あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2016年09月25日(日) うまくできない




たとえば
こんなとき

気付けば僕は立ち止まっている

僕の中に空白があることを
僕自身よく知っていて

同時にそれを埋めたいとは思わない

空白に気付かないふりを
して
やり過ごす
どれだけ
それが白々しいかもわかっていて

笑みをつくる

僕はそれを埋めるなにものも持たない




美しいものを
あこがれるものを
促すその優しい手を
ただ見ないふりを
して
やり過ごす
もう
こんなに遠くに来てしまったのですね

それは
誰でもない僕の
声なのだけど



明らかで
あるために
忘れねばならないものがあり
あたかも知らないことが本当で
あるかのように
装う
ただ装うことがなおつらい









↑でもいつかはきっと

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あなた以外の誰でもなく
焦がれていることも曖昧な






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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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