2003年07月31日(木) : 引越し

いや、全然する予定はないんですけど。オンでもオフでも。
単に、8月からCoolの規定が変わるとか何とかで、Coolにスペース持っていた人が、結構サーバー引っ越すことが多いようなんで……。
私は、どっちかというと、定住志向が強い人間なので、一度腰を据えた場所から、あんまり動こうと思わないんですよ。
今のサーバー、入金したばっかりだし。特に不便は感じてないし。
ま、最大の理由はめんどく(強制終了)。
よく、「引っ越しが趣味なんです〜」とおっしゃる方がいるが、マメだなあ、と思います。
以前は、プロバイダのスペースを借りていたんですが、プロバイダお決まりのCGI使えない、容量少ない、ついでに「これは引っ越すしかない!」と決意を固めさせる、長期間の鯖落ちに止めを刺されました。で、色々探して、今のところと契約したんですけど(しかし、このサーバー使ってる人、結構真面目なコンテンツでHP作ってる人が多いようで、あらやだ浮いてるわ……)、もう引越しなんてするもんか! と一度だけで思いましたよ私は。
だって、めんど(以下略)。
今、複数サイトありますが、全部同じサーバーにおいてるから、そのファイルの移動も馬鹿にならんし。あちこちに挨拶して回るのも、無精者には大変なんですよ!(最悪だ)

オンでもこの調子ですから、オフなんか言わずもがなです。
何処でも住めば都です。たとえ、8時台にバスが終わっても……(マジです)!



2003年07月30日(水) : 濃い

『華京騒動録』において、濃いキャラの筆頭といえば、問答無用の満場一致でぱぱでしょうが。
もういっちょ、話を引きずる濃いタイプがいました……。
その名は劉待崇。道号を翠海というこの道士、まだ現在、二話の二では未登場ですが、遂に、三で満を持して(?)登場でゴザイマスが。

濃い! こいつ濃いよ(笑)!
とことんマイペースな辺りは、ぱぱにも通じますが。こんな濃い道士がいたら困るんじゃないでしょうか! ある意味、『Shadow Saga』のおっさん(=死霊魔術師フーリック)に通じるかも……。あんなに変態じゃないですけど、待崇は(一応フォロー)。
佛教でも宗派によって、色々違いがあるように、道教と一口に言っても、色々あるんですよ。で、待崇が属しているのは、術や仙丹を研究することに重点を置いている宗派。だからこの宗派に入門したというか。
それはさておき、やはり濃い人間というのは、話を自分の方に持っていくパワーがありますね……。それを上手く制御するのが、作者の腕、といったところですが。
言うこと聞けよ! 待崇!! おっさんの二の舞にはなるなよ、頼むから!


と、煽るような発言をしておいてなんですが、これから絵描きモードに入ります。
『華京』の続きは……ええと、そのうち(殴)。
お茶を濁すわけではありませんが、一話「武侠と女優」のイメージイラストみたいなものを作成します。笑って笑って!!(というものです)



2003年07月28日(月) : 何処から何処まで

全然関係ありませんが、「連載中」を「連中」と読んでしまいました。い、痛い……。

本題。
異世界を舞台に話を書いている限りは、やはり我々の世界と「違う」ところがあるわけで。
その「違う」ところを、何処から何処まで説明するか……。
逐一説明されれば、「うざい」だろうし。かといってあんまり描写が少ないと「不親切」。
そのさじ加減の見極めって、何だろう。
結局は、好みによるのかなあ。

と、つらつら考えたのは、やはり某同盟のチャットで暴れてきたからでしょうか。
ファンタジーにおける衛生事情とか。
美形は飯を食ってもトイレには行かないんですよね(笑)。



2003年07月24日(木) : ユニコードタグ

ユニコードタグ、を導入しました。
これで、今まで散々「漢字が出ないー!」とブーたれていたのが解消ですよ。
早速、郭駙馬を正しい漢字に直しました!
これで、食べ物も漢字で断念することなく、色々出せますよ! 糕とか! これが使えるともう、大きい大きい。この字を使ったお菓子、多いんです。
汴梁って書けるよ!

うちの竜馬さん(=パソコン名)には、ATOKが入っていないため、ATOKでのユニコード検索が出来ないので、トップからリンクを貼っている、文字鏡のフリーウェアソフトを入れました。
お目当ての漢字を探し出すのがちと大変ですが、自動的にユニコードタグを書き出してくれるので、結構便利。
漢字そのものはコピペできないのが、ちょっと不便なんですけどね、ユニコードタグ。でも、わざわざ外字作成するよりは、楽だと思います。自分では(無精者ですから)。

Macではちゃんと表示されるのかどうか、確認のしようがないんですけど。
Windowsでも、3.1以前のを使っているとユニコード表示が出来ないそうですが……。
ブラウザでも差があるのかな……。とりあえず、Netscape7では表示されてます。

しかし、ユニコードタグのおかげで、罡の字も使えるし、安心して北斗踏みの儀式も出来るわー。
などと、俄然やる気を出す私。そして、嬉しげにユニコードタグを貼りまくっております。



2003年07月23日(水) : 歴史

大学で史学を専攻していたので、当たり前なんですけど、歴史が好きです。
ヲタク歴よりも実は歴史好きな方が、年季いってるんです。
しかし、大学入る前は日本史志望だったことは、公然の秘密です。
もはや今では大半の記憶が抜け落ちた日本史……。
平安〜源平時代が好きで、『平家物語』『義経記』なんかを熱心に読んでいたのは、もう過去の話です。そういや、2005年の大河はまたしても義経ですね。今度の義経は誰だろう……。成吉思汗伝説持ち出したら怒るぞ。余談。

えーと。そんなわけで、架空の歴史を書いたり読んだり、も好きです。
ファンタジー小説でも、綿々と歴史が積み重なってきて、その上でこの物語があるんだよ、みたいな書き方されると堪りませんね。
「その後の物語」を考えるのが好きなのも、そのせいなのかな。物語が終わっても、その世界は続いていく、その世界で人は生き続けていく、っていう。

