船上での作業は土曜・日曜もありません。船を降りるまで「休日」は無しです。従って今日は土曜日ですが土曜の休日の感覚は全くありません。「さいたま」に居るときには土曜・日曜日の朝は「別所沼」への散歩の日と決めていました。土曜日・日曜日には「水泳」をしたり、献血に行ったり、楽器の練習をしたりと休み特有の行事があったのですが、それ等全て当面「お預け」状態たのです。
こうした生活に慣れるにはどのようにすれば良いのかいま悩んでいますが解決策は見つかりません。ともかく運動量がへることが最も良くないことなのでトレーニングルーム通いに務めていますが、精神的なリラックス状態をどのように作るのか難しいです。今日は「IPOD」の収録曲を大幅に変更してみました。今回はベートーベンとマーラーの交響曲を入れました。気分転換になれば良いのですが。
| 2015年07月22日(水) |
メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲 |
船上生活において「IPOD」で音楽を聴くことがかなり「癒し」になります。絶えずエンジン振動がして床が揺れ動いている場合は部屋のベッドに横になって「音楽」を聴く機会が増えました。またトレーニングルームでもトレッドミルで歩きながら音楽を聴きます。現在「IPOD」にはピアノ三重奏曲が沢山はいっていますが、その中でも「メンデルスゾーン」のピアノ三重奏曲2番がお気に入りです。
メンデルゾーンのピアノ三重奏曲では「1番」旋律が美しくロマンチックな感じで2番より有名なのでしょうが、「2番」は音楽的により複雑で聞き込むと「癖」になるようなフレーズが多いです。スリランカのチェロのドュッシー先生が2番の方が好きだといっていたことが今頃になって分かってきた感じです。演奏はパールマン、ヨウヨウ・マ、エマニュエル・アックスの3人です。3人とも「福顔」というか人の良さそうな音楽家です。彼等の容姿の雰囲気がそのまま演奏に現れている感じです。
船の上の「ネット環境」は「陸」とは大変違います。陸上では「光ケーブル」をどんどん拡充できるので各ユーザはネット接続でどんどん広帯域なアクセスが可能となっています。しかも競争が激しいですから容量当りの単価はどんどん下がっていきます。しかし陸から離れた海の上ではそうは行きません。陸との接続が難しくなるような海上では唯一衛星通信がネットとの接続手段となります。この衛星通信は容量が限られていますから、ユーザが増えたり、ユーザの利用が活発化すると混雑します。
今日は日本の3連休の後の営業日なので大分トラヒックが多かったようです。そのような事情を弁えずに結構大きな添付ファイルうぃ送付してしまったので、今日私のメールアカウントがダウンしてしまいました。この影響は船の皆さんに大分迷惑を掛けることとなってしまったと思います。陸上の間隔では通用しないのが船上だということを痛感しました。一方でセキュリティとか端末の性能は陸上仕様で進歩していきますので、海上の不自由なネット環境にはハードがついていかないことも現実のようです。海上の端末は前の「XP」でも十分通用しますし、それ以上だと逆にストレスが溜まりそうです。日本領海とは言え陸とは環境は多いに違います。
テレビを見たら何時の間にか「大相撲」は9日目を迎えていました。照富士は一敗で両横綱を追っていました。逸ノ城は白鳳に簡単に敗れていました。逸ノ城はライバルの照富士に大分差をつけられた形になってしまいました。この若いモンゴルの青年二人は対照的な「キャラ」を持っているようです。照富士はお茶目な感じを前面に出しています。非情に人懐こい感じがします。一方の逸ノ城は「法隆寺戒壇院四天王」のような顔をしていて少し取っ付きにくい感じです。少し前は重厚な「逸ノ城」の方が早く出世するかなと思っていました。しかし相撲は難しいもので予測通りには行きません。どちらが先に横綱になるのか。難しい問題です。はっきりしていることは日本人力士は全くこのライバルに歯が立たないということです。
今日関東地方で「つゆ」が明けました。一昨日までは船の舷側にカメラを持って出ると部屋が冷房で冷されている一方で外気は「湿気」が多いためにレンズが直ぐに曇ってしまいました。しかし今日の午後は外気の湿度が下がったせいかレンズは全く曇りませんでした。今はまだ茨城県に近い海上にいるのですが、海上の空気はヒンヤリしていて湿度が低いので大変清清しいです。
しかしこれから本格的な夏になると基本的に鉄板でできている洋上の船は太陽の光に照らされ放題で大変熱くなるようです。船内はそれを見越してギンギンに冷房を効かせるようですが、外と中の温度差は身体に良くないでしょう。余程気をつけないと風邪をひくことになります。
| 2015年07月18日(土) |
カンツォーネコンサート聞けず |
今年の春に買っておいたカンツォーネコンサートは明日行なわれます。まさか船の乗ることになるとは思わなかったので妻と二人のチケットを買ったのでした。今回の席は歌も聞こえ、演奏者の表情も分かるバルコニー席を選んでおいたのですが残念ながら聞くことができません。結局私の代わりに娘が行くことにありました。娘は音楽は好きですが、毎日睡眠不足の生活を送っていて疲れているので、カンツォーネの素晴らしい歌が「子守唄」になりそうです。
