本日沖縄海域工事を終了し長崎に帰港しました。
昨日から那覇に寄港していました。本日午前6時に那覇を出港して長崎に向かっています。長崎には明日の夜到着予定です。
「粟国島から敷設してきたケーブルを無事読谷に接続終了しました。終了後那覇に向かいます。
2016年05月23日(月) |
南十字星3/4見えました。 |
現在、沖縄本島に近い「粟国島」の南沿岸に停泊中です。久米島から敷設したケーブルを昨日粟国島に接続しました。残るは「粟国島→読谷(沖縄本島)区間のみとなりました。粟国島側の工事は25日から開始予定です。
先週までいた石垣・波照間・与那国などの「先島諸島」から大分北に来ています。今日は午後から天気が良くなり真夏のような綺麗な青空が広がりました。その好天が夜まで続き南十字星の北側の3つの星を見ることができました。今回の工事も終わりに近づいてのですが、漸く最後に幸運に恵まれた感じです。
ケンタウルスのγ・δの南側に更に星が見えたのは今日が初めてです。南中時でも高度は低いです。南十字座の一番南の「α星」は見えませんでした。3/4でも大感激でした。今日の船の位置では船室からも南の空を見ることができました。
スリランカとインドに住んでいた時には南の空の星座のことは全く考えませんでした。多分現地の夜は用事が多く星空のことを考える余裕がなかったのだと思います。逆に現在の船上の生活では「星空」のことを考えるほど時間の使い方に悩む状況だとも言えます。
2016年05月19日(木) |
久米島工事開始・レスター優勝 |
今日から「久米島→粟国」のケーブル敷設工事が始まりました。16日に「与那国島」に立ち寄った後北上し久米島(写真上)にやってきました。
イングランドプレミアリーグは「レスター・シティ」が優勝しました。MUでもなく「シティ」でもなく、チェルシーでもなく「レアスター」です。ずっとテレビを見るチャンスはなく優勝が決まってホームにエバートンを迎えた試合をテレビでみました。ホームで勝利した後に優勝セレモニーが行われた試合です。。
この試合では岡崎が先発しました。岡崎だけでなくレスターの全選手が良く走ります。テクニックを云々する以前の問題で「良く走る」ということで各選手の高いモチベーションを感じました。各選手が「走る」ことを前提に攻撃パターンが構築されています。パスを出す時には受ける選手が全力で走り込むことを前提としています。「走る」ことでサッカーの次元が上がったのだと思います。これはドイツの機動力サッカーと方向性は同じだと思いました。
試合放送の前後で「岡崎」のインタビューが放送されましたが、岡崎が今でも進化している姿を見ることができました。岡崎の存在はレスターの中でも大変大きいような感じを受けました。「岡崎」はもともと走る選手でしたが、レスターのレギュラーを取るために、スピードに加えて努力してテクニックを身に付けたようです。レスターの監督と選手の関係も立派だと思いました。元々スター選手などいないレスターですが、監督は成長する選手を使い続けました。
長い伝統を持つ「イングランドプレミアリーグ」の底力を見る思いがしました。降格すれすれだと見なされていたレスターが優勝してしまうのですから。6月から始まる「UEFAEURO」でイングランドがどのような戦いを見せるのか楽しみです。
「与那国島」から敷設してきたケーブルの「波照間島」接続が本日無事終了しました。これで先島諸島の長距離ケーブル敷設工事は終了です。後残すは沖縄本島近辺の「久米島→粟国島」「粟国島→読谷」区間のみとなりました。
波照間島の北側に来ています。波照間島は北緯24度近辺にあり人が住んでいる島としては日本最南端です。島には高い山は無も目立った建物もなく東側に風力発電用の風車が二機見えます。日本最南端の島近辺に来て期待したのは「南十字星」を見る事でした。「南十字星」の4つの星の赤緯は以下のようになっています。
十字の上の星(γCru)は-57.1° 十字の左の星(βCru)は-59.7° 十字の右の星(δCru)は-58.4° 十字の下の星(αCru)は-63.1°