『華京』の舞台は、中国をモデルにした華という大陸です。
我々の世界をモデルにした汎用世界の、一つの大陸です。
光王朝は宋代がモデルですし、先代泱王朝というのは、言うまでもなく唐がモデルです。唐→五代十国→宋、という流れそっくりで、光は成立してたりして。泱→十三帝→光、です。
んで、光の初代皇帝は「太祖」ですが、これは手抜きとかじゃないですよ。太祖、というのは元々、初代皇帝の号なのです。ただ、漢と唐では太祖といわずに高祖といいますが。これは、『史記』高祖本紀に引く集解の注を見ると、漢高祖劉邦のために作られた号のようです。後梁の朱全忠も高祖ですが、これはちょっとイメージが外れるなあ。明の朱元璋が高祖でなく太祖なのは、やっぱりダーティーなイメージが強いからでしょうかね……。明以降は一世一元制になり、元号=皇帝の謚名になったんで、個人的には明の皇帝は○○帝って呼ぶほうがしっくり来るんですけど。
で、唐と宋は皇帝のことを謚名ではなく、号で呼ぶんで、二代目は両方とも太宗ですね。泱と光もそれに倣って、二代目皇帝は太宗です。ところで、二代目は昭穆制に従って太宗と呼ぶ、と昔、講義で聞いたような気がするんですが……。辞書引くとそんな記述ないし、記憶の捏造かしら……。

何か話がそれてますよ。
えーと、『華京』の歴史背景は、大体、北宋眞宗時代あたりと想定していただければ、ってことです。大中祥符あたりの年間。勿論、北方には遼にあたる異民族がいます。物語中にはあんまり関係しませんけど、『華京』は華京だけで閉じた世界ではなく、過去もあり未来もあり、もっと外に広い世界もあり……という風に、「広がり」を感じていただければ。
『華京』二話の二、冒頭でちょっと光王朝成立の話を挿入していますが、宋太祖趙匡胤即位の話にそっくりです。
この後、光にも徽宗みたいな皇帝が出てくるんでしょうかねぇ……。でも、北光、南光、という言い方はちょっとおさまりが悪い気がするんですけど。いや、書く予定にはないです。
ただ、ちょっと唐宗李世民をモデルにした、泱王朝設立の偽歴史ものを書くのは楽しそうだな、と思ってみたりもしますが……。史料が! 
『華京』でもちょくちょく、泱や光の歴史の話を挿入することになると思いますが、本当に歴史が好きだなあ、としみじみ思った次第です。

ここまで適当に書き散らし、激しく脳の後退ぶりに愕然ときました……。
もっと使えよ! 脳みそ!



2003年07月21日(月) : 資料の誘惑

大修館書店の『大漢和辞典』全15巻セットの24万円という値段に、眩暈を起こしそうになった今日この頃です。
学生の時は、工具書類なんかは大学の資料室を利用できたのですが、卒業してしまえばそういうわけにもいかず。大体、大学は遠いですもう今となっては(約一時間半の距離)。
もっとまめに論文のコピーをとっておけば良かった、と後悔しきりの今日この頃です。とはいえ、自分の専門の方だけで精一杯で、あっぷあっぷしていたんですが。当時は。そして、コピーしておいた論文の上っ側一文字分が切れているという、自分の迂闊さを呪ってみたりしてます……。

少し大きめの書店に行くと、必ず歴史や思想のコーナーを覗きに行きます。
歴史に関しては、専門書の類は専門書店まで行かないと駄目なんですけど、大きい書店には岩波書店や平凡社、汲古書店から出たようなものは置いてるので。
思想はもう、道教の本を。主に、道教の呪文を知りたいのです(笑)。
それから、ちょっと文化史も覗いてみたり。これは洋の東西問いません。『倫敦事典』……ちょっと惹かれました。霧の都、ロンドン! 私の興味は19世紀ビクトリア朝のロンドンですけど。ピンポイント、分かりやすすぎ!
めっきり、娯楽としての読書をしてないです最近。
資料はアレも読みたいコレも読みたい、なんですけど。
道教といえば、もう神様を適当にでっち上げる気力は無いです……。そのまんま使用するつもりです。道教の神様は、星の神格化も多いし、儀式の一つである、北斗踏みが使えなくなっても困る……。(そしてまた漢字が出ない!)だから天文もそのまんま。

結局、都市生活を書く、ということは非常に広範な資料が必要になる、ということなんですね!
そして、アレはどうだ、コレはどうだ、と、細かい調べものに時間をとられるわけです……。



2003年07月20日(日) : 『華京』の展望とか

二話「穆門大街の殺人」の次、三話に待崇メインの道士のお話を入れようかとも思いましたが、まだ話も初期の段階で、それはあまりにもマニアックだろうと自分内結論が出たため、後回し決定です。
その代わりと言っては何ですが、三話は秀昂と暁華さんの話にしようかと。
主人公も鈍チンですが、相方も負けず劣らず鈍チンです。この甲斐性なしども!
で、四話にもう祥竜の素性話を持って来ようかと。
早いスか。
でも、祥竜は別に出生のヒミツがあるわけでもなし、基本的に意外と中国ものって、主人公の素性を引っ張らないと思うんですよ。途中、結構早い段階で読者に明かしちゃうって感じで。念のため、祥竜はぱぱの実の子です(笑)。
で、やりたいのが「屋根の上でのアクションシーン」。四話は、アクションシーンをたくさん入れたいです。祥竜だけでなく、孝姫さんや游敬、秋蘭も。游敬は、やはり三尖両刃刀で! 三尖刀好きなんです。顕聖二郎真君や九紋竜史進が使ってる武器なので(笑)。
何だか、アレ読みたいコレ読みたいって、資料ばっかり……。
華京の行事を織り交ぜながら、些細な「騒動ごと」を書いていけたらいいなあ、と。
書くこと決まってる行事が、今のところ、皇帝陛下の誕生日、重陽の節句、正月、元宵節です。あ、皇帝陛下の誕生祝の名前、考えなきゃ……。
いやもうホント、構想立てるのは楽しいんですけどーいざ書くとなるとー(泣)。
華京の夏の風景とかも書きたい。
まったくもー、この「もわもわ」を形にする能力があればいいのに……!
葉喬がちょっとだけ(笑)名誉挽回する話とか。昭怜にも、祥竜とちょっといい話を書いてあげたいですよ。
本当に、構想だけは(以下略)。



