2010年05月29日(土) |
ことばにならないほどあわく |
えっと。 忙しさに取り紛れて、と言うとなんだかすごく言い訳みたいだけど。
ここで言葉を吐かなくても大丈夫な感じでした。 ここ最近は。
この日記は僕にとっていつも色んなことを吐き出して、 まるでミダス王の床屋が地面に掘った穴のような場所で。
何度も、苦しい苦しいと言えば誰かが聞いてくれているような気がした
もういないひとへの手紙も、 言い知れぬ後悔も、 物憂い夕や明けやらぬ夜に胸を塞ぐ言葉も、 すべてここに捨てればいいと思っていた。
そしてこれが誰かに(あるいは特定の誰かに)伝わっていればいいと思っている
僕が後悔したこと、 後悔しない振りと願いで隠した申し訳なさと 二度と繰り返したくはないこと、 でも生まれ変わってもどうしても同じ道を選ぶことと 覚めない悪夢のように今もなお溺れ続ける嵐のこと、 ここに、息づくたおやかな華をまだ護っていること
すなわち言い訳のような繰り言
(そうして誰かが理解してくれるんだって よまよいごと)
僕はやっぱりまだ朝が明らかにするものを信じたくはない
こころの、
まだことばにならないものの、
そのやわらかなだんぺんを、
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