人間ドックにおいて「不整脈」と診断されて精密検査を受検するように言われました。私の心臓bの不整脈は心電図で「ST低下」として現れるものです。これそのものは何時ものことなのですが、60歳の人間ドックでもあり、通勤時に階段を登ると少し息苦しくなることがあるので、今回は心臓専門医院で検査してもらうことにしました。28日の昼から「24時間」心電図を検査する機会を付け29日の正午まで一日間の心電図を取りました。その結果を今日提出するとともに、今日は心臓の心電図を詳しく撮って検討していただきました。
先生(タケイ先生)の診断では、期外収縮は24時間で十数回なので正常の範囲内だということでした。そして心電図の「ST低下」は24時間の振動の拍動全てに現れているものであり、心臓筋肉が少し厚くなったことによる影響あるいは「遺伝的」なものではないかという診断でした。父が心筋梗塞で亡くなっているので遺伝的に心臓の特性を受け継いでいる可能性はあります。しかし父が終戦後に5年以上「ソ連」に抑留され若い時代に過酷な肉体労働を強制されたことに比べると、私は至って健康に暮らしてきたといえます。父の心臓が「遺伝+過酷な抑留生活」の影響があるのだと思っています。
先生は心臓の他に「糖尿病」も専門なので、むしろ私の血液中の血糖値とコレストロールが心臓に影響を与えている可能性が高いことを特に注意されます。感覚的には高血糖でコレストロールを大量に含んだ「ドロドロ」した血液を体全体に送ることは心臓への負担が大きいと思われます。血糖値をできるだけ正常に戻すことによって心臓への負担も軽減されるので、これまでの「食事・運動」に加えて最後の砦であった「アルコール」のコントロールも必要になってきたと言えます。愈々そこまで来ました。
2015年11月14日(土) |
フランスで連続テロ事件 |
今日は人間ドックの二日目でした。宿泊先のホテルのテレビニュースでフランスで起こった連続テロ事件の報道をしていました。その時のニュースではコンサート会場でテロリストが人質を取って立て籠っていると放送していました。人質事件となるとフランス政府は決して妥協しないし、テロリストは最初から自爆テロ覚悟ですので多くの人質の人命が奪われるのではないかと懸念されました。夜になってテロ事件の被害状況がだんだん明らかになってきて犠牲者は120人を超えたようです。
連続テロ事件は「IS(イスラミックステイト)の犯行によるものらしいです。先進国での最近のテロはフランスが狙われるものが目立っています。フランスがこれまで先導してきた「自由」という普遍的価値が攻撃されているのだと思います。西側諸国はそのフランスに随分と思想的な恩恵を受けているので。ここは一致団結してフランスをサポートすべきだと思います。
人間ドック終了後に直ぐ近く(浜松町)にある「ドリームファクトリー」というピザ屋さんで昼食を食べました。土曜日のお昼時は流石に空いていましたが、自慢の大きな薪窯は火力の強そうな日が灯っていました。店の方の話では昨年12月で開店20周年を迎えたのだそうです。大きな薪窯はミラノに注文したのだそうです。大きなピザが6枚は入る大型窯です。そして浜松町駅前でも薪窯でピザが焼けるのはしっかりした排煙設備を設備したからだと思います。窯の上の「古いアイロン」が置いてあるので料理に使うの聞いたところ、以外にもピザ屋を始める前は「クリーニング屋」をしていてその思い出の品なのだとか。壁にかかっているトランペットはご主人が趣味でトランペットを吹くのでということでした。
ドリームファクトリー」さんおピザは基本的に「ローマピザ」です。ピザ生地は麺棒で薄く延ばすのだそうです。ランチで990円のマルゲリーのミニピザを頂ました。サラダと飲み物付です。生地は「モチモチ」ではなく「カリカリ」でしたが、丁寧な作りで見栄えが良くバランスの良い味でした。特にオリーブオイルが美味しいのでカリカリ生地をしっとりさせています。通常サイズ(36cm)のピザだとランチは1300円となります。ミニピザのランチは女性にぴったりサイズなのでウィークディには浜松町で働く女性でかなり混雑するのだと想像しました。なお今月11月20日は「ピザの日」です。マルゲリータピザの名前で有名なイタリア王家のサボイ家のマルゲリータ姫の誕生日だそうです。