2003年07月18日(金) : リメイク

……するために、昔のものを読み直すのは気恥ずかしい。
しかし、一方で「あー昔はこういうの書いてたんだなー」と、何だか(生暖かく)微笑ましい心地になってみたり。
「あーこれ、モロに○○の影響受けてんなー」とか、当時のマイブームを冷静に振り返ってみたり。
『Shadow Saga』ですけど。
『華京騒動録』は、まったくの真っ白の状態から書いてますが。しかも、骨組みの上から直接、土壁を塗るような書き方です。

リメイクと真っ白スタートと、比べるとリメイクの方が楽そうに見えるんですけど、あにはからんや。
夢中になって(多分)書いていた当時には気付かなかったアラとかが、ボロボロ見えてきて、もうとにかくアレもこれも直したくなって、悶絶悶絶。
ある意味、一からよりもダメージは巨大かと。精神的に。

そんでもって、一番問題なのが。
最初に書いていた当時と、現在、やっぱり時間が経つと、話を書いてる本人が、微妙に変わってくるんですよねー。価値観とか。好みとか。
おんなじ人間だからして、根っこは変わりっこないのですが。物の見方が変わってきて、キャラクターの言動が変化してくるんですよね。
昔はさほど意識してなかったのですが、レオンハルトって、結構骨っぽいキャラだったんだなあーとか思ってみたり。体格じゃないですよ(笑)。性格。
そんでもって、カインの性格が当初よりもかなり複雑になってきました。
はじめ、最後に彼自身も知らなかった「真実」が明らかになって……と考えていたんですが、どうもそりゃ不自然だなーと思いまして。その要素が付け加えられたせいか、困った具合に性格と周囲の関係が怪奇複雑骨折☆ に。嗚呼……。人は変わってゆくものだよ……。(しかしこの日記、ガンダムネタ微妙に多いな)
何とも何とも。



2003年07月17日(木) : ジャンル

オンライン小説で読まれるジャンルって何でしょう。
ファンタジー。
うん。書き手が多すぎて、よく「食傷気味」と言われるジャンルであります。
極端な男性向けや女性向けは除外するとして、やっぱり恋愛物?

……なんですかねえ、やっぱり。
恋愛物ねえ。
それと、あんまり小難しくないエンターテイメント。小難しくないというか、何ていうのか、特殊な知識を必要としない、万人向けのお話?

ウチのサイトには見事に無いですなあ。苦笑
『Shadow Saga』は、主人公が男二人で、しかも、私にもこの二人の関係をどう言い表すのか分かりませんしー。
友人つーのも相棒つーのも、何か空々しい気がするし。だからって、恋愛かつーとそれも違う。
まー主人公が美形二人、つーだけで敬遠されそうな題材ではあります。間違っても一般ウケはしないわな。しかし、この二人は随分と長いこと、私と一緒にいるキャラなので、ちゃんと最後まで責任取るつもりですし。まあ、この「大事にしすぎ」なのがよくないのかもしれませんが。まあいいや。

『華京騒動録』は、まあ、来歴としては『Shadow Saga』よりは二、三年遅いくらいではあります。しかし、『Shadow Saga』は曲がりなりにも、ちゃんと話を書いていたのに対して、こっちは話という形になったのは、こーやってWebで小説を公開し始めてからです。
で、またこれが中国物。しかも『三国志』じゃなくて、一般的には非常にマイナーな宋代(風)(専門家の方の目からしたら、噴飯ものではあるでしょうが、ね)。
やっぱり需要が無さそうです。

結局は自分で書きたいものを書いてる、ってだけですけど。
いかに自分が書きたいものが世間様のニーズから外れているか、何かよく分かったというか。
どっちにしても、まだ両方ともはっきり言って「始まったばっかり」レベルだなーということで、あんまり反応がどうの、って求められるレベルではないでしょうが。
まあとりあえず、反応は無いよりもあるに越したことはないが、そっちばっかり気にして、「何で書くのか」を忘れないようにしないとなーと思います。
お金貰ってるわけでもなし。

多くの人に自分の書いたものを読んでもらいたい、と思うのなら、ジャンル選びは避けて通れないでしょうが。
やっぱり、どんな作品でもまず、興味を持ったから、読もうと思うわけですからねえ。
マイナー志向の人間は、割り切りも必要です、と。
少しでも読んでいただける方に、少しでも楽しんでいただければ幸いでございます。



2003年07月16日(水) : 萌え

頭悪そなタイトル。ついでに、これからの中身も頭悪そうなトークです。

萌え。萌えキャラ。
この存在があると、その行く末が気になって、つい小説の続きを読んでしまう、ということは大いにあると思います。小説に限りませんけど。
さて、私の萌えはといいますと。
これが意外と多種多様。節操なしといえばそこまでなんですが、現実だって、好きになったらその人が理想、とか、普段言っていたタイプと全然違うやん、とかあるんですからいいんです。

では参りましょう。
その一。クールビューティ。
これはもう昔からです。冷静な美形大好き。それで、不幸な影を背負ってて、性格は実は誠実で不器用だったりすると、一発でノックアウト喰らいます!
『Shadow Saga』にてこの好みは炸裂しております。勿論、クールであるということは寡黙であることが(個人的には)条件です。クールクールとか言いつつ、異常に口数の多い某シベリア師弟は論外です(酷)。
そんで、また「自分はそんな上等な人間じゃない」なんて、自分のくだらなさも認めてる「オトナの男」ですね。このタイプの場合。

その二。俺様。
俺様っていう個人的定義は、実は結構厳しいのですが、アホは不可です、アホは。俺様は頭が良くて、ウィットがないと駄目。口が悪くて当たり前。そんで、腕も立たないと駄目。弱っちい奴は俺様だなんて認めません。失笑ものです。
俺様は、クールビューティが不言実行であるのに大して、有言実行じゃないと駄目です。だから、大言壮語する実力を持ってて当たり前、それでこそ俺様なのです。自他共に認める実力があるっていう。
このタイプは「男前」ですね。
また、この手の男は意外と、惚れた女には一直線だったりするところが、好感度大です。

その三。熱血。
昔は見向きもしませんでしたが、「古き良きヒーロー」で最近好きです。
一生懸命さがかっこよくて可愛いのです(……)。いっそ生真面目なくらいに頑固なのが好みです。ちょっと不良っぽかったり、優等生だったりとタイプは様々でも、とにかく、一生懸命。これですこれ。

