土曜日生まれは腰痛持ち

2007年11月09日(金) モンスターと呼びたきゃ呼べや

今、精神的にちょっとキています。
後から読み返して、恥ずかしさの余り削除ということもあり得ますが、
書かずにいられなかったので、書かせていただきます。
不愉快な気持ちになるかもしれないので、
先を読む方は、お含みおきくださいませ。


下の娘の担任と相性が悪い。
殊に向こうは第一印象は最悪だったと思う。

入学式の日、教室の前で、
出席チェックと提出書類の取りまとめをしていたのだが、
給食費などの引き落とし口座を書かせた書類を、
あろうことか、番号が丸見えになるように置いていたのだ。
余りのプライバシー意識の低さに驚きつつ、裏返しに出したら
案の定、直されてしまった。
つい、「○○です」と子供の名前を申告するより先に、
そのことを指摘したら、不本意な様子のまま
全体を裏返した。

いや、こんな些事は忘れているかもしれないし、
覚えていても、どこのどいつかまでは忘れた可能性が高いが、
どこのどいつかは忘れられたとしても、
指摘したことだけは覚えておいてもらわないと、
実のところ、困っちゃうけれども。

これがケチのつき始めだった気がする。
その後、自分に反省する点もあることは承知の上で、
どうしてもひっかかってしまうことが多発した。

娘は最初、学校になじめずに、毎日のように泣いていた。
給食は食べられない。何をするにも人の倍かかる。
この辺は、揉まれながら慣れるしかないので
何とか奮い立たせて、学校に行かせる毎日が
1学期間、ずっと続いた。
その間、とにかく癇にさわったのは、
それを指摘する担任の「ため息まじり」だった。
「○○さんだけできません」
「○○さんだけ持ってきません」
「どうしたんでしょうね…」

これは担任のせいばかりではないのだが、
運動会の夜、40度の熱を出した。
初めての経験で、緊張も興奮もあった上に、
天気が余り芳しくなく、肌寒い日だったのに、
待機時間中も長袖を着ることも許されなかったからだ。
ひょっとしたら、
「着たければ着ればいいのに」
くらいの感じはあったのかもしれないが、
ほかの子たちも、ずっと半袖で通していたところを見ると、
全体で統一されていたと思うよりほかない。
えてして、学校ってそういうところだ。
というか、「そういうこと」を学ぶ場だ。

任意参加のはずの学校行事に、
「仕事が入るかもしれない」という理由で「不参加」で出したら、
電話が鳴った。
「親子の交流が目的で云々……おわかりですか?」
「はい、わかってはいますが、忙しい時期なので、
参加すると言ってできなかったら御迷惑かと思い、
「不参加」とお返事したんですが」
「お忙しいのはわかりますが、
お母様が来ないとかわいそうな場合も云々」
「わかりました。締め切りを延ばしてもらいます」
「いえ、そこまでは…」
「だって、参加しろとおっしゃっているんでしょう?」
「そんなこと言っていません」
?????????????????????
いや、言ってるよね。そう聞こえる私がおかしいの?
だって、「不参加」で出したから、
翻せと言っているようにしか聞こえんぞ。
「趣旨が伝わっていないと困るので、
「不参加」で出された方全員に電話している」
とか言ってたけど、
これが嘘でも本当でも、
母親を代表して許せない気持ちになった。
勝手に「親子の交流」とやらの行事を強要しておいて、
出たくても出られない親を説得するために、
学校の固定電話、つまりは市の予算使って電話しているのだ。
……と、反論の余地なくまくしたてたら、さぞ爽快だろう。

趣旨が伝われば参加するかというと、それも違うと思う。
自分の母親のことを思い出したら、
仕事を途中で抜けてきてくれたこともあるし、
それができないこともあった。
正直「めんどくさい」という理由で来なかったこともあろう。
私の仕事は、拘束時間はないかわりに、
できなきゃできない分、自分に跳ね返ってくる性質で、
繁閑の差が激しい。参加できるなら、もちろんする。
極端な話、突然「○○を買ってください」と言って、
「要らん」と答えた人に、
「何で買わないんですか。理由を言ってください」
と言っているも同然ではないか。
「要らない」「行けない(都合が悪いかどうかはこの際不問)」
これは十分、「理由」だもの。

学校の言うことには、口答えしないでハイハイ言ってりゃ安泰。
で、何かあったとき「いざ鎌倉」できるように、
いつでも仕事は先手先手で進めておくのが正解。
それができなかった私は、確かに「間違って」いる親です。

