薔薇抄 *Rose Show*
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2005年09月27日(火) 補修/補強

わたしのレースフリルお花好きって有名じゃん?(自分で言うな)つーか病気じゃん?
あと、わたし喋り口調とか文章が、男バージョンとオネエバージョンとあるじゃん?
そんなとこから推測するに、あれだ。
わたしね、きっとね、オカマなんだよ。
なんか今日唐突に思い当たっちゃった。

お昼ごはん食べてたらね、「でもあれね、ROSAさんは見た目は大迫力なのに持ち物やお洋服の趣味が割と女の子っぽいものとか可愛いものが好きよね?」って言われたのね。で、そうだっけか?と思ってなんでこんなんなっちゃったのかずーっと考えてたのね。だって自分に似合うもの探してったらどんどん過剰になってっちゃっただけだもーんとか思ってたんだけど、もっとずっと昔の、子供時代のこととか思い出したらさ、イタイケナ幼女時代、かわいい女の子らしいもの大好きだった時期に母親に「あんたピンク似合わない」って言われて大ショック受けたこととか思い出したの!今ならさ、「それはアナタがベビーピンクやらローズピンクやらをこのど黄色い肌のわたしに着せるからで、そんだったらいっそオペラとかマゼンダとか逆にサーモンピンクとか着せりゃあいいのよ!」とか言えるけど、子供にとったらあのキキララのピンクがピンクじゃん!それ似合わないとか言われてみ?お先真っ暗だよ女子として。しかもうちの親ったら2人揃ってめちゃめちゃ現実的で、わたし子供の頃「かわいい」とか言われたこと無かったのね。自分の子って普通多少造形に不備があってもうちの子が一番カワイイ!とかあるじゃん?そういうの一切無かったらしく、しかもまた今写真見たりすると、ほんっとブサイクなんだわわたしが(笑)。まあ、そんなこんなが相まってだから余計に女の子っぽいものとか綺麗なものに対する執着が強まって行ったんだろうね。それと、「思いのほか仕草がオンナっぽい」とか言われちゃって、「思いのほかって…」とか言うのはまあ置いといても(笑)、意識的にそうしてる部分は多分にあるのね。ホラでかいから、あんまりガツーン!とかするとさ、ふっ飛ぶじゃん?いろんなものが。怖いだろうし。客商売だし(笑)。なんかだから、意識的に柔らかげに動いたり、レースとかフリルとかリボンとかお花とかキラキラとかそういうので自分に足りないもの埋めてんだよずっと。
なんか……………………………せつなくね?(笑)
なんかそういう「飾り立てなくちゃ!!」「アタシ女の子よ!!」みたいな必死さがさあ…ねえ?オカマな訳よ既に。髭の女装歌手。(ちがう)

