白い原稿用紙

DiaryINDEX過去未来


2002年12月31日(火) おたくツアー

お祭りの最終日に行って来ました。

そう
お友達に会うためと
お人形ジャンルの日だったから〜。

会場でMゆみちゃんとカナ子ちゃんと合流。
帰りにそのまま秋葉原ボークスへ。

で、三人でお茶してた時
Mゆみちゃんが、愛娘のブライスを見せてくれたのね。
カナ子ちゃんが
「私もジェニー連れてくればよかったな」と
可愛らしく言うので
あたくしも同じノリで
「あたくしも剛を連れてくればよかったかしら」と言ったら

『それはやめた方が!!』

ななな、
なに 声を大にしてハモってるのよアナタ達!
Mゆみちゃんとカナ子ちゃんは会って2回めのくせに
なんでそんなとこで 
ぴったりと意気投合してるのよ。
剛のどこがいけないって言うの?

「だって まりとさんの剛、ノーパンじゃない」

カナ子ちゃんったら、
お人形とは言え
ボンデージスーツの下に下着をつけるなんて
そんな無粋なことが許されると思ってらっしゃるの!?
あたくしだって
下着用の超薄手のニットは買ってあるのよ。
でも はかせる機会がないから作ってないだけよ。
うちの子達が下着をつけるのなら
男らしくパンツ一丁よ!
色は黒よ!!

いや、問題はそこではなく。

人が持ってる人形をいきなり奪って
おズボンを脱がせて
パンツを着用してるかどうか確かめるようなヤカラが
どこにいるっておっしゃるのよ。

でも 他にも 問題はいろいろありそうだから
まあ いいわ。

しょせん、男人形は少数民族。
さらにボンデージ着用と来た日には
ナカナカおてんと様の下には
出してあげられないってことよね。
パンツ一丁でも出してあげられないけど。

なんて のどかに過ごしているうちに
もう大晦日。

ほんとは明日
買ったつもりで 実は買いそびれていたらしい
金と銀の合皮を買いに行きたかったんだけど

「大晦日に布地屋さんに買い物に出かけるのは
人として ナニカ間違ってる」

という御意見があったので
やめるかもしれないわ。
(か、かもしれない?)

とりあえず
お正月用の買い出しには行って来ま〜〜す。

皆様も
よいお年を〜〜。


2002年12月28日(土) 平和な1日

さあ、ボークスへ行こう!と早起きして
はっと気がついたわ。
(あたくしにしては、の早起きよ。あたくしの早起きとは
日が落ちる前に起きる。という事ですのよ、念のため)

今日 友達が来るのよっ!

危ない危ない。またダブルブッキング。
22日にやらかした
「あのアマはどこにいやがるんだ〜〜」な状態を
繰り返してしまうところでしたわ。

おかげで ちょっとお掃除が出来たわ。

友達は あたくしに届けものをしてくれて、
ついでに明日のお祭りのためのコピーを少々。
あまりゆっくりしている時間はなくて
早々に帰ってしまわれたわ。

そのお友達はアシちゃんなんだけど
増えて行くお人形を見て
「仕事終わってから、ほんとに
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと
お人形三昧だったんですね?」と。

あらん。
そんなに
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと 
のつもりはないけどん。

友達を見送ってから、
まだボークスに行く時間はあるわね。
と思ったら、
愛猫 キスケが お膝に登って来て
幸せ一杯に爆睡。

た、立てないわ。

仕方ないので
お人形のためのブーツを作り始めたりして。

そろそろお仕事しなきゃいけない時期。
年が明けたら締め切りまであっという間よ。
この2体のお人形ができたら
本腰入れてお仕事に入ります。

でも今年って あと三日とちょっと?
仕事前に、
お人形ページのコンテンツを作っている時間が
取れるかしら?かしらかしら?

