あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年07月27日(水) 片付けの才能



考えてみれば半年くらい掃除というものをしてないんじゃないか。

と思ってしまうような部屋の中です。
意外と生活部分はあるのでなんとかなってる。
だってこの部屋パソコンさわって本読むだけだし。
でもそろそろ片付けないとな。と思ってみたんですが結局少量のゴミを捨てただけでした。
うにゃ。
だめだこりゃ。
まぁ試験前ーとかになったらやるでしょう。て感じだ。


 **


そうしていわゆるゆきちがいというやつで
誰も悪くないことをお互いのせいに何とかやっつけて
夜の電車はひとけが無いのがいいのに とか
窓の外のくろぐろと流れるのを見送っている

うにゃ、
いいよー

そんなの全然いたくないし
どうにもならないのがこの感情というやつで

この身体の僕を覚えておいてね
この
からだ




 **


眠っていたのを起こされた電話は
いつになく素直になってしまうのでどうにも繊細だ
感情的でもなく
突き放した言葉の輪郭が鮮明で
なのに会いたいとか

言ってしまう

再び目を閉じるとどうにもやるせなくなってしまうのが心外だ
そううそぶきながらちくちくする夢を見る







↑そして見つからないのはいつもと同じ。

My追加




2005年07月25日(月) ざいあくかん




罪悪感で僕は生きてる。
そう口に出してみると、なんだかもう泣きたくなってしまって
ふしゃん、と咳のようなくしゃみのような溜め息を吐いて下を向いた。

・・・そうだね、この罪悪感は意味の無いものかもしれないね。

そんなことくらいわかってる。
世の中で意味付けが確実なモノは案外少ない。
だから僕はあなたのため、と言ってみる。
そういう嘘がとてもキライだ、と言いながらその痛みで僕は生きる。
鮮やかに。
世界は色に満ちて眩しい。
微笑んだあなたがそれくらいの嘘を見抜くのを知ってる。
その見抜かれているのをわかっている自分、という存在が僕を生かしめる。
そして僕は、
見抜かれていることを悟って
何故そんな風に思うの、と
不思議そうに純真な表情をしてみせる。
その嘘を信じてくれたらいい。
嘘を嘘だと知ってなお、本当だったらいいと信じてくれたらいい。
それくらいの混乱でようやく、
僕はあなたを愛するから。








↑その笑顔は遠く儚い

My追加





この真摯な嘘の罪悪感。

   そしてそれだけに信じてもらえない、という  こ どく






2005年07月23日(土) 越える日を





何故だかもう遠くなってしまった知合いをネットの上に探す、そういうのは
どうでも意地汚い心がするのだ、とわかっている。
今さら会いたいなんて口が裂けても言わないけど、明日行く場所にあのひとがいたらいいなぁ、なんて
それはなんでこんなに悲しい香りがするのだろう。


人にもらった扇子を開く。
うつくしい音がする。
大事に使おうとするものほど早くダメにしてしまうのだけど、これは頑張って守ろうと思う。

そうして重い頭をかかえて眠りにつく













2005年07月22日(金) もう忘れて





あぁ、思い出したんだね。
だけどまさか、
僕も思い出したんだ、とか
こっちが言うはずないってコトもわからなかった筈は無いよね?



 **

目を開けると既に真昼のように明るいので、
何か損をしてしまった気になってしまう、8月もはや間近。



2005年07月18日(月) それはまるで明けない夜のよう



金属の時計を外して、ダッシュボードの上に置いた。
抱くのに髪が絡まるから。
座席を倒して、車の灰色の天井を見上げた。
外部の音を遮断して、とても静かな暗闇だった。
こんな、せかいから遠く離れたところで僕は、誰も僕たちを見ていなければいいなぁ なんて
純情なような
恥知らずなような アンバランスなうわの空で
ひどく曖昧な快楽に
うしろめたい視線を投げている。
もう少し傷だらけだったり
埃まみれだったり
ずっと汚い車だったらよかったのに
ここはまだ新車のにおいがして
薬のように甘い香りが弾力の濃いシートの間に残っている。


ばかだばかだばかだ

もっと
言って。
ひどく傷つくのは誰のためだろうと 思う
わかってる自分のためだ。
これ以上偽善者になることない、と薄く笑う のが
苦い。
だけど

あした、
あさって、
しあさって、
そのつぎ、

って
何度も繰り返し繰り返しつぶやくのが
ばかばかしくって異様なほどつらい








↑それは何の花だろう。

My追加


むくわれない恋を続けるみたいに。







2005年07月17日(日) あるくかたち




午前7時半、空は聡明に青白い。
駅からのバスでことん、と眠ってしまってから
家への坂道をのぼる僕を眠気が覆っている。



午前5時、木屋町は薄く曇った朝。
朝の白々と明けていくのを見よう、と思っていたのにそんな猶予は無かった。
螺旋階段をがたがたと下りていって、みんな夢から覚めたみたいな顔でオツカレサマデシタ、と手を振った。
マタアイマショウ。


