『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年01月27日(土)


からだがつらくてねむれない



あたし、こんなにだめだったかなあ

だめだったのかなあ



2007年01月14日(日) 赤のあしあと。

自分なりには必死なんだけれど基本的に
そういうことが下手くそらしい僕が
返答が期待できないSOSをだして
あっさりと、思ったとおり、お断りされて
高まっていく内圧で。

夜中、逃げるところがなくなって
じぶんを切り裂いて
じぶんで血をとめる
それ、不毛できたならしい行為を
復活させ続けてる

きえてなくなるかわりに
あかい河。

ガーゼと医療用テープとばんそうこう
それから、皮膚科でもらった化膿止め軟膏
ぼくがぼくの正気をとりもどすための、へんてこな、
道具箱のなかみ、いろいろ。

しぬ、が、ふくれあがって
どこにもゆけなくなるから
薬も、飲みませんでしたと
新年さいしょの診察で言った
理由を説明したら
(たぶん混濁ついでに在るだけぜんぶ飲んじゃうから)
飲まないほうが正しかったですねと、言われた

薬は、こわいんだよ。
こういうばかな僕が言っても説得力ないけど
しなないまでも後遺症のないまでも
化学物質の錠剤は。

だからふとんをかぶって呻いていたひとばん。

止血をしながら、思う
なにか、こうして
自分でもうまくわからないところで壊れた感情を
皮膚にあなをあけて、流し出してやっているのかなと
言葉でさえ、説明できないこと
きかせられるひとがいないこと

………。

知らないところで、
せなかをささえてくれたひとがいなくなっても
がんばっていこうと思ってました
でも
気がついたらひとりだった
身の回りみんな忙しいか弱ってて。
それに、僕の重みを上乗せするには、あんまりに
してはならないとがんじがらめで。
限界でした。

ふらふらと書き付ける
ごめんなさいしか出ない。

今夜が月のあかるい夜だったなら
なにも考えずに行けたのに
開けた窓の向こうは消し忘れられた自転車置場のあかり一本
そのしろさを目にして
頭の奥で、僕がとても落胆したこと。
きたないしバカげているけれど
ほんとうのこと。



2007年01月08日(月) 断線

とろとろした眠りでも救いだったので
わたしはそのなかにふわふわ浮かんでた
眠るのに、陰と怯えがつきまとうこのごろには
ほんとにそれは、救いだったのだと思う。

唐突に、断ち切られてしまうまでは。

急に鮮明な頭で起き上がったら、かぎりなくヒトリだった。
ざぶざぶと降っていた雨まで止まっていて
ああおまえは異物だよ歓迎などされていないよと
いたるところのものものが
ひくく囁きながら背中に置き土産をしていく。

誰がいてもかかわりないヒトリ。

頼るもの、は
たしかなものしか、ない。
化学物質として与えられたもの………オクスリ。
ブレーキのきかないところで
感情にあそばれながら
ただしく頼るのなんか難しい。

とうぜんの帰結。
翌朝、起き上がるのは困難で
段差があれば転んだし体をねじれば転んだし
頭を傾けたら目がまわるし倒れるし
副作用さんのパレードで、ずるずる一日、
クスリの成分、が外へ出ていくのをぼんやり待つ。ただただ、寝る。

コイビトに怒られた。
どうして怒られるのかあたしにはわからなかった。

どこにもいてはくれないのに
行動さえも見ていないのに
あかるいひるまになって乾いてざらざらの砂のような
あの拒否のまなざしが無機物の念いが
すべてみえなくなったところで。

ばかもの、と言われても。

ざりざりとした砂の嵐の壁の外で
ものごとはすすめられているみたいで
期待されるべき反省なんかとは遠いところにわたし、がいて
それはまるで昨晩、部屋中からしたたりおちていた言葉の無数を
ひとつあまさず摂取したような無感覚で

ひとごとのような距離だった。

電話のコードなんて抜いてしまって
携帯もオフにかえてしまって
どこまでもねむりたかった。



2007年01月06日(土) しらないトーンと既知の領域

なにと書いたらわからない新年のはじまりで
ねむりながら今までをすごしてしまいました
恒例の親族の集まりに参加できませんでした
心理的理由ではじめてバイトをやすみました
コイビトがはじめて初詣にさそってくれて
それで、ふらりと外へ出ました

…お賽銭投げてお願いすることなんて
どうやら
なかった…

みんなみんながどうか笑っていられますように
ほかには何ものぞみませんどうかみんなが
悲しいことに晒されませんように
たとえ、わたしがしんでも……

……あれ?

まぜこぜになったかみさまは
あの祭壇の上にはおわしませず
おそらくは
海のむこうへ
果てしない海のかなたの楽園へ


欲しいのは瑠璃いろの波をみて凍る風と吹き飛ばされる涙だ


大手をふってタスケテなどと
言えなかったわたくしの日々が
しずかにくずおれてゆけば
それは、理由のない敗北といふことに
なるのでせうか

未だ、凍った涙を抱えて
笑えよ笑えよと日々が
さんざめきつつ、また新しい年明けが
夜をめくるように訪れる


ひとりにはなりたくないけれど
誰といても
苦しさのほうが多いから
オクスリを飲んでそしてしずかに
耳を閉じてしまおうと

また、だれかに嫌悪されそうな時間をおくっています

太陽がのぼったら
ことしはじめてのカウンセリングです。
雨が降り止まないことでしょう。
そぼふる雨音ききながら…
「おかあさんの手のおだやかさやさしさ」を残念ながら
わたしはしらないのだけれど
ここに生まれる奇妙にも沈んで落ち着いたトーンの心色が
もしかして、それにあたるのかな、と
考えています。


今年もまた
ここにいることを
許してもらえたならうれしい、です……。


2007年1月6日、深夜未明 真火


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