その時間は すでに
逃避行動の錯乱状態に突入してるような気もするわ。


2002年12月27日(金) 濃い1日

昨日は午前中 鍼治療。

先生に
「あら?いつもと違う所が凝ってるわ?」
と言われましたが
いつもと違う事をしているからですわ。
針仕事〜〜〜〜。
2体同時に作っているので
なかなか進まないし。

それにしても すぐ手先が冷たくなるのを御相談。

「冷え性」という体質が基本にあって、
漫画を描いている最中に手先が冷たくなるのは
頭を使っているからだそうですわ。
要するに、
フル活動しているアタマの方に
いっせいに血が行ってしまうからだとか。
アホづらして描いているようでも
ないアタマ一生懸命しぼっているようですわね。
漫画を描く作業は
手先の作業のようで
実は 頭の作業のようです。

そういえば 昔、
カラーを教わっていたデザイナーの先生が
おっしゃっておりました。

「漫画というものは
馬鹿じゃ描けない
利口じゃ描けない
中途半端じゃ なお描けない」

それなら誰が描けるのでしょう。

たぶんそれは
「イッちゃった奴」なのかもしれませんわね。

手の冷えについては 鍼の先生に
首筋や、背中を暖めるだけで
ずいぶん違うから、と助言を頂きました。

そうおっしゃりながら
手のツボを確かめる先生の指先が
とっても暖かい。
確か 先生も冷え性のはず。

「ああ、これはお仕事モードの手なの」
と先生。
「鍼を握ると、血がいっせいに集まって
指先まで暖かくなるの」

プロだわ!

でももちろん
初めからそうだったわけでなく
何年かしてるうちに そうなったんですって。
そして
お仕事終わって10分もしたら
また手が冷たくなってしまう、と。

暖かい手を保つためには
一生仕事してろ、って事ですわね?

ほんとね〜〜とお笑いになる先生。
「仕事が大好きだからいいけど
嫌いだったら つらいわね〜〜」と。

嫌いだったら
こんなに指先に血が集まるほど
熱心に集中はできないのではないかしら。

午後からは
横浜で 柴田M弘先生主催の豪華忘年会。
ちょっと遠いけど
横浜は大好きな町なので 嬉しいのん。

でも鍼治療のあとは
脱力して すごく眠くなるので
ぼ〜〜っとしていたような気がするわ。

でも 中華料理、美味しかった〜〜〜
ごちそうさまでした〜。柴田、市川 両先生〜〜
…って、
こんなとこでお礼言ってる場合じゃないわ。
お礼のメール出さないと。
昨日は たらふく御馳走頂いて
さっさと寝ちゃったもんだから。

さて 明日までに
2体のドールのお洋服が出来上がるかしら?


2002年12月24日(火) 数年ぶりの修羅場じゃないクリスマス

メリークリスマス 皆様。
素敵な 
それぞれのクリスマスをおすごしでしょうか。

うちには
任天堂ゲームキューブと
「ゼルダの伝説 風のタクト」のソフトが
三田さんから届きました。
あらミタさんってどなたかしら。
サンタさんの間違いね。

ところが今、その本人のサンタさんが
ゲームに夢中です。

うちでは
「ゲームをやっている人と
猫を膝に乗せている人は王様」
というきまりがあります。
それはもう、仕事をしている人より強いのよ。
トイレに行く以外の
何ごとも免除されるのですの。

では
ゲームをやっている人と
猫を膝に乗せている人ではどちらが強いか
というと
僅差で猫を膝に乗せている人の勝ちですわね。

そして
猫を膝にのせながらゲームをやっている人は
もう最強の権力者。
ほとんど 独裁者なのよ。

でもうちの猫達は けっこう皆でかいので
ず〜〜〜っとお膝に乗せているのは
石抱きの拷問に近いものがあるのね。
そう長くもつものではありませんのよ。

権力を手に入れるにはそれ相応の犠牲が必要だとか、
驕れるものは久しからずとか
いろんな教訓を含んだ
我が家の 暗黙の決まりごとなのでございます。

けれどその独裁者はたいへんおとなしく、
お腹がすいても
喉がかわいても、
文句ひとつ言わず、なんの要求もせず、
ただ黙々とゲームに没頭しているわけなの。

面倒を見ないと死んじゃうのよ。

だからもう片方が
せっせと
ご飯や飲み物を運ぶ事になるのです。
でも
今 働き者のあたくしは
これからお人形のお洋服作りに入るので
こちらも ほとんど独裁者状態になります。

猫の手を借りればいい
という手もあるかも知れないけど、
最終的に我が家の一番の権力者は
猫達なので
我が家は 働く人民のいない
滅びを待つばかりの国家となるのでした。