娘のぼんやり、のんびりは相変わらずですが、
お友達とも仲よくやっているし、
給食のアレがおいしかったという話題が出るようにもなり、
絵が上手だと褒められるようにもなって、
だんだん調子が出てきた今日この頃…だったのですが、
今朝、ちょっとした事件が勃発いたしました。

ランドセルから出てきた大量のプリント類!
宿題は昨日のうちに済ませたはずなのですが、
どうやら、授業中できなかったものや、
指示どおりにやらなかった宿題のやり直しなどが
(色塗ってないとか、計算の仕方が違うとか)
大量に戻ってきた模様です。
登校時間まであと10分という時点での出来事でした。

とにかく、1時間遅参させることにして、
それらを片づけさせたのですが、
またまた予想どおりというか、担任から電話が来ました。
聞けば、それらのプリント類は、
前々から再三言っていたのに、
娘のところで食い止められていたものらしく、
それがたまってしまったので、膨らんでしまったとか。
その点は、もううちの娘が悪い。
そして、それに気づいてやれなかった親(特に母)が悪い。
そこまではいいとしましょう。

突然ですが、「さくらんぼ計算」って御存じですか。
答えが繰り上がりになる計算をするとき、
例えば9+4を計算するとき、4を1と3に分解して、
9+1=10、10+3=13というふうにすると
わかりやすくなります。
つまり、まず10をつくるために、
一方の数を10の補数とその残りに分ける計算です。
枝分かれさせて書いている図がさくらんぼのようなので、
この名前なのでしょう。

娘は算数のプリント宿題が出た際、
これを逐一書かずに出したため、
答えは合っていても、間違いだとみなされて、
やり直すことになったのです。
まあ、そういう指示があったのを守らなかったのは
娘が悪い。これは認めます。
よくわからなかったのが、次のやりとりでした。
「さくらんぼ計算しなくてもいいと言われた
プリントもあったみたいなんですが」
「それは○○さんがわかっていると思いますので…」
ハァ?????????????????
あなたさっき、さんざんうちの子のこと
「何回言ってもわかっていない」とか言ってなかったっけ?
プリントに書いてある指示や指定も間違えるんだから、
そう言われても仕方ないけど、
その「わかっていない」子が、納得のいく説明もないまま、
「これはやらなくていい」「これはやれ」の区別がつくだろうって
考えるのは、一体どういうわけ?
もちろん、プリントにその種の指示が書いていないんだから、
親の私が見てもお手上げです。
……というようなことが、全部口に出せたらなあ。

手前味噌ですが、上の子は全く手のかからない子で、
低学年の頃から、担任をして、
「○○さんは何を頼んでも断らないから、
ついいろいろ頼んでしまって…」と言われるほど、
ちょっとした「人材」でした。
勉強で苦労したこともなかったでしょう。
小学校時代の担任で、昔かたぎというか、
我々の暗黒時代(夫婦揃って学校嫌いだったので)を想起させる
ちょっと頭の固い感じの方がいらっしゃったけれど、
それでも、理論立てて話をすれば通じる相手でした。

娘は先生のことを「優しくておもしろくて好き」だと言います。
それは嘘ではないでしょう。

そのいい先生とは、近々教育相談があり、
「どんくさい娘、その傾向と対策」について、
懇々と言って聞かされることでしょう。
そういえば、上の子のときは11月頃だったなと思い出し、
「教育相談っていつですか」と尋ねると、
いつもの調子で「お手紙お渡ししましたけど」と返されました。
「見ていません」と断固として答えたら、
(↑本当はまた机の中かとビクビクもんでしたが)
「あ、すみません。まだでした。来月です」との返答。
オイッ、さすがに温厚なこの私もキレんぞ!

