いずれどこかへ逃げてゆけると思う。 何処へでも行けると。 朝も昼も夜も僕のモノではなくても、たとえ何ひとつ、思うようではなくても。
だからこころからあなたが消えたらいい。
たとえそれですら、僕の思うとおりにならなくても。
あぁ、なんだか無性にしんどいんですが。 だいじょぶかな。 単なる寝不足、という選択肢が一番可能性高いです。 それから風邪ひいた、という選択肢。 病気になった。 ちょっと働いたから。 逆の視点から行けば、エネルギーが無いから。 最近は外部刺激がエネルギーにならなくて悲しい。 2日ほど前のNHKでやってた白クマ飼育記がすごい可愛くて、あれはエネルギーになった気がするけど。 うあー。 しんどいよぅ。
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今日は友人の出る演劇を見に行く。 建物を出るともう外はとても暗い。 手土産が何にもなくて、とりあえずコンビニでたくさんチョコを買ってみた。 別の友人がやったと言ってたチロルチョコ箱買い。(笑) いや案外恥ずかしくないぞ、とか。 車に乗る。 夜の道をクルマは流れるように走り、あぁそうだもう年末なんだと僕は思う。 そんなことどうでもいいや、みたいに思えるのはあんまりよくない兆候だ。 クルマの振動に任せて目を閉じる、明日は、何を、しよう。
暗い小さなハコはかなり満席だった。 コメディなのかしら、と思っていたらかなりブラックだった。 でもひどくテンポがよく面白い。 登場人物がイヤに多くてびっくりした。 前に同じハコに見に来た演劇は抽象的すぎたけど、今回のはそういう要素は少なくて。 ただ帰り道が遠く長く暗く寒いのは同じ。 今日はひとりで、焼肉のにおいの流れる道を帰る。 星が凍えるように光り、解け残る雪が道端に灰色に凍っている。
暗い客席で、あのひとの香水がふわ、と香る。 あのひとの髪のにおい。 こころ、が、凍りそうになる。
2005年12月26日(月) |
instead of my eyes |
頭痛。と、吐き気。 久しぶりにひどくきつい。 こういうときは自分が独りなんだとよく、わかる。 だから希望も持たない。 ぐらぐらする頭を抱えながらただ、眠りたいと願う。 目を閉じて、 泣きそうに痛む頭を冷えた枕にそっと横たえて、 熱を持つ額に指先を当てる、ためいきは細く長く、もう何も見えない。
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何だか今日はよく感情の昂る日で、よく泣きそうになった。 もらい泣き系で。 泣きたくて泣いてないので困ったけど。 何故かその後かなり、突き落とされるように感情が冷えてしまう。 僕は語りたい人が居るだろうか。 語りかけたい相手が居るだろうか。
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神様、 あなたがいつどこで生まれたのかなんて 僕はずっと長いこと知らなかった。 そして神様、 あなたがいつの間に死んだのかも 僕はもうずっと前だということ以外 知らなくていいと思っていた。
帰り道、ふと見ると朧に骸骨のような月。 ああ、どん底だ、と思って何だか笑ってしまう。 死んだ人たちのことを思い出してひどく不安定だ。 泣いてしまったりはしないけど、独りになるとぐったりと動けなくなる。
悲しいのは、 苦しいのは、
何だろう。 停滞が蒼褪めた空気をつれてくる。 別に、それでもういいや、と 呟いてしまったりする。
だけど結局私はここから歩き出すんだ。 また戻ってしまったけど。 座りこんでいたこの場所から、たとえ歩きはしなくても、漂い動く。 ・・・やぁ、また来たよ Hello, darkness my old friend, I've come to talk with you again, サイモン&ガーファンクルはマイルドで好きだ。どこかビートルズに似ている。 単純なのが良い。単純なのが良いね。 少しずつフィルタをかけていく。 やさしいもの、やわらかいもの、重苦しいもの、にがいものは避けて。
ことばに したい
それができないのだけが涙のようにつらい、
東南の空にオリオンがゆっくりと上ってくるのを見ていた。 寒さに、 凍えそうな僕の手を温める あのひとの代わりのヒトの口元から、 どうあっても温まらない指先を取り戻して小さくうつむいた、 代わり、なんて あなたには似合わない。
毎晩どうにかして泣こうと思うのだけど、 何かのストッパーが、此処にはあるのだと思う、 乾いた目が痛くて目薬でほろほろとこぼしてみる。
おそれは、 此処に、なくて、いい。 結局見開いた目で見据えることしか僕にはできない。 それはそれでひどくつめたい。
うつくしい曲が頭を流れる、 思い出せばこころが冷えてしまうのに、 何度も口ずさむように僕はうたう。 冴えざえとオリオンが、いつの間にか中天にある。
少し出来の良い人形くらいのもの。 僕は近頃、 わらわなくなったらしい。 それを誰でもない自分が思うのが、眠るようにつらい。
見据える勇気なんか無い。気力も無い。 それでもおそれなら見据えられる。 だからこそ自分がよわくなるのが怖い
僕をすりつぶしてほしい、
すいません、自分の中のことじゃなくて外的要因でいっぱいいっぱい。 大半は自分で首を絞めてるんだけど。 頑張れ僕。 なんか喉が痛いよ。 寝不足で頭が重いよ。 どんどん低血圧になってるような気がする。
ときどき思考が空白になります。 何を考えてるのかわかんなくなります。 あぁ、ハガキを、書かなくっちゃ。
あとやらなきゃいけないことって何だっけ?
