修羅場になるとあいかわらず錯乱して
やらなくてもいい事をしてしまう漫画描きのサガ。
どうもこの日記
あたくしうまく画像がアップ出来ないのよねえ。
そういうわけで実験。
ダイニングの室内窓にてくつろぐ
くろいのちゃん。
室内窓っていうより
ただの穴なんだけど。
そしてあいかわらず引っ越しからこっち
パソにデジカメが繋げず、
写メールでパソに画像を送ってからアップすると言う
最先端なんだかアナクロいんだかわからないやり方。
早くパソごと取り替えないとと思うんだけど
まだまだ この子も一所懸命働いてくれるし
可愛いのよね。。。
取り替え時の決心がつかないのよ。
いっそまったく立ち上がらなくなってくれれば
あきらめもつくんだけど。
しかもこのiMac。。。。
専用のデスクも買っちゃってあるのよ。
ストロベリーでおそろいのかわいいやつ。
意味のないライティングまでできるやつ。
とってもかわいいんだけど
恐ろしく邪魔なやつ。。。。。。
ノートパソにすれば
この一角がすっきりするんだとわかっているけど
この一式がまたとっても可愛いのよ。
邪魔なのを差し引いても可愛いさが余るっていうか。
かんっぺきにこのiMacが立ち上がらなくなるか
空から数億とかのお金が降って来て
なんとかそれを使い果たさなければ命が危ない
とでも言われない限り
このパソを使い続ける気がするあたくし……。
「アマ」って
カタカナで書くとぜんぜん神々しく無いわね。
別に神々しい話題じゃないからそれでいいんだけど。
仕事に集中するために引きこもり状態、
っていうお話しなだけだから。
冷房嫌いのあたくしが
部屋を締め切ってカーテンも閉ざして
冷房をガンガン入れているのは
昼夜も
季節も
忘れるためなのよ。
たぶん
この仕事が終わって カーテンをあける頃には
季節がかわっているわ。
昔は
作品世界にひきこもるのに
カーテンなんか必要なかったわ。
それが最近と来たら、
確かに昔より いろいろ生活のしがらみがあるとはいえ
この集中力の衰えはどうよ。
わかってるのよ ほんとは衰えたわけじゃないのよ
自ら捨てたのよ。
作品世界に集中しすぎると
もう お腹がすくこととか
トイレにいきたくなる事とかすらにも腹が立つのよ。
誰かに話し掛けられたりしたら
間髪入れずに殴り掛かってしまいたくなるほどなのよ。
なので
長い事、とにかく作品世界に没頭しすぎないように
奮励努力してきたの。
その努力は見事なまでに報われて
今じゃすっかり集中力がなくなってしまっちゃったのよ。
カーテンを必要とするほどに。
外の物音を遮断するために窓も閉め切り。
ペアガラスにしておいてよかったわ。
自ら捨てた集中力だけど
あの 作品世界にのめり込んで沈み込んでいた頃の
その快感が忘れられないわ〜〜。
今
カーテンの内側で
ちょっとその頃の懐かしさを味わっていたりするわ。
すんごい幸せかもしれないわ。
こうやって作品世界の奥深く入り込んで描いたものは
後から
その世界そのものが 懐かしい想い出のように思い出されるのよ。
自分が実際にそこに居て
そこを歩いて
それを見て来た事だったかのように
想い出として記憶されちゃうのよ。
我ながら
これってかなりアブない人なんじゃ……
実力と時間の許す限り
背景をしっかりと描き込みたいのも
思い出す場所を限定するためかもしれないわ。
そういえば
ちょっと前、
どうしても思い出せない光景が頭に浮かんだ事があったわ。
そこは確かだんな様と一緒に行った場所。
「あれ、どこだったかしら、
暗い空間で小さな小部屋がたくさんあって
その小部屋の中に 星座をあらわす置き物が
ひとつづつ置いてあって……」
だんな様がしばらくあたくしの説明に耳を傾けた後
「それ… 現実じゃないよ、
ゲームだよ『女○転生』の」
なんてことかしら。
あたくしの脳は そのゲームで攻略につまって
何度も行き来した画面を
現実のものとして記憶にインプットしちゃったらしいわ。
それは3Dの画面で
今のゲームみたいに色気のある景色じゃ無かったんだけど
もう細部に至るまで
美しい想い出として焼きつけてしまった
あたくしのこの記憶回路は
やっぱりかなり問題があるのかもしれないわ。
とか思ったら
今まで生きて来た
と思っているあたくしの人生も
どこまでホントの事なのか
どこから間違えて植え付けちゃった記憶なのか
不安になって来たわ。
ま〜
少々記憶が混乱しても
この先生きて行くのに困らないんならまあいいかしら。
そうして
今描いている作品も