そうだったのかあ…とけんちん汁と一緒に腑に落としてみた昼下がりでございました。


2005年09月25日(日) 秋は異形で

こんばんは。
先週からヘアのセットアップの研修が始まり美容師見習い見習いと化したロオザ(30の手習い)です。

今日は雨の中銀座一人旅。
銀座の蜜腰百貨店(仮名)の秋の恒例行事、ディOルのコスメイベントが開催されているからです。
今日は昔の薔薇抄に出て来た、いつきさんというパリコレ/ミラノコレバックステージ担当の
メイクアップアーティストのショウがあったので、それを見がてら陣中見舞い。
感想はと言えば。
わたし、部外者なんだなあ!!!
ってかんじ?淋しいとかじゃなくて、すごく納得した。合点が行った。
退社から2ヶ月、60日強、わたしが毎日事務所でPCに掛かりっきりだったりサロンめぐりしたり
採用面接したりミーティングしたりnejiくんが出張行きっぱなしになったり帰って来たりプレゼンしたり
商談したり人間関係で揉めたりいろいろいろいろしててあっという間に今日が来たなと思ったけど
そのいろいろいろいろって、あっという間に思えるくらいにいろいろいろいろだったんだなあって。
全然わかんねーか。
いろんなことがあったからこそあっという間に思えたってことで、いろんなことやってるからこそやる前の
わたしと今のわたしとは違ってて、そして何よりも、同じだけの時間が、かつての仲間たちにも流れてるんだなぁって、そんなこと。
再会を喜んでくれる人、わたしの出現を驚いている人、声も掛けてくれない人、声も掛けられない人(笑)、笑みだけを交わし合う人、ものすんごいよそよそしい人、わたしの今を気づかってくれる人、未だに退社を
惜しんでくれる人、辞めたのを今日知った人(笑)、本当にそれぞれの反応で、その反応一つ一つが、
その人とわたしの新しい関係性なんだな、と。
新しいんだ、今のわたし。
と、思ったら、居ても立ってもいられなくなり、新しいオーデパルファムを買った。
香りはもちろんずーっとディOルだった。頂いたり買ったりして、色々持ってるけど、結局必ずつけるのは
いつだってディOルが一番多かった。香りが生まれるその背景、ストーリー、歴史、ブランドと調香師の
思い入れまで全てを愛しているから。今でも。でも、ブランドとわたしの新しい関係も始まったんだってこと。
それはとても新鮮な認識。新鮮なことって素敵だね。
香りの選び方も変わってたし、自然に。なんか知んないけど。
今までは、人とどう違うかとかどうインパクトを持ってくるかとかどんだけセクシーかとかで選んでたけど
なんかね、そんなんどーでも良かった(笑)。体臭みたいに馴染むものばっかり探してた。敢えて攻撃的に
なるのやめ。意識しなくても攻撃的だから(笑)。武装する為の香りは、ここぞの時の魔法として保管。
その力を借りなくても戦えるわたしになりたい。つーかだから、前よりできてんだよ今は。
新しい=異形、って頭に浮かんじゃったんだよね(笑)だから、今日のタイトル。
ROSA2005秋冬コレクション、「異形」(笑)秋は異形で。秋のテーマ異形!!どうだ!!!

昨日は昨日で、新鮮だったよ。maiちゃんの着物デヴュウのお手伝い。デヴュウそのものが新鮮なことではあるけれども、着物を介してのmaiちゃんとの新しい関わりの誕生じゃん?
しかも、全然予定してなかったのに急に夜中のメールで明日逢おう!とかになっちゃったのが、今までにない
展開で、自分的にすごい新鮮だった。明日遊ぼって、子供かーい!みたいな(笑)でもいいよそんなんで。
約束がずーーっと立ち消えになってしまっているあの人ともきっと、こんな風にいきなり全てがうまいこと
呼び合うようにして逢えるんだろうなって自信が付いた。ぜっったい、うちに来てね!メイクするから!!(ここで言うなよ)

そんで、今日は最近の中で一番話をしたかった人と4時間話せたから嬉しかった。
彼との関係も発展してて、うれしいなぁと思う。
自分が話したい、あの人と話すと得られるものが多い、と思ってる人が、自分と話ができるのを喜んでくれるのってすごいことだよね。ありがとうってお互い言い合って別れた。
最近、どんな格好してても褒められはするけどほんとにぃ?って思うんですよねって言ったのね。
どんだけ派手な格好してても、誰ももう止めないじゃん(笑)。あの人ああ言う人、みたいな。
ちょっと放っとかれるかんじ(笑)。あのひと変わってるから、言ってもしょうがないからって感じを受けるんですよね、って言ったら、まあそれはあんたのせいなんじゃないの?って。
「あんた確かに見た目取っ付きにくいしその自覚もあるし、ちょっと知り合ったら『わたしそんなんじゃないわよ、結構何言っちゃっても平気よオープンよ』みたいなの出してるけど、相手に取ったらそれ逆にプレッシャーなんだよ」だって。絶句。そうかも。そういうのかんじるときあるよ(笑)、ろ、ROSAさんになっ…、
なななんか話しかけなきゃ!みたいなのでしょ?あるある。で、その状況で相手が話しかけて来たんなら、それは相手の進歩とか成長なんだって。で、その相手の気持ちを察したわたしが、はいといいえでは答えられない質問を相手に投げかけられたら、それはわたしのコミュニケーション力の進歩になるんだって。
ふうん、そうか。相手の立場を思いやれる余裕ってやつね。頑張るよ。と思ったので、ここに書いておく。

なりたいわたしに近付くって意味で、異形!秋は異形で!サヨナラはまた今度!


2005年09月14日(水) おやすみ前はどんな格好?

