気分刊日記

2004年09月21日(火) そんなこたぁ知っとる!

 会社帰りに「華氏911」を観てきた。仕事帰りに観るにはちょっとゴチャゴチャした映像で目が疲れた。

 『華氏911』imdb正直、何でカンヌであんなに評価されたのかわかんないなぁ。正確に言うと、どう言うベクトルにおいて評価されたのかちょっと疑問。アメリカがそういう国だって知っているし、ずっと思っている私には、さして新鮮でもなければ、イマジネーションに溢れてもいない(ドキュメンタリーがイマジネーションに溢れていたら、それはやらせか?)。

 逆に、あまりにも単純にブッシュ悪みたいな構図を露骨に出すと、逆効果にさえなってしまいかねないという懸念を持った。でも、そこまでしなければアメリカ国民は、そんな事露とも思わない程情報操作されている、もしくは単にバカなのだという事を再認識させてくれた。

アレほど色んな思想・主教・人種がいて、あんな簡単図式になってしまうのだから、単一民族の日本が延々自民党に支配されているのも納得ではある。ま、アメリカにしても日本にしても、見えない階級(見えてる人には見えてるけど)を既得特権を保守する方々によって作られているのでそれ程複雑な社会ではないのだけれど。

アレだけ様々な映像をかき集めて、あんなにストレートな流れを作り出したマイケル・ムーアの映像編集センスは、相変わらず凄い。



2004年09月20日(月) プチラッキー

 休日の慣例として、一日の始まりは午後2時から。ボーと昼飯食って、部屋でゴロンとしていたら、ふと、ここ数日肉ばかり食っていたので腹部に脂肪が蓄積している恐怖に襲われ、ちょっと腹筋などしてからシャワーを浴びて新宿に出かけた。

株主である知人から譲り受けた東急レクリエーション株主招待券(A券)の9月分を消化するためである。しかし、来る前にぴあで確かめた所によると、この券で見れる作品は既に鑑賞済みの『LOVERS』、全く観る気も起きない『テイキング ライブス』、あとはなぜか9週もロングランしている『箪笥』。

今月中はこのメンツが変わる気配がないので仕方なく『箪笥』を観るために19時頃に新宿東急へ。<※どうでもいいけど箪笥と言うと大川栄作を思い出すのは私だけだろうか?※>

さて劇場まで来てみると『箪笥』はシネマミラノなんだけど、新宿東急では、シネマスクエアとうきゅうでやっているはずの『インファナル・アフェア/無間序曲』がやっているぞ!前日に友人夫妻が(おそらくA券を利用して)「テイキング ライブス」を観たけど覚えていない(位詰まらない)と評していたのにで、どうやら公開2日にして劇場の掛け替えがあったようです。

インファナル〜」は前作も観たので勿論観るつもりだっただが、シネスクがシネパトでしか公開しておらず、金券ショップで買わねばと思っていた所だったので、超ラッキー!ちょっとした、ラッキーを噛み締めた三連休最後の短い1日でした。

ちなみに、予告編でセガールの『沈黙の聖戦』がやっていたのですが、さっぱり興味がなかったのですが、監督がチン・シウトンと言うのを知ってしまったので、行かねばです。来月の香港映画はコレもお楽しみ!(アンディーにこの着ぐるみ?って、よくやったなぁ)

 『インファナル・アフェア/無間序曲』imdbいやはや、前作の主人公二人の若き日を描いた青春黒社会映画かと思いきや、実は、アンソニー・ウォン(ウォン警部)とエリック・ツァン(サム)の二人にフランシス・ン(大ボス・ハウ)を加えた、いい味出してるオヤジ達が漢気(おとこぎ)と駆け引きで魅せる“おっさん映画”(っうか、竹内力・哀川翔ではなく、松方弘樹・梅宮辰夫出による、一世代前のVシネ)であった。

また、前作では内縁の旦那トニー・レオンががんばったこともあり、本作では久々にカリーナ・ラウ姐さんが、かなりしぼって精悍な役で出演。でも、アニタ・ムイほどは濃さがないんだよなぁ、どうしても可愛さが垣間見えちゃって。

ストーリー的には時代設定がさかのぼっているので、(逆)伏線は作りやすいし、辻褄を合わせるのも簡単なはず。(よく観ると話の粗は多いらしい)そのため、本作単体で観ても十分面白いが、できれば第1章を観てから行くと、より親近感を持ってみれる。

個人的には馴染みの役者がまとめて観れてうれしい。できればウォン警部の相棒、ルク軽視にはサイモン・ヤムなど出してくれるとうれしかった。

でも、三部作と知らされて、本作を観てしまったらすぐに続きを観たくなるのが常でしょ!!本国では連続公開したのに、日本では来年のゴールデンウィークって!せめて正月映画にしろよ、コムストック!

