スタンドから眺める木漏れ日
DiaryINDEXpastwill


2021年03月26日(金) 我が家に「あの」問題がやって来た!

今年、4月に87歳を迎える父が運転免許を返納する。
「更新の際に受ける認知検査がめんどくさい」んだそうだ。

この年齢だと、家族の方から免許返納を促すことが多いだろう。
が、実は我々家族ーとりわけ免許を持ってない母と私としては
「とりあえず、免許持ってるだけでも持っててくれへんかなぁ」が本音だった。

以前、70代で早々と免許を返納した方が身近なところにいたのだが
それまで自家用車メインで移動しまくっていた人なので
外出すること自体が極端に減ってしまった。
ご近所なので、よく我が家へも遊びに来ていただいていたが
コロナ禍ということも重なって連絡を取ることもなくなり
「1人暮らしでどうしているかしら」と心配になることもしばしば。

もともと、父は運転すること自体はあまり好きな方ではないらしい。
うちの相方うさ兄ぃは、名古屋だろうが静岡だろうが車でほいほい移動するが
近場で決まりきった場所ー主にかかりつけの医者や近くのコンビニにしか
車で行くことはない父は、新幹線を利用する。
もっとも、うさ兄ぃが我が家に来る前は運転できる人が父しかいなかったので
「どこのご家庭もそういうもの」だと私などは思っていたのだが。

さて、父の免許返納は私の生活も大きく揺るがす。
週に1度、日曜日に出勤するときには必ず父に送ってもらっていた。
平日の出勤は、掛け持ち先から徒歩で移動すればよかったのだが
日曜日だけは自宅から出勤するので徒歩だと40分くらいかかってしまう。
今後、うさ兄ぃに頼むことも考えたが…寝坊するんだよねぇ、彼。

というわけで、このたび思い切って「折りたたみ自転車」を購入することにした。
小径(〜20インチ)ではなく、26インチタイプでカゴ・ライト・変速付き。
折りたたみにこだわったのは、帰りにうさ兄ぃの車でピックアップしてもらうため。
ネット検索して「これっ!」という商品は早々に決まっていたのだが、
決してお安くないお値段でクレジット決済だったので今の今まで渋っていたが
本日ようやく踏ん切りつけて購入の手続きが完了した。

考えてみれば、平日の早朝勤務も徒歩通勤に切り替えて久しいのだが
もともとは雨の日も風の日も自転車通勤を続けていた。
さすがに、これからはお天気の日に限ってのことになるだろうが
新たな相棒との通勤が今から待ち遠しい。

ただ…ケガが増えなきゃいいけどなぁ。


2021年03月17日(水) DVDを「聴き」ながら…

先日、スタレビさんの浜松公演を一緒に堪能したまこさんは
翌日も興奮冷めやらずライブDVDで余韻に浸っていたのだそうだ。

いいなぁ。私もできることならDVDをがっつり観て
ライブの雰囲気をあらためて味わったりしたい!

だがしかし。私にはその「がっつり観る」ができない。
テレビや動画、DVDといった画面上に映るものを愉しむときにも
常に何かしら「書いている」状態のときがほとんどなのだ。
こういうときは、PCでブラインドタッチするようなわけにはいかない。
常に原稿に目を落とし、DVDはもはやBGMと綴りを変えてしまう現象が起こる。

今日も今日とて、「手書き通信」という月イチの課題に
『還暦少年』のツアーDVDをお供に取り組んだ。
何度も観ているはずだが、画面の記憶があまり残ってないのは
毎度こんな状態で「耳から入る」からなのだろう。
ある意味、毎回新鮮な感覚を味わっている。

ちなみに、今回の手書き通信はもっと早く完成しているはずだったが
万年筆愛好家たちのバイブルとして名高い「趣味の文具箱」が発売され、
うちの最新インク&万年筆情報が掲載されてたことによって
「あれ、この情報も通信で取り上げなきゃいけないんだ…」
ということで、内容を大幅に変更したことでこのタイミングとなった。
もっとも、現在開催中のイベントや次回イベントは4月まで続くので
これを機に月半ばの発行でもいんじゃね? と勝手に思っていたりする。

