「会いたい」と強く願うこと。 .............

2006年11月29日(水)

「かわいいかわいい」
それが本当に一番聞きたかった。
待ち望んでいた言葉。


ぽんぽん、てきみの肩を叩いて自分の頭を指差した。
「おぉぉう、どうした?」振り返ったきみは、驚きながら言う。
真っ黒になった髪の毛。
「かわいいでしょ♪」て言ったら、その言葉。
きみだけに言われたかったその言葉。
ニコニコ笑いながら「知ってるよ」て言ったら
いつものおどけた顔をされちゃった。
無理やり言わせた感はあったけれど、満足だよ。


今日は会えないと思ってた。
いつもきみに会える喫煙所に行けなくなって、
あんなに「会いたい」と思ったのに本当に神様はいじわるだと思ってた。
会いたい気持ちは空回りで終わると思ってた。
きみがこの時間にそこに現れるなんて思わなかったの。
偶然?神様からのプレゼント?
すごくすごく嬉しくて、それから心がスキップしっぱなしだったよ。


胸の奥のほうがぎゅってして、嬉しい痛みを感じる。
きみが好きだって、改めて思う。
わたしだけを見てほしいって、わがままな気持ちになる。


*


「俺には高値の花だからー」
違う違う、お兄さんの言ってること全然違う。
わたしは高値の花なんかじゃない。
ただ、お兄さんなんかは見ていない。
今日はちゃんとそう思えたよ。
(「誰でもいーやー」て思わなかった)






それを「切ない顔」と言うの? .............

2006年11月28日(火)

思い込みかもしれないけど。
勘違いかもしれないけど。


「この前来てた男、彼氏?」
て聞いてきたとき。


きみの友達とわたしで歩いてて、ばいばいてきみに手を振ったとき。


「わたし、もう帰るね」
て言ったとき。


いつもきみは同じ顔をする。


視線が真っ直ぐすぎて、苦しくなる。
そして、愛しくなる。






すごいすごい大ばかもの。 .............

2006年11月27日(月)

てくてく駅に向かって歩いてた。
ばったり会ったのは友達の友達。
番号教えてよー、て。
いいよ、笑顔で答えちゃったこと。
今度飲みにいこうね絶対、て。
行こう行こう♪笑顔で答えちゃったこと。
わたしって本当にばか女なんだなぁて思う。






その笑顔をくれるひと。 .............

2006年11月26日(日)

青空が、とても綺麗な日だった。
学校の講義棟の前にまだ喫煙所があった頃。
きみと会える唯一の場所。
きみとゆっくり話ができる唯一の場所。
いつものように、そこにきみは友達グループと集まってた。
きみと話したい!て思ってたたたって駆け寄ったの。
『お寿司食べたい!カウンターの高いやつ!』
意味わかんない突然のわたしの言葉に、ニコニコしながら
『どこで食べれるのぉ?』て。
『築地!』て言ったら
『そこって何県?』。
ほんとにほんとにばかなんだから。
『電車賃がないよぉ』とか言ってるきみが、
かわいくておかしくて(車あるのに!)ニコニコ笑顔がとまらなかった。
そんなわたしを見てきみは
『お前はいつも幸せそうな顔してるなぁ』て言ってくれた。


きみといたから。きみが助けてくれたから。
落ち込んで、消えることばっか考えてた毎日を乗り越えることができた。
わたしが初めてきみに話しかけたときのこと、覚えてるのかな。
元かれのことを喋るたびに涙でそうになって、
全身がブルブル震えてたこと。


「死にたい」「消えたい」て連呼してたわたしに
「もう考えるなって」て頭をなでてくれたきみ。
「何かあったら連絡しなね」て笑ってくれたんだ。
「お前に何かあったら…何かあってからじゃダメなんだけど!」。
そのときそのとき、きみはわたしが一番必要としている言葉を、どんなくさいことでも恥ずかしげもなく言ってくれる。
口がうまい男はもうイヤだーて思ってたけど。
きみのばかさと不器用さを近くで見てきたから、信じられるんだ。
(でもお酒入るとちょっと信用できないよー。
「かわいい」とか「大好き」とか「口説いていい?」とか、期待しちゃうんだからねー。)


「髪切りに行ったんだけど…」
隣に座ったきみが話しかけてきたのはつい最近。
「かっこいいよぉ」て、いつもならきもいーとか似合わないーて交わすのに、初めて素直に言ってみた。
(それ聞いて「うふっ」て笑ってたから結局きもいーけどね。)
明日、わたしもイメチェンするよ。
就活のために頭まっくろにして、バッサリ切るよ。
きみが何て言ってくれるのか期待しつつね!なんて。






いつまでも特別でありたい。 .............

