高さが減ったので、今まで見えなかった壁が見え、ずいぶんひろびろしました♪

 その時思ったんですが、片付けられない人は、棚を買っても小手先の収納の工夫をしても、そのぶん物が増えるので、結局解決にならないんですよね。「工夫をすれば、何とかなる」と心のどこかで信じているのです。この思い込みを捨てて、意識を変えなければ、永久に「片付けられる人」になることはできません。
 じゃあ、どうすれば意識を変えられるのか。本当に気付くこと、実感することって難しいですよね。収納のノウハウ本を読んだだけでは、絶対に変わりません。

 私が思ったのはですね。
「行くところまでとことん行って、はじめてわかるのかも」ということです。

イラストレーターの池田暁子さんのコミックエッセイ↓もちろん読んでますが

http://www.amazon.co.jp/片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術%20(単行本)%20/dp/4163690204

絵は可愛いし面白いんで読む価値アリなんですが、汚部屋のせいで恋のチャンスを逃したり、探しものしまくったり……

こういう過程って、大事なんじゃないかと思うんですよ。
部屋が散らかってるせいで、エラいダメージを受ける。それが、思い知るチャンスなんです。ただ、人生を踏み外すような大失敗に重なると悲惨なので、そこはうまくかわしたい。
私はどうやれば片付くんだ〜?といろいろやってみて、失敗しまくってます。棚を買い、100円ショップの収納グッズやファイルやファイルボックス。買いすぎた収納用品があふれます。カセットテープ、ビデオテープをデジタル化で省スペースだとか、書籍や印刷物をドキュメントスキャナで取りこんで減らすとか。時間と手間がかかり過ぎ〜!しかも頑張った割にはそれほど劇的には減らない。(もちろん、仕事のラフを保存したり、スキャンして処分を割り切れるという点で、スキャナは買ってよかったです)
そうやってバカみたいに試行錯誤して、お金と時間を無駄に使って、はじめて「これじゃダメだわ」とようやく思い知ったのです。これまでの無駄な道のりは、気付くための投資だったと思うことにしよう。180度変わったわけではないですが、モノへ向き合う姿勢が、だいぶ変化したと思うのです。




2010年06月11日(金)
5箱

昨日の反動というわけではないのですが。
不要なコミック本を、古本に出しました。

妹が遊びに来ていたので、仕分けを手伝ってもらい、車を出してもらってブックオフへ。いらない本ですから、それなりの品揃えです。「捨てるのも気が引けるしな」というくらいの気持ちで持っていったので、査定の間、「ほとんど処分になっちゃうんじゃないかな。面倒かけてごめんね」と店員さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

結果は、持ちこんだ約300冊のうち1割が買取不可能→処分を依頼。残り270冊には買値がつき、総額3600円超となりました。ビックリですよ!こんなん買いとって大丈夫なのか!?ブックオフ。

とにかく段ボール5箱分が消えたので、ほんのちょっとだけスッキリです。焼け石に水という気もしますが……でも場所に余裕ができると整理もしやすくなり、不要な本をさらにより分けやすくなりました。また第2次出陣、してこよう。

でも、査定の間に欲しい本(18禁ロリ本)を見つけて買っちゃいました。こうやって、たぶん元に戻るのはあっという間です。



2010年06月10日(木)
いつもごめんね

某出版社の担当編集さんが異動となった。
サバサバ、ハッキリした漢らしい?性格の若い女性。この3年、私はたくさん助けられた。
女性の担当さんは初めてだったこともあって、最初はずいぶん緊張したけれど、読者に近い「若い、恋する女性」の視点から意見をくださるのが、頼もしかった。ネームはたくさんダメ出しを食らい、たくさん直した。今の私には、他にダメ出しをくれる友人知人はいないので、ものっすごい助かった。実力を超える力を引出していただいた。
先週くらいから、担当さんが替わってしまうと知って、私は結構ショックで何も手につかなくなった。最後の打合せをお茶でも飲みながらしましょうと、昨日北千住で会ってきた。泣いちゃったらどうしよう…などとドキドキしていたのだが、相手方の性格もあってか、意外にお別れは、ひじょうにアッサリしたものになった。まあ、退社するわけじゃないんだから、いつでも連絡とれるしね。仕事も持っていったけれど、新担当さんに後腐れなくバトンタッチした方がいいやねということで、結局仕事上の詳しい打ち合わせはせずに終わった。

アッサリ別れて、ちょっと拍子抜けのような、あーでも泣いたり湿っぽくならないで良かったなあとホッとしたような気持ちで駅へ歩いた。まっすぐに電車に乗って帰りたくない気分だった。衝動買いしたいなあ。成城石井でラムネやタブレットを買う。無印良品ではいつもついつい何かしら買ってしまうのに、今日はうまく目に入らず、フラフラと店を出る。
落ちつかないまま、常磐線で松戸駅。寄り道したくてDマートをブラブラする。結局何も買わない。ひなびた古本屋へ。整理の行き届いていない棚のようすや、古い雑誌、巻の揃わない中途半端に古いコミックなどを、「こりゃ売れないわ」と心中でツッコミを入れつつながめながら、私はようやくホッとしていた。薄暗い雑然とした店内には客は少なく、古い本独特のにおいに満ちている。欲しい本を探すことに没頭できる。
店内のBGMは80年代のポップスの後、アコースティックなイントロが流れ出した。時々聴く、なんだっけ、これ。スピッツ?じゃなくてくるりだ。歌の中で、「いつもごめんね」と静かに繰り返している。


タバコの煙が換気扇に吸い寄せられるみたいに、
フワフワ落ちつかなかった気持ちが、流れを持った。
いつもごめんね。いろいろ、ごめんね。


歌は、今度はサビの繰り返し。
「ベイビーアイラーブユーーーー」シャワーのように降る。

言いたいことはたくさんあったはずなんだ。
最後に「ありがとうございましたー」と笑って別れたけれど、
それは私が持ってた、「ありがとう」とか「あなたで良かった」という感謝や信頼のうちの
ほんのほんのひとかけらに過ぎない。


もちろん、どうやったって気持ちがそのまま全部なんか伝わるわけはないし。
涙のお別れにならなくて良かった、あれで正しかったと思うんだけど。

平静な顔で涙が出ないかわりに、両二の腕の内側のへんが、ざわざわざわざわ泣いている。やだなあ、心の片っぽがスカンと空虚な、こんな気持ち。行き場のない「ベイビーアイラブユー」。ざわめきはしばらくやまない。








もう一件、チェーン店の古書店に寄ってオトナ買い。
「はじめて描くBL漫画入門」みたいな本を買う。いかにもやけくそっぽいセレクトなんだけど、役に立ちますように。

えーと、3年間ありがとうございました……!




2010年06月01日(火)
「しあわせ」の 意味を調べる 国語辞書

「運がよいこと」って書いてありました。

……そんなもんなのか!!!!!