……やっぱり節操が無いだけか。
いや、全部に共通するんですけど、自分の信念に忠実な人が好きですね。漢属性。
これは全部男キャラに対する好みなんですけど。
女キャラはどうだろう……。
何つか、「美少女よりはオトナの美女が好きさ!」としか言いようが無いような気もいたしまする。
結局は、「自分にないものに惹かれる」っつか。アイタタ。



2003年07月15日(火) : 理屈っぽい

やはり、学生生活長かったせいでしょうか。
事実前提把握無しに、適当なことをぬかしてはいかんような気がするんですよ、『華京』では。はじめっから、自分の専門範囲でやってりゃーそこそこ資料もあるのにねえ……(吐息)。
とはいえ、春秋戦国時代、楚を舞台にして何か面白いものが書けるのか、と言うと「えー?」と答えますけど。どう考えても、より理屈くさくなるだけです……。そもそも、研究題目が制度史でした。面白いもの書けるかー!
『華京』に関しては、出来るだけエンタメに徹したいんですけど。
ただ、やっぱり華京(あるいは開封)、という都市を書く、ということも『華京』を書く目的の一つなんですよね。
中国史を少しでもかじった人ならご存知でしょうが、北宋開封という都は、中国史における最も華やかなりし都です。
都としての規模で言うなら、唐の長安には及びません。しかし、庶民文化が花開き、活力、闊達という点では遥かに開封が上でしょう。
なわけで、その都市の「魅力」を少しでも伝えられたらいいんですけど。
後、食べ物ね(笑)。
とすると、どーしても社会史の勉強が必要になるわけで。
また、中国ならでは、の慣習なんかの説明も必要になるわけです。
これを理屈くさくなく上手く説明し、かつ自分でも納得! するのって……。
ちなみに今、頭痛がするほど悩んでいるのは、道教関係です。
あーもう、何で道士なんかのキャラ作っちゃったんだろ……待崇!



2003年07月14日(月) : オープニング

映画やゲームの場合。
私は、何かしら「わくわく」させられるオープニングに心惹かれるんです。
こういう媒体の場合は、映像と音楽の組み合わせで、「これから一体どんな物語が展開されるんだ!?」と心躍らされるような。で、そういう人間なので、大絶賛の声の高い『千と千尋の神隠し』は、いまいちわくわくしなかった……。これは多分、私がただのアホである証明なのでしょうが、カオナシって結局何だったのさー。宮崎アニメで言うなら、私は『天空の城ラピュタ』が大好きなのです。いいなあ、ああいう男の子と女の子の冒険活劇。
ゲームで言うと、『ファイナルファンタジーIII』。あのオープニングは、未だにぐっとくる。秀逸。『I』のオープニングもいいですけど。勿論、『オウガバトル』サーガは、お決まりのオーバーチュア、これだけでわくわくします。割と、音楽の比率が高いんですよ、私の場合。映像そのものより、音楽が。イントロ。
とにかく、わくわく感があること、これが私のオープニング条件なんですが。

小説の場合、条件は変わります。
難しいじゃん、人間の情感に訴える映像も音楽もないし小説って。オンライン小説というジャンルはともかくとして、普通、小説っつーのは文章だけで勝負するもんです。
で、小説の冒頭って、大きく分けて二パターンあると思うんですよ。
まず、何かが起こっていて、そこに登場人物たちが何やかやして、説明は後からついてくるパターン。
もう一つは、舞台説明が先にあって、登場人物が順繰りに出てくるパターン。
私が書くと、後者のパターンが多いです。『Shadow Saga』も『華京騒動録』も同じパターン。
小説つーのは、それこそ映画やゲームと違って、「すぐ止められる」でしょう、受け手が。映画なんかは、「何じゃこら!」と思っても、何かつい最後まで見てしまうことありません? ゲームも、開始して10分くらいで嫌になることなんか、あんまりないと思うんですよ。
小説の場合は、「何これつまんなーい」と思ったら、本の場合は閉じちゃうし、Webだったらブラウザ閉じたり、別のページにいっちゃったり。実に簡単。
その分、冒頭に工夫が必要だよなーと思うんですが。何か読みたいなーこれ、と思わせる工夫。文章の書き癖なんかもありますが、自分で読む場合、どういうのが好きかなあ、と考えてみると。
いきなり会話文から始まるのは、ちょっと苦手かも。ていうか、割と自分が固めの文章が好みなのかもしれません。軽いのり、は勿論嫌いではありませんが、何ていうのかな、書き手の「知識と教養」に裏打ちされたような、いわゆる「軽妙洒脱で粋」っていうのがいい。一時、巷に氾濫したうすっぺらーいライトノベル(念のため言っておきますが、ライトノベル自体が薄っぺらいという意味ではありません)、本で言えば下半分がすっかすかみたいなものは駄目です。苦手も苦手。
基本的には、まず「題材を選ぶ」人間ですから、あんまり幅が広くないんですけど。選択の。意外と、文章の好き嫌いは激しいかも……。そうですね、作者の「こだわり」が分かるような文章、好きですね。工夫のある文章。物語の雰囲気にあった描写。「読む楽しみ」が感じられるような文章。で、いっそくどいくらいの描写が好きだったり。だから私の文章もくどい(……)。
ファンタジーなんかで、簡潔に工夫された言い回しの、その世界の神話伝説なんかが冒頭に書いてあるってのも、カッコいいなあ、と思ったりします。どっちかっていうと、「萌え〜」の要素があんまりない、重厚ハードなものが好みです。自分が実践してるかどうか、は全く別の話です(サイテー)。
歴史物の場合は、既にある小説と史実とごっちゃにしてると萎えます。代表例『三国志』(が、実際、本場中国の関帝廟に、82斤の青竜偃月刀置いてるもんなー)。これも己は棚上げで(最悪じゃ)、「もっと勉強しろよー」とか。……何かオープニングからずれてきました。
オープニングっていうのは、読者様を惹きつける、凄い重要な要素だと思いますが。こんなこと真剣に考える奴って変でしょうか。強引に本日の結論。



