気分刊日記

2002年07月30日(火) 昆虫日記

 今日、帰ってきたらマンションの廊下に大きなカブト虫が落ちていた。拾ってデジカムに納めて自然に還した。そのうち画像を載せよう。



2002年07月26日(金) 痛快日記

今日はなぜか会社が休みだったので朝から映画に意向と思いきや、謎の頭痛に襲われ結局昼から出発。先日新宿を訪れた時に見かけた、金券ショップでピカデリー1の招待券を1000円で購入して時間ギリギリに入場したのは『I sa Sam』。先ずはこの映画館はとても良い映画館である。座席も見やすいし、音響もとても言い!できれば「スターウォーズ」とかここで見てみたいのだが、大ヒットしている「I am sam」を終了して「釣りバカ日誌13」をかけようってンだから松竹は信じられないことをするもんだ!?終了後『ピンポン』9:20分の回の整理券をもらいに行くがまだ配ってない!時間がないので取り敢えず次の映画『SPY_N』似向う。で、終わってから30分前に劇場に到着してもらった整理券は85番。一人なら程よい番号、カップルで見に行くとちょっと良い席がないかもしれない番号です。あと、劇場では関連グッズが山のように売っていました。
 今日は真ん中の1本を除き大変満足出来る作品でした。最近映画を見てもさっぱりリフレッシュできないので、自分に映画に対する愛が無くなったのか!はたまたもう見るべき映画等ないにのか?等と落胆していたのでチョと救われました。

『I am sam』*imdb先に言っとくと、泣きそうになったのはラスト間際の、里親の奥さんランディ(ローラ・ダーン)とサム(ショーン・ペン)の会話「ルシーには母親が必要だ〜」の下りかな。ランディがサムに負けを宣言しに来て、それを受けてのサムの台詞。サムにはこの台詞ちょっと出来すぎな感があるんだけどランディの敗北感をホローする絶妙なシーン。このシーンをとっても、何時の間にかルーシー争奪戦が起きていることから解るように、この映画の柱の一つは魔性の少女ルーシーが引き起こす“Pretty Disaster Movie”。そしてそのルーシーとサムの父娘の「愛の嵐」でもある。

『SPY_N』

『ピンポン』



2002年07月21日(日) 回遊日記

 さすがにそろそろ鬱陶しくなった髪を切りに昼から下北に出かけたら予約が無いといわれ小1時間ほど下北を放浪。小田急線で新宿に出て松永宅でnet購入した『フローズン・ビーチ』を観劇。

ナイロン100℃ 23rd SESSION 『フローズン・ビーチ』3幕構成なのは良い事なのかもしれない。1幕は松永さんが2役で大奮闘!2幕は松永さんが水着にチャイナに大奮発!3幕は松永さんがマグナム、ショットガンと大発砲!