どんな国でも
働く人民が国を支えているのだ、という
大きな教訓を含んだ
今夜の我が家のクリスマスでございました。


2002年12月23日(月) 辛い緑茶の今後

冷え性には
お茶に生姜を入れたのがきくと、
何人かの方から教えて頂きました。

チューブの生姜でもいいとのことで
それならいくら横着者のあたくしでも
やってみようという気が起こると言うものですわ。
生をすり下ろせ、とか言われたら
やらないこと請け合い。

で、さっそくご飯の最中にやってみました。
あたくしってば お食事の時
ビールも飲むけど お茶も飲むの。
両方ないと 淋しいの。
どっちかひとつ、と言われたらビールをとるけど。

で、この生姜入り緑茶。
飲んだ後 身体がぽかぽか暖まって
とってもいい感じよ。
こころなしか、いつもより手も冷たくならないの。
手袋なしでもキーボードが打てるくらい。
まだ3日ほどなんですけど。

で、身体にいいとかどうとかより
美味しいんですけど。これって。

チューブから1センチほど入れて
あとからお茶をそそいでかきまわします。
ちょっと病み付きになりましたわ。

冷蔵庫からチューブを出し忘れて、
まあ、いいか、入れなくても死ぬわけじゃなし、
と思って普通に飲んでも もう物足りないのよ。
入れないと死ぬかも。

冷え性のアナタ、御一緒にいかがかしら。
なんか ものすごいいい加減な知識で
無責任に勧めてますけど(^^;)


2002年12月22日(日) 甘い紅茶の想い出

ドールとアートのイベントスペース、
マリアクローチェのクリスマスイベントに
行って参りました。

写真集はたくさん持っているけど
恋月姫のお人形や
可淡ドールの実物を見たのは初めてでしたの。

ロウソクの光と
わずかなイルミネーションに浮かび上がった
お人形達は
その光のゆらめきの中で
今にもまばたきをしそうでした。

その会場の中でお茶が飲めるようになっていて、
別にお茶など飲みたくない同行のMゆみちゃんを
拝み倒してお茶してきました。

珈琲はなく、紅茶でしたのん。
紅茶は飲んでも
ミルクティーの時以外
砂糖は入れないあたくしですが、
今日に限って 
ストレートの紅茶にお砂糖だけを入れてみました。
これから先
ミルクの入っていない 甘い紅茶を飲んだ時
きっといつでもこの不思議な空気を思い出すように。

でも!
なんだって男人形がないのよ〜〜〜〜!?

と不満をあらわにしたあたくしに
Mゆみちゃんは言ったわ。
「あるわよ、ほらそこに寝てるじゃない」

それは腹話術のお人形ですわよ。
そういうひょうきんなのじゃなくって〜〜〜〜。

なぜ
優秀なお人形作家の方々は
神秘的な男人形を作ろうと思う方が少ないのかしら。

満足の中にも一抹の不満を覚えつつ
そのままボークスへ行き
少年素体を2体 購入。
ヘッドばかり多くなって身体がなかったのよ。

ボークスへ行く時はたいてい一緒のMゆみちゃんが
どうみても身体が足りないと思ってたわよ。と。
ほほほ。
あたくしより あたくしの買い物を
把握していらっしゃるわね。

などといい気にお買い物をしていて
ちょっとひと休みに喫茶店に入ったら気がついたわ。

ケータイに矢のようなメールの嵐。

今日、このイベントに出かけたのは
明日、絶対麗奴 最後の忘年会だったので
その日をはずして、都合のいい日が
今日だったから。

の はずだったのに
あたくしの勘違いで
忘年会は 今日だったのです。。。。。

来るはずのあたくしが行かないので
心配した編集さんが
何度もメールや電話を下さり、
あたくしが気がつかなかったので
あちこちに確認の電話を……。

「あのアマはいったいドコにいやがるんだ!?」と
いらいらなさったり心配下さった方々
申し訳有りません(平身低頭)

Mゆみちゃんが
「荷物は私が持って帰って
宅急便で送ってあげるから
今からでも行っておいでよ」
とまで 言って下さいましたが、
今から行っても 終わってます。

「ほんとに他人事ながら
アンタのやる事って……」とMゆみちゃん。

「ほんとに自分の事ながら
あたくしのやる事って………」とあたくし。

御迷惑や御心配をかけられちゃった皆様、
まったくもって申し訳ありませんでした。
日本語 おかしくなるぐらい反省してます。

今日 特別に 
甘い想い出にと飲んだ お砂糖入りの甘い紅茶は
この先 いつでも 
自分のすっとこどっこいさを噛み締める
苦い味となることでしょう。

とほほ。


2002年12月21日(土) これからお風呂です。

今日は焼肉など食してまいりました。
牛○で。

○角、って店員さんを容姿で選んでるのかしら?
かわいい女の子達が元気よく右往左往してて
とってもいい感じだったわ。
あら男の子もいたけど
あんまり女の子がかわいいのでチェックし忘れたわ。