2006年11月25日(土)

わたしがいない空間で、
「(わたしのへんてこなニックネーム)は女らしい」
て言ってくれていただなんて!
それだけのことが、とても、嬉しい。とか。


きみの人生の中に、
もっと、
もっと、
もっと深いところまで、
潜り込んでしまいたい。


*


自分を追い込んで追い込んで、頭が破裂するくらいまで。
かつかつの時間の中で資格試験に挑んだ。
きみにそのこと言ったら、
「おまえなら大丈夫、受かるよ」
てニコニコ笑ってくれたんだ。


無事、合格することができました。


きっとできるよぉって せなかたたかれたーらー
ちょうのうりょくだぁって まちがいなしねぇー♪♪
今の気持ちにジャストフィットする歌だなぁ。






思い出だけでも生きてゆける、けど。 .............

2006年11月21日(火)

ふと、きみの声が頭の中に蘇った。
ドキンて胸に大きく響いたあと、深い安心感が全身を覆った。
それだけで、ここに生きていたことが愛しく感じる。


*


きみの大胆で適当な性格は、わたしにとってとても必要なものだった。
いろんな友達に一斉に頼られて、ひとつひとつの悩みに真剣に相談に乗ってたら、自分がつぶれそうになったとき。
きみに「もういやだよー」て不満を言ったら、「みんな殴っちゃえ!」てニコニコ笑ってた。
アルバイト先でお客さんを怒らせてしまったとき。
「こんなふうに怒鳴られちゃった」て泣き言言ったら、大笑いしながら「うるせぇくそじじぃ!て言っちゃえばよかったのに〜」。
全然真剣に相談乗ってもらえていないけど、小さなことでいちいち悩むわたしには、こうして笑わせてくれるきみの存在は貴重だった。
(そういえば学校で元かれに会うの気まずいよーて相談したときは「石投げろ!学校来るなぁって」てジェスチャー付きで言われたときは思わ笑ってしまった)


今年の夏休み前。
勘違いの恋をして、自分で勝手に終らせて、もう恋愛とか嫌になった。
自分自身が嫌で嫌でたまらなかった。
泣いて泣いて泣いて。
次の日の朝一番に会ったのがきみだった。
「もーやだよー」て足をジタバタさせたわたしを見て、きみも一緒に
「やーだー」てニコニコ足をジタバタさせた。
泣いて腫れた目を隠すためにメガネをかけていたわたしに「何で今日はメガネなのぉ?」て、やっぱりニコニコ。
泣きすぎて目が腫れたーて答えたら、「そっか、今日は赤赤赤だね!」てニコニコニコ。(メガネ、カーディガン、バックて赤コーディネートだった)
「ギャル男なんでしょ?」ニコニコニコニコ聞くきみ。
「何で知ってるの?!」て聞いたら、答えてくれた。
勘違いの恋を終らせた夜に、携帯電話のメールアドレスを変えたわたし。
それが気になって、友達に聞いてくれたらしい。
「あいつ何かあったの?」て。


ここのところ、めっきり遊ぶこともなくなってしまった。
だけど、ちゃんと心配してくれてることも、いざというとき助けてくれるだろうってことも、分かる。






だからずっと側にいたい。 .............