2003年07月13日(日) : 人間関係

私じゃなく、キャラクターの、です。
しかし、やはり作者の性格を反映してか、あまり社交的なキャラクターってメインにいないんですよね。嗚呼。
死んだ恋人を忘れられないレオンハルトは、明らかに人付き合いは「狭く深く」のタイプ。元々、寡黙というか口下手なので。交友関係は別に広くなくていいし、孤独にも耐えられる。けど、自分の大事な人にはずっと幸せで居て欲しい。そういう人です。自分には厳しいけど、他人には優しいって、随分、苦労性だ……。外見と名前は派手、でも性格は地味、な彼。
カインはというと、彼の場合は、変な言い方をすると、受身なんですよね、ことごとく。他人に対して。相手を受け入れているように見えて、実は自分の本心は見せてない。で、カインもまた孤独に耐えられるタイプなので、レオンハルトよりもある意味、人間関係が希薄というか。薄情というんじゃなくて、他人と距離を置きたがるんですよ、この人ね。まあ勿論理由もあるんですが。そういう意味で、どうしても受身になるんです。基本的に、レオンハルトは18歳まではずっと幸せだったんですけど(アルテミシアの件を除いては)、カインはあんまり幸せでなかったので、早い子供のうちから、自分の心を守る術を身に着けざるを得なかった、ということです。うわー不幸だ(あんた……)。

『華京』に目を移しますと。
祥竜の場合は、ああ見えて実は結構用心深いのです。他人に対して。横柄ですけど。そういう育ちなんで。
秀昂は人が良すぎるくせに、何故か騙されない。意外と世故に長けているのかもしれないです。
ぱぱ? ぱぱは息子がいればそれでいいのです(笑)。
後は市井の人だしなあ。昭怜なんかは、劇団女優という立場上、あんまり世界は広くないし。孝姫さんは立場が立場だけに、社交的では困る。游敬も立場が立場だ。葉喬や待崇はある意味(笑)、求道家なので、ストイックだしね(爆笑)。
明らかに社交的なのは暁華さんか。人材斡旋業。違うしそれ。

どいつもこいつも、我が道を行くのね。ある意味、羨ましいわい。
しかし、よくもこう非社交的な連中ばかりで話が出来るもんです。
非社交的同士でうまくいってるのですが、『Shadow Saga』は。ツッコミ同士で、非社交的同士かぁ……(苦笑)。まあ、お互いがお互いを大事に思っていることを知っていれば、彼らはそれでいいんでしょう。いや、変な意味じゃなく。結局、どっちも「狭く深く」だし。テーマが「魂の救済」だから、それでいいんです。

やはりキャラクターには作者の人間性が反映される……。嫌すぎる結論!!(ちなみに私は単なる無精者ですが)

すみません、何だか異常に迸る思いがあるのですが、何処にぶつけたらいいねん! と持て余しております現在……。何なんだ。自分で。



2003年07月12日(土) : 脳みそ冷却中

何かー「今書いてる話」より、「先の話」を考えるのが楽しいんですよ……。
こんな調子では、ちょっと小説を書くのが難しいです。
『華京』半分くらいいったんですけど、まだこの先が厄介ー。
三話に待崇を持ってこようか、と突発的に思ったのはいいんですけど。
いや、二話でいい加減に待崇は出そう。葬式に使おう。私なら、コイツに弔われたら、化けて出ますけど(……)。
じゃあ三話はどうしよー。葉喬の話はもうちょっと先にしたいしー。まだカッコつけるのは早いよお前(酷)!

私は、ちょっとくどいほど描写がある文章が好きなんですが。
『華京』は、何か自分では物足りないあっさり風味です。
こう、何ていうかそこに、市井の人々が「生活している息吹」みたいなのが、もっと書きたいなーと思ってます。武承さんや彩春なんかは、そういう「市井の人」として設定しているんです。濃いけど。
四話か五話……うーん、どうしよ、ぱぱ爆発。ちょっと(?)まともなぱぱ及び祥竜が見られるお話になる予定ですが。真面目に祥竜が天下国家について語ったりしてね。
だが今は、脳みそが文章シフトじゃないみたいです……。
予定ばっかり組んでてもねえ。
お絵描きしよ……。
イイ声聞いてうっとりしたし(何か関係あるのか)。

……だからって絵が描けるとも限らないわけで!
まーたごつくない男性を描こうと修正ですよ……あーもー。何も出来ないじゃないのさー……。3センチってこんなに差ないよなーなどと云々かんぬん。
あっちもこっちもリハビリ……。



2003年07月11日(金) : 七転八倒中

『華京』二話……ちゃんとプロットを立ててない云々も勿論あるのですが、文が続かない……。
うわあ、そのうち、祥竜が、本当に武松みたいに二階の窓から西門慶(仮名)をぶん投げたらどうしましょう!
困りますがな。『華京』は『水滸伝』と違うってーの。苦笑
あんなにアナーキーでピカレスクだと困る……。(でも私は九紋竜史進が好き。祥竜にもちょっとイメージ入ってたりして)
ここで挫けてしまうと、ずるずると去年の轍を踏むことになるので、正念場か! 早すぎる正念場だな!

絵の構図は、何となくぼんやり浮かんでくるんですけど……。
でも『Shadow Saga』ばっかり。
近々、おっさん描くかもしれないよ! Rちゃん!(私信)(ここ見てるかどうか知らんが)
しかし、私の近々は明日だったりするし、半永久的に訪れないこともあるので、当てにすることは厳禁。最悪だな。
何か逃避行動に走りそうな感じがむんむん(どんなんや)しますが、28歳長髪レオンハルト(オプション:メガネ)は絶対描く(しかし髪とメガネ以外は、全然外見変わってないのよね……)。拳を固めつつ。

どーでも良くないが、カッコ書きが多すぎやしませんか。



2003年07月10日(木) : 何となく現状報告

さて、現在書いているのは『華京』の二話です。
これは一話よりやや短めに纏めたいです希望。三話の構想は真っ白ですが、四話か五話で、祥竜の素性に関わる話を書こうかと。
んで、重陽の節句の頃に、孝姫さんをメインの話を入れて。タイトルはずばり、「重陽の鬼」だよな! とか。
その後くらいに葉喬をちょっと活躍させてあげようかな、とか。
待崇はどうしよう。まだ本編に名前しか出てないんだよなーとか。でも、待崇が出張ったら、とんでもない話になりそうだ(笑)。
正月と元宵節の話は、絶対書かなくちゃならんよな! とか。ぱぱ大爆発。
あー構想考えてるだけなら、楽しいんだけどなー。
思うように手が進まんのです、いまいち。
無理しないで、暫く絵描きしようかしらとも思います……。