今日・明日は今年度の人間ドックです。身長・体重は殆ど変わらずにここ数年の状況を維持しています。腹囲も70cm台前半を維持していて「外形的」には健康体に見えます。私の現在の課題は「血糖値」と「心臓」です。血糖値については負荷をかけた検査を行いました。大量の「糖」を摂取して糖のコントロール状況を見る検査ですが、今日は私の他にもう一人同じタイミングで血糖検査を行う人がいて二人揃って検査を受けました。一緒に検査を受けた方は私より若く身体もがっしりしています。明らかに私より体重が多く筋肉量も多いのですが、彼と私は同じ量の「糖」を飲みます。
これって不公平ではないかしら。これまであまり考えませんでしたがこの負荷をかけた検査の結果は慎重に判断すべきだと思いました。個々人はその体力・体質相応の糖分解能力を有しているはずですが、それは体力・体質の関数であり、体力は筋肉量・脂肪量の関数であり、体重と大いに関係すると思います。とすれば同じ量の「糖」を摂取した場合に、体重の多い人とそうでもない人では当然糖分解の速度が変わってきます。現在では簡単に「筋肉量・脂肪量」がわかる機械があるのですから、この「糖分解検査」においては体重に見合った「糖量」で検査してほしいものです。太っている人も痩せている人も同じに扱うのは乱暴な気がしました。
「心臓」のエコー検査ではこれまでと同じように「不整脈」と診断されました。そして「自転車漕ぎ」の体力測定は実施できないこととなりました。危険な負荷をかけえの検査は人間ドックの範囲を超えるということです。まあこれは仕方がないのですが、これまでランニングや水泳でかなり負荷をかける運動をしてきた身ですので、体力測定してほしいところではありました。身体の感覚器では視力・聴力は問題ないという検査結果なのですが、最近「臭覚」(特に食べ物関係)が鈍ってきたように感じています。しかし、これは人間ドックの項目にはありません。
長年使ってきたIBMシンクパッドですが、ウインドゥズXPのメンテナンス期間が終了し、パソコン付属のクリックボタンが故障し、時々「真っ暗」になるなど不安と不安定な状態となっていたので、思い切って新しいパソコンを購入しました。現在はタブレット、モバイルとか非常に軽くて小さく持ち運びに便利な機種が沢山出回っていますが、「DVDドライブがついた最新のノートパソコン」というスペックで絞り込み、富士通・東芝・パナソニック3社のパソコンを実際に見て検討した結果でパナソニックの「レッツノートLX」を買いました。
パソコンを利用する場面を考えてみると、電子メールでの家族・友人との連絡、旅行写真の管理、ホームページメンテナンス、IPOD音源管理、PODCAST受信、ネットバンク等の利用状況確認と自宅に帰ってから毎日一定時間パソコン作業に費やすことになっています。レッツノートは丈夫に作られていてスペックが高く値段は高いのですが、その分機能的にすぐれています。毎日日常的に使うパソコンは少し奮発して人気機種を買いました。
注文したパソコンが月曜日に配送されたので、妻の助けを借りて「立ち上げ・データ移行作業」に入っています。これまで動きが鈍かったCNNやBBCニュースの動画を含む画面は非常に快適に見ることができますし、DVDの画面も奇麗です。これまで回線のせいだと決めつけていたインターネットの重さはどうもパソコンの処理能力のせいだったようです。
2015年11月09日(月) |
WBSCプレミア12 |