朝の町はとても汚いのに空気が眠っていて、ゆったりと足元からのぼってくる眠気が情の濃い女のようにからみつく。
ちゃんと一度家に帰るのが面倒臭い、と思っていたのも忘れて
とりあえず深く眠り込んでしまえる場所を求めて家に帰ろう、と思う。
バスの動く時間を待って、開店したばかりのファーストフードの店に入る。
かりかりのハッシュドポテトが気に入る。
朝ゴハンって美味しい。


なごやかな人と話をする。
穏やかな様子は物慣れた大人で、昔会った別の大人を思い出させる。
詩人だなぁ、と思う。
たぶん僕ももう若くないってことなのかしら、と思いながら
その穏やかさの理由も僕はちゃんとわかっている。




駅は朝日のなか、バスはとても空いていて、僕はちいさな座席に丸くなって座り、うとうととまどろみながらバスが丁寧に走るのを感じている。
僕の中に今日得てきた言葉が揺れていて、その感覚はまるで、宝石を胸に囲うようにあたたかく円い。


午前7時半、空は聡明に青白い。
そして世界を支えるのを放棄して、僕は明るい部屋で眠りにつく。







↑そういう、結末のような

My追加




2005年07月15日(金) こおり





かみさま、

はかなく呼ぶことなんかもうできない
狂ったのはこの皮膚とこの心、
 もういいから、
いいから
静かに私の話を終わらせて



電話はしないでおく、

さよなら


















as all we want cry out your name
all my heart would fade away



2005年07月14日(木) ここに、きぼう




なんであのひとがやさしく微笑めるのかわからなかった。


 わ ら わ な い で

やっぱりこのひとは違うのだ、と思って急に 吐き気がした。
いや違うのはこのひとでなく僕自身で
笑うのを諦めた時からどこか完全に狂ってしまったのだ、と
わかって
結局僕はなんにも手に入れられなかった
まけいぬ
なんだ

こんなところで泣くのは卑怯すぎるとわかっていたけれど
もうどうしたらいいのかわからなくなって

ないた





 *


ひとがかたるゆめをききたい
ひとがはなすきぼうをききたい
それだけの
ふかのうなゆめのくるおしさになれつつある

ぼくというなのあいじょうをあなたはうけとれません
ぼくというなのてがみをあなたはうけとりません
それなら
まちがえた、といわないことを
それだけをぼくはちかっておきましょう

あいして る
なら
ここにあなたのちいさなきぼう が
あります






↑なお、かるいもの。

My追加




2005年07月11日(月) ひとりごちる






KSWS、出ることにしました。うわぁ。
なんかね、急にひとりで居たくなくなったのさ。
僕にとっては大事な日だけど。
3連休だし。




ただちいさくうたうには暗すぎるのだと思う、

あいして、
あいされて。

それから、







2005年07月10日(日) だらだらしてる。




あー、なんかね。
ダメやわー。

もっとこう、ステキな形の理想像があるわけですよ。頭の中にはね。
それなのに僕はやっぱ優柔不断なままでもう1ヶ月近く、いやんなっちゃいますねー!わー。
そうだよねー。
とりあえず自分改革っぽく行動してみますか。カネ無いけど。
うにゃーっ、やっぱ僕トモダチ少ないけど!
でもちょっと、笑ってみよう。
今日は一日読書して漫画読んでごろごろして天国みたいな一日だった。
暑かったけど。
うん、馬鹿げててもさ、笑ってよ。


 **


心が少しだけでも本当に震えたので
アイシテイマス、なんて
ようやく
言葉にしてみたり
する
左腕にきつく絡み付いていたあのひとの腕がまだ痛む、ので
ホームをいくつも挟んだあのひとが
遠くで軽く俯いているのを見つめてみたりする
帰りの電車は混みあっていて
降りるはずの駅を乗り過ごしたのに気付いても
イイヤ、と
かすかに聞こえはじめた耳鳴りに眉をひそめて
痛みを看過ごすみたく
目を閉じる
夜はずいぶん濃く雨の匂いがして
タクシーの中の沈黙が恐れをなぞるのが煩わしい
恐怖はたぶん
普段気付かれない形のものであるというだけの日常
そんな
気が
する





↑」不明瞭な発音で叫ばれることば

My追加




2005年07月08日(金) それから遠く乾涸びる喉




なんでこんなに眠いんだろう。
さっきの焼酎ほんの僅かだったのに。
てゆかもともと眠かったのか。
そこに焼酎入れたら寝るわな。
最近は精神集中させようとすると同時に昏酔の波がやってくるので怖い。
何だろ、α波が出てるってコトかな。
純粋に寝不足って方向にいくらか賭けたい。

あぁ、

しまった身体が動きません。













↑口にできないなら、泣いてはいけない

My追加





2005年07月07日(木) 弱肉。



あぁ、七夕だったんじゃん…!