お肉をたらふく頂いてエネルギー充填したところで
同人誌の抽選をさせて頂きました。

こんなに欲しいと思って下さる方がいらっしゃるのね、と
嬉しくもあり、
それでも皆様にはお届け出来ないのね、と
哀しくもあり。
御応募ありがとうございました。

返信のための文章を作っていた時、
なにを慌てているのやら
「星の館」と打つつもりが
「星の親方」と打っちゃった。
どんな漫画なの、それは?

なんだかゲートルつけた
むっさい親父のイメージが浮かんだんですけど
どうやらそれは かの名作、
「巨人の星」の星一徹だったもよう。

確かに「星の親方」だわ こりゃ。

明日は友達とデートなのん。
ビスクドールの展示会に行って参ります。
そして帰りにちょっとボークスへ。

なんか外に出たら、
ボークスに寄らずには帰れないのかしら
あたくしってば。


2002年12月19日(木) 手袋を買いに

やっとこさネームが出来上がり一息。

それにしても毎日 寒いですわねえ。

野良猫のしまじろうのための湯たんぽを
一晩で3回ほどは替えてやらなきゃいけないぐらい。

で、寒いと、とってもお手々が冷たくなるのよ。
かといって暖房を入れると
顔ばかりほってって頭がぼ〜〜っとするし。
いえ、ぼ〜〜〜っとしてるのは
いつもなんですけど。
 
これがこっしーちゃんの教えて下さった
「冷えのぼせ」(だったかしら?)ってやつなのね。

とにかくちょっと
手が動かなくなるくらい冷たくなるので
最終手段。

「お部屋で 手ぶくろ」

というマスター方式を採用。

……したのはいいんだけど
いろいろ問題があるのがよくわかったわ。

うっかりもののあたくしは
そのまま水仕事に取りかかってしまい、
何度 手袋を乾かすはめに陥ったか。

これは
「身の回りのことはすべて他人がやってくれる」
という特権階級だけに
許されたことだったのね。

でも!
特権階級だろうが
貴族だろうが王様だろうが
避けられない作業がひとつあるわ。

おトイレよ。
ついうっかり
そのままおトイレに入ってしまい、
ついうっかり
そのまま手を洗ってしまうのよ。
気がつかないあたくしもあたくしだとは思うけど。

もう終わった漫画だけど
マスターはどうしていたのかしら。。。
入る前にちゃんとはずしていたのかしら。
それともその作業すら弘史が……
おほほ。そんなわけないわね。

ま、まあ、いいわ、そんなことは。

近いうちに
何度濡らしてもすぐ乾く、
薄手の手袋を買って来なくちゃ。

なんか
冷え性の解決方法としては
けっこう間違った方向へ行ってる気も
しないでもないけど。


2002年12月17日(火) ちょっと遅いお礼

あら。
ふと気がついたら、
サイト再開一周年を過ぎていたのね。
正式再開は12月5日 とあるわ。

第1期のサイトは一年、続かなかったから、
今回 始めての一周年記念日があったのね。
だいぶ 過ぎちゃったけど。

さすが
記念日という記念日は忘れる
あたくしだけのことはあるわ。

結婚記念日だって忘れっぱなしだし。
そういう事を怒るだんなじゃなくてよかったわ。
っていうか
ふつうはだんなが忘れて
奥さんが怒るのが基本じゃないのかしら。

まあ、どうせあらゆる基本は
素通りするのがあたくしの生き方だから。

そんなことは どうでもいいわ。

再開した時、
負担にならないよう のんびりゆったり
ぐずぐず あせらずやって行こうと思っていたのに
けっこうな勢いで増殖して
前サイトより でかくなってしまったようですが。

1年間
ありがとうございました。
今後もよろしく
一緒に遊んでやって下さい。


2002年12月14日(土) コタツ天国

先日 出して来たコタツにむかって
ぼや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと
ネームを考えていたりします。

