2003年10月28日(火) : エンターテイメント

略してエンタメ。

……って何だ?
英和辞書を引いてみる。「(1)もてなし、ごちそう、歓待。(2)演芸、余興、娯楽(amusement)」三省堂新クラウン英和辞典より。
いや、この場合、問題とするのは別に言葉的な意味じゃなくてですね。
どういうものを刺して……いや違う刺すな(何て殺伐とした一発変換……)。指して、エンターテイメントというか、です。
ぶっちゃけ、全ての小説は娯楽である、とか言い切ってしまえばおしまいです。所謂純文学もそうか、と言われると、娯楽で読む人には娯楽だろう、と。
いやだから、受け手から見たエンタメではなく、送り手から見たエンタメ、です。

自分的定義としては。
やっぱり、あんまり読み手を不愉快にさせないもの。ですかね、まず。
100%は無理ですよ。感性というのは、本当に人それぞれですから、自分では何とも思わないことが、他人にはカチンと来ることはよくあります。
だからまあ、「なるべく多くの人に楽しんでもらう」ことですね。
自分の話でいうと、だから『華京騒動録』はエンタメ目指してるんですよ。明るく元気で、ちょいシリアスも入れて、ラブコメ風味も入れて(予定)、と。祥竜をああいう性格に設定してあるのも、明るい方向に話を牽引していってもらうため、というのも結構あります。
そうですね、より大きいのは、やっぱり基本的に陽性の物語であること、かな。『Shadow Saga』は明らかに陰性の物語ですので、エンタメだとは思っておりません。『華京』よりも遥かに読み手を選びますよねコレ。
小説で娯楽とか言うと、軽く見られがちですが、何でも「人を楽しませる」ことって大変だと思うんですよ。
だから、エンタメだ! と自分の小説が言われると、私は凄い褒め言葉だと思いますよ、ええ。アナタは私の小説で、楽しんでくれたのね! と。

で。
『華京』は健全なエンタメであるわけですが。
エログロ入ったらエンタメではないか、というと。これ入ったら不愉快に思う人は、結構いるんじゃないの、といわれると。
そうでもないと。
物語の性格、とかあると思いますし、やっぱりグロはともかくとして、エロはどーしても人間の本質(笑)とは切り離せませんしね。
(特にハリウッド系)映画なんかでもお色気はありありですし。

やはり、「楽しんでいただきたい」、この姿勢がエンタメなんでしょうか。うおー立派な尻切れトンボー。



2003年10月25日(土) : お遊び

実は、自分の話でお遊びをするのが大好きだったりします。
個人的大ヒットは、架空歴史ファンタジーが、ファミリーものになってしまったことでしょうか。妙にはまってしまってバカ受け。大陸全土を駆け巡る、国取り合戦が、ご近所ものですよー。しかも人間、皆カタカナ名前なのに、場所は日本ときたもんだ。

ただ、今、主力(?)連載である『Shadow Saga』と『華京騒動録』は、そういうお遊びをする余地がないのです。
『華京』は舞台である華京そのものを描きたいので、そこから離れてしまっては意味がない。そもそも、『華京』は話自体がエンタメ目指してるわけですから、お遊び要素は必要ないともいえます。
んじゃ、『Shadow Saga』はどうかというと。モノが暗くて遊びの余地がないよ……。
代わりにというか、カインの過去の話はちょこちょこ一人で書いてたりはするんですが。ただ、カインが記憶を失う前の話なんで、壮絶ネタバレまみれで、そのためあくまでも独りの楽しみ……暗っ! 
こういう感じで、適度にガス抜きしてますな。

もっとも、こんな与太飛ばしてる暇があったら、続きを書けってもんですな。
その通りです。立つ瀬もありません。ゴーイングマイウェイでやっていきます(矛盾だ)。



2003年10月20日(月) : アナタは世界一のアホウです。

自分に対して。
短期集中連載とか言って、全然短期じゃありませんがな。
正に予定は未定のスリリングー!
勢いに任せられなかったのが敗因かと。分析してどうなるっつーの。

これをやる! と決めたはずなのに、どーしてすぐ脱線したくなるかなー……。
ちなみに今、無性に書きたくなったのは、『Shadow Saga』、しかもよりによってカインの過去の話……。
もしもし?
それは、どー考えても、Chapter-9を書かないと、どうしようもない話なんですけど?
本気で、世界どころか、宇宙で一番のアホウですね……。
要するに、どろどろどろどろ、なものが今、書きたいようです。重複して要するに、彼の過去はどろどろどろどろなわけですね。
何でもいいから早く書けよ、と自分の内なる声も言っているのですが、それが簡単に出来るんなら苦労せんわい、と脳内戦争勃発。不毛です。



