気分刊日記

2006年11月25日(土) 中谷さん、これも負け戦?

財布に、11月いっぱいのパルコ株主招待券が残ってしまったので近所の映画館『7月24日通りのクリスマス』を観て来た。中谷美紀は好きだけど、映画自体には全く興味が無いし、映画が始まってからはむしろ何時終わるか時計をチラ見する程中身の無い面白くない作品だった。

こんな作品や、「ラフ」のような作品、が叛乱している様では邦画の衰退も近いのではないだろうか?とにかく、泣きたきゃ誰かを殺すし、ドラマティックな恋愛にはアニメやCGで効果をつけるなんて事を繰り返していたら、TVの特版観てるのと変わらないんだから。

そもそも、出資自体がTV局の作品が多く、出演者もTVで観るメンツと介して変わらない現状で、1800円も払って誰が映画館にいくんじゃ!!今日の映画だって、何年か前にあった「冷静と情熱の間に」とかと、プロットは変わらんのではないか?単に、フィレンツェかリスボンにいって箔を付けただけのTVドラマって感じですよ!

 7月24日通りのクリスマス



2006年11月23日(木) 考える+選択する=責任を持つ

「カポーティ」観ようと思って日比谷に行ったんだけど、時間が合わなくって『サンキュー・スモーキング』を観て来た。本当は、どちらも観たかったので、間に合う方でよしとして行ったも否めない。

実に面白い映画だった、久しぶりの単館系の洋画だったし日比谷シャンテ・シネで観る映画は知的で上品でユーモアの効いた作品が多い様に思うし、そんな作品を見る自分も少し賢くなったような気分になれる。

地元に帰って来て、そのまま府中のK'sデンキにオーディオの修理を頼んでいたものをキャンセルして引き取りをお願いしていたものの代金を払いに行く。3・4年しか使っていないのに、保証もキレた所に5万だか8万の修理代を請求されたので、ばかばかしくて見積もりだけでキャンセルした。

帰りにPC用外付HDDの400ギガが3万弱だと言うのを確認して、250ギガで1万2千円程度と言うのも発見。えっ、二つで500ギガなのに400ギガより安くなるじゃん。どうしよう。とかくだらない事考えつつも、今月末は服屋のバーゲンで散財する可能性があるので、今年の財産残量が確定するまでグッとガマン。

 サンキュー・スモーキング』・imdb



2006年11月22日(水) うんげろすぺるま

映画と言っていいのか、なんと言うかお仕事つながりでこれを観て来た。それはさておき、肉体的にも精神的にもどん詰まりっす。人間考えなくなってしまったら終わりって感じです。アイディアとかじゃなくて物事を理解する思考が、手順を生み出す捻りが出来ない、脳味噌が動かなくなっています!

 うんげろすぺるま(勝手題)』・imdb前作も観たのだが、今この時期に公開するのはある意味厳しいのでは無いかと思う。みのもんたでは無いが、いじめを助長するようなやり取りが有るとも取れるからだ。ただ、日本の馬鹿で垂れ流しで偽善で傲慢でメディア気取りのTVとは異なり、曲がりなりにもR-18で頭にキチンと教育を受けた正常に稼働する脳味噌が入っていて、ユーモアを理解できる分別のある大人しか観れないことになっているし、金を払わねば観る事が出来ない事になっている。

そして、どこぞの芸人と異なるのはこの作品に出演しているメンバーは皆同等であると言う事だ(多分)、観ている限りでは。それでも、役割と言うか担当と言うかはあり、やはりスティーウ゛ォーは凄い!サメ以前に自らの頬に釣り針(かえしは無い)をさも当然の様に突き刺す。そして、尻ビールは凄い。で、やはりジョニー・ノックスウ゛ィルは偉い!もうそんな事やらなくても良いのに、率先して自ら最狂で最悪で劣悪な笑いを取りに行く!激しくリスペクト&合掌!!!

で、痛いエピソードはもう金玉袋が縮み上がるというか、内蔵が収縮するような背筋がゾッとするものも有れり、「とりみきのイタイ話」を思い出した。気持ち悪いものは気持ち悪いものでやっぱり悪寒が走るし、一見良い事無い様に見えるんだけど、全く安全で「ホレお前もやれ!」と言われないで済む所で観ている分には娯楽として割り切れちゃうんだから人間ていい加減だ。



2006年11月19日(日) 雨の池袋

いつもの様に夕方頃フラフラと出かけて、池袋で『虹の女神』を観て来た。ここ1ヶ月くらいの間で3度も池袋に出向いているが、今まではあり得ないペース。池袋って私がいちばん行かない東京の繁華街の一つですから。殆ど埼玉だと思ってたりしないとかするとか。