『Shadow Saga』の方は、所詮作者がアホウですから、結局これも力押しになるんですけど……。
出来たら、『華京』と交互くらいに更新できたらいいな、とは思いますが。出来たら。

ところで、一週間くらい前から、bとnのキーをしょっちゅう押し間違えます。いや、隣同士のキーなんだけど、二回も三回も同じ間違いを繰り返すなよ、自分……。

……あー。レオンハルトのつづりって、末尾にt要らないんだ……。やっぱりレオナルドのドイツ読みなんだ……。
ていうか、つづり自体が間違ってるぜ! これだからドイツは(学生時代の第二外国語は中国語でした)。とほー。
しかも、北方大陸はドイツ系の名前で統一! とかって、アルテミシアは英語系の名前ですがな……。しかし今更名前変えられませんよ。アルテミシアはアルテミシアだよー。
手間隙惜しむとこうなる、といういい見本のようですが、『Shadow Saga』書き始めた頃は、今ほどインターネットどころかパソコンも普及しておらず、私はワープロすら使えなかった、ということを言い訳気味に補足。



2003年07月09日(水) : 閑話休題

いっつも閑話だろうが! といわれそうです。
それにしても、去年のこの日記は何とか真面目に書こうとしてましたが、今年はもー化けの皮を剥がしまくりですねははーん。ほらこんな風に。
そうじゃなくて。

果たして、長髪美形男性キャラと、短髪美形男性キャラでは、どちらが女性ウケがいいのか。などと、ふと思いまして。
だって、どーもレオンハルトって、長髪の方がウケがいいみたいなんだもの……。
ウケが良かろうと悪かろうと、作中では髪は短いままですけど。エピローグでは伸ばしてますが(あっ)(気が早すぎる!)。
『華京』では、好むと好まざると、美形だろうがそうでなかろうが、男も女も関係なく、全員長髪ですから、問題外です。中国では、短い髪、髻を結えないような長さの髪は、奴隷の証だったのです。実際、漢以前の刑罰では、「髪を切る」という刑罰があったくらいですからね。

個人的な好みでいえば……。
どっちでもいい。
おいおい。
より厳密に言うなら、許容量が広くなったと言ってください。節操が無くなったとも言う……トホホーい。
いやほら、すっかり漢好きですから、漢!
多感な思春期(爆笑)に、少女漫画を一切読まず、少年漫画で育つとこういう感じになりますよ奥様。ジャンプで育ちましたものー。
そして、黒髪長髪を描くのは大好きです。

しかし、レオンハルトは長髪ありだけど、カインはどーしても長髪なしなのは、何でだろー。
こんなこと言ってたら、長髪メガネの28歳レオンハルト描きたくなってきた……。(マジで)



2003年07月08日(火) : キャラクターと名前

キャラの識別、というだけでなく、この名前というやつ、キャラの人生(大袈裟な)にまで関わっているような気がします。
名前でイメージが左右される、というか。
例えば、カイン。
私はどうやら、この名前に「不幸」というイメージをかなり強固に抱いているらしく(実に迷惑な話である)、おかげで私の書く登場人物の中でも、非常に薄幸な人生を送る羽目になっております。現在では、出番そのものがあまり多くないので、その不運っぷりが目立たないだけだと思われます。
そもそも、モデルが「不幸と哀愁を背負った男」、カイン・ハイウィンドでは致し方ないか!(酷)
私の中で、カインという名前は「外見や能力には恵まれていても、本人はそこはかとなく不幸の香りをさせている」というイメージのようです。酷い話です。

名前でどうも……、と思ったのは、前に書こうとしてすぐに止めた話の主人公。
リューンという名前にしたんですが。男なんですけど、名前のせいか、えらくナヨった奴になってしまったので、速攻没にしました。そういうキャラにしたくなかったんですよ。
もっと、逞しく強かなキャラにしたかったのに、なーんか名前に引きずられた、というか。

中国的な名前の場合は、やはり漢字の字面があるので、適当に漢字組み合わせてたら、「らしく」見えるっつーか。
いや、本当はそんないい加減なつけかたじゃないでしょうが、ま、創作の上です。
実際、『華京』の登場人物たちは、名前つけるのに、そんなに悩んだ記憶が無いのですよ。祥竜の場合、竜の字は使いたいな、名前……「しょうりゅう」にしよう。じゃ、しょう、の字はどうしよっか。昇や小は却下として……祥、か。万事こんな風で、かなりあっさりと。女性の名前は、なるべく優しい綺麗なイメージの字を使おう、とか。
姓に関しても、割と適当に選んだというか。祥竜の姓に項を選んだのは、私が項羽を好きだからです(笑)。
「張三李四」といわれるほど、中国人の姓は、日本人に比べてバリエーションが少ないといわれますが、さすがにまだまだ使ってない姓は色々あります。曹、馬、趙、孫、韓、周、武、朱、史、柴、灌、孔、許……諸々。

うーん、名前って結構でかい存在だなあ。



2003年07月07日(月) : ファンタジーと常識

ファンタジー世界というのは、いうまでもなく空想の世界です。
剣と魔法が法である、中世ヨーロッパ的世界が大体標準です。まあ、最近では世界観もたくさんあるでしょう。『華京』あたりは一応、中華風ファンタジーと銘打ってますけど。むしろ架空歴史。
騎士だの魔法使いだのお姫様だの王子様だのが、ごく当たり前に存在するこの世界。
さて、我々の世界の「常識」をどの程度持ち込むべきでしょうか。
ファンタジーなんだから、その登場人物たちが棲んでいる世界は、丸い星の上じゃないかもしれない。世界の果てには、巨大な滝があるのかもしれない。
一日が24時間とも限らないし、一年が365日とも限らない。