さて、本日流していた『還暦少年』のライブDVDは
東京・中野サンプラザで収録されたものである。
思い出すなぁ、『Magnolia 木蘭』が発売されて1か月足らずで
ほぼ完売状態になっていたときに訪れた中野サンプラザ2days。
あのときは、初日のみライブを堪能して翌日は表参道へ行って
うちの店のイベントにひょこっと顔を出そうという目論見だった。

ところが、いざライブを観たら度肝を抜かれまして。
このツアーにおける『木蘭の涙』の立ち位置があまりにも大きくて、
その楽曲からインスパイアされた商品を世に送り出した私としては
「これはどえらいものを世に出してしまったのではないか…」
という衝撃がライブ後に襲ってきてしまった。

しかも、既に完売と聞いていた翌日のライブチケットが
レイアウト変更(録音・録画用に確保した座席を一部開放する)により
当日券を発売するという嬉しい情報が。
同行者の相方うさ兄ぃの勧めもあり、急遽宿泊予定を1日増やして
翌日もライブを愉しませていただいた。

「あぁ、このタイミングであの商品を世に出せてよかった」
1日目に受けた衝撃を満足感と感謝の気持ちに変えてくれたのは
紛れもなくスタレビさんの最高のパフォーマンスである。
そして、東京公演ならではのSPゲストである
佐橋佳幸さんと要さんのツインギター!これが良すぎた!!
これを聴きたくて、翌日の当日券のみならず
その後行われた「本日のおすすめ」にも足を運ぶことになる。

さてさて、そんな想い出つまった『還暦少年』ライブDVD本編を
ちょうど見終わるころに手書き通信がようやく完成した。
悪戦苦闘の3時間超。使ったインクと万年筆・ガラスペンは数知れず。
気が付けば、テーブルいっぱいに使った道具が広がっている。

そしてもう一つ気付いたが、まだ昼食を食べていない。
完成した原稿をメールで送ったら、途端に腹が減りだした。

自分自身にはスタレビさんを、万年筆にはインクを十分注入できた。

さぁ、何か食べよう。


2021年03月10日(水) 震災・木蘭・文房具

明日は2021年3月11日。東日本大震災から丸10年を迎える。
長いとも、短いとも感じられる10年という歳月。
その節目の日を迎えるにあたり、ふと思い出したことがある。
「震災とのつながりを失くしたくない」その想いを密かに託したあるモノのことを。

2019年2月、【Magnolia -木蘭-】という名の万年筆が発売された。

発売から遡ること1年前の2018年の年明けミーティング、
それまでオリジナル商品の提案からメーカーなどへの交渉、
商品化までの一切を社長1人で行っていたが、
「これからはみんなもどんどんアイディアを出してね」
という「指令」がスタッフ全員に下された。

それ以前から似たようなことは言われていたが、
すべて「お酒」の入った席上のことだったので
「そうですね〜、考えておきま〜す」の軽い一言で片付けていた。

しかし、この年明けミーティングでは珍しく全員が素面(笑)。
「ちょっとこれは先延ばしにはできないな…」
そう思った私は、社長の指令に「ちょっとだけ」真剣に取り組んだ。

スタレビの「木蘭の涙」で万年筆を作りたいというアイデアは
このミーティングの後、あまり日を置かずに生まれたと思う。
以前、好みの万年筆インクを調合してもらうイベントに参加した時に
「次は木蘭の涙という名のインクを作ってもらおう」と考えていたので、
それが万年筆へと移行した形だ。

アイディアのきっかけが「木蘭の涙」であることに間違いはない。
でも、この楽曲を知る人だけでなく知らない人にも商品を販売するには
木蘭という花そのものをテーマに据えた方がいい。
ここから、私の頭の中は四六時中モクレンのことでいっぱいとなった。

