前回徳島を離れてから2週間。徳島の気候は少し暖かくなった感じがします。朝明るくなるのが早くなり、夕方暗くなるのが遅くなりました。造船所は風の強い場所にあるため、風が吹くと寒く感じます。
2週間振りの「建造船」は大分建設作業が進み「船らしく」なってきました。徳島を離れている間に船室の内装工事に取り掛かったので、居住空間が見えてきました。先週長崎の事務所から送り出した荷物が造船所に到着していました。船に積む機材などもこれからどんどん徳島に納品・到着します。船の建造機関は後一か月残すだけとなりました。
今日再び徳島入りしました。今回は往復JRを利用です。長崎から博多駅に出て、博多から岡山まで新幹線で移動し、岡山から他槓子を経由して徳島に入りました。6時間かかりました。宿は前回と同じ徳島駅前のサンルートホテルです。サンルートホテルは11階に大浴場があり、朝6時から夜中12時まで利用可能なので大変便利です。長崎には3月4日戻る予定です。
長崎市立図書館がアパートから10分くらい歩いた場所にあります。散歩の目的地としては近すぎますが、館内で色々楽しめそうなので行ってみました。まず図書貸出カードを作りました。保険証の裏に長崎市内の住所を書き込んでOK。その場でカードを発行してくれました。
図書館の方に「インターネット利用」について聞いてみました。インターネットを使えるパソコンは多くの台数設置しているそうなのですが、個人パソコンを持ち込んでネットワークに接続できる場所は図書館内でも「一カ所」しかないとのことでした。それはパソコン等音の出るデバイスを使う部屋の一カ所の「アウトレット」でした。広い図書館で「一カ所」なら相当な順番待ちだろうと思って行ってみると、空いていました。長崎に住んでいる人達は自宅にネットワークが来ていて図書館に来てまでネットワークに繋ぐ必要がないのでしょう。
ということで、パソコンを久しぶりにネットワークに繋ぎました。300件以上溜まっていたメールをダウンロードし、ソフトウエアのアップデ−トをすることができました。そして図書館に来た目的の一つである「CD」を借り出して「音楽ソフト」としてパソコンに入れました。曲目情報やジャケット絵柄をダウンロードする必要があるのです。ポリーニの「平均律」、グールドの「ゴールドベルク1955版」等を入手することができました。楽しみが増えました。
長崎市立図書館は夜の8時まで開いているので、仕事帰りに寄って用事をすますことができます。こういうところは大変すばらしいと思います。さいたま市武蔵浦和図書館は夜7時で閉館してしまいます。
今日徳島から長崎に戻りました。今日の交通手段はJRを使いました。徳島から高松経由で岡山に出ました。岡山から博多まで新幹線を使い、博多から長崎まで在来線の特急列車を使いました。それぞれの区間が2時間程度かかるので合計で6時間の移動でした。
徳島から高松へむかう「特急うずしお」はディーゼル特急です。でも結構スピードが出ます。高松を過ぎてから高知からの電車特急「南風」を接続します。「南風」と「うずしお」は連結されて瀬戸大橋を渡ることになります。社会人に成って初めての勤務先が「倉敷」であったので、それ時以来の倉敷通過となりました。
岡山では新幹線に乗り換えたのですが、岡山駅の混雑は大変なものです。昔はこれほど混んでいなかったと思います。瀬戸大橋が開通して四国からの鉄道客を取り込んだことが要因なのでしょうか。
広島以西の新幹線は初めての経験でした。小倉も大きな駅ですが、久しぶりの博多駅は大混雑でした。一方博多から長崎へ向かう特急「カモメ」は空席が目立ちました。急ぐのなら「新鳥栖」まで新幹線で行って「カモメ」に乗り換えることができますが、今日は博多から乗りました。新鳥栖を過ぎると長崎へ向かう「長崎本線」は「単線」になります。単線・ディーゼルは新幹線が長崎まで伸びるまですっとこのままのようです。
今日の日曜日は徳島で休日を楽しみました。まず訪れたのが徳島では有名な「いのたにラーメン」。徳島駅から歩いて10分で到着。周囲に多くの駐車場を持っていることから遠くから車でやってくる客も多いようです。第17番井戸寺から第18番に向かう遍路道沿いにあるので遍路の間でも有名なラーメン屋さんです。
