はなちゃん日記
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2003年05月29日(木) 母が亡くなって

5月13日に母が亡くなり、翌日通夜、次の日が告別式と続いた
母の姉妹の妹にあたるおば様が、
お通夜の前にいきなり母の時計を形見にクレといきまき
通夜と、告別式の間中べらべらと際限ないおしゃべり…
本当にあのおば様には振り回されっぱなしだった
それでも親戚は親戚、付き合っていかないとなんだろうなぁ

そして、一生かかってのお勉強
父と母の建てた家を、長男の名義にしておいたために
長男が先に他界したあとは、その奥さんの名義になった
私は親をみませんといった義姉だけれども
そういうものだけはしっかりとほしかったようで
お母さんが生きている間はすんでいてもらっていいからと
ものすごい爆弾宣言をされ、母はくやしくて涙
なるだけ長生きしてこの家に住むが口癖だった
その家も、入院3ヶ月が過ぎた頃には
無用心だとか、火事になったら大変と、片づけを要求され
母が生きているうちは片付けない!と兄が火のように怒った
普段はおとなしくて何も言わないあの兄が…

そして、49日も過ぎない今、私はせっせと片付けにおわれている
早くほしいとせっつかれ、こっちも早く彼女と縁を切りたくて…
ゴミとほしいものに振り分けても物はいくらでもでてくる
だけど、あの家が人手に渡り、母の面影がすっかり消えてしまうのが悲しい
こんなに人を悲しませ、苦しませて平気なあの人は
なんであんなにラッキーばかりなんだろう…
悲しみに浸っている時間がないだけかえって私は幸せなのかもしれない
さて今日もまた片付けバージョン

とにかく早くあの家を明け渡し、次は自分の家
持ってきた荷物で足の踏み場もない



一人暮らし用にと町から貸し与えられていた電話を返却に行く
しかし、あれはその人に与えた物で返却の必要はないという…
だけど、こっちで勝手に捨てるにもしのびず、やはり受け取ってもらった
健康保険証、介護の保険証などなど、すべて返却
ますます母が遠くに行ってしまう〜〜〜

実家の洗面鏡を取り外し、我が家に取り付けてもらった
いつもお世話になっている設備屋さんなのだが
なんと、母にお悔やみを…
入らないからしまってくださいとお願いしても
先方も受け取ってと…
ずっとこらえて涙などでなくなっていたはずがまた泣いてしまった
業者さんにもらったお悔やみは初めてだった…


2003年05月11日(日) 内出血

最近は毎日母の体拭き
でも上の見えるとこだけだけど…
顔、首、お腹、両腕、両足
すっかりむくんで持ち上げてもプクプクしている
うっかり強くつかんでしまうと、すぐ内出血(^^;
なるたけ力いれずにそっとふく
さもないと、それでも内出血
それだけすっかり弱ってきている

今日は話しかけても目も開けず
全然反応がなかった…
お口の掃除も、口をあいてくれず…
唇だけにお薬を塗り塗りしてきた
調子になみがあるとはいえ、今日はわびしいなぁ


2003年05月06日(火) ふりかけさん

ある日、ふと、
いったいこんな状態がいるまで続くのだろうと…(*ノ-;*)
今年のお正月からはじまった入院と、介護の生活…
もう、5月にはいり、5ケ月目に突入
つめはすっかり白くなり、手も足も皮がぽろぽろ…
お湯ですすいだタオルで足をふいていたら
厚くなった古い皮がぽろぽろといくらでもむけてくる

お掃除おばさんが病室の掃除に入ってきて
今日は連休の後だから、ふりかけさんがすごいねと話している…
ん???あぁ…この際限なくむけ落ちる皮のことかぁ〜
いろんな表現があるもんだと、ついうなずいてしまう
そして、反応がますます少なくなってきた母を見るたび…悲しい
あれではもう生きているとはいえないように思うけれど
それでもまだ母はがんばっている…

さて、洗濯物を持ち帰り、早くお洗濯終了してしまおう


はなゆ