『Session 9』*Imdb簡単に言うと「キュアー」と「シャイニング」と「ブレアウィッチ」を足して、美しい映像にした感じ。

『チョコレート』*Imdb久しぶりに、バカ映画ではない大人のドラマを見るつもりで真摯に臨みましたわ。でも、本日3本目であまり見やすくない劇場だったので集中力オチ気味。あと、最近劇場に外人さんの居る率が高い作品ばかり見ているのか、今回も作品に相応しく?黒人と日本人のカップルが2組み程いた。
 主演は、先週末にジョリ−姐との離婚騒動でニュースになったビリーボブ・ソーントンと、本作で黒人女優初のオスカーを獲得した‘ストーム’ハル・ベリー。この二人が‘怒濤に押し寄せる孤独と喪失感’‘大きな変質がもたらすささやかな充足’で身を寄せ合う男女演じる。とどの詰まり愛で纏めるのは簡単、そこで纏めちゃってる点がイイ意味でも悪い意味でもやっぱりアカデミー賞作品。舞台はアメリカの南部、未だ黒人には風当りが強い土地。でも、都会の黒人街を舞台にしたブラックムービー程の露骨に下層階級っぷりを煽る訳でもなく、裁判物のように黒人が抑圧される訳でもない。それに対しての、ビリーボブも最初からたいして人種偏見を持っているようには見えない。それに関しては、わざと親父と言う殻が有る事を印象付ける要素だったのかもしれない。いろいろあるが、ハル・ベリーがビリー・ボブを「この人は信じても良い、この人なら大切にしてくれる」と思う瞬間何時かと言うのが一つの見どころだ。そう言う流れのポイントをより確かに押さえる手がかりとして、パンフに英語のテキストを載せて欲しかった。よく、訳シナリオを収録したパンフが有るが英文の方が勉強になると思う。前半、自分の息子の血痕のついた椅子を淡々と拭き、ハル・ベリーの息子の血痕のついたバッグを黙々と拭くビリー・ボブは、まだ感情に動きがない事が見て取れる。その淡々とした所と、その夜ハル・ベリーに求められ交わす、激しいSEXにギャップがあり、何かが動き出す合図になっているのかなぁとも思う。



2002年07月20日(土) 時間日記

 今日は映画3本は行くぞ!と意気込んで早く起きて朝食をとったら、いきなり昼寝の波が訪れれて、起きると夕方。仕方なく見たのは公開初日『タイムマシーン』at渋谷、新宿に移動して『BONES』。

『タイムマシン』*imdb

『BONES』*imdb



2002年07月19日(金) 週末日記

 なんか、週末の夜くらいしか書く気にも成らないし、週末になってやっと今週何があったかを反芻出来る時間がやってくる。そんな訳で、なぜか週末刊になっている今日この頃。耐え難い暑さに身悶えて目覚める日々をお過ごしのことだと思います。今週も思い起こせば色んな一山二山があったけど、前向性健忘症の私は10分前のことは忘れているので特に変わりないです。
 そんな週末を締めくくるのは、今年の夏SPEが‘BIG4’として大プッシュの『MIB2』(他の3つは「パニック・ルーム」「スパイダーマン」「スチュアート・リトル2」)を見てきました。かえって夜中に10chで「全英オープンゴルフ」を見てしまう。丸ちゃんが2日目を終わってトップタイに並んでいるので思わず見入っちゃいました。

 『MIB2』*Imdbとにかく緩い映画である。一般の映画ファンにはトミ−・リー・ジョーンズがどれだけ真面目にボケるかが焦点になってくる。宣伝の割には圧倒的に規模がショボイので、かかった制作費も殆どウィル・スミスのギャラで飛んでるんじゃないだろうか?ほんとにふざけまっくた映画だったんで、クーラに当りに行っただけって感じ。ヤバいくらい客の入りが悪かったぞ!?

P.S.今朝、いつもより30分位早く出たら‘ラッキー’を見かけた。1年ぶりくらいかなぁ?ちょっとお疲れの御様子でしたわ。



2002年07月14日(日) 激痛日記

 ううううう、筋肉痛で体中がゴリゴリです。梅雨が明けたのか外はもう真夏。日中の行動を避け、夕方から涼みがてら、前売り券お持っていたので『アメリ』。もう来週で終わってしまう本作だが、去年のゴールデンウィークあたりに出会ってからもう1年以上も経つ。試写会で見た初見から8ヶ月以上たっているので余裕で見れるだろうと思いシネマライズに出向いたら、日曜最終回は1000円だとは言え、公開から半年以上経っているのに満席でした!!おかげで、苦痛に咽ぶ老体に鞭打って階段に座って観るハメに・・・。同じ劇場でやっていて、そのうち観に行こうと思っている「青い春」にも行列が出来ていました。

結構お休みしていたので、おまけでイロイロ
『武士』いまだ劇場で韓国映画を見たことが無い私だが、この作品がかかったらチャン・ツッィイーに誘われて行ってしまうかも!?

