流れる水の中に...雨音

 

 

買い物依存。 - 2004年02月24日(火)




また やってしまった。

ここ数日 春らしい陽気が続いていたから
ふらふらと 景色の良い場所を巡っていたのだけれど
それにも飽きて 私の大好きなショッピングに
百貨店にでかけた。

「消費」は、形を変えた「投資」である、と
ある人はいってた。
とは言え、私の「投資」は
ある日突然、何の考えもなく、衝動的にやってくる。
そう。またしてもやってしまった。
木の芽時だから 気を付けなさいと 
昨日言われたばかりなのに。

私のクレジットカードは
身分に相応しくなく限度額が大きい。
それをまた振り切ってしまったのだから
我ながら凄いと思う。

もう 今日はプリティウーマン状態だ。

自己嫌悪に浸りながら とぼとぼと
帰り道を 大きな荷物を抱え歩いていると
知らない男に声をかけられた。
「あの、お茶でも御一緒しませんか?」と。

ふと、顔を見ると 
いわゆる「小池さん」で
腹立たしさよりも先に 唖然とした。

「いえ。ごめんなさいね」と
思いきり優雅な笑顔で断ったあと
ふつふつと 怒りがこみ上げてきた。
馬鹿にするな。

悔しいやら 情けないやらで
また 沈んでいる。


春よ こい。








...

抱える感情と日禄。 - 2004年02月18日(水)




最近肌の調子が悪い。
思うように肌づくりができないでいる。
そろそろメディカルピーリングを本気で考えるか。
冬は代謝も悪くなり おまけに髪まで短くなり
気分は最悪。
私が私であり続ける為に 随分努力している。
多分他人にはわからない。
手の内を明かして誇らしげに自慢するような
品のないことはしない。
感じ取ってくれ。


複雑な気持を内包する現状は
過去からずっと継続しているものであるのだけど
過去から現在への過程の中で
一度ある意味で別物に変換されてから
また再変換されて今がある。
裏から表を経て 再び裏側に戻ったわけだけれども
表面的にみれば はじまりも裏であり
今も裏であるのだから 同じである。
だけど表を経たことは とても重要なことだと
私は思っている。
歪んだ感情はある意味でのブリンカーを装着すれば
視野も感情もコントロールできるのだけれど
適切なブリンカーを与えてくれる人は
そう多くはない。
そう言う意味でも私は旦那様に感謝している。


性格のどこかしら歪んだ男の数人に出会った。
いや、歪んでいない人など出会ったことがない。
みな何処かしらトラブルがあり、癖があり、
コンプレックスがある。
だけどそのなかでもある種の男は
奪われることに敏感になるあまりに 見返りとしてしか
何も与えようとしない。
しかしながら こういう男に見返りなどない。
例え愛すら。


何ごとにもデタッチメントを装おう男が居た。
野心もない、金銭欲もない、むき出しの欲をせせら笑った。
だけど本当は違った。
それこそが彼の一種のブリンカーだった。
現実を認めるには自尊心が高過ぎた。


人を観察すると人が苦手になる。
私自身がこんな風だから。


今日はエステは無理だな。
水曜日だし。
明日にでもでかけよう。
頭ごと 剥がしてくれ。
















...

あれこれと。 - 2004年02月16日(月)


昨日夜 ちょっとした発作。
随分長く息を潜めていたのに。
久しぶりにあの感覚を思い出した。
身体の芯が硬直して気道が狭くなり息苦しくなる。
まるで舌を噛み切ってしまいそうになる不安に怯えながら
息を整える。
別段なにかあったわけではない。
だけどこんなふうに突然あらわれたりする。
あのときもそうだった。
習慣付かないように祈る。

不正出血が続く。
ごく微量。
子宮頚癌も子宮体癌も検査ではクリア。
マーカーもまったく低い。
ただのホルモン異常か。
卵巣が痛い。

姉がまた 父と喧嘩。
ポイントハズレな姉の厚意と身勝手さが父を刺激。
きっと姉に悪気はない。悪気がないだけに困りもの。
いつもなら仲介役の私も今回は無言。
好きにしてくれ。