モクレンは、蘭の花に似ていると言われたことから「木蘭」と表記され、
「モクラン」という読みがモクレンの語源になったと言われている。
やがて「いやいや、蘭より蓮の方が似てんじゃね?」と言い出した人がいて
モクレンの表記は「木蓮」が一般的になったとされている。

また、学名の「Magnolia liliiflora」には「百合の花のような」という意味がある。
「オー、コノハナハマルデユリノハナノヨウデスネェー」
という異国の学者さんがいたのかどうかは定かではないが、
とにかくモクレンというのはさまざまな植物に例えられる花である。

なぜ、これほど呼び名が多いのか。
それは、時代や国境を超えて人々が自分の身近にある花にその姿を例えて
親しまれてきた証なのではないかと考えるようになった。
気高く咲きながらも、親しみを持って愛される花、モクレン。
その印象は、高級筆記具とされる万年筆そのものとも重っていく。

これでいこう、と自分史上生まれて初めての「商品提案書」を作って
社長に提出したのは翌月のスタッフミーティング当日だった。
その時点でほぼほぼOKが出るような形ではあったのだか、
実際には具体的なテーマなどかなり追い込まれることになったのだが
まぁそれは置いといて。

この提案書を作った時点では、発売時期をモクレンの花咲く3月ごろと想定していた。
そこで思ったのが、東日本大震災との関わりだった。

「被災地の子供たちに文具を送るプロジェクト」。
お客様などから寄せられた未使用の文房具を被災地である宮城県亘理郡亘理町
荒浜の子どもたちに宛てて送る活動を2011年の震災直後から続けていた。
これによって、わずかながらも震災復興とのつながりを保っていたが、
当時被災した子どもたちも大きくなり、文房具をはじめとする物流も
元通りになったことから一定の役割を果たしたとして2017年の活動が最後となった。

モクレンは震災の起こった3月から4月にかけて咲く花である。
何とか、震災との新たなつながりをこの万年筆で築くことはできないだろうか。
当初は寄付金付きにすることや3.11に関連づけた価格設定も挙がったが、
実現には至らなかった。

「木蘭の涙」と震災への深い想いを込めた万年筆【Magnolia 木蘭】は
提案から1年の歳月を経て2019年2月に無事発売された。
このとき、自身が担当する店頭配布用の手書き通信には
ここぞとばかりにスタレビとの関わりについて記している。

《日本を代表するライブバンド、スターダスト⭐レビューの「木蘭の涙」という楽曲をご存知でしょうか。1993年にリリースされたこの曲は、現在も多くのアーティストによってカバーされております。実はこの「木蘭の涙」がきっかけとなって【Magnolia 木蘭】は誕生いたしました。発売から30年近くが経過してもなお、多くの人から愛され続けるこの名曲のように、お客様から末永く愛される万年筆であってほしいという願いを込めて、「木蘭」の名をあえて冠しました》

そう、この万年筆において私が唯一こだわったのはこの「木蘭」の表記だ。
語源とされる「木蘭」と表記することによって、この花が歩んだ長い長い歴史を
この万年筆から感じ取ってほしいという想いももちろんあったのだが
「木蘭の涙」を知ってる人ならこの表記に「あっ」と思ってくれるんじゃないかなぁ、
という「素敵なたくらみ」の意味合いの方が強かった。

ありがたいことに、この万年筆は発売から約3週間でほぼ完売状態となった。
現在でも、ご愛用のお客様からSNSに写真をアップしていただいていることがある。

「愛されてるねぇ、木蘭」
ライブで「木蘭の涙」を聴くたびに抱くのと
同じ想いが自然と湧いてきていることに気づく。

もしかしたら、「うちの木蘭」もスタレビを介してではあるけれど
震災とのつながりを絶やすことなく持ち続けられているのかな。
そんなありがたい気づきを、今日感じている。


2021年03月08日(月) スタレビライブの前と後(中編)