2006年11月19日(日)

もくもく雲に覆われて、もう少し、あとちょっとで雨が降る。
心がそんな状態のとき。
太陽がピューて猛スピードで現れて、キラキラ光で満たされる。
そんなありえないことが起きる。
きみがわたしの人生に生きてる限り。


*


去年の春休み。
元かれに二股かけられて、ひとを信じられなくて、
いっそのこと死んでしまおうと考えていた。
毎日が憂鬱で、生きてることの意味が全く分からなかった。
誰かが聞いたら、「たかが恋愛ごときで」と思うかもしれない。
けれど一番信じていたひとに裏切られること、わたしには耐えられない。
毎日毎日、死ぬことばかり考えてた。
それを周りに悟られないように笑顔でいることが、ただ辛かった。


きみのことは知っていた。
元かれの友達。元かれが尊敬してたひと。憧れてたひと。
第一印象はかっこいい。軽そう。ふわふわしてる。


わたしはきみに近付いた。
きみが元かれをあまりよく思っていないという噂を聞いたから。
チャンスだと思った。理由はないけれど。
ふわふわ〜て「あんま人を信じちゃだめだよぉ」て言われた。
そのときはそれきりだった。


「相談会開いてあげる!」きみに言われて、きみの家に行った。
元かれのこと、今までのこと、全部きみに打ち明けた。
元かれと音信不通なこと。共通の友達に無視されてること。
悪い噂を流されていること。
そしたらきみがブチギレた。
そしてすぐにいろんな人に電話をしだした。


次の日、学校に行ったらきみに呼び出された。
そこに行くと今までわたしを無視してた元かれとの共通の友達が勢揃い。
一人一人に「ごめんなさい」言われた。
なのにきみの怒りは収まらず、その場に元かれを電話で呼び出した。
でも元かれと合わせる顔がなかったわたしはそこから逃げた。
「がっつり言ってやったからもう安心しな」
きみからメールがきたとき、本当に救われた気がしたの。


それでもわたしの心はまだまだ真っ暗だった。


「死にたい」て何度も言った。
きみはそれに対して何も聞かなかったけれど、わたしに会うたびに「最近いいことあったぁ?」だとか「じゃ悪いことはぁ?」だとか「悩みはないのぉ?」って、いつもいつも聞いてくれてた。
元かれのことも、何かあるたびに連絡してくれた。
どんな小さな悩み事も、きみはちゃんと聞いてくれた。
笑い飛ばしてくれたり、怒ってくれたり、心配してくれたり。


きみと一緒に過ごして、その楽天的で呑気すぎる性格に何度も救われた。
このまま一緒にいられたら、この憂鬱な気分は必ず晴れると感じてた。
と同時に、どっぷりきみにはまってた。






例え話で自分を守る。 .............

2006年11月16日(木)

ばかのフリした天才か。
それとも、ただの本物のばかなのか。
きみを見てると、本当のきみは、どちらなのか分からなくなる。


*


思い込みの恋なんて、すごく厄介。
知っててそれをやるってことは、正直辛い。
でも、思い込むことでしか自分を保てなくなる。


きみを好きだと思えることが幸せで、
でも幸せの裏側には、不幸もちゃんとくっついてる。


「ばーか。おまえ、クールと冷たいは紙一重なんだよ。
 おまえは紙一重で冷たい。」






「やり残したことがいいっぱいある」って。 .............

2006年11月15日(水)

心配じゃんか。
そんなこと聞いたら、とてもとても心配じゃんか。
諦めるって決めたって、もう話したくないって決めたって、
きみが好きなことには変わりはなくて。
39度も熱があったなんて、咳ゴホゴホしながら学校来るなんて、
(いつもは面倒だからってサボるくせに!)
心配で仕方ないじゃんか。


それなのに、いつもどおりわたしの相手してくれて、
冷たいことしか言えないわたしに、
「おまえ鋭いこと言うようになったなぁ」
なんてニコニコ笑ってくれるきみ。
調子に乗っかって、
(きみに対する鬱憤がたまってて??)
「死んじゃえばいいんだ!」
て当然嘘だし最低なこときみに言ってしまった。
それでもニコニコしながら
「俺にはまだやり残したことがいっぱいあるから死ねない」。


*


「それは、好きなんだと思う」
男友達に送ってもらった帰り道、恋の相談したら言われた言葉。
もしも、それが本当だったら。
もしも、そのひとときみの考え方が一緒だったら。
今すぐにでも告白しちゃいたい。


なんて、こんなんだから諦めきれないんだよね。






諦めが悪いか、嫉妬深いか。 .............

