土曜日生まれは腰痛持ち

2010年07月30日(金) 甘党支持者へのお知らせ ラグノオ「パティシエのりんごスティック」

ダンナと下の子が、2泊3日の青森旅行から
帰ってきました。
なぜかお土産の中に、県内のドライブの際にも
ちょいちょい買ってきてくれるお菓子が含まれていましたが、
もちろん、おいしいので問題はありません。

それはそれとして、青森らしいりんごのお菓子で
かなりのヒットがありました。

ラグノオ「パティシエのりんごスティック」(別枠で開きます)
1本150円とのことで、値段もさることながら、
片手で食べられるカジュアルなアップルパイですが、
味はなかなかに本格的だと思います。
シナモンのほのかな香りも心地よく、
りんごのコンポートは
ねっとり感とシャキシャキ感が同居している感じ。
ほどよい甘さやパイ生地の軽さも魅力的です。
そのままでも、オーブントースターで軽く温めても、
どちらもいけます。

アップルパイ好きの方なら、
一度は試してみる価値があると思いますが、
りんご好きの方には、余り強く推しません。
特定の果物が好きという方にとっては、
結局それを「そのまま食べる」に勝るものはないでしょう。

ウィキペディアによると、
この製造販売元の社名「ラグノウ(ラグノウささき)」は、
戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」に登場する
菓子職人の名にちなむのだとか。
「中二病も極めれば芸術だ!」と後世の私たちに教えてくれた、
あの太宰治を生んだ土地だけあり、社名も文学づいています。



2010年07月27日(火) 映画「プレシャス」を見てきました。

この日記を以前から覗いてくださっている方でも
ほぼ忘れているのではないかと思いますが、
私、「エンピツ」の日記をもう1本借りて、
一応ここと並行して映画紹介の文章も書いています。
だから、本来ならそちらに書くべき話題なのですが、
どうもこう、うまくまとまりませんで、
でも、何か書き留めておきたくて、
こちらで失礼します。

「プレシャス」は、
その内容のヘビーさ(原作はどんななんだろ)、
一部キャストの豪華さがいい意味で見当違いなところ、
賞レースでの健闘などなど、
痛快娯楽作ではないけれど、話題の映画ですね。
いやあ、力強くもおぞましく、
目を背けたり、耳を塞いだりしたくなるシーンも
そりゃ確かに多かったけれど、
その次の瞬間には、「え、今のなになに?」と、
くいつかずにいられない作品でした。

実父と義父からレイプされた結果、
16歳にして2人の子持ちである
太った黒人の少女“プレシャス”が主人公です。
こんな輝かしい名前なのに、
それまでの人生、ほぼゴミのように(とりわけ実母から)
扱われてきたであろうことは、
想像にかたくありません。
2度目の妊娠で退学処分になった後、
その学校の校長のはからいで、
EOTOといわれる代替学校に入学し、
美しく強く優しいレイン女史の導きで、
自分を尊重するすべを身につけていくのでした。

レインを演じたポーラ・パットンは、
本当に美しい人でした。
ハル・ベリーにちょっと似た感じの
典型的なブラックビューティーなのですが、
表情がすごくいいんです。
ここのところ大人の映画をまともに見ていなかったので、
最近の俳優さんにはとんと疎くなっていたのですが、
久々のヒットでした。

プレシャス役のガボレイ・シディベ、
その母親役のモニークは言うに及ばず、
ほぼ皆さん怪演、好演なさっています。
そんな中、マライヤ・キャリーを見直した!という方も
結構おいででしょう。
私もその1人です。というより、
エンドロール見て「うそっ」と声が出そうになりました。
レニー・クラヴィッツもキュートでした。
そのまんまの役で、
医療系ドラマ出演のオファーが来てもおかしくないレベルです。
吹き替えはやっぱり大塚明夫さんかなあ。