まあ、ちょっと離れると風俗店のメッカなのだが、歩くのが駅と劇場の往復なので、いかがわしい店は殆ど見かけない。多分おそらく、今年はもうこないと思う。

全然関係ない事だけど、「パプリカ」の音楽って平沢進なのですね。合っていると言うかなんと言うか。観に行きたい率が少しUPしました。

虹の女神



2006年11月12日(日) 映画館に引き蘢り

結局ですね、夕方出かけて渋谷シネクイントで『unknown』『いちばんきれいな水』を観てきましたよ。どっちも、面白かった。今日も映画を観ていて考えた。映画が無くても生活が出来るけど、映画の無い人生なんて考えられない。愛おしい人はいても、愛する人がいた事は無い。

なんだか、ここの所数日でここ数ヶ月、何年か考えていたものが晴れた気がする。自分の居場所、観たいもの、行きたい所、会いたい人、to do・・・30過ぎてんのに、探さなきゃ行けないかもしれない。何かを捨てなきゃ行けないし、明らかに自分には欠落しているものがある。誰かがやっている事は私がやらなくてもそのまま問題ない。自分のやりたい事は誰かじゃわからない。とかなんとか禅問答みたいな考えが出来る様にもっとリハビリしてから、探しに行こう。

で、映画は面白かったよ。久しぶりの洋画「unknown」は「ソウ」っぽくて、「キューブ」っぽくて、「メメント」っぽくて「レザボア・ドッグス」っぽいけど、面白かった。

「いちばんきれいな水」は今度こそ緒川たまきの彼氏(田中哲司)が出てたよ。で、加藤ローサは表情が豊かですねぇ、それが「ゼクシィ」のCMで光ったから今が有るんだよね。

 unknown』・imdb
 いちばんきれいな水



2006年11月11日(土) 夜の池袋ブラブラ

渋谷のシネクイントでやっている間に行くつもりだった『シュガー&スパイス 風味絶佳』。行くつもりだったので前もってパンフなど買ってしまったのだが、ヒットしていると言うのでその内その内と先延ばしにしていたら、いつの間にか渋谷や近所では終わってしまい、観てない作品のパンフを持っているのもしゃくなのでなんとかまだやっている池袋で観て来た。

この秋は、本作、「オトシモノ」「天使の卵」「手紙」と沢尻祭り状態でしたが、なにげに現在は「出口のない海」「幸せのスイッチ」「虹の女神」「7月24日通りのクリスマス」+「のだめカンタービレ」と上野樹里祭りが開催中。で、私は、あまり沢尻が可愛いとは思わない。っと言うよりタイプじゃないから興味ない。「パッチギ」の時も、むしろ真木よう子に目を奪われていた方だ。

どちらかと言うと、綾瀬遥、石原さとみ、上野樹里、は好きだけど、上戸彩とか沢尻エリカはそれ程気にならない。長澤まさみもなんだか生身が感じられない。

そう言えば、「役者魂」で桜子役の川島海荷ちゃんは賢そうだし目がしっかりしていて、結構今後が楽しみだ。彼女観ていて思い出しの、「パパは年中苦労する」の涼、その後「渡る世間に鬼ばかり」に出ていた吉村涼はどうなったかとかだったりする。

さて「役者魂」ドラマはそれ程面白くないのだが、その面白く無さの匙加減を支配している主人公の妄想“勝手に人の人生を妄想する”劇中劇に出てくる役者が結構注目。実は第1回ではほぼノーメイクの黒沢あすか出てたり、先週は劇団“猫のホテル”の市川しんぺーさん、“動物電気”辻修なんか出ていた。あと、アントーニオ役の富岡晃一郎(阿佐ヶ谷スパイダース出ている時は気にならなかったけど)なんかも注目かな。

因に、加藤ローサはいつの間にか事務所が変わっていたんですね。前は木村カエラと同じsony music artistsだったのに、今は伊東美咲、山口智子&唐沢寿明夫婦などを擁し、テレビドラマのブッキングに強い研音に移ったのね。(とは言え姉妹会社みたいなものらしいけど・・・)道りで、榮倉奈々(やはり研音)主演の「ダンドリ」で不思議なポジションで出ていた訳だ。

因に「役者魂」今後の展開として、多分、後半では社長の香川が秘書のオッサン(予想ガイ)に裏切られて独立されてしまうってのが急展開なんだと思うんだが、どうでしょう?

