ワープロの単語登録が多くなり過ぎて 訳わからなくなってきたので、 大幅に削除・整理してみました。 ごくごくベーシックな100弱を残しただけなので、 「わ」で「私」、「あ」で「あります」など 実に9分の1にまで減らしたことになります。
今まで、新しい仕事が来るたびに、 その自治体と周辺自治体の地名、 頻出単語などをじゃんじゃん登録し、 その都度変わる地名だけを消すという方法をとっていたので、 そんな大量になってしまったのでした。 どこの自治体も、そんなに突拍子もない話はしないので、 頻出単語も似たようなものが多いというのが実態です。
が、その結果、 例えば「かお(顔)」と入力すると「課及び」 「きじ(記事)」と入力すると、まず「教育条例」と出てきたりして、 仕事を離れたごく普通の文章を入力するとき、 大変うっとうしいことになってしまいました。 もっとも、削除したはずの単語がゴーストになって現れるというのも 間々あることではあるのですが、 一応、それなりにすっきりしました。
ところで、特に意味はないのですが、 ウェブ検索で試しにりょうじんひしょうと入力しました。 そこでびっくりしたのが、 この辞書、意外と教養があったということです。 何と、ためらわずに1回で梁塵秘抄と出してくれました。 「遊びをせんとや生れけむ」の一節などが非常に有名な 平安末期の歌謡集ですが、1回で入力できたおかげ?で、 この書名は、 「名人の歌に(感動して)梁の塵も動いた」 という故事によるものだと知り得ました。
ところで(と多用して恐縮ですが) この「故事成語」って、一体何なのでしょうか。 別に古式ゆかしい歌謡集の書名にけちつける気はありませんが、 「梁の塵が動くほどの」のすばらしさ、とは。 「歌」のニュアンスが少し違いますが、 我が国には、音の感覚に難のある人の歌声を 「糠味噌が腐る」と表現することがあります。 この言葉などは、意味はわからなくても、 とりあえず、褒められてはいないというのが伝わります。 が、余りにお粗末な歌を吟じられて「梁の塵が動いた」 と表現するのだって可能では?
「傾国傾城の美女」というけれど、 ありえねー女に惚れて、国をダメにするバカ王はいなかったのか? それとも、為政者に惚れられた時点で、「何が何でも美女」なのか?
「蛇足」を、本来ない蛇の足を描き足すことで、 「あ、意外とアリかも」の出来になる可能性は、 なぜ否定される(というか、論じられもしない)のか?
「角を矯めて牛を殺す」って、 実は、そこにある事実を並べただけの言葉なんじゃないのか?
また、上記のツッコミからは少し外れるけれど、 世のライターたちが、 「破天荒」をまず正しい意味で使っていないのはなぜ? 「恋のためらい」に出演していたアル・パチーノの真似をして、 「はっ、お前ら、大学卒てんだろ?」と 半ばやけ気味にツッコミを入れてしまうことの本当に多いこと。
……などなど、 ツッコむ気満々で漢文の授業を受ければ、 きっと眠気も撃退できることでしょう。 「君は熱心な割に成績に結びつかないねぇ」と 担当教諭を嘆かせる可能性も高いっちゃ高いけど。
タイトルにはノリで使ってしまいましたが、 読んでいただけた方にはおわかりのとおり、 さくらももこの傑作ファンタジー「コジコジ」とは 1ミクロンも関係ございません。 運悪く、そのキーワードでいらした方、ごめんなさい。 私はドーデスの泰然自若ぶりが好きです。
2007年07月22日(日) |
殴る・蹴る・吹く・引く? |
特に理由は思い当たらないのですが、な〜んか眠れなくて、 パソコンに向かえば眠くなるんじゃないかと思い、 ノコノコ起き出してきて、カチャカチャやっています。 (PCは、ディスプレーか何かからきっと何か変なモンが出てるはず。 だから仕事していると、あんなに眠くなるんだ)
本日7月22日は、 ザ・プラン9のリーダー、お〜い!久馬さんの 35回目のお誕生日です。 同い年のメンバー(鈴木つかささん)のお父さん役を、 大した扮装・変装もなくやってのけちゃう人なので、 30過ぎで17歳の高校生役を演じて違和感のない鈴木さんもすごいが 自分より四つも下とはにわかに信じられませんが、 40過ぎたら説得力を持つルックスと見ました。 これからも、おもしろくて、怖くて、時に泣かせる脚本を いっぱい書いていってもらいたいものです。 今のところ「サークルS」が一番好きですが、 ファン歴の浅い私(と娘)に、「昔はよかった」などと、 聞いたふうなことを、努々言わせないでくださいませ。
話題はころりと変わって。
上の娘の指摘で気づいたのですが、 下の娘は、なんとゲームソフト吹く人種でした。 あんたは本当に平成2けた生まれか!と 思い切りツッコミたくなる、衝撃の事実ですが、 まあ、平生遊んでいるのが「ゲームボーイカラー」だし、 それ買ったのも、7年も前だし。 そもそもこれは、上の娘のまねをしているうちに、 「ごく自然な行為」になってしまったようです。 ここまで書いて気づいたのですが、私も無意識にやってたかもしらん もっとも、上の娘に対しても、 「あんたは本当に平成生まれか」というツッコミが 有効なんでしょう、きっと。よう知らんけど。 おばちゃん、現代ゲーム事情に疎いもん。
というか、 「ゲームソフトを吹くって何よ」と思われた年若い方、 意味がわからないならば、 わからないままでも生きていけると思います。 おばちゃんは、まだ高校生の頃、 業者模試の成績優秀者欄に、「けっきょく南極大冒険」という ペンネームの受験生を見つけたことを、 懐かしく思い返しています。 この方がどちら方面の大学に進まれたのか、 非常に気になるところではありますが、 今となっては、確かめようもありません。 「それは私です」という方、 この日記にはメールフォームがついていますので、 御一報いただければ幸いです。
最近、特に30代の芸人さんが、 欧米人にとっての聖書か「不思議の国のアリス」かってくらい 一種のコモンセンスとして、あるアニメの名台詞の引用を ぼこっぼこっと口にしているのを見ます。 若さの柔軟性と情報化社会の影響で、 どう見てもその世代でない方にも、 そこそこ受けたりしていますが、 といっても、16の娘と同年輩の女の子たちには、 やっぱりきょとんとされることが多いようで、 何だかほっとします。
こうしていても、一向に眠気が来ません。 とはいえ、徹夜できる年齢でもなくなってきたので、 この辺で寝ときます。お休みなさい。 夜中のテンションで気ままに書いたので、 いつも以上に要領を得ない文章で ごめんなさい。
|