日曜の夜に札幌ドームで日本対韓国の野球の試合が行われて日本が勝ちました。これは「WBSCプレミア12」というもので11月8日からグループリーグが開始されたようです。「WBSC」というのはWorld Baseball Softball Confederationの略で「世界野球ソフトボール連盟」。国際的に野球・ソフトボールを統括する競技団体が開催する「権威ある」大会のようで今回が初めての開催となります。出場資格はアマチュア・プロ・世代別など各層の国際大会での成績がポイント化されてその合計得点でランクが決まり、その上位12か国の頂上チームが出場するのだそうです。日本はプロ野球選抜の「侍ジャパン」が戦っています。
プロ野球の世界では「WBC」が既に何回か行われています。これはアメリカメジャーリーグの選手会・オーナー会が主導するものです。WBSC傘下のアメリカ地区のプロ野球会主導なので出場チームとか大会運営においてもうひとつ広がりに欠けていました。日本のプロ野球選手会も最初の頃は出場に難色を示していたと記憶しています。そうした「WBC」に対抗してかどうか知りませんが、「WBSC」が多くの国を巻き込んで国際大会運営に乗り出したということでしょう。
この背景にはオリンピックで「野球」と「ソフトボール」が開催競技から外されたことが大きいと思います。現在2020年東京大会に向けて「野球」「ソフトボール」を正式競技にするよう「WBSC」は猛烈に活動しているようです。日本チームが活躍したラグビーワールドカップは大変盛り上がりました。7人制ラグビーは2016年リオ・オリンピックの正式種目になっています。オリンピックに向けての活動は良しとしてもこれから「WBC」はどうなるのか。国際大会が乱立するとそれ自体の希少価値が落ちてしまいます。
2015年11月06日(金) |
日韓首脳会談「昼食事件」 |
11月2日にソウルで日韓首脳会談が行われました。11月1日に日中韓3国首脳会談を行われ、その日の午後日中首脳会談を行い翌日2日の午前中に日韓首脳会談となったものでした。2日夜ソウルから戻った安倍首相はフジ系BSプライムニュースに生出演しました。鋭い突っ込みで定評のある「反町キャスター」との遣り取りは大変面白いものでした。しかし安倍首相の表情には「疲れ」が見えていて、いつもの精彩を欠いていたように思われました。
阿倍首相の話で面白かったのが会談終了後の朴大統領との遣り取りの紹介でした。首脳会談終了後に正午直前(11時45分頃)両首脳が分かれる間際、朴大統領と阿部首相との間で以下の会話がなされたようです。
朴大統領「(そろそろお昼ですが)これからどうされますか」 阿部首相「(韓国に来たなら外せない)焼肉を食べに行きます」 朴大統領「・・・・・・・・・・」
朴大統領は中国の李克強首相に対して晩餐会でもてなしたという事実を踏まえて、日本と韓国の首脳同士は昼食も一緒に食べないような関係であることがはっきりしてしまいました。安倍首相の語り口は「韓国側の日本への姿勢に対してを淡々した態度で対応した」と少し皮肉をこめたものでした。
6日のサンケイ新聞ネット版では、この「昼食事件」の背景を報道していました。これは首脳会談前に韓国が「昼食会設定と交換条件に慰安婦問題での譲歩」を迫り、阿倍首相は堂々とその提案を蹴って昼食設定を断り焼肉を食べに行くことになったというものです。この話が本当だとすると、「昼食」と「二国間の重要案件」をハカリに欠ける韓国も下品なら、その議論を正面から受け止め冷たく別れて来た日本も度量が小さいと思いました。
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今日はパソコンをチェックする為に妻と待ち合わせて秋葉原のヨドバシ秋葉店に行ってきました。金曜日の夜の秋葉原は大変混雑していました。秋葉原と言えば電気街口がいつも混雑していますがヨドバシが出来てから中央口の利用者も相当多いようです。ヨドバシにはレノボも有るし、現在候補に上げている「パナソニック、富士通、東芝」のDVD装置付きパソコンを触ってみることができました。パソコンをチェックしてからヨドバシの裏にある「裏秋葉原」というイタリアンレストランで夕ご飯を食べました。ネットで探した店なのですが石窯焼きにナポリピザを味わえる店です。