まだ紙に移そうとしたら
壊れてしまいそうな脆さなので
ただただ 頭の中で構築しているんだけど
どう見ても
コタツで居眠りしているだけみたいな絵づら。

家族が同業者でよかったわ。

わがままなあたくしは
漫画を描くスペースに
他のモノの侵入は許さない癖に、
漫画に関する事は
どこにでも持ち込むのよ。

お人形制作スペースだろうが、
トイレだろうが お風呂だろうが
お外の喫茶店だろうが レストランだろうが 
道ばただろうが 映画館の中だろうが
(しかも上映中だろうが)
トイレだろうが お風呂だろうが。
さすがに ペンとインクまでは持ち込みませんけど。

昔は喫茶店でペン入れした前科もあるわ。
行き付けの喫茶店で、
もう諦めて受け入れてくれている
お店の方々は
あたくしの顔を見ると
奥の窓際の、いつも座る席に案内して下さったわ。
その席が空いていない時は、
「あの席は今埋まっているんですが
よろしいですか?」とわざわざ聞いて下さったわ。

さすがに 今の作風では
ペン入れはおろか、下書きやネームでさえ
お外でなんかできませんけど。

お引っ越しが重なって
その店にも行かなくなったけど、
ある時 通りがかりにそのお店に
寄ってみようとして行ってみたら、
なくなって 天婦羅屋さんになっていました。

ままま まさか
あたくしのような 儲からない客のせいで
潰れたのではありますまいね?
どきどき。
当時、デビュー前でお金がなかったあたくしは
珈琲1杯でねばる
もっとも嫌われるタイプの客だったはず。
でもよく、
友達が遊びに来た時、
あたくしが家にいないと、その喫茶店に来て
食事をおごって下さったりもしたわ。

いつでも 厭な顔ひとつせずに
あの席まで案内してくれた
あの店員さんたちは 今はどうなさっているかしら。

はっ。
もしかして その天婦羅屋さんで
働いていらしたのでは?
入ってみなかったのでわからないけど。

だとしたら
お店で、
自分の家にいるようにくつろぐ客がいなくなって
ほっとしていらっしゃったかも。

なんて
昔を懐かしんでいる場合じゃないわ。
目の前の締め切りが先ね。

それでは
もうちょっと コタツで居眠り……
じゃなくて、構想を寝ることに……
でもなくて 練る事にしますわ。


2002年12月13日(金) 言い訳はいろいろ

昨日
猫達がこたつで仲良く(もないですけど)
一緒に寝てると書きましたが、
今日気がついたら
コタツの中で殴り合っていたわ。
とほほ。

そういえば
先日、御近所さんが
町内会費の集金にまわっていた時、
だんなが出たんですけど
話声が聞こえて来ました。

御近所さんが
「みなさん、お元気ですか?」
だんなはしばらく考えて
「猫のことですか?」

うちは皆さんと言われるほど人間はいないわ。
だんなとあたくしだけ。

「はい」と
御近所さんは嬉しそうにお答えになりましたが、
御近所さん。
猫に「皆様」とか敬語つかわなくてもいいのですよ。

猫好きのその御近所さんは
めっきり寒くなって
うちの猫達が 遊びに出て行かないので
寂しがっておられたのでした。

御近所が静かな分、
確かに うちは にぎやかで
あちこちで
ニアミスした猫達のうなり声やら
怒りの声やらが響き渡っております。

そのたびに仲裁に走るあたくしは
おかげで仕事がすすみません。

と言い訳してみる。。。。。


2002年12月12日(木) またしてもお部屋改造

ふう。

日記も書かずに何をしていたかって
せっせとサイトの更新作業。

そろそろこんなことしてる場合じゃないですわ。
明日から真剣に
アタマかかえてネームにとりかかります。

そして今日は肉体労働も少々。
またしてもお部屋の模様替え。

せっかくスッキリと片付けて
広くなったお部屋に、
しまいこんでいたコタツなど
がたがたと 出して来てしまいました。

こちらは椅子式の仕事場用と違って
ぺたりと座るタイプです。

するとどうでしょう。
お膝にすがりついて離れなかった猫達が
あら不思議。
すっぽりと収納されたではありませんか。

うちの猫たちは仲が悪く、
去年は一匹につきひとつのコタツでないと
だめだったのよ。
それじゃ コタツがいくつあっても足りないわ。
いえ、3つあれば足りるんですけど。
うちにはコタツは3つあるんですけど。
3つとも一日中つけているなんて
そんな資源の無駄遣いはできませんわ。