 各章が短いので続けて観れば倍面白い、でも3作目が非常に心配。



2004年09月19日(日) 車買い替えました

ええ、年末には無職予定している身なのに、車を買い替えました。とは言え、軽の中古[スバル ヴィヴィオ M300 SC 平成7年式]です(こんな感じ)。

午後から友人(奥さん同伴)に運んでもらって、中古車屋さんまで取りに行きました。いや、免許取ってからマミュアルの無し無し(パワステ・パワーウィンドウetcが無い)旧式に乗っていたので、オートマ車はほとんど初心者!おっかなびっくり家まで帰って来たら、その後は友人夫婦(友人だけならまだ事故っても惨事にはなりにくいのに)を乗せて死出のドライブ。

物凄くドキドキして、3人で花屋敷のジェットコースター並みに冷や汗をかきつつ訪れたのは、先日、映画を見に来た際に下車して気になっていた下高井戸。

3人でぶらっと商店街を流し、パキスタン・カレー屋や、厚揚げとエビのココナツカレーが有るシャレたカフェ、ノリエットの上のメキシコ料理屋などを見ながら、実は一番気になったピザ屋に!

先日来た時も女性客で満席、一階には大理石のテーブルでピザを作るイタリア人が見えて、世田谷線線路沿いにカフェテラスもあるお店“トニーノ”。

ちょっと、値段が高いけど常時20種類以上あるピザはなかなかの味。チーズの種類もしっかりしているし、何より使っているオリーブオイルが良い。日本でピザを食べる場合、あの、ポットから注がれる軽めのオリーブオイルが味を分ける。

そして、生地の食感。これも、丸まった縁のモチモチさ加減と、油を吸いすぎていない下生地のパリパリさが上手くマッチしていて文句無し。

私はピザ屋に行くと、基本的にマルゲリータともう一品頼むのだが。マルゲリータとは、最もベーシックなピザ、トマトのビザ。コレなら先ず、どこの手打ちピザ屋でもあるので判断基準になるんです。(因に私の判断基準はナポリで食べた“ダ・ミケーレ”のマルゲリータだったりする。)

で、この店調べたら、凄く営業時間が短いので、特に、ディナーで行く場合は予約をお進めする。お昼で行った場合は、デザートはグッとこらえて近所の“ノリエット”でフランス菓子を買って帰るのが良いと思う。(私の家ではよく、クリスマスケーキにここのブッシュ・ド・ノエルを購入する。)

そんなこんなで、益々散財に拍車がかかっている今日この頃なのだ。



2004年09月15日(水) やっぱり世田谷に住みたい!

 最近仕事に対する意欲がめっきり減ってきた。と言うか仕事も減ってやりがいも減ってるので、分相応。反動で腹が減ってしょうがない。放って置くと幾らでも食えてしまうので、取りあえず焼肉には行かないように気をつけている。流石にこの歳になると肉の食いすぎは体重に直結して、お腹に現れるので・・・。

 さて、色々あって全く書かない9月ですが、公私にわたり色々やっとります。仕事は先日の通りなのですが、『華氏911』を観たり、結局ヤフオクって『男性の好きなスポーツ』の千秋楽を観てきたりしております。

で、今日は会社帰りに下高井戸シネマのレイトショー『列車に乗った男』を観てきました。ここは5・6年ぶり?下手するともっと来ていなかったのですが、すわり心地のいい椅子と、かなり広い劇場に驚きました。新宿の幾つかの映画館よりよっぽど快適!ロビーは吉祥寺のバウス・シアターみたいだけど。で、映画のあとに食べる所も結構あるし。ノリエット以外にも開拓の余地がある下高井戸です。

 『列車に乗った男』imdb:



2004年09月11日(土) やっぱり欲しい夜の茶屋

 私はお酒が好きな訳ではない。いい大人は取り敢えずビールから始まる晩餐が平日でも当たり前のようにある。特に営業など付き合い酒が切れることのない業種は、結婚する人と同じ位尊敬してやまない。(比べるのは失礼?)

