あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2006年02月25日(土) もう眠ろう




昨日、夜遅く、日付が変わる間際に家に帰る。
すると
手紙が届いているよ、と
母親が言う。
不吉な響き。
開ける前から、おおよその内容の見当はついていて。
あぁ、また、か、と。
溜息は胸に詰まる。







何故に僕の大事なモノはみんな春に逝ってしまうのだろう。






生きるということは、こういうことだ、とか
もうカッコいいことは言いたくない。
馬鹿みたいだし。


ただすこしせつない。そしてかなしい。













↑神様どうか、

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早くしてください。






2006年02月20日(月) リマインダ







気付いてなかった。

駅に降り立って、ビルの案内の表示を見て、ただただその示すままに歩いて、地下から地上に上がる、その、ときに。
ようやく、垣間見えた地上の様子に。

しまった、と思った。
来てしまった。

あの日は休日だったから。
人通りも少なく、店はみんな閉じていて、時折細かな雪がうつくしく晴れた空から降ってきて、きらきらと。







歩いて行っても1分もかからないところに










用を済ませてから、
今日は暗い空から細く雨が降りかかるのを気付かぬ振りで、じっと






  あそこに、







まだ1ヵ月半。
こころを捨てて、まだ。
まだそれだけしか経っていない。
だから、と言うべきなのか、
それなのに、と言うべきなのか。

思ってはいけない。
考えてはいけない。
言葉にしても、おもうだけでも、

僕が僕自身が嵌めた、箍だ。




だけど目が探す

だけど足が








あの日と同じ階段を下り、
あの日と同じ改札を抜けて、
同じように電車に乗って、ぼんやりと戻った。







あぁまだ、









           泣きそうに、なるか。

















↑何を酷い言葉と呼ぶのか、僕はもう、よく理解している。

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2006年02月18日(土) あなたが居なくても生きていきます





体調、激悪。
風邪だの何だので吐き気がすごくきつい。
久しぶりにこんな具合の悪さで、かなりふらふらです。
そんな中でもやっぱり仕事だけは行くべきかと思って行ってきました。
しかしさすがに睡眠4時間で、腹に何も入れない状態だとつらくて(でも食べるとまた吐きたくなるし)、結局行きしなはタクシー利用・・・。
金が無いのになー。
帰りはとりあえず時間的な制約は無かったので、のろのろと電車とバスで帰ってきましたが。
だけど乗り換えの間の少しの待ち時間とかに立ってるのがつらいって、相当です。かなり。

これからようやく寝ようと思います。
あぁ、結局KSWS行けなかったなぁ。
うにゃ、眩暈がするー。









↑そういうの、僕には無いだろうと思ってたのに。

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だけどひとの手は暖かくて、何故だかとても、罪悪感に似た何か、居心地の悪さ。







2006年02月13日(月) 朝がずれる





おぉ、なんかずいぶん楽に起きられた、ようだと思っていたら結局10分ほど寝過ごしていた。
そして夜、家に帰ってくると妙に全身がだるい。
風邪かなぁ。
それともやっぱり来るかインフルエンザ。








↑おかしな夢について。

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明日、書けたら書こう。
それかまた、いつかね。



追記:KSWS行きたいにゃ。
   一緒に行く人が見つかったら行くかも。
   しかしこの、体調をまず何とかせねば・・・。



2006年02月12日(日) 一日のこと。





今日は神戸へ。
朝から京都は小雪が舞っていて、でも傘なんかもう持たずに出てゆく。
ふかふかしたコートの襟元に雪の結晶が落ちて、穏やかに解けてゆくのが見える。
バスは中途半端な混み具合。雪の日はいつもこんな感じかもしれない。
体調が思わしくなくて、中途半端に温まった車内でうずくまるようにしている。
JRの駅へ。
雪は止まず、足元がひどく寒い。
神戸に行くにはJRなら一本で行けるので有難い。
1両目の車内はかなり空いていて、北村薫の「詩歌の待ち伏せ・続」を取り出して読み始める。

読み終えてみて思うのは、なんとなくこれは前・後編の方が面白かった気がするということ。
文章の形式としての目新しさとか、ひとつことを1回分で終わらせていない形とか、そういう点が少しうざったく思えてきたのかもしれない。
そして紹介する文章等を選ぶジャンルとしても、どことなく偏っている感があるということ。
うん。
もしかしたらこれは、前・後編に感じた、「literature」に対する感動のようなものを、この続編では僕は感じ取れなかったということから来るのかもしれない。
そういう、不平不満のようなものによるのだったら、あまり良い評価ではないけど。

神戸。
晴れて、いた。
だけどずいぶん寒い。
光はうらうらと落ちてくるので、もうすぐ春だ、と。
思ったり、する。









↑コートを脱がせよう、と。

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風が強く、人々は前かがみになって歩く。
空はずいぶんと青い。