『ザ・レジェンド・オブ・ズー』(蜀山傳3):ツイ・ハーク監督のオール中華系キャストで贈る香港アクション。セシリア・チャン、イーキン・チェン、チャン・ツッィイ、サモ・ハン・キンポウなど日本でもおなじみのキャスト。2001年ものと言う事なのでとっくの昔に本国では公開したのか、アマゾンではDVDも販売しています。日本はどうなったの?トレーラーもあります。

『so close』「リーサル・ウェポン 4」「X-men」のアクション監督、ジェット・リーの盟友としても活躍するコーリー・ユエン(元奎)監督のハリウッド作品。主演は「天使の涙」の金髪アフロ、「食神」の不細工女料理人のカレン・モク&「ゴージャス」「玻璃の城」のスー・チー&「少林サッカー」で坊主にまでなったヴィッキー・チャオ。うたい文句は中国版「チャーリーズ・エンジェル」っておい!

『英雄』:ニュース1ニュース2(TIME):チャン・イーモー監督による壮大な中国映画!ぼくらが見て「ウヒヒヒヒッ!」と唸る様な作りじゃないとは思うが、出演が魅力的!ここにドニー・イェンも入るのだからやっぱり期待しないわけには…。

『reign of fire』ドラゴンとはこうありたいね。

『Lego映画になる!』だそうですよU君!

 『アメリ』うんんん、アメリ缶を買おうかと検討しちゃうなぁ・・・。今回気付いたくだらない点で、アメリの家の窓辺の鉢ではバジルなどハーブが栽培中。街の下水に隠れている演出家が蜷川に似ているとか。矢印で誰かを誘導しようと、小学校の下校中道すがら壁や道路に蝋石で矢印書いて歩いた思い出。この映画を見るとやっぱりパリに行きたくなる。パリの街には物語が溢れていて、東京の街には人間ドラマに成ってしまうのは単に私がそこで生活しているからなのだろうか?



2002年07月13日(土) 疲労日記

 前日、長期に渡りプレッシャー以外の何物でもなかった修行に終止符を打ちました。何のことかはわからんだろうが面倒事が一つ減ってフットワークが軽くなったということなのだ。
 不安定な天気の中、昼過ぎから数10日ぶりにサッカーに合流。20分ハーフとは言え、いきなり試合に出てかなり疲れた。
 疲れを押して、久しぶりに観劇に行ってきました、“猫のホテル『キャノンボール・ハイ』”。夏場のスズナリの桟敷は拷問にも近い辛さがあるのですが、劇場最後列中央にはハワイアンな柄の浴衣を着て団扇をはためかす猫背椿嬢が鎮座ましましていた。業界関係者の日記などでは良く書かれていることだが、舞台の上とは違い、しっとりとした大人の色気を漂わす女性でした。ああデジカメ欲しい!と思いましたよ、彼女の姿を見た瞬間に。