2003年10月16日(木) : 言った傍から

風邪がぶり返し、頭が回りませんよ兄さん……。
頭が回らんのは、もはや年中行事と化していますが、現在、家のリフォームが始まっており、予告無しにブレーカーが落とされるという、非常にスリリングな状況です。
やっぱり宣言するといかんね! とか、反省の色がありませんよこの人。
週末集中更新にしようか……。が、問題はちゃんと書けるかです。
うーんデッドライン(違うし)。
流れ流され、何処へ行く。とほほ。



2003年10月14日(火) : 短期集中連載

……ということは、イコール毎日更新ではありませんのよ。
もっと、お気楽に書き飛ばせるかと思っていたら、そうでもありませんでした……。とりあえず、二、三日に一度、一本上がってたら御の字だと(貴様)。
無国籍、とか言ってますけど、これは「いい加減」と同レベルだと思っていただければ、まず間違いないです。カタカナ名前の連中が、現代日本の我々と同じよーな生活してたりするんで。さすがに初詣はまずいかしら。笑
そんなこんなで(?)、私にしては珍しく、この兄弟たちにはビジュアルがはっきりと決まっていません。イメージはぼんやりとあるんですが。形にすることはないでしょうね。短期決戦用ですし。
イヤほんと、適当に読み飛ばしてもらえれば、それで結構です。
真面目に「書くぞ!」って感じじゃないので……。



2003年10月11日(土) : だって何だか

キューティー○ニーですか。

スルーしてください、スルー。
前日の兄弟もの、12日から連載開始なるか?
昨日今日、と兄弟どもの名前考えるのにかつかつでしたよ……。
無国籍風、というより変にきらびやかな名前がついてしまったような気がする、野郎どもです。
一番納得してるのが、一番最初につけた、長男の名前だったりしてなー……。
つくづく、名前考えるの苦手です。
だったら何でカタカナ名前にしたのかって?

……夢の中で、カタカナ名前だった記憶がうっすらあるもんですから……。ウフフアハハ。



2003年10月09日(木) : 突発的に

電波を受信しました。
面白い夢を見たので、これをネタにして、ちょっと短期集中連載してみようかと思うんですが。
ひっそりこっそりとね。
またしてもジャンルがよく分からないんですが。
家族モノ、いや兄弟モノ。正確な人数は忘れましたが、13人くらいの男兄弟と、一人だけの娘の話。親はいません。
何つームチャな、ていうか、逆『シスプリ』かよ? と言われそうですが。
いや、娘(私だったんですが・痛)は、上から三番目です。お兄さんが二人、後は皆、弟でした。
しかし名前を全然覚えてないんで、これから考えないとー。
無国籍風で。
まだ全然書いてませんが(……)、近日中にはお目にかかれるかと。

ぶっちゃけ、『Shadow Saga』や『華京騒動録』の続きよりも早く書けそうだ、と。



2003年10月08日(水) : テンションが

上がりません。
私には、ある程度「創作周期」というものがありまして、異様にものを書いたり描いたりしたくなる時期があれば、なーんもしたくなくなる時期があります。
大体、創作周期に入るには、何からかの刺激とか燃料とかが必要なんですが。
しかし、燃料を投下しても、必ずしもやる気のテンションが持続するわけでもなく。一時的にヒートアップしても、いざとなれば手が動かん、とか。
それが今の状態。
いや、すみません。
サーチに投票した下さった方、感想ボタン押してくださった方、とてもとても感謝しております。
とりあえずは、死なない程度に生きていこうと思ってます。(当たり前だろ)



2003年10月07日(火) : うひー

近々、消息不明になる予定です。
不穏な。

何か用事が立て込んでるとか、そんなんじゃないです。だったら、そのほうがまだマシと言えないこともない。
モニターがですね。
モニターの丁度真ん中辺りに、黒い線が出たんですよ。今日、パソコン立ち上げたら突然に。
鬱陶しいことこの上ない。
だもんで、泣く泣く修理に出すことにしようと思っております。
保証期限はもう切れてるので、修理代取られるのねヨヨヨと思いつつ……。
今すぐ! というわけにはいかないでしょうが(何せ腰の重さは折り紙つき)。
突然、何処にも姿を見せなくなったら、モニターを修理に出したんだな、と思ってくだされ。ゲームやってるんじゃないですよ(苦笑)。



2003年10月06日(月) : 作者と作品の相関

痛い日記、とまたしても微妙に内容が被ってたりするんですが。

プロアマ関わらず、作品の質そのものはともかく、作者が痛すぎて、作品を楽しめない、ということはないでしょうか。
不幸なことに、私はあります。オンライン小説で、です。
この場合、日記ではなく主に、掲示板のレスの仕方で、痛みを感じて引くんです、私。(リンクを貼らせて頂いてる方には、勿論、そんなこと思ってませんよ)
稀に見かけるんですけど。
何でこの人、こんなに偉そうなんだろうとか。
何でこの人、こんな冷たいレスしかできないんだろうとか。
何でこの人、嫌々レスしてるんだろうに掲示板外さないんだろうとか。