「北緯24度」の波照間島からは、一番上のガンマクルックスの高度は南中時で「約9°」ということになり、一番下のアルファクルックスは「2°〜3°」ということになります。波照間島の南の海域を通過するときに船のブリッジなどに上れば、理論上南十字星の4つの星は見えることになります。
しかしかなりの好条件がそろわないと南十字星を見ることは難しそうです。現在石垣島地方は「梅雨」で雨が降り続くとということはありませんが水平線近くに雲があります。しかも工事海域は波照間島の北側なので船の南側には低いながら島があります。これまで二日間夜10時から11時にかけて南の空を眺めてきましたが、南十字星の北の「ケンタウルスのγ・δ」の二つ星までは見えるのですがその下の南十字星の「γ」は見えたことがありません。そろそろ石垣島海域の工事が終わりに近づいています。
本日午前8時から「与那国島→波照間島」工事が開始されました。波照間陸揚げは15日日曜日の予定です。
本日「与那国島→波照間島」工事海域に向けて石垣島を出港しました(午前9時)。
与那国島近郊の海が風が強くて波の高くて工事に着手できないので、今日9日は石垣港に入港しての待機となりました。洋上での待機の場合には船から降りることはできないので船上でできる作業をして過ごすのですが、待機の時間が長くなるとできる作業が無くなってしまいます。そうなると近くの港に入港して待機することになります。こうした港に接岸しての待機の場合には急遽「休日」扱いとすることができます。今日はそんな休日を与えられた乗組員は思い思い石垣島での休日を楽しみました。
私は石垣島島内一日バス乗車券(1000円)を購入して「川平湾」に行き、その帰りに石垣市近郊のスーパーマーケットで買い物をしてきました。船が接岸している「石垣港フェリー乗り場」近くのバスターミナルから「川平湾」まではバスで40分ほどかかります。JALのホテル等のリゾートのバス停を通過していきますが月曜日のせいなのかバスはガラガラで走りました。
川平湾は美しい海で有名ですが本当に綺麗な海にびっくりしました。グラスボートに乗って湾内の海中を見ましたが、サンゴや大小・色とりどりの魚を見ることができました。川平湾は遊泳禁止でこの美しい自然は地元の人々が大切に守っていることが分かりました。これだけ綺麗な海が残っていれば「スキューバダイビング」も十二分に楽しめると思いました。
スリランカ南部の海でスキューバのライセンスを取ったときのことを思い出しましたが「サンゴ」に関する限り「川平」の方がずっと美しいし豊富だと思いました。スリランカの海はある程度綺麗ですが、生活汚水の流入で絶えず透明な水は脅かされていますし、サンゴについては「密猟」によってどんどん減っていってしまいます。「石垣島」のように完全に観光資源化して守っていないので、美しい自然環境は破壊されていってしまいます。
2016年05月08日(日) |
工事待機・石垣港入港三度目 |
今日で今年のゴールデンウィークは終わりです。昨年の今頃は四国遍路の真っ最中でした。今年は沖縄県石垣島に来ています。この変化の状況を一口で理由付けすることは難しいです。要は「明日は何があるか分からない」とも言えるし、自分が主体的に生きていないといえばそれも当たっています。
昨日まで「与那国島」沿岸で天候回復を待って待機していたのですが、与那国島近郊の天候は「夏」のようで、暖かい南風が強いために工事着手できませんでした。この天候がもう少し続きそうなので再び石垣島に入港し天候回復を待つことになりました。予定では二日ほど石垣で悪天候をやり過ごし再び与那国島に向かいます。
沖縄本島は「梅雨入り」したとのことですが、沖縄本島から400Km南の石垣島は梅雨が明けたのではないかと思われる暑さです。石垣島の方ははっきり言わないのですが、石垣と沖縄本島とはだいぶ気候が違うようです。
工事が一段落したので補給のため昨日石垣島に寄港しました。一晩港で過ごした後本日午後2時石垣島を出港し、次の工事「与那国島→波照間島」の工事に向かいます。天候は良くないです。
本日多良間島から敷設してきたケーブルを与那国島で接続し、多良間→与那国区間の工事を無事終了しました。与那国島はとても印象的な岬があります。
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