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■ (日記) 山田太一の「よその歌・わたしの唄」が良かった。
昨日、チョンマゲと二人で録画していたこのドラマを観た。 大好きな役者、柄本明や石田あゆみが出演していたので、面白そうだと思い、録っておいたのだ。
序盤は結構退屈なシーンが長く、途中眠くなったり、このまま行ったら一体このドラマはどうなるんだろう・・・と、少しガッカリ感が過ったのだが、中盤から終盤にかけて一気に良くなり、結局、最後には泣かされてしまった・・・・・・。
物語は、カラオケボックスにアルバイトで潜入し、独りカラオケに通う「訳アリ」そうな人たちを数人募り、コーラスグループを作りたいと願う、教授を退職した(渡瀬)初老男が主人公の話なのだが・・・・・・。 まだ観ていない人のためにあらすじはここまでにしておく。
今、チョイブームになりつつある「独りカラオケ」を題材にしたことへの着眼点にも感心したし、主人公もとより、その人それぞれが持つ「事情」や「虚無感」や「寂しさ」に、軽すぎもせず、重すぎもせず、ただただ、とても温かく優しい視点を置いて作ってある、とても良いヒューマンドラマだった。
ひとつだけ難を言えば、教授の家に泊まりに来た柄本明が、酒を飲みつつ叫びながら吐いたセリフ(結構大事なセリフだと思う)が、10回ほど巻き戻して聴いてみたけど何て言ったのかが解らずじまいだった。 聞き取れた人が居たらどうか、教えてください(笑)
山田太一さんの作品は、不器用な生き様の名も無き人を取り扱った物語が多く、自分自身のことも器用貧乏だと語っている。アタシはこのように、人の事情を温かい目で奥深く感じ取れる人って大好きだなぁ・・・・・・。
この方もタイプ4なのではないかな・・・と、フと思う。
2013年07月23日(火)
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