・・・と、今さら気付いたみたいな素振り。
バカみたいだ。


とにかく眠い。
うまく走れない。
牛乳が足りないんだ。きっと。
血糖値がうまく上がらないんだ。
まっすぐ歩くつもりでふらふらよれる。
相当?
相当です。


睡眠不足が何か大事なものを壊す、という意見に僕は賛成する。
マジやばいもん。
世界からふぅっと色が無くなる感覚。
冷たい汗。
うにゃ。
ダメだ。







↑逃げられなくなるでしょ?

My追加




2005年07月06日(水) 君は遠くに行ったほうがよかった










朝は選べない。
外へ、出て行くと少し晴れていた。
それだけで僕はひとつ階段を上がる。
バイバイ、は間違ってないと思う。
ただそこに感情が混じらないようにもう少し死に物狂いで走ればよかった。



どんなに笑ったって君は君なんだよ君でしかないんだよ。
だから僕はものすごく淋しい、と急降下するエレベータ。
外へ、出て行くと少し晴れていた。
それだけで僕は淋しさを失う。
もう君が何処にも行かないことを突然理解して微笑む。
そうです、
君はもう僕から遠いその場所から近付かない。
そしてもう遠ざからない。
それが安堵。








↑定理、みたいに

My追加








2005年07月04日(月) ゴッドマザー




名付けてください。
君だけの名前を。
その名で僕を呼んでください。
君だけの僕にしてください。
あるいは、
けっして名付けないでください。
君の知るどんな僕も、
一切の名で呼ばないでください。
心から、
僕はあなたの知る誰でもなく名で呼ぶことの無いたったひとりの人間で在りたい。
と。
それは僕のちいさな願いです




 **


愛着は、気付かないもの。
知らず知らず、そして失われるときにようやく陽の目を見るもの。
さて。
たぶん淋しいのは馴れたものが隔てられる時期に居合わせたから。
少しだけ吐き気。
こういう、変に人間的なような自分には慣れてない。
こんな感情は要らない。
役に立たないから。
そうして「淋しくなります、」と言って眼を少しだけゆがめる






↑からまわり。

My追加


だけど気付かれるようなへまはしない、
と言ってみよう




2005年07月03日(日) 煙雨



外へ出ると濃く雨が匂った。
鐘が鳴っていた。
教会の、からんからんと澄んだ音で鳴り響く高らかな鐘を思わせて。
それは幸福な場面を連想させて、そんな中で逃げてきた自分をなだめるように2本、もう湿気てしまった煙草に火を点けた。

今僕が此処で感じるコドクをあなたは理解しないだろうということ。
そしてあのひとは黙って理解できるともできないとも態度を示さないだろうということ。
そして僕はそのどちらもを甘受するということ。

雨が、僕を少し弱くする。
さみしかないよ。
これくらい。
ただここに佇んで雨に濡れているのが僕ひとりであること。
それはたぶん、まだ幸せなことなんじゃないかと思う。


 **


右目が痛い。
昨日からなのだけど、今日は朝からひどく腫れていて、見ると目ばちこができている。
病院、行きたいな。
とか思うけど、しばらくはちょっと休めないのかも。
ずいぶん忙しい。
なんでこんなに試験のある日の近辺って忙しいのかな。
(でもこないだの3つの試験のうち2つは受かったことが判明。フフン。)
まあたぶん僕はそういうのを期待されてるんだろうから軽くこなしますけどね・・・。
とか言いながらまた落ちてたら困るな。
てか受かってても全然たいした成績じゃないし。
うにゃ。
まいったね。





↑さみしがりやなので。

My追加




2005年07月01日(金) 足音をたてない




すこしずつ朝が減っていくのでした。

なんだかこのごろの僕はいらいらしていてさわればぴりりと熱いぜ、みたいなかんじで心がとげとげしている、そんなむしゃくしゃをざりざり引きずったまま家に帰ろうとすると雨がざんざん思い切りの良いぶちまけかたで梅雨のへそくりを遣いこんでいるのに出くわす、むかー。雨やどりはすっかり夜になってしまって、もうあと寝るしかできない、と思うと僕は邪気が抜けてしょんぼりしてしまってざりざり引きずってきたむしゃくしゃを置き去りにたったか走って帰る。家は結局のところ静まって眠るだけの場所、てか勉強しろよ僕。







↑自分馬鹿。

My追加



 < 過去  INDEX  未来 >


周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加