実に久しぶりに、酒が入ったのに11時に家に帰った。 まぁ翌日用事があったんだけど。 仕事の準備だの何だので、このところ睡眠時間が5時間切る日が多かったのだけど、ひさびさに10時間以上眠った。 朝起きる時間を気にしなくていいのはイイ。 でもたぶんこれからまた忙しくなるなぁ、ふぅ。
とても優しい目の人たちに会う。 時々、もうイヤだ、と思いながらもじっと立っている。 こういうのに慣れたらきっと僕は変わってしまうのだろうと思う。 だけどそうなることに憧れている気持ちもある。 ・・・何故だろう、これに慣れてしまう自分のことを考えるとなんだか泣きそうになる
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はやく、 終わっていけばいい。 帰り道、しらじらとした街燈の光から逃れて見上げるとオリオンがあかるい。 どうしようもなく煙草を吸いたくなって なかなか点かないライタに苛立ちながら細い一本を唇にした。 これから長く、長く生きていく自分のことを考えれば考えるだけ、 指先がしんとつめたくなる。 はやく、 言葉にできない、と思うことがたくさんあるのを気付かされるので、心がいつの間にかやわになってしまったのかと疑ってみたりする。
それでも、もう此処で泣き出すわけにはいかない
過去を惜しむのなんか、何の意味もないし何の価値もない。 それくらい、 僕はよぅく知っている。
今は何も定義できない、
ちいさくなった蝋燭から火を移して、ひとは白い蝋燭を入れ替えた。 素朴におおきな背の高い蝋燭を、灯台のように見つめて 夜はゆっくりと、忍び足で終わっていく。
感情を、 動かしてはいけないと思えば涙が映画館の暗闇に溶けた。 不可解なのはこの、夜の安堵感だ。
何度も波が、よせてはかえすのを感じる。 何度も、 何度も、 打ち寄せては引いてゆき、 すこしずつ僕の中の何かを高める。 ただ一輪の、美しい名の花が咲いているのを感じる。 波に、 ひかれるように揺られたゆたいながら、花は浮かぶように咲いて、 咲いて。
2005年12月05日(月) |
あなたが何度も言って聞かせる恋の終わり |
髪をちゃんと乾かさずに寝てしまうので風邪をひいたかもしれない。 急に寒くなったからさ。 風邪もひくよ。
外は風が強い。 今朝も風の音に目が覚めた。
晴れて、ほしいな。 雨はキライだ。憂欝に眠ってしまいたくなるから。 冬の晴れた朝は大好きだ。 今朝もあんまり寒いから、わぁって走って走ってバス停まで行った。 ところどころで水たまりが凍ってて綺麗だった。 澄んだ空気。嘘つきな人間のように魅力的だ。 冬は、 好きだ。 孤独が星の炎のように熱く冷たい。
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不機嫌に 薄汚れたゴミ箱に近寄って ポケットの中のものを 確かめもせずに全部捨てた ばらばらと 不自然な音がした もう一度 何も無くなったのを指先で確かめてから まっすぐにその場を捨てて 歩いて帰っていった
改札まで歩いて 切符を捨ててしまったのに気付いて 後悔の念なんかひとつもなく 自分から3150円を駅員に渡して改札を抜けて 真っ黒な空に気付いてただ 指先を暖めるためだけに缶のお茶を買った
ひとが何度も言って聞かせる恋の終わりも いつもあなたのその瞳で壊れた あなたが何度も言って聞かせる恋の終わり それで、 おうじさまは目を抉られて森へ おひめさまは うたを うたっています
切られたのは、 薬指だったか小指だったか。
ひどく、澄んだ目をしているので(自分が)
まるで夜の底のような顔だ
ここに足りないものを数え上げるのをやめてしまう 沈黙、それは結局胸の内の饒舌と同義、 唇からではなくとも僕はだらだら、だらだら、だらだらと言葉をこぼしつづける ようやく気付いている、 言葉に換えてしまえば 単純化できた経験の安易さに吊られて記憶は消去される それが 穏やかに僕を守り僕を維持する
泥沼に沈んでゆくように 目を 閉じた 何かの夢を見たのを憶えている それは 分析など容易い過去だ
鏡を 見ると 澄んだ眼差しがまっすぐに見返すので いやにつらくなって目を伏せる 外は夜の雨 白い、息が やわらかに僕を包むだろう その朝を もう 囚われてしまったように思うのだけど
うつくしい かおだ
うん、なんだか 眠りが足りない気がするよ。
副題は、「 自問自答 」。
厳密に言えば愛情にふさわしい人間だなんてどう考えても思えないはずでした
今頃気付くな、と言いたいけど何度も、たぶん自問自答していただろうと思う
ほらそうやって、ふたこと目には自分を正当化しようとするんだよ。
それが僕ってもんだろ。
( ひらきなおるのだけはしたくないと何度も何度も思ったのに )
厳密に言えば愛情なんか要らなかった。
とっさに気付くことだってあるんだと他人事のように思う。
そういうのを酔狂と言うんだ、と神様が嘲笑っていそうな
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