★「会いたい」と強く願うこと。 .............
2006年11月29日(水)★
「かわいいかわいい」 それが本当に一番聞きたかった。 待ち望んでいた言葉。
ぽんぽん、てきみの肩を叩いて自分の頭を指差した。 「おぉぉう、どうした?」振り返ったきみは、驚きながら言う。 真っ黒になった髪の毛。 「かわいいでしょ♪」て言ったら、その言葉。 きみだけに言われたかったその言葉。 ニコニコ笑いながら「知ってるよ」て言ったら いつものおどけた顔をされちゃった。 無理やり言わせた感はあったけれど、満足だよ。
今日は会えないと思ってた。 いつもきみに会える喫煙所に行けなくなって、 あんなに「会いたい」と思ったのに本当に神様はいじわるだと思ってた。 会いたい気持ちは空回りで終わると思ってた。 きみがこの時間にそこに現れるなんて思わなかったの。 偶然?神様からのプレゼント? すごくすごく嬉しくて、それから心がスキップしっぱなしだったよ。
胸の奥のほうがぎゅってして、嬉しい痛みを感じる。 きみが好きだって、改めて思う。 わたしだけを見てほしいって、わがままな気持ちになる。
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「俺には高値の花だからー」 違う違う、お兄さんの言ってること全然違う。 わたしは高値の花なんかじゃない。 ただ、お兄さんなんかは見ていない。 今日はちゃんとそう思えたよ。 (「誰でもいーやー」て思わなかった)
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