2002年07月07日(日) 模倣日記

 前売り鑑賞券があったので「模倣犯」見てきました。因に、●●です。

『模倣犯』 原作は読んでいないのだが、映画とは結末が違うそうじゃないですか。何処から違うのか確かめたいんですが、映画と同じように変に煽る意味合いも有ってか、いまだにハードカバーしか出ていないみたいですねぇ?文庫が出るまで原作を読む事はないでしょう。そして文庫が出る頃には作品に対する興味も無くなっているでしょう。強いて読む機会が有るとすれば、私が長期旅行に行く時に文庫を持って出る時ぐらいしか可能性は有りません。
 映画の方は終止、中居正広が<知的で無感動な自信満々の犯罪者>を演じているんだが、どんなにがんばっても<軽薄で奢ってカッコつけのバカ>にしか見えないのが致命的。それはつまり、<かっこいいアイドルのつもりなんだけど歌も踊りも演技すら満足に出来ないジャニーズ>と言う、或意味超自然体のスタンスで臨む彼。それと似た様なズレが、いつも華やかなドラマのヒロインやCMで活躍している木村佳乃は、(ダイコンなのはわかっていたが)実はとっても地味な女優である事が再確認できる演技。恐らく本人もだいぶ前から自覚しているんだと思うし、実生活でも芸能人なんか似合わない地味な女性なんじゃないかなぁ?ゴシップも聞かないし。まあ、敢て華と思われる主役級のダメっぷり比して、準主役級の2人。津田寛治&藤井隆が充実した演技だった。津田さんは、ピ−スよりも計算高くなく、でも彼と同じ域に居る人間だと思いそうガンバル浩美をサラリと演じていた。藤井も、普通の人である事を自覚しその範囲内でしっかりと生きる良いやつを等身大で演じていた。津田さんに関しては、ベテランと言っても良い方なので置いておいて。藤井隆は、実に才能豊かなエンターティナーである。先ず自分のキャパ・性質を十分理解しており、状況を見て何処でどの引き出しを開ければ良いかを的確にできる人だ。それも、決して前面に出躍り出ず、例え出ても引き際も心得ているバランスの取れた芸人さん。特に、屋上でパインの缶を食べる浩美とのやりとりや、佳境に入る段での車の中出の浩美との会話にイイ人っぷりが自然に出ていて凄く感心。山崎努の演技は今更言う間でもなく‘日本のクリストファー・ウォーケン’。豆腐屋つながりだと、萩原健一がもうちょっと歳とってたらこの役ができたかも(やっぱりシブイ演技)。
 話は、原作を読みたくなる程完全犯罪には程遠いい破綻したプロットを自信満々にすすめるので?あからさまにシーンが有る浩美と和明の関係以外、(回想シーンの子役も下手なので)ピースと浩美の関係、有馬・滋子・真一・和明の妹等の関係性が中途半端にしか見えない??さらに、何を意識したのか時間を前後して物語を複雑に見せようとする編集が、単に前後を入れ替えてみただけにしか見えずメリハリもついてないので???色々細かい暗示的カットや小道具、効果を使っているようだが全体に盛り上がりのバランスが悪いので細かい芸も無意味に終わる。
 結論として、以前「es」の時にも書いた、‘人間は環境(状況)と教育に作られる’とい点に基づいた性善説的なオチなのだが、どんなにがんばってみても、日本と言う環境がかなり淀んでいるし、人間進歩がかなりリミットに来ているのでそのカウンター効果として、(感情や倫理・理論に基づいた連続性を必要としない人間同士の固体数削減が出来る)ピースみたいな人間はこれからも多く排出されるだろう。
相変わらず宣伝だけは仰々しくて、「黒い家」の教訓が何も活かされておらん監督じゃのぉ。って言うか、森田芳光は‘フィーリング’で作るらしいけどそれって80年代で終わってる!



2002年07月06日(土) 報告日記2

●●●それだけ!



2002年07月05日(金) 報告日記1

●●です。



2002年07月04日(木) 電視日記

 とは言うものの、今クールも全く連ドラを見る事が出来ない。実を言うと前々クールの「トリック2」すらまともに見終わっていない。あれや、これやと食指の動くものは有るのだが時間とテープが足りない・・・。
 帰ってきてニュースを見るのがやっとの中、今日の「すぽると!」は“パンチョ伊藤”の訃報で始まった。桑マンがマネたことでかなり知名度も上がった、大リーグ通の変な‘ヅラの’オヤジという印象が強い彼。重用していたフジTVにはたいそう証拠写真 資料映像が有るらしく、色艶の良い初期のモデルを冠したものから、だいぶ病に蝕まれ、かなりヅラに負けている‘ヨーダ’の様に縮んだ痛々しい映像まで流れていた。そして解説には、元ヤクルト監督の関根さんが出ていたのだが次はあんたか!みたいな弱り方だった。なんか、80年代が消えてく感じがするなぁ.....。

P.S.今年もS.W.ボトルキャップ始めました。今年はこんな感じで不健康度を表示して行きます。●●●●●


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