『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年08月27日(月) 倒壊メンタリティ。

発作、みたいなもん、のさなか、は
存在がくるしい。

最近、あたしこのことを
こころが貧血、と
よぶことにした。
死にゃしないけど(しにたくはなるけど)
命に別状なくて
でも生気みたいなものがからだからずるずる抜けてもどらなくて
猛烈に気分が悪い…死ぬかもとか思ってしまうあたり
貧血を起こして倒れたときと、なんとなく似てる、
ような気がする、から

過ぎたあと、思い出そうとしても
反復できないところも
なんとなく

いつまで
この子と手をつないであたし
やってゆくんだろう
今年もまた夏が終わるけど
去り際にくる、お客さん、は
また同じような荷物、かかえて滞在にきた、みたい?

なみだ、滲むだけ
胸が重苦しいから
息を、吸って吐くのが疲れた、とか
生き物的に失格でしょなことを
あちこちでしゃがんで、思ったりして

腕が落っこちる
よくない
よくない

歩かなきゃ

頭のなかにうかんでくる悪いイメージやら考えを
消せる方法、だれか、しりませんか
夢のなかが楽しすぎるか血みどろすぎるか
びくびくして

……疲れたって
顔が落ちたし



だれか、いませんか
いてくれないですか



2007年08月22日(水) 淡むらさきに暮れてゆけ。

うたを
うたいたいね
道化てではなくて
機嫌とりでもなくて
のどの奥から、肺臓から、
からだのすみずみから指先から声がうまれて
空気の粒子にのるような
うた
あの声を

ヘルペスが治らないの、と
ぼやけた天井をみながら、その感触をみつける
再燃ですか、こんにちは
ぐるりとリンパ腺が腫れてしまったんだ
うたいたいあたしを諌めるように
わらうように
縛るよに

つぶれた声で泣き笑いしたり
しゃくりあげたのが、喉の出口で足踏みをして
出てこなかった、呼吸をさかさにしたみたいに
まのぬけた仕草で、あたまのなかはきりきりと瓦礫

なかない練習なんてね
あんまり
うまくならないほうが、いいのかも
知れない…よ


あのひとのいるところへゆきたい
そうしたら、この喉のつかえも消えて
あたしは十年ぶんも、なける気がする

かなわない夢は
かなえてならない夢

夕暮れのうみのいろで視界をぬりつぶして
しずかにそこへ沈みたい。



真火



2007年08月20日(月) 跳ぶ。

那覇で、買ってきたおんがくで
部屋をいっぱいにする
いたいことがうすくなって
あの、理由のない勇気みたいなパワーが
近づいてきてくれる……ような気がして

「島人ぬ宝」

大好きで大好きで大好きだ、
すきと言うよりなつかしくて
涙が出てくる
いますぐ、かえりたい

飛んで飛んで帰りたい
まぶしさも熱も吹きつける風もたくさんの緑も
きびしいこともやさしいことも

かえりたくて、破けそうになりながら
あたしは音をきいています



2007年08月14日(火) 黒いつばさ、の。

無論、
聖人君主じゃ、ないよ。

踏まれても投げられても
いたみをかんじても
笑っていえるほど、完全でも、ないよ。


・・・・・・あたし、いたい。


ふいに背中から迫ってくる
あの黒いつばさのもの。
真夜中に目をさませば。
街中ですうっと意識が遠くなれば。

すっぽりと包む用意だけはしているとキラリと哂って
………ひとを傷つけるものになるのは、とてもかんたんだ。
こころのままに喚いて針をもって突き刺せばよかった。
脆いあしもとを狙われても、狙われるだけの
弱みをぼくは、自分でかかえてきたんだか、ら
この殻を粉々にするのは、あんまりかんたんだ。

泣く。

言葉が、来ても
来なくても
すっぱりと断ち切られた、伸ばした腕とか指とか
そんなものから
流れだした血が、いっそあなたに
届けばいいと思う。
見えればいいと思う。

いてもいなくても大差ないと思い込んで
きちんと信じられていたらよかった。
そうしたら、あなたが
あたしをいらないと言っても、こんなふうに
痛いことも醜いことも感じないで考えないで
だまって、
享受できたかも、しれない。

たたきおとされるのは、いたいよ。

あたし、いたいんだよ。


ごめん。


8月14日、深夜


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