前編の書き出しで、地元開催のスタレビライブ当日は仕事を入れないと書いた。
地元以外の場合、特に東京・名古屋が多いのだが基本的には「宿泊」するので
自ずと仕事は休みを取っておくことが前提となる。

唯一、早朝勤務を終えてその足でライブ会場に向かったのは今から10年前。
東日本大震災が起きた年、2011年12月31日に仙台で開催された年越しライブだ。
「一緒に年を越しませんか、この街で」そんなタイトルがつけられていて、
それまで東北の地を一歩たりとも踏んだことのない私だったが、
「はい!!」と即答してしまったんである。

私は、地理感覚とか方向感覚とかその辺の感覚が恐ろしく欠如している。
何せ、大型店舗のトイレを借りると必ずといっていいほど
出入り口と真逆の方向に歩いて壁にぶち当たるような人間である。
そんな私の心強いパートナーは(こんな時にしか言わないと言われそうだが)
その辺の感覚がめっぽう長けている相方のうさ兄ぃである。
何せ絶対的な方向感覚の持ち主で、知らない道もスイスイ行けちゃう。
加えて見知らぬ土地を旅するのが得意で、下調べも慣れていらっしゃる。
この人がパートナーだったからこそ、私はその日の朝9時前に仕事を終え、
駅で合流した後ひたすら鈍行で移動すること約半日。
ライブ開演1時間ほど前に仙台の地へと降り立つことができたんである。

ちなみに、ライブ終演後に向かった先は宿泊先ーではなく
たまたま空いていたネットカフェ。で、生さだ演奏会を見ながら仮眠をとり、
翌朝また鈍行に乗って(さすがに帰りは一部新幹線を利用した)帰宅した。

あれから10年ー

今回は、その早朝勤務の同僚であり頼もしきお姉様であるまこさんとご一緒。
地元の時には必ずといっていいほど隣同士で席を取らせていただいているが、
今回はコロナ禍。集客率50%ということで席は1つ飛びとなっていた。

「荷物、空いてる席に置けるからどうぞ」と勧めていただいたので
膝掛けとなるコートと手持ちカバンは足元に置き、リュックだけご厄介になる。
これだけでも、足元の荷物が減ってくれるのは助かる。
っていうか、この荷物の重量の大半は手持ちの万年筆が占めている。
万年筆店に出勤するのに、手持ちの万年筆をしこたま持ち込むのはいかがなものか。
でも、減らせないし減らす気もない。で、そのままライブに来ちゃう私。
仕事の後にライブへ赴くのは、あらゆる面で考えものだとしみじみ思う。

さてさて、肝心のライブのお話である。
コロナの影響を受け、いつものライブで見られたおなじみの光景ー
例えば要さんがギターピックを客席に投げるとか観客がコーラス参加するとか
そういったものが見られなくなったという若干の変化や寂しさはあるものの
基本的には「あの」スタレビのライブですもの。楽しくないわけないじゃん!!
今ツアー11公演目ということで、まだまだ形の定まらない部分もありそうだけど
これが中盤戦〜千秋楽前あたりは楽しみ方もまた変わるんじゃないかな、と。
静岡県内は未だ数カ所回る予定があるとのこと。
今度こそ、仕事の予定を一切入れずに余裕で乗船したいものである。

ネタバレ厳禁につき、内容について詳しく話せないのがもどかしいのだが
要さんが「音楽は『不要不急』ではない」と語っていたことは
かつてその事を身をもって経験したことの私も激しく同意する。
音楽=必要至急論 については、また別のお話で。


2021年03月07日(日) スタレビライブの前と後(前編)

我が街浜松でスタレビのライブが開催される日は、
基本的に仕事が休みの日、或いは前もって休みを取っておくのが通例であった。
しかし、今回はあえて休みを取らずに「職場から直行」することを選んだ。
何せ日曜日だし、接客業だし、店長の貴重なお休みを奪うことはできない。
何より、現在の職場はライブ会場であるアクトシティにほど近い。
徒歩でも20分あれば楽勝で到着できる。