お好み次第のナイティvナイティv
及川光博「名器」よりお届けいたしました。

ねえ皆さん。
おうちに帰るでしょ?お着替えするでしょ?
何着てんの?おうちで。

妙令の女子としては、おうちで寛ぐ時に何着てんのが美しいのかしらね?
昔、冬でも薄着ってのに憧れて(笑)、真冬でも家ん中じゃあ黒いスリップだけ、とかいうのに励んだことも
あったりしましたが、家族の目が痛かったのと(当時実家でした)急な来客にも困るのと、冷えばかりは
如何ともし難く厚手の靴下履いちゃったりして台無しだったのと、なんかオカマっぽかったのと、色んな
理由でやめました。最近は専らおかーさん手作りのワンピースとか着てたんですが、なんかいまいちベストに思えない。(おかーさんごめんね)
ちなみに今はキャミとパンツのみ。お風呂上がりはだいたいハダカ。以前、お風呂上がりにハダカでネット
するとか言う話したら、キッチェに「そんな叶姉妹な!!」と言われました(笑)maiちゃんには軽く引かれました(笑) スミマセン今後気をつけます。
去年の冬は、ユニクロがnonーnoとコラボしたフリースの上下を2セットも買って凌いだねー。ピンクと黒。
ゆゆにまで着せた(笑)。ユニクロも無印も大好きだが、そーいう気分じゃ全然ない時あるじゃない?
こないだまで、ピーチジョンとかでベビードール買って来て着ようと思ってたんだけど、毎日それもなんか
色々まんまん過ぎてやじゃない?(笑)怖いよね。

いつでもどんなときでも素敵でいられるってのは、すごい難しいことだわね。←ハダカの奴が何言ってんだ。


2005年09月12日(月) 美しくあるということ

昨日、観てきました☆「チャーリーとチョコレート工場」!
すごい面白いから観た方が良いですよ。素敵ですとても。
観たあとに反芻して、「良かったね、面白かったね」と言い合える映画は良いですね。
ジョニーさん滅法素敵です。あんたが大好きだ!
板チョコを2枚買って、食べながら観たんだけど、ロッテも明治もウォンカさんには負けてるねだいぶ。
あんな素敵な作り方はしてないもんね絶対。
お勧めます!是非是非。もう一回観たいくらい。コープスブライドも楽しみです。
…こんなに映画観てんのに、映画好きとは言えないんだよな。覚えてらんないからな。
ストーリー忘れちゃってもある一場面のみ強烈に焼き付いてて離れない映画なら幾つもあるけど、
それなんの映画かわかんないんだもん(笑)
でも、「チャーリーとチョコレート工場」は忘れようも無い程解り易い内容だったので、覚えていられるでしょう。めでたしめでたし。
ウィリウォンカ♪ウィリウォンカ♪フレー!
サントラが欲しいです。

