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■ (日記) ゆるすということ・・・を読み終えた。
コマキに貰ったジェラルド・G・ジャンポルスキーの「ゆるすということ」を昨日やっと読み終えた。 小さく薄い本なのに、随分と時間が掛かってしまった。 アタシにしては一字一句を噛み締めるよう、ていねいに読んでいたせいかもしれない。
この本を読んでいる間中、生まれてからこの年まで携わってきた、様々な人々との出来事などが頭に浮かび、其々の人々がアタシにもたらした出来事などを思い浮かべながら読んでいた。
人生長いことやっていると、それはそれは人様から手酷い仕打ちを受ける事も有る。 理不尽な理由で心を痛めつけられる事も有る。 良かれと思ってした事があだとなり裏目に出て、人から逆恨みされる事なども有る。 人を傷つける事もあるし、人とやりあうことも有る。
でもアタシは怒りのエネルギーはあまり日持ちしない方だし、忘れっぽいので、今まで色々な人を許して来た方だとは思う。
あれほど愛し両方とも大好きだったのに、離婚をする事で幼少時のアタシに父親と離れ離れになるという寂しさを与えたアタシの両親。 この両親とも、愛し合ったまま最期の最期を迎える事が出来た。
家まで建て、やっと初めての子供がもう直ぐ生まれると言う段階で、何もかも捨てて他の女性と駆け落ちしてしまった元夫。 この元夫とも、今では普通に話せる友人だ。
その他小さい事を挙げればキリが無いほど、日常生活や人間関係で腹立たしい事も、腑に落ちない事も、理不尽な事も有るのだが、アタシは多分、自分のこれからの人生に大きな関わりを持たないであろう人には、何を言われても何をされてももう平気になりつつある。 それは無視をすると言う訳ではなく、いったんは修正に手をつくしてみるが、それを受け入れられない場合、それ以上は深追いしない事に決めている。
この本を読んでいて、とても感銘できる部分が有った。
その部分とは・・・。 人間関係で生じる問題の多くは、私たちが相手に一定の決まりに従ってほしいと期待するのが原因です。ですから、そんな決まりを破ることが、幸せになるコツなのです。
と言う部分だった。
100人居たら100人の人生経験が有り、感性や価値観や思考があり、自分と違う感覚の持ち主が居て当たり前なのに、自分と違う人を軽蔑したり毛嫌いする傾向があるんだと思うが、様々な個性が有ってこそ、善悪の見境も付くようになるのだろうし、発明や、研究や進化も生まれる訳で、芸術や音楽や文芸の楽しみ事も生まれる訳で、自分はああいう風にはならないで行こうと言う気付きも生まれる訳で・・・・・・、色々な人の色々な部分をもっと尊重し合って、認め合って行けば、戦争も起こらないだろうし、世の中が平和になるという著者の願いが良く解る気がする。
アタシはちなみに今、一番許せないのは、自分自身なのかもしれない。 ぐうたら神は多分アタシが作り上げたアタシの分身なんだろうなぁ・・・・・・。
この本はお勧めです。 人を許せないでいる人、自分を許せないでいる人、読んでみたらいいと思います。
2009年03月31日(火)
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