17時開演のライブに行くには16時ごろに仕事を切り上げ、
遅くとも16時半までには職場を出れば超余裕!
という予定だったのだが、予定はあくまで予定であって確定ではないのだ。

この日、1人のお客様が来店された。
聞けば、今までスチールペン先のお手頃万年筆を使ってきたのだが
そろそろ「金ペンデビュー」したいとのこと。
それじゃ、実際に書き心地を体感していただきましょ〜というわけで、
いつものように国内3代メーカー(セーラー・プラチナ・パイロット)の
1万円台の万年筆を存分に試筆していただく。

市内唯一の万年筆専門店である当店最大の売りは、
試筆スペースにあるといっても過言ではない。
他の文具店にも試筆用のペンを設置してある場合はあるが
大抵は商品を陳列するガラスケースの上に試筆ディスプレイが乗っけてあるだけ。
椅子に腰掛けてゆっくり書くことを楽しむことなどできないのだ。
うちは違う。折りたたみ式だが椅子が用意され、ライティングデスクも完備している。
万年筆を実際に手に取って、書き心地をお楽しみいただくことで
お客様一人一人の手に合った満足の1本を見つけていただきたいー
試筆していただくことは、この店の接客において最優先事項なのである。

だがしかし、店内でお客様ご自身が満足のいく1本と出会うまでの道のりは長い。
コロナ禍で「店内のご滞在は30分を目安に」とアナウンスしたこともあったが、
字幅やデザイン、価格など様々な角度から万年筆を吟味するには
30分という時間はあまりにも短いとさえ感じてしまう。

このお客様も例外ではなく、字幅やメーカーを変えながら、
時には1度試したペンをまた手に取って他と比べて見たりする。
「あぁ、是非是非このお店で運命の1本に出会っていただきたい!!」
と、スタッフである私も心からそう願って接客をさせていただく。

「決めた!これにします!!」
と、お客様にお選びいただいたのは当店のオリジナル万年筆。
そこに、当店のオリジナルインクをコンバーターで吸い上げて
「金ペンデビュー万年筆」で試筆していただいた時のお客様の楽しそうな顔。
この瞬間に立ち会いたくて、この店のスタッフを続けているのだ。

大変幸せな気持ちの中でお客様をお見送りし、ふと時計を見る。

ヤバイ。

今から、接客以前に取り組んでいた作業を諸々片付けて
ダッシュで会場に向かってギリギリ間に合うかどうか…っていうか
どちらかというともう開演時間には間に合わないと覚悟したほうがいい。
そういう時間になっていた。

中途半端になってしまった作業と片付けを他のスタッフに詫びながら、
私はそのままコートを羽織って店を後にした。
身支度なんて一切なし。とにかく一刻も早く会場に向かわなければ。
そもそもマスクしていて息苦しいのに、ダッシュしていりゃなおのこと。
ほぼほぼ酸欠状態のまま会場に到着し、何とか受付に向かうと
「只今から開演で〜す。場内の扉を閉めま〜す」の声。
未だ辛うじて開いていた扉をくぐり、前の席まで階段を降りる私は
「24時間テレビ」のマラソンランナーが武道館のゴールテープを切る直前に
スタンドの階段をフラフラになりながら降りていく姿を思い出していた。

這々の体で指定の席へたどり着いた私に、1つ席を開けて座っていたまこさんが
「おつかれさまぁ〜、大変だったでしょう?」と労いの言葉をくださった。
いつもなら「そうなんですよぉ〜、実はね…」と話が始まるところだが
開演直前に加えてコロナウイルス感染防止のためにもおしゃべりはいただけない。
軽い挨拶程度の会話をして「その時」を待つ。

そして、ギリギリの状態で何とか「出航」に間に合った私は
ライブ序盤こそ滴り落ちる汗が入った目の痛みと、
なかなか整ってくれない呼吸と思考回路との戦いであったが
最後はこの航海を後悔なく終えることができたのである。
それはまた、別のお話で。


Shiratama Akkey |MAILHomePage

My追加