 シュガー&スパイス 風味絶佳:本作は、どうにもこう夏木マリの妖怪ババァっぷりと、青春な青臭さバリバリなんだけど、舞台設定の福生と言う土地とオアシスの音楽と、原作が山田詠美だって所で何となくカッコいいかもって気分で説得されちゃう。

いつもの調子で言うと、岩佐真由子のひもパンのケツが拝めたのが良いです。サエコも、ここまで来ると見慣れて来た。ランディ・マッスルはなんかアテレコが浮いてたけど、強制送還されなかったけ?なにげに、大泉洋とか、金田明夫とか、光石研、奥貫薫、高岡蒼甫(宮崎葵の彼氏)、佐藤二朗(緒川たまきの彼氏?)、池谷のぶえ(元ネコニャー)、など良い役者を使っている。あと、主人公の親友役の濱田岳は、どことなく最近のハレー・ジョエル・オスメント君に似ている。最後に、クレジットになにげに出て来て驚いた蒼井優ってもしかしてオープニングとエンディングの娘ですか?

ううん、単なる青春ラブストーリではなくて自分が使った時間をどう受け止めて次に進むか?って所が、最近考えている事にリンクしてすんなりと受け止められたかな。



2006年11月06日(月) 豊洲で松田優作の命日です

豊洲のユナイテッドシネマまで行って、松田優作没後18年の命日に行われた、トークショー付き「ブラック・レイン デジタル・リマスター版」ハイビジョン試写会と言うのに行って来た。

かつて観た事の有る作品だし、松田優作に対してさほど思い入れが有る訳ではないのでどうしようかと思ったのだが、トークショーの出演者に内田裕也があったので、生裕也を観るために行ったと言っても過言ではない。

上映会の前にはマスコミ向けの囲み取材で松田美由紀もいたみたいだけど、一般向けの上映会には内田裕也、小野美由紀、くりーむしちゅー上田、が出演。司会はクロこと黒川のおばさん(久しぶりに観た)。

トークショーは裕也さんの俺俺ショー・・・さすがです。小野美由紀はDVDの特典と同じ事しか言わないし、上田はウザイだけ。

映画は、さすがハイビジョン。劇場が500席の大スクリーンだったのに、凄くキレイな写りで感心した。映画は、冒頭のバイクシーンにルイス・ガスマンが出ていたのに気がついてみたり、若い内田裕也と国村準が新鮮だったくらいですか。

しかしだ、オフィシャルサイトと言うのに行くとわかるのだが、13回忌、15年、18年と、ここの所だいたい2・3年に一度は各メーカー優作で飯喰ってるんですよ。次は多分20年だと思うんですが。そう言うのはどうかと・・・



2006年11月04日(土) 真夜中のピクニック

友人にあげるCDを作成してたり、半身浴してみたり、塩素系の洗剤を思いっきり使って風呂掃除したりと、普通の休日を満喫してたらまた時間が・・・。時間配分がルーズなんだよね私は。

で、夕方の『幸福のスイッチ』を観に行ったら帰りに新宿花園神社で18年度大酉祭(酉の市)やってましたよ。あれですね、午後7時前後だったので出勤前のキャバ嬢や同伴の不似合いなカップルなんかが多かったなぁ。

屋台の食い物も、普通の夜店や夏祭りの的屋と違ったリッチな物(平均500円)が多くてついつい買ってしまったよ。映画にも出てきた、ねぎ焼や、飯蛸を丸まんま入れたたこ焼き食ってしまった。あと、広島焼も食いたかったのだが小麦粉3連発で1500円はきついでなぁ。昨日は昨日で日に米を五合くらい食っているので、炭水化物食いすぎ。

その他にも、白蛇がいるお守り屋?豚串、鳥ステーキ、大阪焼、韓国焼きそば、などなど・・・。あと、花園名物“蛇女の見世物小屋”もまだ有ったよ。

で、19時半ぐらいまでウロウロしてから、このところの弛んだ生活に活を入れるために遂に、新宿〜自宅まで歩きました。途中の幡ヶ谷辺りでBOOKOFFで立ち読みしたり、明大前辺りまでチョコチョコ寄り道していたら21時半くらいになってしまった。そこから一気に20号沿いをひたすら徒歩。iPodが無かったら退屈で死にそうな時間だったけど、時にテクノ、時にチャント、時に歌謡曲、そしてノイズと、シャッフルして聞いていたら結局100曲程度聞きながら家に着いたのは0時半位。

それでも途中、BOOKOFFやつつじヶ丘のかもしだ書店とか寄ってたんでね。だって、勇午の22巻を探さなきゃいけなくなったんだもの・・・!あと、山本貴嗣「セイバーキャッツ」と、「エルフ17」と「最終教師」とあと「夢幻紳士」のVHSを探しているんですよぉ〜。

さすがに疲れていたので、帰ってシャワー浴びようと思ったけどソファーでうたた寝してしまった。

 幸福のスイッチ


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