今年は仲良く……とはいかないけど
なんとか他の猫がもぐりこんで来るのも
許しているようです。

そしてあたくしもどうやら
そのコタツに常駐する気満々です。

仕事場に、お人形制作スペースを作ろうと
こないだまでもくろんでいたわけですけど
やってみてわかったわ。

あたくしという人は
漫画を描くスペースに
他の物が入り込んでくるのは
我慢がならないらしいわ。

それがいくら
惚れ込んだお人形のためとはいえ、
やっぱり これはこれ、それはそれ。

本妻と愛人を
同じ家に住まわせるおバカがどこにいるの。
……って感じかしら。

せっかく片付けたお部屋に
次々とお人形用品が積まれて行くのを見ただんなが
「まさかこの部屋を
お人形部屋にする気じゃないだろうね?」
と心配なさっていましたっけ。
「いやあねえ、そんなことしないわよ〜〜
安心して♪」
とか お答えした覚えがあるような
ないような。

やっぱり
あたくしのすることは安心できないわ。
我ながら。
このコタツでお人形制作する体勢は
バッチリですわ。
とほほ。

でもこれはある意味、
とっても危険な体勢でもあるわ。

漫画を描くのと同じスペースでやっていれば、
仕事中には
お人形用品は仕舞いこむ事を余儀無くされるけど
場所さえ移動すれば
いつでもお人形にかまえてしまえる、って事なのよ?

なにしろ漫画描きの修羅場中の
錯乱状態というのは ハンパじゃないから。
ハンパな人もいらっしゃいますけど。
(真面目、とも言うわね)
せっぱつまった時の現実逃避は
ちょっとものすごいものがあるのものなのよ。

結婚記念日に
愛人に会いに行ってしまうようなものかしら。
全然 違うかしら。

とにかく
そんなこんなで
明日からは妻 ひとすじ……のはずですわ。
サイトの更新、という愛人も持っているから
とっても怪しい宣言ですけど。

早々にクリスマスバージョンにもしたわけですし、
だ、
大丈夫だと思うわよ。

なぜ言いよどむのかしら。あたくし。


2002年12月08日(日) それはホモ漫画

久しぶりの友人と電話。

ホントに久しぶりで
もう何年会っていなかったか
わからないくらいなの。

それでも
誕生日を覚えててくれて
毎年 
綺麗なお花を送ってもらっていたりします。

がさつなあたくしには到底出来ない芸当。

昔 描いていた少女漫画誌で知り合った彼女。
今も元気で ほのぼのとしたショート漫画を
描きつづけております。

初めて会ったのは出版社のパーティだったわ。
かわいこちゃんが ひとりでいるのを
めざとく見つけて
一緒に行っていた友人と
ふたりがかりでナンパしたのよ。

そんな事はどうでもいいわ。

その友達とは
ちょっと前の竹書房のパーティで
ほんとに数年ぶりで
ちょっとだけ顔を会わせたの。

電話でその時の話が出た時、
あたくしが
「あの時一緒に居た、ボ−イズの友達がね…」と
言ったのよ。
彼女はちょっと黙って

「ボ−イズってなに?」

あああああ
そうでした。
同じ漫画業界といっても広うござます。
広い中でも認知度の低いこのジャンル。
同人もやらずに
健全な漫画を描き続けてる彼女には
見知らぬ世界。
あたくしが「ホモ漫画」を描いているのは
知っていたけど、
「ボ−イズラブ」という呼び名は
御存じなかったのよね。

かくいう あたくしも
ボ−イズを始めた頃、
その呼び名を知りませんでしたわ。

「めっちゃハードなホモ漫画が描きたい〜〜〜」
という
猛烈な情熱に動かされて
とにかく描いてはみたものの、
「ボーイスラブ」という呼び名を知ったのは
それから しばらくたってからだったわ。