勿論、返答に困るような書き込みもあるでしょう。
しかし、第三者が見て、まあ、ごく普通に感想を書き込んであるのに、ついてるレスが「ええ〜……?」と思わせるようなものだったら。

愛すべき痛さ、というのはあると思うんですよ。もう、突き抜けちゃって、その痛さ自体が心地いい、とか。
プリティ禿こと富野御大とか(笑)。
が、人を不愉快にさせるような痛さを感じさせる人の作品は、私はどうしても楽しめません……。
作品と作者は当然、別物であるべきなのでしょうが。
やはり流通に乗った商品の場合は、商品になる前に何人もの手を経ているわけで、作品と作者の距離が開くと思うんです。
しかし、オンラインの場合はダイレクト。作者と作品、密接蜜月。
だもんで、どうしても作者を痛い、と感じたらもう読めません……。
毒舌と暴言の区別がついてなかったりしてね。毒舌ってーのは、非常にセンスが必要なものだと思います。うーん、例を挙げると、モンティ・パイソンみたいな? 大方は暴言ですよ、ただのね。勿論、自分も含めてです。
それに、偽悪的、とわかって毒を吐くのと、自分に酔って単なる暴言吐くのとは、全然違いますしねえ。
そもそも、暴言を暴言だと分かってない人の作品は、どうしてもその作者の影がちらついて、作品を楽しめません。冷めちゃう……。

こうして、自分が「嫌だなあ」と思ったことは、人にしないようにする、と。自戒自戒。



2003年10月04日(土) : ターゲット

さて、ジャンルだの売れ線だの、色々と愚にもつかないたわごとをほざいてきたわけですが。負け犬はキャンキャン吠えるだけです。
いや、犬ならまだ吠えることが出来る。ただし小声で。卑屈じゃ。

そんな与太は置いておいて(何時もそうだろうが)。
ターゲット、であります。
漫然と「出来るだけ多くの人に読んでもらいたい」と思うよりは、はっきりと「これこれこういう人に読んでもらいたい」と想定していた方が、固定のお客さんは掴みやすいでしょう。万人受けは難しい……。つうか、単に自分には向いていない。

私の場合はと申しますと。
身も蓋もありませんが、自分と(ほぼ)同世代の人かなあ、と。前後で合計十年程度?
あんまり厳密に考えたことないんですが、気付いたらそんな感じ。あんまり若い世代は念頭に置いてないですなあ。
オンライン小説界において、読み手書き手、どれくらいの世代が多いのか、分布比較を統計したわけではないので、さっぱり分かりませんが。
さすがに、十代の人とは感性が会わんだろうなあ、と。別に、お高くとまるつもりじゃないんですが、どうもオンライン小説っつーのは、割と同世代が自然と固まることが多いかな、と。
読者と作者が近い位置にいるためかも。

まあそれだけに、意外なところから反応をもらえると、驚愕とともに歓喜するわけですが。



2003年10月03日(金) : 売れ線

何か前に書いた「ジャンル」と被さりそうな気が、しないでもない。

とにかく「売れ線」の話。
オンライン小説は、別にお金を取っているわけではないので、「売れ」というのは変かもしれませんが、「名前が売れてる」ということで。

これは商業小説に関してもいえることですが、売れてる、ということは多くの人に読まれている、ということです。
しかし、この「多くの人」というのがクセモノで。
自分の感性が、その「多くの人」と合致するかどうか、は別の話なわけです。
売れてるから、皆が面白いと言ってるから、と話題作を読んでみたはいいが、自分の肌には合わなかった、ということがあるわけですよ。
こういうのは「マイナー志向」というんでしょうかね。
自分で自分の好きそうなものを発掘する、発掘するわけだから、当然、探すのは大変。でもだからこそ、発掘に成功すると嬉しいし、喜びもひとしお。
売れ線よりも、そっちの方に進みたいかもしれません(笑)。
自分の好みが、メジャー志向じゃないのは、よーく分かりましたから。
負け惜しみ?
そうかもしれないけど。
知る人ぞ知る、でいいじゃないか、とか思ってみる、秋の徒然。
知る人が楽しんでくれたらそれでいいじゃないか、と。
そりゃあ、反応はないよりあったほうがいいですけど。
でもそれで、読んでくれた方が、感想書かなくちゃ、とか義務に感じられたら申し訳ない。

それなりに悟りを開きつつある、今日この頃。









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