それでも、最近週末に近所の焼酎Barにちょくちょくよる。いつの間にか半常連として認識されて、知った顔の客も何人かできた。基本的に黒糖焼酎が好きな、焼酎初心者なので、多くの酒飲みのペースに巻き込まれないように、うまく話を挟んで飲む。

ところが、私は、早食いの早飲みで貧乏性なため、じっくり味わって飲めないし、目の前にある物は何でもすぐ消す。飲み会でも、大皿が目の前にあるのがいやで、適当にみんなによそられた後中途半端に残った料理を、次の皿が来るまでに躍起になて片付ける。

そんな物だから、結局、結構なペースで飲んでしまう。さらに、同じ物を何回も飲むのではなく、いろいろ飲むのでアルコールの度数も、味も、質もバラバラ。次の日に仕事があると、午前中はほぼ寝ている。

しかし、いくら居心地がいいとはいえ、毎週では飽きる!コレはB型の人間だと特に。せっかく見つけたそこそこいい店に、好きだからってしょっちゅう行っていたら、マンネリ化して飽きる!この点が、彼女ができない理由の一つでもあるので、最近はお店に行くのをちょっとセーブし始めた。車も買ったし、お金的にもあまり無駄な出費はできない。

こうなると、本来のお酒よりお茶け好きが生きて来て、家に帰ってお茶を飲みまくる。幸い最近夜は涼しいので暖かいお茶が苦もなく飲めるようになった。しかし、中国茶の種類がかなり減って来ているので、どなたか知り合いで台湾/中国辺りに行かれる方いませんかねぇ?凍頂高山烏龍茶など買うて来てくれませんか?

8月29日のサッカー観戦の記憶を落としておきました。



2004年09月08日(水) ピークです

 この秋公開の映画『スウィングガールズ』主演の上野樹里ちゃんは、ポスト“深津絵里”だと思わす写真が木曜の朝日新聞夕刊の折り込み「Mullion Life」の一面(って言うか所属事務所は深津っちゃんと名同じアミューズだし、写真もアミューズのオフィシャルの物だ!?)。根は元気なんだろうけど、『ジョセと虎と魚たち』の彼女は(当時16歳から17歳になったばかりなのに)結構色っぽかった。でも、本作では(まだ未見だけど)年齢にあった青臭さを思いっきり監督に引き出してもらっている。これは、演出家や男によってドンドン磨きがかかっていい女になるぞぉ!?

 さて店じまい序章もピークにさしかかり、今朝は久しぶりに銀座線で寝過ごして神田まで行ってしまいました。本当は三越前で起きたんだけど、そこは2年ぶり2度目の寝過ごし。三越前だと上りホームに行くのに手間がかかるでわざと神田まで行ったですよ。

 お仕事の方は閉店告知の物理的な準備が最終段階に入っていて、ほぼ肉体労働。法的な部分の対応準備に神経ピリピリさせているものの、実際は始まってみないとわからないので、どちらかと言うと数字と睨めっこや単純作業時間の増加で、肉体的疲労がピーク。

多分、いざ閉店カウントダウンが公表されると、カスタマーサポートで神経ボロボロになることが目に見えているので、今月はなるべくプライベートでは体力とストレスをセーブする引きこもりの仮死状態。

とはいえ、その合間を縫って見たい映画が何本かあるので、ちょっとがんばる。演劇に関しては、最近めっきり観る気が失せていて、『赤鬼』や『鈍獣』なんかはヤフオクする気力すらわかなかった。さらに、演劇鑑賞を再会して以来、なんだかんだと観続けていたナイロン100℃の『男性の好きなスポーツ』まで観に行かなかった。(小沢真珠好きなんだけどね。)

こりゃ引き蘢りの末期症状ですぜ!コレを直すには荒治療“1ヶ月間海外逃亡”位しかありませんぜボス。

この間、Jリーグの東京ダービーを凄い特等席で観戦した話や、今月いっぱいで終わりだけど、凄く面白い『ぼくセザール 10歳半1m39cm』を観たりしたんだけど、それはまた後日。リンクも後日・・・。


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