「ボ−イズ」と打っても
あたくしのパソちゃんは
「ボーイ図」とかほざいていて
単語登録したんだったわ。

遠い昔の事のような
つい昨日の事のような。。。

まあ、彼女は
そんな言葉は単語登録する必要はないわ。

明日は
そんな彼女と
数年ぶりのデートなの。

わ〜〜い
なに着ていこうかしらん、らん。


2002年12月07日(土) 仕込みツアー

今日は
修羅場を抜けた漫画仲間のさらに人形仲間と
ボークス、オカダヤ、ユザワヤツアー。

ユザワヤはバーゲンだったので、
またも しこたま材料を……。

お人形用品の材料は、
もう充分に一生分くらいため込んでるのに、
もう 一、二回 転生しても大丈夫なくらい
買い込んで来ちゃったわ。

前に行った時は
手当りしだいだったけど
今回は 少し作ってみて
自分に何が必要かわかったので
集中的に。
エナメル、合皮、会わせて20メートル近く。
どんな大きさの人形を作ろうってのかしら
1/6じゃなくて1/6人形?

お、重かったわ。
その他にもアクセサリーパーツを山ほど。
文鎮なみの重さのカシメ打台とか、
アクリル絵の具の追加と薄め液とか、
各種メディウムとか、
ほんとに重かったわ。。
それから粘土。とその関係品。
靴を作ってみようと思って。
心の底から重かったわ。。。

みんなでランチもちゃんと頂いたのに、
物資調達したあとにはエネルギー切れで
3人で居酒屋でがつがつと。
頼みすぎかと思われた料理を片付けるのに
22分しかかかりませんでしたわ。

食事がイタリア人並みに遅いあたくしとしては
人生最短記録のお食事かも。

「毎回 毎回
それだけの大荷物を持ち帰ってる
あんたの家はいったい
どういう状態になっているの?」

という友人の心配をよそに
ものすごいことになっています。
(ちっとも『よそに』じゃないわ)

でも まあ
のんびりサイトの更新準備などしながら
そろそろ次の仕事のネーム練りにも
入っております。

風邪 ひいてただけで終わった
お休みのような気もしますけど
実は すでにもう一体、
ドールが完成しています。。。。

我ながら いつの間に。


2002年12月06日(金) お風呂賛歌

や〜〜っっとすっきりと
風邪が抜けたような気がするので
ひっさしぶりに
お風呂に入ったわ。
髪も洗ったわ。

や〜〜ん
ばっちいお話しね。

それにしても
今度の風邪は長かったわ。
もう「永かった」という漢字を
使いたいくらいだったわ。

どれくらい
お風呂に入ってなかったか
聞きたい?

……話したくないわ。

覚えてないし。

そういえば
はるか昔、
まだあたくしもまわりも
若くてがむしゃらだった頃、
だんなの漫画仲間が遊びに来て
言った挨拶が

「どう?最近。
お風呂 入ってる?」

だったのが
衝撃的だったわねえ。

君はなにかい?
お風呂に入ると言う事が
思わず人に確かめちゃうほど
特別で、マレな事なのかい?

と聞き返したくなっちゃうわねえ。

「うん、二週間前に入ったよ」とか言ったら
「おお それはすごいじゃないか、
俺も頑張らなきゃな」とか
会話が続くはずだったのかしら?

あたくしは笑いの発作が起こって
そういう会話には
ならなかったような気がするけど。

確かに若くて
漫画家目指してた頃、
ほとんどの仲間は
家を出て
一人暮らしで
生活費を稼ぎながら
お風呂なしの狭いアパートで
デビューを夢見て頑張っていたわね。

銭湯に行く資金もままならないことも
あったわね。
お風呂どころか
三度の食事も多分 皆
二度がいいとこだったはず。

その漫画家志望のだんなの友人と
あたくしの学生時代の友人のOLが
顔を会わせた時、
彼女はびっくりして、
こっそりあたくしに 囁いたわ。

「あの人、大丈夫なの?
溺死体みたいよ?」

友よ!
なんて失礼な事をっ!
彼はね、
溺れたくても
海やプールはおろか、
満足にお風呂にも行けないのよ!

いえ、
誰も溺れたいとは言ってないわね。

とにかく
ちょっとお風呂に入れない事態が続くと
彼の事を思い出してしまうのよ。

彼の引っ越しやら
こちらの引っ越しやらあって
いつの間にか連絡が取れなくなって
今は どうしているかわからないのだけれど、
元気で 
お風呂に入っていてくれるといいわね。


藍まりと |MAILHomePage

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