その架空の世界の人々は、我々とどれくらい同じ事を知っていて、どれくらい違うことを知っているのか。
いや、というのもですね。
子供をつくる、ということで連想したわけです。
まあ、古来、男と女がやることやって、子供が生まれるっつーことは非常に分かりやすい常識なわけです。
それが、精子と卵子がそれで精巣と卵巣云々、なんていいだすと、ファンタジーじゃねえよなーと思いまして。下品な話ですみません。
前にちらりとこの創作日記にも書きましたが、両性具有と半陰陽について、ちょっと調べてたんですね。
とりあえず、神話的→両性具有、現実→半陰陽(しかし、半陰陽というもの、なかなか奥が深い……。こーいう言い方したら怒られそうですが)、ということで自分なりに理解はしてみたんですけど。んなら、生殖はどうなるんじゃ、とかまたしても下世話な方に思考が流れまして。
趣味、つーか一応、話に関係あるんですってばー。
で、まあ面倒だし(……)、生殖機能は無い方がいいな、ということでじゃあ本人は、どうして自分に生殖機能が無いことを知ってるんだ、って、やっぱりファンタジー世界の住人が、生殖医学的なことを口走ったら変だよなーと。
……しょうもなくてすみません。そもそも、んなややこしいのを出すなよーといわれそうですが。
これはかなり最初っからの決まりごとだったので、今更覆せませんしー。破綻するってほどじゃないけど、自分の中でもうイメージが固まってしまっては、もう打破は困難。

素人がうかつなこと書くもんじゃありませんやね、まったく(我ながら)。
ま、結論はゆっくりだそ。先はまだまだ長い!(サイテー……)



2003年07月06日(日) : ……

えーと。
絵の話なんですけど。
まあ、文章以上に下手の横好きなんですけど。
それはさておき。

高校くらいのとき、宝飾品を描くのがかなり好きでした。
大学以降は暫く、鎧描くのが大好きでした。
最近はそーいうのより、普通の洋服描くほうが楽しかったりするんですが。
面倒くさがりのくせに、細々としたものを描くのが嫌いじゃなかったり、でもペン入れなんかに入ると、もー面倒くさくなってしまったり。飽きっぽい。

『華京人物録』は、最初っから鉛筆描きでアップするつもりだったので、まだ比較的鉛筆でも線がはっきり出ています。
ちなみに、割と通常の下書きはこんな感じです。→
……これから、この線を拾う作業に入ります……。
突発的に、「手の掛かる絵」が描きたくなったんです。
リハビリになるのか……?
本当に出来上がるのか(自分で疑問を抱いてどうする)。
しかし、ちょっとずつ慣らしていかないと、人様に進呈する絵が描けるはずもなく。ねえ。



2003年07月05日(土) : 悶絶

☆ピンポンパンポーン(アナウンス入り)
「本日、何時にも増して、トークがぶっ壊れております。妙なことを口走っていても、生暖かく見守ってやってください」
☆ピンポンパンポーン(アナウンス終わる)



まあ、アレよ。アレですよ。アレって何さ。
『Shadow Saga』番外編を書いたおかげで、めちゃめちゃChapter-5「浄夜」を書きたくなって、悶絶しているわけですよ。
Chapter-2「魔の娘」、Chapter-3「滅びぬ夜の夢」なんてぶっ飛ばして!
……いやあ、読み返すのが一番辛いんで、この二つ。展開とか。強引極まりなし!
Chapter-3は一言で言ってしまえば、「カイン受難編その一」です。まあ、カインはウチのキャラの中でも、一番不幸なキャラだと思っていますけど(酷)。その一があるということはその二もその三もあるということです。全く、実に酷い話でございます。悲劇のヒロインですから(間違い探し:Lv2)。←どうやら、開き直ったようです。お姫様結構! ドンと来い、どんと!!
ずばり、3は耽美〜な話であります、押忍! 若さゆえの過ちであります、大佐! 認めます、これが若さです!
お〜い、戻って来いよー……。濃いが一発で出てくるのってどうよー……。

しかし、2と3を飛ばしたら、中に乱暴に突っ込んである伏線が。アレは伏線だといえるレベルじゃねえだろ、という自分ツッコミは置いておいて。
要するに、5はレオンハルトとアルテミシアの話なんですよ、奥さん! 前から書きたい書きたいと呪文のよーに繰り返していましたが。
創作熱が減退していた時期を通り抜けてみたら、またこれが書きたくて書きたくて。
いや、結局悲恋なんですけど。それを乗り越えてもらうんです、レオンハルトに。
一皮剥いて、「お人形さんみたいに綺麗な男」じゃなくて、「自分のしょうもない所も許容できる、カッコイイ男」になってもらうんですよ。
かっこ悪さもかっこよさの一つだと思うんです。
自分の汚さも醜さも限界もズルさも、自分の中に認めて、みっともなくのた打ち回っても、譲れないものだけは絶対に譲らないというか。分かりにくいわい。
ということで、この一章以降、割とレオンハルトは生の感情を剥き出しにすることが増えていくというか。自分が「ずるい」こと、ちゃんとわかって。有言実行。
基本的に、レオンハルトが「完全」、カインが「不完全」という対比になってるんですけど。おかげさまで(?)、カインは付箋紙を貼り付けられるように、弱点が増えていきますよ! 細かい弱点が(笑)。酒が弱いとか、実は下ネタが苦手とか。


……少し落ち着いてきた模様です。
しかし、こんな脳みそではちょっと話が書けなさそうであります、艦長!(誰だよ)
『Shadow Saga』『華京騒動録』、ギャラリーに挿絵、つーかイメージイラストを描こうかしら、などとぼんやり思いつつ。



2003年07月04日(金) : 漢文

中国物を書く場合、避けて通れない原典史料。四書五経、正史、会要類、などなど。それは当たり前ですが、漢文で書かれているわけです。
しかし、大学院を出てから、めっきりこれに触れる機会が減り、ふと「……このまま、漢文が読めなくなったらどうしましょう!」などと(似非)マダム風に不安に思い、慌てて『史記』を引っ張り出してみました。

