オモウコト。
幸希



 理由もないのに。


 私の大好きだった人たちが。
 仕事をやめた。
 仕方のないことだけれど。
 やっぱりすごく寂しい。

 一年だけだったけど。
 学んだことはたくさんあった。

 一番寂しかったのは。
 指導係の先輩がやめてしまったこと。
 
 最後にあまり話ができなかったのだけど。
 昨日メールがきた。
 
 私はすごく素敵な人に指導してもらえたんだと思った。
 
 私も四月に新人さんが入ってきたら。
 そんな素敵な先輩になりたいと思った。

 ありがとう、先輩。

2004年03月30日(火)



 恋文。


 また明日。
 がんばろう。って。
 あなたといると思えるのです。
 また明日が。
 あなたと一緒だと信じられるから。


 私はきっといつも一人では立っていられなくて。
 だけど。
 誰かを捕まえる術もなくて。
 だから。
 身近なことを探すしかないけれど。


 母親であったり。
 友達であったり。
 想い人であったり。


 私は欲張りだから。
 明日も自分が生きれるように、
 誰かの力を借りるしかない。


 だから。
 もし私が。
 立てなくなってしまったしても。
 貴方は側にいてくれるだろうか。

2004年03月20日(土)



 仕事。


 誇りだの。
 尊厳だの。

 難しいことはわからない。

 私の仕事は案外そんなことととなりあわせ。

 人間だから。
 甘えも出てくる。
 疲れもある。

 でも人命を預かる私たちには。
 そんなものは関係ないのだろうか。

 この仕事は難しい。

2004年03月15日(月)



 春。


 雪がとけて。
 それでも気温は寒くて。
 当たり前だけど。
 また季節は巡っていく。
 
 私はここで二度目の春を迎える。
 
 あっという間で。
 気づけばもう一年。

 去年と変わったのは。
 少しだけ涙もろくなったこと。
 胃が強くなったこと。
 部屋が汚くなったこと。
 煙草くさくなったこと。
 私のもの以外のものが増えたこと。


 きっと。
 私は何も変わらないまま新しい春になる。
 少しずつ何かを学んでいけるように。
 どうかがんばれますように。

2004年03月11日(木)
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