『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2005年12月30日(金) call me

ひとりといっしょにおそってきた

おくすりをのんでも
この腕がよわい
つきはなせない

まわりじゅうの空気がせまってくるんです
すこしずつしのびよってくるんです
あたしは足掻いて、足掻いて足掻いて
でも、まだ
泳ぐことをおぼえられないんです

こわい、よ

そうとう困難に違いない情況をわらってはなす、って
このあいだお医者さんがいいました
ねえ、わたしそんなに笑ってますか
一枚はいだらどんな顔をしているのか
あなたほんとうに、みたいですか

新年へのカウントダウン

あたしもカウントダウン
しちゃえ


その思考がひっそりとたたずんでこちらを
くっきりとしたひとみで捕らえて離さない
どこにいても
視界の中

「カウントダウン、しちゃえよ。」


金色の目で
照り輝くひかりは
希望じゃなくて
終了の合図
ですか?

ねえ。

ねえ。


30日、夜



2005年12月23日(金) よりかかれず。

ちょっと、もう、へとへとで

寝ても寝ても追いつかなくて

何時間ともたない涙腺に文句を言う。

クリスマスがやってきた

たのしみは、たしかにつかんでいたと思っていたのに

寒風にふきとばされて消えてしまったのか

あたしには見えなくて

見えないよ


なにもしたくなくて
なにも食べたくなくて
それでも道化てるのに
おまえなんてうるさいしんじゃえ
唱える呪文
朝、まぶしいひかりのなかで消えたいとつぶやく
もう何もかんがえないうちに口からこぼれてくる
ことばだった。


ハッピー・クリスマス

かけらでもいい
残るといいのに


23日、夜



2005年12月16日(金) 這う。

泥を吐いているようです

泥みたいなからだで

ずるずると

泥をすくいあげて

泥のような言葉を、吐いて

取り落とす。

なみだなんて出なくて

続くのは痛さへの忍耐とヒトリへの麻痺と
眠って起こされて眠って起こされて

恋だとか愛だとか大切だとか苦しいとか
そんなんじゃなくて、もう、ただ、ただ
やすませてくださいたすけてくださいと
憤慨していた小説の1シーンみたいに
それだけが頭の中を占拠していく行進していく

リストカットやらオーバードーズやらするような根性もありませんで
荒れた部屋で荒れた皮膚で荒れた服装で
ただたすけてとぼやいて、わらって、

きえたい。

単純に今のさきにあたしが存在していてあしたも
また目をさまして未来があるということに
たたきのめされてしまった、くりかえしくりかえし

晒していて
ごめんなさい


16日、夜



2005年12月15日(木) エクトプラズマ

このおんなはエネルギーが切れましたと
貼り紙はりつけておきたい
地面からひきずりあげる肉体の重さだ

こっこの焼け野が原とかを
なまで真剣にうたってしまいそうだ

走り去る先はどこだろう

あたしには
帰る島は
ないし。

頭がうまくうごかない
もう、よく、わかんない
きみにあいたい
きみにあいたい
きみにあいたい

話すことなんてなにもなくてただ手をつないで
しぶかにふかく眠りにおちるくらいの願望

あいたい


15日、夜



2005年12月13日(火) うたわない、うた

朝、目がさめて
つめたさのなかで泣いている

ヨーグルトとパンとコーヒー
涙がとまらないことを除けば
ありふれすぎた朝

ぐずぐずとくずれかかるあたしをあたしが支えるよ
誰もいなくなった部屋のなかで、ひとり

ライフラインは使えない
毒液みたいにしみわたって
恐怖があたしを脅すから、だから

ねえそこにいるよねと
くりかえしても答えを待てない
信じられないうちにこわれていく
やすらかな抱擁が
遠ざかって

ひだまりのなかでぐずぐずと泣いている
がりがりと肌に傷をつくりながら
いくつなのかわからないものが、わからない感情といっしょになって
あかるすぎる凪を激しく揺るがす

信じたかったね
そうだよね
必ずしもそう
なりたかったわけでなくて

つもりゆくことば
そら笑いをつきぬけ
ここに届かない
空虚にあかるく痛むほねで
つくられた、からだ


できることなら、きみのそばへ



13日、朝



2005年12月10日(土) good thing

そうだ今日はこれから
お風呂に入って「キッチン」を読もう。
そうしてパイナップルの鉢を抱えたまま
おそろしく美人になる前の男だったえり子さんといっしょに
みっともないくらいに泣こう。

お風呂の中だったらいくらでも泣けると思う
うすめる水はいくらでもあるから

だから今日は
お風呂のなかで「キッチン」を読もう。


・・・・・・・・・・


二度目のヘルペスさん、なんとか完治、しました
すごく体力が落ちてしまって
ごはんを食べられなかったり色々だけど
めげて、、、、るけど
なんとかやっていますと
クリスマスカードに書けるくらいにはなりたいと。

私信。
メールをくれてありがとうございました。
お返事がかけなくて、ごめんなさい。
でもとてもうれしかったです
いつも読んでくれて、ありがとう。


10日、夜



2005年12月01日(木) ・・・。

とりあえずむちゃくちゃ痛いです。

医学雑誌に症例として載っていそうな
カゲキな上半身になってしまいました、、、。
水泡と発疹とかさぶたになりかけのぶつぶつで
ほとんどが覆われていると言う……

特殊メイク不要なかんじ?

なんとか病院に連れて行ってもらい
お薬と痛み止めをもらい
疲労でぶったおれて
食べるものが口に入らない……。

じわじわ寸断ない痛みはひとをおかしくしますね。

おかしいです。


12月はそんなもので始まってしまいました。

11月もそうだった気がします。

………。


まけちゃだめだまけちゃだめだ。

でもパジャマが当たって痛い、、、(T_T)


あしたになったら
あしたになったら
楽になっていたり
しない、かな、、、。


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