超雑務係まんの日記
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とっとと文章を書いて世に出ようと考えていた 進めば進むほど それほど難しい世界だとは思わなかった
目指していたのは作家ではなく 文芸評論
近代合理主義に懐疑的な主張を レトリックに展開していけば ただそれでいいと感じていた
しかし、評論家は作家を超越できないとの 宿命を持つことに気づく
勝ち負けではないのだろうが 言い換えるとコンプレックスが 確実に存在する
自分はある時から評論の世界ではなく 異なった分野で勝負できないかと ひたすらに考えた
たくさんの人と接し 様々な人を裏切り 人間関係の微妙なバランス その重要性に実感しながら しばしば状況に対し、リセットを繰り返してきた
20代前半 ひたすらに考え抜いた
結論なんて出やしない 出たところで浅はかで脆い見解
携帯電話のなかった時代 一緒に住んでる人以外 居所を誰にも知らせてなかった あの頃
柔らかった当時に 戻りたい
考え切れなかった ぼんやりとしたあの風景を 再び見たい
教え子が 活き活きとしていたあの時期に 飛んで行きたい
何よりも君が死んでしまう前の あの時代に 今すぐにでも 帰りたい
時間を超えてしまったら いつでも逢えるって 君は言っていたよね
超え方を探し続けて どれだけの時間が経ってしまったのか
安住の地は、それほど楽しくはない むしろ息苦しくて 血が出てきそうなんだ
泣きたいほど 瞬間に昔へワープしたい
ダメですか 未来が美しくて 過去が堕落なのですか
うさんくさい どっちもどっちなんだ
たぶん
ね。
真面目に生きてるかと問われると 今となってはイエス、と回答してしまいそうだ
とても生真面目な環境で 何年もたってしまった気がする
きっと感じ取っていた とても耐えられない未知の生き方 いつか破たんする
たぶん、窮屈だった 泣きたくても泣けず 痛くても治療は出来ない
よくわからない箱の中で カサコソと動き回る昆虫のように 自分は何かを探しているようで 何も見てはいなかった
刺激が欲しいわけじゃない また優しさが欲しいわけでもない
病気なのかどうなのか 僕は一緒になりたい人がいる いつでも常に忘れたことはない
沸々とそんな気持ちを 思い出させてくれたのは やっぱり病気なんだなと
支えてくれる人とモノが うまいタイミングで登場してくる ただし今回は 社会的制裁を受けてもおかしくない
だから やっぱり病気なんだなと
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