言葉のサラダ
黄と藍

■■■
■■
■ 殺意をおぼえて

だんだん きたなく なってゆく
あたしを 殺して 下さいな

舐めまわしたいほど 美しいと いう
きみの 手で 殺して 下さいな

朝が まぶしい なんて 感じたくない
終わりを さみしく 思いたくない

忘れていい あたしのことなど
殺していい 君の恋慕など



2007年01月30日(火)

■■■
■■
■ ぶつかり愛


いっしょにいて
ものすごく楽しかったり
ただひたすら寂しくなったり
辛くなって泣いたり
くすぐたくてって笑ったり

こんな気持ちになるのは
お互いが真剣だからで
決してアイショウが悪いわけじゃないんだってば





2007年01月27日(土)

■■■
■■
■ 前髪


何も見えなくていい
誰の目線とも合わせたくない
前髪で視界を遮断して
この世界からの孤立を目指す



2007年01月26日(金)

■■■
■■
■ あの音

カギが好きだった
束がぶつかり合う
チャラチャラとした金属音が
たまらなく好きだった

その音を立てる父が好きだった
母に殴られ詰られ飯を奪われ
それを救ってくれるのは
父の足音と鍵の音だった

あの時は知らなかった
あんな父でも大好きだった
あんなことをされても好きだった
でも今は

カギが好きだった
束のぶつかり合う
ちゃらちゃらとした金属音が
あたしを救ってくれると思い込んでいた

2007年01月25日(木)

■■■
■■
■ 固まる空


人差し指いっぽんで壊せる世界
ゆがんだ空間と星々

やわらかく揺れる君は
永遠に壊れないのかもしれない

2007年01月22日(月)

■■■
■■
■ 嘔吐


眠れない
夜は
君のことを
想って

死ねない
朝は
僕のことを
想って




2007年01月15日(月)

■■■
■■
■ 僕の存在位置


僕というものは
僕というものだけで存在できない

おっきな塊の中の
真ん中にある臓器みたいなのが僕で
そこには僕自身でさえ到達できない

筋肉や骨がたくさんそれを囲んでいて
ばらすと僕は死んでしまう

僕というものは
僕というものだけでは存在できない

2007年01月14日(日)

■■■
■■
■ アモバン

三週間が経とうとして
やっと水も飲めるようになったのに
君とのキスがこんなにも辛いなんて

医者は残酷だ
なんて言えばいいんだよ


2007年01月08日(月)

■■■
■■
■ 生きるってまるで絞首刑って


息をして
やっぱりやめよう

歩きながら
やっぱりやめよう

上りながら
やっぱりやめよう

泣いていた
途方もなく
歩いて
死刑の階段を
一段一段
上って

抵抗を諦めて?
呼吸を止めて?
反省を始めて?

笑っていた
涙が口へ流れ込む
上って
僕がいくら上りたくなくても
足は上って

涙を舐めて?
頭を撫でて?
僕を殺して?

上りつくした先 に
夢 なんか ない
ただ 寂しいだけで
希望 なんて 見えない

自然に出来た はず なんだ
今までなら 確かに
お願い だから

2007年01月03日(水)

■■■
■■
■ 鋭い爪は隠して

いつから
君になりたいと思っていたか
なんて話
もうどうでもいいよね

鋭い爪を持っていた君に
切り裂かれたかった

2007年01月02日(火)
≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL


My追加