どう考えても嫌悪感しか湧かないようなところもあるのですが、
だからといって避けるのはもったいない作品です。
絶望と絶望的状況の違いとか、
この世で一番人を勇気づける言葉について
お粗末なアタマで考えてしまいました。



2010年07月16日(金) 割れ鉢や昭和は遠くなりにけり

昭和62年の暮れに買ったサラダボウルを
割ってしまいました。

まだ学生だった23年前、
世田谷ボロ市で三つ1組800円で買ったもので、
経年の中で一つ割れ、二つ割れしていったのですが、
その最後の生き残りでした。

上品でかわいらしいピンク色で、
大きさもちょうどよく、とても使い勝手がよくて、
サラダはもちろん、煮物にカレーやシチュー、
ミルクに浸したシリアル、特盛りフルーチェ、
何でもかんでも入れたもんです。
オーブンにかけてもビクともしませんでした。
結構重さがあるので、
オーブントースターの金網の方が
びくっとしたことはあったけど。

何はともあれ、長い間お疲れさまでした。
さすがにごみに出すのは寂しく思われます。

しかし今さらだけど、三つで800円って値づけ、
一体なんだったんでしょうね。



2010年07月05日(月) ぬるいピザ(アニメネタ)

非常に久々にアニメ「美味しんぼ」を見ました。
129話「ピザの横綱」というエピソードで、
「ソップ型で男前、ちょっと堅物のナイスガイ」という、
まるで「家事万能でかわいくて巨乳の生娘メイド」みたいに都合のいい
(個人的にですが、ある種の↑究極形態だと思うのです)
お相撲さん“鏡洋(かがみなだ)”役を、
まだ20代だった子安武人さんが演じていました。

ちなみに、鏡洋関の兄弟子に当たる若吉葉が大塚芳忠さん、
2人が所属する島高部屋の親方が加藤精三さんと、
今だからこそ思うけれど、「声優豪華すぎ」でした。

リアルで放送していたとき毎週見ていたはずなのに、
全く覚えのない話でしたが、
いい意味でありがちな、ゆったりしたお話でした。
富井副部長(CV加藤治さん)のハイトーンな声が響き、
コミカルなとめ絵で終わるという安定感もいつものとおり。

これを見て、「シカゴスタイルのピザ」というのを遅ればせに知りました。
アニメの表現で極端に大きく見えたので、一体どんなんと思って調べたら、
やっぱり「なんじゃこりゃ」の分厚さです。
これを作中で「ピザの横綱」と表現しており、
「西洋の食いモンでいい体が作れるかっ」という島高親方の頑なな主張を
論破してしまったのでした。

最近、私には全くピンとこない事情で揺れているらしい
各界絡みのニュース報道、
そろそろ「お腹いっぱい」という心境です。
どうせなら、熱々でおいしいピザで満腹にしたいもんだ。



2010年07月04日(日) キーボードのシール

以前日記にも書いたキーボードに、
100均で買ったシールを張ってみました。

この手の商品をネットショップで探してみると、
ハンディのある人が見やすいように字を大きくしたものか、
非英語用のものばかりだったのですが、
今回買ったものは、ごく普通のかな文字入りで、
デザインは、チロルチョコレートのパッケージを
敷き詰めたがごときカラフルさです。

最初見たときは、
かわいいけど目がチカチカしそうだし、
張ってもせいぜいカーソルとかFキーぐらいだろうと
思っていたのですが、
気がつくと、全部残らず張ってしまっていました。

100円ショップ「ダイソー」の商品です。
興味がおありの方は、OA用品コーナーで
探してみてねん。
ブログで画像をアップなさっている方もいるようです。

で、使用感ですが。
指の腹に感じる軽い「ひっかかり」が、むしろ好感触です。
肝心の「目がチカチカ」のほうは、
逆に「できるだけ見ないようにしよう」と思っていたので
全く問題ありませんでした。