カウンター席だけの店内はほぼ満員でした。ここでは定番メニューとなっているらしい肉大盛と生卵を食べました。濃厚なスープが大変美味しく態々やってきた甲斐がありました。その後遍路道沿いに眉山麓の「あわおどり会館」に行ってみました。会館の正面広場には歩き遍路向けの「休憩所」が整備されています。春になったら多くの遍路で賑わうことでしょう。
徳島市の造船所で仕事があるため今日徳島入りしました。今回は今週二日か三日で目星をつけて一旦長崎に帰ることにしていますが、仕事の進捗次第では今回の出張が伸びる可能性があるし、かなりの確率で再び徳島に来る必要がありそうです。
九州の西側の「長崎」から四国の東側の「徳島」に移動するのは結構大変です。JR新幹線を利用する場合、「博多―長崎」「岡山―徳島」間については在来線を利用しなければなりません。これは時間がかかります。
空路ではJALが「福岡―徳島」間を一日一便運航しています。これを利用するためには「長崎−福岡空港」間を在来線で移動する必要があります。もうひとつスカイマークが「長崎―神戸空港」間を結んでいます。こちらは一日4便(長崎発0740、1125、1455、1720)です。しかも「神戸空港−徳島駅」間をリムジンバスが一日13便結んでいるのです。「長崎―神戸空港―徳島駅」のルートが便利そうです。
夜懐かしい徳島駅に着きました。まだ寒いので「遍路」の姿は見ませんでした。春になったら多くの遍路が訪れることでしょう。
今日は長崎駅前の映画館で「沈黙」を見てきました。「坂本龍馬展」にも共通しているのですが中高年の観客が多かったです。客層を見ての想像ですが、普段は映画など見ない人達が見に来ている感じでした。
映画の場面は、長崎市の隠れキリシタンが住んでいた漁村、そして密入国した神父が長崎奉行所に捕まった後は「長崎奉行所」とキリシタンが処刑される海岸です。全編通して長崎が主要な舞台となっています。映画の最初の方で「マカオ大聖堂」が映し出されて神父二人の日本行きが許されるという形でストーリーが始まっています。
クリスチャンの遠藤周作はキリスト教関連小説において非常に人間的なそして大変難しいテーマを取り上げます。「聖書」に関してはキリストを裏切り、キリスト復活後に真の教えに目覚めは世界中に散って布教をした12使徒。「沈黙」では支配者の禁教施策の中で苦しんだ日本のキリスト教徒と布教者達です。こちらは山手16番館で偶然出会った「踏み絵」が切っ掛けとなりました。遠藤周作は「踏絵」を踏んだ人の心の中を小説にしました。
「沈黙」は拷問・処刑場面がかなり直截的なので覚悟して観る必要がありそうです。ひとつ気になったには「音楽」が不在であること。岸に押し寄せる波の音・海を渡るときの音が象徴的に使われていますが、全体を代表する音楽(メロディ)を省いている点は残念です。音楽は映画では非常に重要な要素だけに、象徴的な音楽があればメッセージはもっと強く・明確になるのではと思いました。
2017年02月04日(土) |
旧正月ランタンフェスティバル |
長崎ランタンフェスティバルは大変賑わっています。アパートから会場となっている中央公園と港公園が近いので、明るく点灯される装飾ランタンを身近に見ることができます。2週間の会期中は、雑技団の公演とか、皇帝の行進とか、様々イベントが行われ観光客を楽しませてくれます。イベントの中でも「蛇(龍)踊り」はダイナミックな姿と特徴的な音楽が売り物で人気が高いようです。
中央公園でこの日見た「蛇踊り」は二つの団体が演技したものでした。そのひとつは女子高校の「蛇踊りサークル」のものだということでした。地域の伝統芸をサークル活動で保存するというのは大変気の利いた遣り方だと思いました。長崎では「蛇踊り」の出番が結構多いので、高校のサークルにも出演依頼が多いはずです。子供達が参加すると結局親・兄弟も見に来るので自然に観客数も増えることになります。
この「蛇踊り」(演舞・音楽)や地域町内会で継承される「くんち」の出し物も結構高度で難しいものであるようです。子供達は「本物」を厳しく教えられるので大変緊張し・苦労するもののようです。しかし多くの観客の前で披露し、大喝采を浴びると満足感も大きいようです。こうした活動が地域の伝統を支えているのだと思いました
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