全然タイトルと関係ない話題から始まった本日の薔薇抄でございますが。
本題はここからですよ。
「美しい」とはなんぞや。
それは今井寿であり、櫻井敦司であり、(あ、やべ、普通にあっちゃんより今井さん先に出て来ちゃった)
BUCK-TICKでありますが、今日の所はその辺はちょっと置いておきます。話がそこから進まないからです。
女性の美しさ。女性が求める、美しさ。
美しく、なりたいわけですよ。まず誰よりも、わたし自身が。
そして、美しくなりたい方々の為に、わたしの仕事が成り立っているのですよ。
「美しくなる為の方法」として、あなたが頭に思い浮かぶことは、ものは、なんですか?
わたしの場合はファッションとメイクなんですが。人に依ってはエステとか。食事とか。睡眠とか。恋愛とか。
幸せとか、運動とか、子供の存在とか、整形とか、ネイルケアとか、整体とか、温泉とか、仕事とか休暇とか音楽とか趣味とか旅行とか学習とかダイエットとか他人の目線とか何もしないこととか。
いろいろあって、様々で、それぞれなんだなぁと、改めて知った最近でございます。
今までね、化粧品を買いに来る、買わないまでも興味があるっていう人々に囲まれて仕事してた訳ですね。
だから知らなかったの。化粧品を欲していない人が、この世の中にこんなに居るってことを。
「化粧をする」ってことが、身だしなみとか義務とかの域を越えず、そこには面倒臭さが何もかもを凌駕し、
楽しみなんて、全然、一欠片も見出せない方々がこんなに居るとは。
毎朝30分以上かけてメイクしていると言ったら、頭のからっぽな可哀想な人を見るような目つきで見られたのも、たぶん初めてだ。ふうん。そうなんだ?時間をかけて、自分の為だけにメイクするって、もうすっかり
市民権得た行為だと思ってたよ。価値観って違うのねぇ、覆らないのね、このご時世においても。
あ、もちろんそんな人たちに何言われようが気にもしませんよ?一生この喜びを知らずに死ね。と思うだけで。
でも、自分がやってることが、思ってた以上に、覚悟してた以上に、理解されてる訳ではなかったんだなぁということに、今更ながら気付いてしまったので、ちょっとショックだったの。
メイクしなくても美しい人はいる。メイクしない方が美しい人もいる。メイクしてる場合じゃない人も、
この世の中にはいっぱいいる。メイクだけじゃあ美しくなれないことも知ってる。
でも、メイクっていいよね。すうごい楽しいし、しあわせになるよ。だってあっという間になりたい自分に
近付けちゃったりするじゃん。色のパワーやイメージを味方に出来たり、一層お洋服を素敵に着こなせたり、気分が全然変わったり、人の反応が全然変わったり、自分も知らない自分の一面を発見できちゃったり。ねえ?
だいたいね。美しくなりたくない人が、この世界中に何人くらいいるっていうんだろう?本当にそんなことに無関心で興味も無い、思い付かないって人が、じゃあこの日本中でどんだけいるっていうんだろう?圧倒的に、今よりもきれいに、美しくなりたい人ばっかりだと思うんだよね。うちのおばあちゃんはボケてからも、髪をちゃんと梳かしてた。知り合いのおばあちゃんもやっぱりボケてたけど、出掛けるって言ったら眉毛を描いたし(口紅でだったらしいけど)、デパートに行ったら自分の口紅を隠して、「口紅が無いから新しいのを買わなくちゃ」って大騒ぎしたんだって。そうやって、いろんな大切なことをいっぱい忘れちゃった状態でも、きれいになりたいっていう欲求は、潜在意識並に消えないんだよ、女性から。それってすごくない?
だから、朝早起きして頑張ってメイクしたり、ダイエットに励み過ぎて生理が止まったり、欲しいお洋服の為に三食コンビニのおにぎりしか食べなかったりする人を「馬鹿みたい」って笑いながら自分は何の努力も
しないで、自分の「きれいになりたい」っていう欲求を、願望を、自分でも見つけられないような奥に隠し込んで、だから余計になんにもできなくなって、ちっともきれいになれないような人なんて、ほんと知ったこっちゃない。ばーかってかんじ。努力した人の勝ちだからね絶対。
そして、努力する人には、向上心をもって美しくありたいと願う人達には、微力ながらわたしの持てる全ての技を、惜し気無く提供しようと誓った次第でございます。

ところで喜ばしいことが!
おっぱいがちょっと小さくなったんだね〜!!わーいわーい。ブラウスのボタンとボタンの間が、
みっともなく開いたりしにくくなったのよ。嬉しいわ。若い頃に比べたら、当然張りも弾力もなくなるし、
下がりますわね。でも、パーンとお椀みたいな胸もいいが、今のこの多少萎れた(笑)かんじも
またどうして情緒があっていいじゃないの、と思っているのは負け惜しみじゃありませんからね!(笑)
1カップ落ちたので、ブラジャーも以前より多少探し易くなったし、なんせ服着た時のシルエットが断然いい。
デザインの邪魔しないもんね♪歳取ってから前よりいい感じになるっていうのは、いいことですね。
そうそう。27くらいのときかな。「ああ、この先わたしは痩せようが着飾ろうが何しようが、今より美しくなることはないんだ」と自覚してしまったのは。まあ、若さには勝てねーな、ということを実感してしまったわけですね。そしてそれは間違いでもなんでもなく、今日も元気に老いさばらえている訳ですが。
こっから先はもう、どんだけ自分の好きな自分になれるかってことなんだろうな〜と。自分で「お、いいかんじじゃーん♪」と思える自分にならなければ、人を美しくする資格も技術もわたしにはなくなってしまうと、強く肝に命じ、生きます。

とりあえず最近ではそうね、髪の毛が成人してからこっちで一番美しいね、今!あと、爪が良い爪らしく、どのネイリストさんも絶賛だ。ケラチンとかが良い感じのオンナ(笑)。こういうのも、立派に美しさと言えよう。

なんか今日は自分賛美な日記でごめんなさい。苦情受け付けます。
それにしても栗山千明ちゃんがかわいくてしょーがない。


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