ただ、サンリオBBのタイピングゲームをやった次女が、
「字が見づらいから全然打てなかった」と言っていました。
それは悪いことしました。

で、これ結局、張った意味があったのかどうか。

ネットショップで扱っていたものの中で、
特に「やっちまった」感があったのが、
「けいおん!」のキャラグッズでした。
御想像のとおり、
キャラクターの顔がデザインされているわけですが、゜
カーソルキーに、4人が新入生勧誘の際に着た
あのかわいくない動物の着ぐるみの顔がっ。
(4人なので、あずにゃんが着たブタはいません)
さすがに人気で、今は手に入りにくいようです。



2010年07月02日(金) 朝っぱらから美人速記者

ひかりTVのTBSチャンネルで、
朝っぱらから31年前のドラマ「水中花」を見ました。
たまたまだったのに、運よく第1話からありつけました。

網タイツのバニースタイルで「愛の水中花」を歌い踊る松阪慶子が
子供心にも、それはそれは妖艶で美しかった記憶しかなかったけれど、
劇中の松阪さんは、「25歳の美人速記者」だったのですね。

私も一応速記士(検定1級持ち)なのですが、
今は音声反訳しかやっていないし、
そもそも田舎在住だし、作中の彼女の年頃には既に子供もいたし、
昼間、お役所関係の会議に時々お邪魔する程度でした。
政財界の大物か何かしらんけど、
あんな脂ぎったタヌキオヤジ2人の酔っ払い対談を速記するって、
ちょっと考えられない仕事です。
依頼人のうさんくささもパねぇ〜。
「足でピアノを弾く男(in某空手ドラマ)」近藤正臣演じる
三流業界紙の編集長ときたもんです。

役所勤めの頃、稟議にまざって、
よくわからないタブロイド新聞が回ってきましたが、
多分あれは、近藤正臣みたいな人が作っていたのでしょう。
(間違っても、あんなイケメンではないでしょうが)
独自の理論展開とか、痛々しいほどに力強い書きっぷりを
マジマジ読み込んでしまったこともありました。

その美人速記者が、何故にあのような風邪引きそうな格好で
歌い踊る必要があったのかについては、
御存じの方は御存じでしょうが、
御存じない方は、ウィキペディアでお調べになってください。

仕事柄注目したのは、松阪さんが速記をとっているシーンです。
ちょっとヒキでとった彼女と、手元しか映らなかったので、
恐らく速記符号を書いていたのはプロの方だったのでしょう。
(読めそうで読めない符号でした。多分方式が違う)
素人さんではあんなにスムーズな連綴は無理だと思いました。
レポート用紙的なものに書いているのが、ちょっと気になりました。
符号が小さ目ではあったけれど、めくるのに時間かかるだろうし、
ここはやっぱり、昔ながら?の半紙の符号帳か、
せめて見開きのノート(白紙)にとってほしかったなと。
でも、思ったよりずっとちゃんとしていました。

あんな夜遅くの仕事なのに、
「明日の朝までに反訳を」というのもなあ。
当時は、そして民間では結構普通のことだったのかな。
割増料金はかなり高かったけど。
寝ないといい仕事できないよー。
少なくとも、あの状況なら、わざわざ高い金払って速記者雇うんでなく、
みずからテープ音声をもとにエッセンスをつまみ出して
(どうせ酔っ払いは1時間の間に同じ話を3回はするよ)
自分で記事に構成したほうがいいだろうに。

ツッコミどころはいろいろあったけれど、
松阪さんの一家(女3人世帯)に絡んでくる
船越英二(船越英一郎のパパさん。声や話し方が似てる!)の存在も
ちょっと気になるし、きっと続きも見てしまうことでしょう。
また、きっと朝っぱらから。

それにしても、どんなものでも「朝っぱらから」をつけると、
悪いこと・感心しないことに聞こえてしまうのはなぜだろう。

「朝っぱらから仕事」「朝っぱらからボランティア」
「朝っぱらから節約」「朝っぱらから地球人殲滅」

あ、最後のは違うか。


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