妻と二人でワイン500CC、シーザースサラダ、マルゲリータピザ、塩ガーリック味パスタを食べました。サラダ・ピザ・パスタどれも大変味のバランスの良いものでした。最初に食べたサラダ味付けとその量は値段に勝っていると思いました。マルゲリータピザは少し小さめですが、味のバランスといい焼き具合といい平均点が非常に高いものでした。この店はパスタからピザから一品料理まで非常にメニューがバラエティに富んでいます。偶々料理人の得意料理に当たったのかもしれませんが、もし他の料理をこの3品と同じ水準の料理だとしたら大したものです。健康食ブームなのでオリーブオイルを使う地中海料理は人気があります。この日も女性だけのグループ・女性一人の客が入っていました。従来ベースの居酒屋ではこういかないだろうと思いました。イタリア食ブームはまだまだ続きそうです。
2015年11月02日(月) |
メトロポリタン歌劇場のイル・トロバトーレ |
ベルディのオペラ「イル・トロバトーレ」に夢中のいなっているのですが、10月31日から始まったMETライヴビューイングの「トロバトーレ」を観てきました。今年2015年10月3日に収録された公演です。この公演は「ザルツブルグ音楽祭」で話題となったアンナ・ネトレピコが「レオノーラ」を歌うことも注目でしたが、それに加えて今年夏脳腫瘍の手術を受けたバリトンの「ホロストフスキー」の姿を見ることができると言うことで話題となりました。ライブビューは始めての経験でしたが、席が少し前過ぎた反省があったもののオペラの素晴らしさを堪能できる大変有意義な方法だと思いました。入場料金は「3600円」ですが決して高いとは思えない水準だったと思います。
第一幕で「ホロストフスキー」が登場するとネトレプコ以上に盛大な拍手で迎えられていました。ホロストフスキーは病気・手術後(脳腫瘍)ということを全く感じさせない歌い振りで、現代最高の男性歌手であることを証明していました。ネトレプコは昨年のザルツブルグより更に進化していて、もはや他の歌手の追随を許さない圧倒的な表現力を示していました。ネトレプコは長男に手が掛からなくなりオペラに専念できる環境となったようです。そのネトレプコと復活したホロストフスキーには「トロバトーレ」はぴったりの演目だと思います。この二人の共演はひょっとすると長く語り継がれるものとなると思います・
アズチェーナを歌った「ドローラ・ザジック」、フェルランド「ステファン・コツァン」は非情に安定していて脇を固めていました。惜しむらくはマンリーコの「ヨンフン・リー」で、声は良いものを持っているものの表現が硬く一本調子であったことが残念でした。演出は「デイヴィッド・マクヴィカー」。奇を衒わずにオーソドックスな雰囲気を出していたと思います。昨年今年のザルツブルグのような現代的な演出に比べると、分かりやすく物語にすんなりを入っていける演出だったと思います」。METライブビューイングは10年目を迎えたということで日本でも固定客を掴んでいるようです。今日は平日で「雨模様」にも拘らず午前10時からの上映では多くの観客を集めていました。
METライヴビューイング ヴェルディ作曲「イル・トロヴァトーレ」
レオノーラ:アンナ・ネトレプコ ルーナ伯爵:ディミトリ・ホヴォロストフスキー マンリーコ:ヨンフン・リー アズチェーナ:ドローラ・ザジック フェルランド:ステファン・コツァン 伴奏:メトロポリタン歌劇場管弦楽団 指揮:マルコ・アルミリアート 演出:デイヴィッド・マクヴィカー
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