2006年11月10日(金)

てくてく歩く、真っ暗な帰り道。
視界の隅っこに映ったものは、わたしの大好きなそれ。
田舎の街のナンバープレート。
憧れの助手席。
そう。きみの愛車がポツンてとまってた。
ただそれだけなのに、持ち主のきみは乗っていないのに、
どうしてこんなに胸がどきどきするんだろうって思った。


諦める、て最初に決めたのは、いつだったっけ。
何度も何度も、好きと嫌いを繰り返してる。
このグルグルを早く抜け出さなくちゃって思うのに、
どうにもこうにも戻ってくるのはいつも同じ場所。


もーいぃーやー。て、
きみなんてしーらない。て、
男なんてどーでもいー。て、
そう思うたびに、そう思ったときに、
いつもきみはわたしの前に現れて、その考えをバッサリ断ち切っていく。


きみの言動ひとつひとつに期待して、喜んで、
けれど結局は地獄に突き落とされる。ワンパターン。






さみしい、あいたい、せつない。 .............

2006年11月09日(木)

一生懸命。
全部、頑張る。
均等にすべてのこと、努力する。
だから、いい結果がほしい。
過程より、やっぱ、結果がほしい。
勉強も、仕事も、恋愛も。


*


弱い男は嫌い。
腕の強さだけじゃなくて。
心が弱いやつ。(女の前でクヨクヨするな!)
身体が弱いやつ。(いつも体調悪いなんて!)
涙腺が弱いやつ。(人前で涙を見せないで!)
お酒が弱いやつ。(女の前でつぶれるな!)
弱いやつは見たくない、と思う。(さいてい)






心が切り刻まれる出来事に出会う。 .............

2006年11月08日(水)

視線視線視線。
もう何の関係もないくせに。
こっち見るな、て思ってた。


恋じゃないって勘違いとか。


本気。はいつでもきみに対してで。
他の誰かのためにあるわけじゃない。


悪いとこばっか探して、
気持ち悪いとこばっか探して、
嫌いきもい大嫌いて思い込もうとした。
それでも全然思い通りにならなかった。


わたしの心をぐちゃぐちゃにできるのは、
世界でたった一人、きみだけであってほしい。
(いつかの勘違い男にジロジロ見られたからって、
 たかがそれだけのことで落ち込みたくなんかない!)


けんかしたときのこと思い出して、
冷たくされたときのこと思い出して、
むかつく最低さいあくて思い込もうとした。
それでも全然まったく相変わらず、思い通りにはならなかった。


きみがすきだ、って。






繰り返し思い出すのは。 .............

2006年11月06日(月)

まつげついてるよ。
て言ったわたしに、
どこどこ?とってよ。
て言うきみ。
そっと手を伸ばしてきみの顔に触れた。


こういうとき、きみは怒る!!と思って走ってきみの隣に行った。
わたしが助けなきゃと思った。
きみにいじわるするひと、許せない。
でも弱っちいわたしは呆気なく負けた。
きみもそのときはニコニコ笑っていたけれど、
本当はあとで本気で怒っていたらしい。
でも、きみを助けに走ったわたしにきみが言ってくれた言葉。
「(わたしのへんてこなニックネーム)は分かってるなぁ」
当たり前じゃん。ずっと見てきたんだし。とか。


忘れられないのかもしれない。もう一生。
きみの言った「大好きだもん」が、たとえ友達としてだとしても、
それを笑顔でありがたく受取ろう。
わたしにはもう、何もできない。






恋の燃え尽き症候群。 .............

2006年11月01日(水)

今まで頑張ってきたこと。
かわいいと言われるための努力。
全部なくなったら、何も残らなかった。
きみのため、と思って頑張れたこと。
なにもかも放棄したら、残ったのは、
このダルくて眠い無気力な泣き虫だけだった。


もういいのに。


どうして、そうやって、期待させる。



どこか遠くに消えてしまいたい。
切実に願う。
神様がいるのなら。








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