この調子では、あの子のトロさをいいことに、
何でもかんでも娘のせいにされかねません。
初めて、娘の(上も含め)学校の先生に対して
闘志のごときがわいてきました。
こんなことで、足元すくわれてたまりますかいね。

ついでに言えば、
登校班の子たちの手を煩わせるのもナンだったので、
遅参の連絡はファクスでしました。
が、これが一体何年前のを使っているんだか、
ツーツーで行ってくれず、
都合3回もやり直しをしました。
そのことについての向こうの説明もとんちんかんで、
ついつい、きつい口調になってしまったかもしれませんが、
おかげで私は、事務室においても
「面倒な保護者」のレッテルを張られた可能性があります。

冷静に読んでいただけば、
針小棒大の見本のような文章だと思われるかもしれません。
パチンコ屋のチラ裏3〜5枚分ぐらいに相当する
壮大にしてしょーもない愚痴でしかないんだから。

冒頭で「相性が悪い」と書きましたが、
せっかくだから、言葉を選ばす書くことにします。
私はあの人が大嫌いです。
人にあんまり悪感情を抱きたくありませんが、
これ以外の言葉は見つかりませんでした。
担任だから嫌いになったのか、
担任でなくても、一人の人間として嫌いなのかはわかりませんが、
とにかく、好きにはなれません。
あとは、娘の前では口に出さないように気をつけるだけです。

お絵かき大好きの娘は、「おかあさん」や「先生」の顔を
描いてくれることがありますが、
両者の区別が全くつかない絵を描くのが
ちょっと気に入りません。
「めがね」で「ショート」だけをピックアップすれば、
どうしてもそうなります。
本当は私は短髪でなく、後ろでおだんごにしているだけなんですが、
次にカットするときは、少しひねった方がよさそうです。
また、極力コンタクトで過ごし、
面倒で仕方なかった化粧にも手を出そうかという気になってきました。
もう、目の大きさが倍になるようなエグいやつ。
(はいはい、この程度の闘志です)

うわ、今読み返したら、興奮の余り
途中で常体から敬体に変わってたことに気づかなんだ。
多分、余り口汚くならないように、せめて語尾は丁寧にという
自動制御が働いたのでしょう。

学校の先生方のお仕事の大変さはお察しいたします。
言うに言われぬ苦労、言っても伝わらない苦労
多々おありでしょう。
その上で、あえて無神経に、
モンスターペアレントって、いい逃げ言葉ができたよかったねと、
嫌みのひとつも言いたくなる御仁がいるのも
否定できないんではないかと思います。
理不尽だろうが、理にかなっていようがクレームはクレームだし、
(本当は理不尽ではなくて、その人の理に則っているだけなんですが)
表立って抗議してこなくても、
何かを話すと何となくぶつかってしまう、
面倒くさい親というのは、必ず存在するでしょう。
私、今それになっちゃっています。
最初が最初だったので、
当たりの柔らかい、
そして手のかからない子を登校させる親になれたら
何とかフォローもできたのでしょうが、
もう、そういうスケベ根性も気持ちよく吹き飛びました。
うちの子がぺしゃんこにされないことだけを考えます。
私も理不尽なことは言わないようには気を配りますが、
余りにもなことが起これば、その限りではないかもしれません。
言うまでもないけれど、
私には、学校とのぬるい円滑な関係なんかより、
子供の方がずっと大切です。



2007年11月02日(金) 甘党支持者へのお知らせ4「トブラローネ」

「アメトーーク」でスイーツ芸人特集をやっていたので、
ぼんやりと了見も定まらないまま、
最近食べておいしかったチョコレートについて
書くことにしました。

今まで取り上げたのが
何となくローカル色が強いというか、
特定のところでしか手に入らないものばかりだったので、
本日は、比較的どこでも手に入りやすいお菓子です。

スイスのチョコレート「トブラローネ」
マッターホルンを模したという三角形が特徴で、
蜂蜜アーモンドヌガーのガリガリという食感が愉快な、
食べて楽しいチョコレートではないかと思います。
白い箱に入ったホワイトチョコレートや、
黒箱のビタータイプもありますが、
最も手に入りやすいのは、
黄色いパッケージのミルクチョコレートではないでしょうか。
輸入食材店や、トイザらス、カフェの物販などで
見かけたことがあります。

甘みが非常に強いので、
へとへとに疲れているときには特にお勧めします。
三角形がギサギザの歯のように並んでいて、
スティック状でも小分けにして食べやすいので、
山歩きのお供にするのも、
なかなかしゃれが利いていると思います。
銀紙の包装紙を撒き散らすのと、
遭難時にちょびちょび食べるような状況に陥らないよう
気をつければ、ですが。

日本人の舌には日本のチョコレートが一番。
外国のはやたら甘ったるいか、
ビター通り越して酸味が出ちゃってるのしかない(怒)
……と思っていらっしゃる方の認識を
少し変える材料になり得ましょう。
本当に甘いし、かなりくどいのに、
非常に惹かれる味なので、
再度になりますが、お勧めします。


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