流れる水の中に...雨音

 

 

- 2012年05月10日(木)



ごろごろとした石ころが 辺り一面に転がっていて
手に触れる その角が 手の平を窪ませる
冷たくも無く 痛いわけでも無く
その重みと 圧迫感が 其の物の存在を
私に伝える
深く深く 呼吸をすると 膨らむ胸の辺りが
取り囲む乾いた空気を感じている

転がして歩き疲れて 立ち止まり
また 息を吐く その繰り返し繰り返し

誰も居ない 声も聞こえない 何も響かない
一体此処は何処なのだろう




閉ざしたカーテンの隙間から夜の空が覗いている
闇から眺める夜の空は こんなにも眩しくて
だとしても やはり 膨張する空気しか見えないのだから












...




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