動物が欲しい。
ふと、部屋で「みーこちゃん、おいで」と呼んでみる。
当然のごとく 何もやってこない。
しばらくして となりで彼が「わん」と吠えた。

爪がようやくのびてきた。
ちょっとうれしい。
折らないように 染めないように 慎重に慎重に。
またアクセサリーの似合う指へとようやく戻った。
手のパックも忘れずに。


今夜はまた眠れそうにない。
久しぶりに眠剤服用。
また 長い夜が続く。





...

澱が下がった午後。 - 2004年02月15日(日)




慌ただしさに身をゆだねていると
簡単にみえる深刻な問題に向き合わずにやり過ごせる。
それもひとつの解決の方法にもみえるけれど
とてもとても脆い。
死ぬ瞬間まで走れるものなら走ってみろ。

頭の中でカウントできる物事の単位が
日毎から月毎へ変わり
曖昧な明日に意義を見つけないでいられることも
ひとつの特技になる。

とても感謝しているあの人の存在も
有り難いと言う言葉に隠れた空虚がことさらに
私を饒舌にする。

彼が忙しいのも私が時間も身をも持て余すのも
それはそれで好きずきであって
同じことに過ぎないという彼女の言葉も
まんざら間違いでないかも知れないなと思ったり。

駄目ね。
余りある時間が私を下等へと誘う。
私はそんなことに価値はおけない。
彼女も彼女も彼女も私も同じで
彼も彼も彼も彼も彼も、   。

濁った水の澱が下がると
辺りには何もなく、私だけになってる。
どこまでも静謐で孤独なその姿が
本当の私の今いる場所なのだと 知る。









...

冷たい人。 - 2004年02月08日(日)



彼の中学時代の同級生の親が心臓の血管がどうも
つまっているらしく手術をせねばならないらしい。
そのことで、手術の内容や良い病院、良い医師のことで
彼に相談の電話が先程あった。
医者にしか知り得ない実情というものもある。
彼は今の状態でベストだと思われる紹介をすることを約束し電話を切った。

私は その同級生のことをあまり良く思っていない。
ちょっとした失言が私の気分を害したことがあったから。
その電話のあと「私は彼が嫌いだ」というと
ちょっと困った顔をしたが
「あなたの好きにすればいい、ただ私が、嫌いだというだけだから」と
捨て台詞を吐き、話を終えた。

先日私の父がひどいふらつきを覚え
姉が心配になり私に電話をかけてきた。
白血病の再発を心配したようだった。
症状を聞く限り 白血病のような感じではなかったが
あまりに大袈裟に心配するので
主治医の携帯電話に電話をかけさせた。
が、血圧を聞くとちょっと異常を感じた為に
念のためにと仕事中の彼に電話をかけると
一過性の脳硬塞の疑いがあるといった。
そこまではよかったのだが、彼が急に不機嫌になる。
「まず 俺に電話をよこす前に何故病院にいかないのか」と。
夜も八時を回っていたので、姉としても対処に困っていた。
対処に困ってやむを得ず、私に電話をかけてきたのに
彼は「夜になると急に不安になって、
時間外にやってくる患者の特徴だ」と怒る。
やれやれ と正直思った。

他人の紹介を引き受けるぐらいなら身内の病気を
快く引き受けるほうが先じゃあないかと思って腹立たしい。

物事をたのまれることを喜ぶ人と 喜ばない人がいる。
彼も私も あまり喜ぶ種類ではない。
信頼して頼まれる というよりも
「利用される」ことのほうが多いからだ。
世間話の後に続くのは、最近からだのここが調子悪くて、という健康相談。
デリカシーに欠けるひとが多い。

そんなこんなの積み重ねが
彼を不機嫌にさせたのだろうけれど
幾ら私を大切にしてくれても
私が大切にしたい人たちに対する気持をも
認めてくれないと
やはりあなたは冷たい人だよ。






...




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