帰り来ると満月。
あおむらさきの雲のたなびく中、ぽっかりと上る。




2006年02月11日(土) 元気にしてる




今日はなんだかサイレンが多く聞こえる気がする。
なんかやだな。

朝から予定が入ってたので早く起きなきゃ、と思ってたらしっかり寝過ごして、慌てて出ていく羽目に。
父親が朝ご飯を作ってくれていたので、トーストの上にハムと目玉焼きを乗せて折りたたんだものを(まるでラピュタみたいだと思った)ラップで包んでカバンに突っ込んで、ばたばたと出掛ける。
後で食べたら冷めていても美味しかった。
(と言っても目玉焼きが半熟だったせいで黄身がこぼれてコートが散々なことになったのは不運な偶然でした。嘆)

まぁそうやってふらふらと出て行って、ふらふらと帰ってきた。
今ちょっと左腕が壊れてて困ってる。
伸ばせないし曲げられないとかいう謎なことに。
サポーターをして温めてると若干具合はいいけど、原因が不明なのでイヤだなぁと。
来週また病院に行ってレントゲンでも撮ってもらうことになりそうな感じ。
物入りだ。

3月に友人にくっついて台湾に行く予定なので、そこもやっぱり物入りだろうし。
台湾ではお茶を買って帰る予定。
鉄観音!凍頂烏龍!工夫茶のセットも買おうかなぁとか。
中国茶はやっぱり日本だと良いものがなかなか手に入らないので(というかめちゃめちゃ高い)最近はご無沙汰しているのでかなり期待中。


さて。
明日もお出かけです。
てゆか少しくらいゆっくりできる休日はないものか。
(自縄自縛ともいいます)
また風邪とか悪化しないようにしたいものです。
最近医療費に金かかり過ぎ。









↑忙しいのもそれなりに好し。

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2006年02月07日(火) 殺気、とか。




今日は随分怖い目をしていたと思う。我ながら。

僕はとても正直なので(もちろんそれは、嘘が上手だから特に)
とても素直に自分の感情をさらけ出してしまって
(というのも、隠さなければならないモノ以外はとてもまっすぐに、さらけ出すつもりだから)
此処には何の悪意も、僕を傷付けられはしないのだけど
なんだか今日はとても、急に怒ってしまったので(僕が)
少したじろいだ顔をされてしまった。
 あぁ、なんだか、
  間違えた、と
思った。



今日は眠かったんだ。
ひどく、ぐらつくぐらいに。

そして今はかなり、貧血なのか頭痛なのかよくわからないけどひどく気分が悪い。
わぁ。
気を抜くと持ってかれそうになる。

ふにゃ。
まぁ、いいか。








↑考えている。ふとすると、ぼんやり。

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だけどそばに、いるのに。






2006年02月04日(土) 時を拒む



今日はティム・バートン祭ということでみなみ会館へ。
うーん。
なんてゆーか、悪くないんだけどあのセレクションしかなかったのか、とか。
スリーピー・ホロウは好き。
てゆか女性の衣装がエロい。胸元開きすぎ。そして生地的にも色っぽすぎ。
やっぱりジョニー・デップがいいのかな。
ナイトメア・ビフォア・クリスマスはきしょかったー。
虫の夢見そうでやだった。ジャック好きだけど。
チャーリーとチョコレート工場は前に映画館で見てたから、二回目はもういいって感じだった。それなりに見た後で出ました。

僕はジョニー・デップが好きみたいです。
カッコイイ。(・・・カッコイイの定義が自分でも良くわからない)

 **



足跡を
忘れて


此処は随分と寒いね、と
微笑むので
何故かだんだんと熱を抱くように火照ってゆく頬の熱さの中 わたしは
おぼろげな月を見上げるように そのひとの
伸びた手の形の美しいのを
呆然と見上げて
だけど何故かあたたかい、と
陶然とした声が喉から
ひとの膝の上へ つたわってゆくのに
見下ろすひとの指先が
私を風から庇うように触れるのを ただ
喜んで
いる


もう守らない
もううたわない
もう笑わない
花 を
あなたが散らすなら
此処まで来た足跡なんて花弁で埋れてしまってもいいと
目を
とじる



此処は
あなたを除いて 春
わたしを除いて時を拒む者もない









↑そういうものでいてほしい。

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自分勝手な願望だ。
しかも幼い。




2006年02月01日(水) きりうみ




郵便が届いている、という知らせに

家を出て坂を下り
橋を渡って郵便局へ歩く

雨の後
すっかり日も落ちた濡れたアスファルトから
ゆるやかに立ちのぼる霧の海

時折 ぱら ぱらと
小雨の名残
ぶるりと肌を粟立てて 雨は 嫌いだ と
夜の雨は嫌いだ

息を止めている



手紙 は
思っていたよりも随分と分厚く
それを小脇に抱えて
人通りも稀な 夜道を
歩いてゆく
息を忍ばせて 空が 落ちてこないように
あわあわとした夜を
わたってゆく

小さな包みは
表書きの文字それだけで あたたかく
せめてわたしを指し示す ここに
夜が
いよよ鮮やかに
ひらかれる












↑期待するべからず。

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