……『史記』はまだ読めるようです。良かった……。さすが、中学高校の国語の教科書に載るだけのことはある。
しかし、段々時代が下ってくると、読めなくなってくるってどういうことなんでしょうね! まあ、漢文というのは、要するに中国語の古文ですから。現代中国語が分からんだろう、自分。とか。
『華京騒動録』書きながら、「あーやっぱ『宋会要』も読まにゃならんかなー」とか思いつつ、「……」と撃沈しつつある自分がいたりして。講義で読まされて、全然読めなかった痛恨の思ひ出。恐らくは、日本でも屈指の不真面目な院生でした。ごめんなさい。
ヘタレは、東洋文庫の、『宋史食貨志訳注』でいいかなーとか思ったりして。(しかし訳注書を買うより、『宋史』を買う方が安いですよ!)
ただ、ちょっと宋代の儀礼について調べたいんですよね……。『夢粱録』もやはり読むべきか、などと思いつつ。
「またその辺に本を散らかして」と親に言われつつ、資料をひっくり返す日々です。

とりあえず、苦手なタイトル付けが決まったので、『華京』二話、そのうちお届けできそうです。ピザか。
しかし、予告するとその通りにならない、という嫌な前例がたくさんありますので、断言はよしましょう。



2003年07月03日(木) : BGM

小説を書くとき、無くても問題は無いんですが、あると何となく筆が乗る(正しくは打ち込みだろう)ような気がするのが、BGMの存在です。
最近は、めっきりCDを購入することがなくなりました。
だもんで、昔に買ったCDをとっかえひっかえになりますが。

一応、書いてる話に合わせて、チョイスするようにはしてます。
『Shadow Saga』は、イメージ音楽として、ノルウェーのユニット、シークレットガーデンの曲を勝手に頭に置いてます。
だもんで、割とこのアルバムを選ぶことが多いです。『Shadow Saga』の場合は。
後は、エンヤとか。シセル・シルシェブーとか。ケルト・北欧系の、静かめなアルバムが多いですね。日本人では、遊佐未森。で、クールな感じ、ということで、エイス・オブ・ベイスやスパイラル・ライフもヘビーローテーションかも。
ちなみに、今回アップした外伝「Forget-you-not」はレオンハルトの恋の話だったので、バラード調のラブソングが多く入っているアルバムを選ぶようにしていたんですが、うっかりオアシスをかけてしまい、自分で勝手にがっくりきました。ロックじゃないんだよ……!
音楽を間違えると、自分的ムードが台無しになる、といういい見本でした。

『華京騒動録』の場合は、「いかにも中国」なCDは、「唐・長安舞楽選曲」とゆー中国で買ったのしか持っていないので、ノリがよければ何でもいいや、と結構、節操なしです。郭富城は合いませんが!(笑)
それこそ、ロックに限らず、JAM Projectとか、ゲームミュージックとか。何でもあり! ポップなものもいけるので、カーディガンズとか。
ただ、『華京』は資料を読みふけっていることも多いので、BGM関係ないことも多々ありますが。耳に入ってない。

しかし、最近、CD購入もレンタルもしていない上に、元々あんまりメジャー志向でないため、何か微妙ですね。挙げた例が。



2003年07月02日(水) : 臆面の無い男

実生活において遭遇すると扱いに困るんですが、創作においては、臆面の無い男が、実は大好きです。
真顔で「愛してる」と、公衆の面前で言えるなんて、おっとこらしいじゃないですか! 男前! むしろ漢! 愛!(最後のは余計)
繰り返しますが、自分ではその立場に立たされたくありませんが(ありえねー心配すんな)。

ということで、私が書く話に出てくる恋する男(笑)は、基本的に臆面が無いです。
相手の女性が恥ずかしがる確率は、五分五分ですが。
鈍チン男は論外として。誰とは言いませんけど。
えーと、意外と臆面のない男、はレオンハルトですね。
今、トップからリンクしてる番外編競作企画に登録しようと思っている、『Shadow Saga』のSSを書いているんですが、見事です。男らしいです。
Chapter-5「浄夜」でも、彼の男らしさは遺憾なく発揮される予定です。……あれ、男らしいって言っていいのかな……。
相方のカインは、恋愛感情に縁の無い人ですので。ていうか、この人、意外と弱点多いので、この手の台詞には及び腰になる傾向アリ。そもそも、下ネタも苦手なんですよね、カイン(笑)。
とはいえ、一番臆面のない男、といったら、まだ外伝SSにしか出てきていない、カインの幼馴染の「僕」なんですけど。

しかし、最強の臆面の無い男は、祥竜のぱぱだと思いますが。



2003年07月01日(火) : 『華京騒動録』一話「武侠と女優」終了(ネタバレ含む)

一年がかり……!
いや、なんですよ。
人生は色々あるんです。

……。
ごめんなさい。

ともあれ、この『華京騒動録』の話を最初に考え付いたときには、一話からこんなに濃い話にするつもりはありませんでした。
ただ、暁華さんの依頼→昭怜の護衛→祥竜女装→実は売られた、の流れは元々考えてあって、ただ、一話に持ってくるっつー予定ではなかったりしたんですが。
予定狂わせといえば、游敬も予定狂わせ。
急遽出演願った、というか。元々の設定では、「爽やかな笑顔を無意味に振り撒く、ちょっと怪しい青年貴族」だったんですが。
それがまあ、随分変わりましたこと! いい役割に!
え? ぱぱ?
勿論、「麗佳ーっ!」は予定のうちです。最初っから。

そして、ブランクがあいたため、色々と(脳内)プロットも大変なことに。
現在の皇帝陛下、三代目のつもりでプロットを立てていたら、四代目と、人物紹介にありました……。
勿論、こっそり差し替えましたとも、ええ。
そうしないと、色々拙いんじゃよ……(ぼそぼそと)。

ついでに、『華京騒動録』は宋代の都市風俗を下敷きにしているため、主に『東京夢華録』の記述に頼るところが多いのですが、一つ注意を。
『夢華録』は北宋末、徽宗(おお、辞書に入ってる!)皇帝時代の東京開封の繁昌記です。『華京』は、北宋に例えれば真宗皇帝時代に当たり、『夢華録』に描かれた時代とは、約百年の隔たりがあります。そんだけ差があったら、時代風俗にも細かい違いがあるとは思いますが。華京は架空都市、ということで一つ。小説ということで、二つ。
それと、夜禁が本格的になくなったのは、やはり徽宗皇帝時代のようです。

しかし、調べ物に時間がかかるとはいえ、一話に一年かけてたら、完結まで何年かかるねん!

……ごめんなさいごめんなさい!









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