あとで現実と間違えられるような作品にするべく
カーテン閉めて 引きこもって頑張るわ。
でも引きこもっている時ほど
ネットに現れる率が高かったりするけど。
パソコンも最近
あんまり電源入れないせいか
けっこう調子よく働いてくれるし。
それじゃ また ひきこもって来ますわね〜〜。
日々 いろいろあるのに
サイトの日記に書くような事がないわっ。
あまりに個人のお家の事情過ぎて
全世界に向かって
声を大にして言うほどの事じゃ無いんですものん。
……考えてみれば
今までだって「声を大にして」言うような内容は
書いて来なかったわね。。。。
とにかくお引っ越しはすんだものの
今まで一世帯だったところに二世帯押し込んだんだから
荷物に埋もれて生活するような事にならないよう
日々 家具やら段ボールやらを
あっちに動かし こっちに動かし
ヒトの住む環境になるべく奮励努力してるわけなんだけど
奮励努力はいいかげん 仕事に向けなきゃやばいわ。
やばいけど
身体がすっかり肉体労働づいちゃって
お仕事臨戦体勢に入れないのよ〜〜〜〜ひ〜〜〜。
人生は 長くなってくるといろいろあるわねえ。
好きな事だけやって生きていける人生なんて
きっとないわよね。
思えば同人を始めた頃。。。。。
「これからしばらく自分のわがままの為だけに生きてみよう」
と心密かに決心したんだったわ。
なんだか要領が悪くて
親しい友達でもない人の都合にひっぱりまわされたり
編集さんの意見を聞き過ぎるあまり
自分が描きたい漫画がなんなのかわかんなくなっちゃったり
いろいろ自分の見失っていた時期でもあったのん。
自分でそういう環境にもっていったくせに
なんだか自分の中で不満がたまっていったのね。
それで
好きなように漫画を描きたいために同人を始めるにあたって
同人活動のすさまじい忙しさを知ったわけね。
漫画だけ描いていれば勝手に本になった商業誌と違って
描いたら
ネームを打って貼って編集して
印刷する関係のページ数の計算 印刷費の計算
印刷屋さんとの交渉
普段は編集さんがやってくださることすべて。
そしてイベント申し込み、参加、山ほどの本の搬入搬出
委託書店への手続き 出荷 伝票の処理
普段は営業さんがやってくださる事のすべて。
ぜえ〜〜〜んぶやるのね。
これはちょっとやそっとの気持ちじゃ出来ないわ。
今まで
たいして役にも立たないのに
「人様のため」
と思い込んで使っていた時間と労力のすべてをつぎ込む。
自分の都合に合わせて、荷物の搬入搬出のために
売り子をたってもらうために
友達を引っ張り出す。
欲しい原稿のために ゲストを頼み込む。
そりゃもう
今までの人生でなかったくらい
自分の楽しみの為に生きたわ。
自分の都合で 人をひっぱりまわしたわ。
もちろん
そんなことはいつまでも続かない。
自分の事だけしか考えていなかったツケは
たくさんやって来た。
失ったものも多かったわ。
もはやここまでと
サイトも閉めた あの時期。
失ったものは多かったけど
得たものはもっと多かったと思っているのよ。
同人を始める前の時期、
他人の為にばかり走り回っていたと思い込んでいたけど
あたくしがそれをしなくなっても
たいして誰も困りはしなかったわ。
ぜんぜん 役にたってなかったつ〜ことに
他ならないじゃないの(TT)
本当にあたくしを必要だと思ってくれる友人達は
あのさなかにも 笑って見守っていてくれた。
あたくしのために
時間と労力を割いて
手伝ってくれた友人達もたくさんいたわ。
人の好意に甘える という高等技も 長い人生で
ようやく少し身につけたかもしれないわね。
それまではいじっぱりで
人の好意を素直に受けられなかったりしてたと思うのよ。
でも 手に負えないと思っていた事が
誰かの手助けで出来た時の感謝とか嬉しさとかは
得難いものだと知ったわ。
もうこの先の人生で
あれほど 何かにがむしゃらになれる時期は
手に入れられないかと思われるわ。
楽しい時期だったわ〜〜〜〜
目が遠くなっちゃうくらい。
でもその代わりに 手に入れたものはたくさんあるから
これからはそれを楽しんでいこうと思うのよ。
せっかく手に入れた 「気持ちの余裕」ってのを
大事にしたいと思うわ。
思うんだけど あたくし的にこの
「気持ちの余裕」ってのの成分の中に
ほんの少しだけど
「あきらめ」ってのが入っているのが
とっても気に入らないわ。
当座の目標は
時間の使い方と 気分の切り替え方を鍛練して
これからの人生の時間の中に
あたくしがやりたいこと 全部をぶちこむことよ。
ほほほ。