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健全な獣性などといっては、おこられる。 だがこの雑踏の数十センチの土ぼこり、密着する体臭、ある種のなれなれしさ、などのすべてが、すくなくとも健全、を暗黙の必要条件とする社会を作り上げていることに疑いを入れない。道端で罵倒されても、ひとつのルールを知らずにうっとおしがられても、犯罪者扱いされても、とにかくこの健全な律がこの町を支配しているかぎり、ここでは社会正義という思考が成立する。社会正義と大人の正義がかなりの程度一致する。 もちろん、そうではない町から来たからこんな位置づけをしてしまうので、そもそも二元論的に考えてはいけないと思うけれども、いったい俺たちの町はどうしてしまったのだろう。 俺たちの町?
2002年05月29日(水)
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