ぼんやり日記
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2024年11月30日(土) 猫と介護と

今年の夏、うちの猫(12才)が糖尿病になった。
青天の霹靂だった。
もう糖尿病は勘弁だと思った。

ニンゲンに続き、猫にもかと。
呪われているのかと思った。
頭にきたといった方が感情に近しい。
いい加減にしてくれと。

かわいそうな猫は小食になり、どんどん痩せて脱水症状をおこし今日にも死ぬかという状況を乗り越えた。
現在は餓鬼のように目が覚めているときは食べ物を狙う盗人猫になってしまった。
以前のおっとりした気まぐれわがまま婦人といった風情は跡形もない。
人格(猫だが)が乗っ取られたみたいで本当に前の猫なのか何度も尋ねたくなったほど、別人格になってしまった。
飢餓が彼女を野良猫同然の気質にしてしまった。

食事は病気以前より多めになっているにもかかわらず、インスリンを打ちながらもいまだに水を飲む量が異常なまま。
獣医はゆっくりと治療をするタイプの方で、そのまま様子をみましょうと初診からもう4ヶ月を過ぎようとしている。

糖尿病の管理に関しては人間ではプロ級を自負しているが、猫のことはえらそうに言えない。
でも先生もそんなにプロ級でもないような気がする。
あまりいろいろ神経質につつかれる先生よりは好きなのだが。

猫は超速効も速効も使わない。遅効型だけを注射するのが定番らしい。
そこがそもそもクエスチョンである。
猫でも人間でもベースとクイックのパターンは変わらないと思うのだが。
でも、そんなことを偉そうにいうわけにもいかないし、ネットで調べても猫が超速効を使っている例は出てこない。

ラピッド打ってみたいな。

とにかく痩せこけて、めねたおたべになっている猫が不憫でならない。


2004年11月30日(火) 逃亡者の気持ち
2003年11月30日(日) 我と我が身の指先を見る

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