「イタリア・ナポリターナ楽団」のコンサートは明日19日に「横浜みなとみらいホール 大ホール」でおこなわれます。この楽団は演奏者・歌手が一つのバスに乗って日本中駆け回ります。大変忙しいスケジュールですがイタリア人ならではのサービス精神で観客を楽しませてくれるのです。聞きたかった。

昨日横浜に停泊し今日午後3時に出港しました。台風の影響で風や雨が時折激しくなりましたが、ベイブリッジの下を通過するときだけ天気が良くなりました。船の舷側に出て写真を撮りました。現在は東京湾を出て外海を航行中でうねりが大きく船の揺れは大きいです。こういう場合は横になって寝てしまうのが良いようです。
乗っている船は今日午前中に東京湾に入り横浜の岸壁に停泊しました。昨日の午後に福島県沖約100Kmの地点かの移動ですので20時間以上かかりました。台風の影響で犬吠崎以南はかなり波が大きく深夜部屋で寝ているときには船はかなり揺れました。部屋の小物は床に散らばっているし、事務室の私の書類は散乱していました。大きな揺れが予想される場合には書類をキチンと片付けておかないならないことが分かりました。
関東北部・東北の太平洋沖から東京湾の横浜港に海路で移動する場合にはかなり遠回りすることとなります。右に房総半島・左に三浦半島を見ながらゆっくり進みます。東京湾は奥に進むに連れて船の数が増し、横浜ベイブリッジ南側ではこれから横浜港を出航する船が数珠繋ぎに並んでいる光景を目にしました。そうした船を避けながらの横浜港入港なのでかなり速度を落として慎重に進んでいきました。天気が良ければベイブリッジが奇麗なのでしょうが今日は生憎の雨模様でした。
横浜に一晩停泊することになり埼玉に帰ることも考えたのですが、明日再び横浜に戻ることが面倒くさいので今回は帰宅しないことにしました。これから台風がどんどん発生し日本列島を襲うことになりそうです。そうすると海の状況が悪化して船によって行なわれる海域での作業は「もろに」影響を受けます。台風情報が気になるところです。
今日午後から茨城県・千葉県沖を船で南下しています。明日の午前中には東京湾に入ります。今日の夕方天気が回復して海に沈む夕日を見ることができました。そして船の反対側の舷側からは大きな「虹」を見ることができました。太陽の反対側の空で、大きな半分の「円弧」が飛び出している様子が見えました。圧巻でした。残念ながらカメラの視野内に収まりきらない大きさなので「円弧」全体を撮影することはできませんでした。
ギリシャ政府はEU等の債権者が求めていた姿に近い財政緊縮策等を実施することになりそうです。チプラス首相が打って出た総選挙において「国民はEU等の財政緊縮策に反対」の意思を示したのですが、結局EUからの支援を受けるにあたっては、自ら緊縮に努力しなければだめだということが分かったようです。与党内には反対意見もあるようですが「EU内」に踏みとどまる限りさけては通れない関門でした。
一方でイラン核開発に関する欧米とイラクの交渉が漸く合意に達するというニュースも流れました。イスラエルは警戒しているようですが、中東の緊張緩和に向けては兎に角「前進」であることには違いありません。「イスラム国」問題が解決の糸口さえ見出せない中では、出来るところから徐々に解決していくしか方法はありません。そうした「話し合い」による国際問題解決の道はいつか「IS」とか「北朝鮮」の頑なな姿勢を変化させていく道であると思います。時間はかかりますが。
現在乗っている船の食事時間は、朝食が7:00から7:30、昼食が11:30から12:00、夕食が17:00から17:30となっています。これまで夕食は19:30過ぎに食べていましたので、それに比べると夕食が大分早くなりました。昼食・夕食は結構ボリュームのある食事ですが朝食は軽めです。3食とも大変美味しい食事が用意されますので、油断すると多めに食べてしまいます。
これまでは朝・昼・夕と野菜を多く食べていたのですが、船の食事ではそう言う訳には行きません。毎日野菜は添えられていますがこれまのようには行きません。栄養バランスが取れているので健康的ではありますが、エネルギー摂取量と消費量のバランスをとることがポイントとなります。身体を鍛えて「筋肉量」で体重が増えれば問題はないので、今更ですがトレーニングルームで筋トレを始めています。
陸から100Km以上離れているとテレビ電波が十分に届きません。また天候や船の向きによっても電波の強さが変わりテレビの映りが悪くなります。従ってテレビ番組に対する興味は薄れます。NHK海外放送が受信できるラジオを持ってくれば良かったと思います。勿論新聞・雑誌は届かないし、肝心のインターネットは容量の小さい電波を多くの乗員で共有しているので大変遅いのです。一方最近のインターネットページはどんどん高度化・複雑化しているのでストレスが大きいのです。
ということでネットにも頼らないテレビにも頼らない楽しみを見つけるしかありません。幸いこれまでの乗船者が持ち込んで置いていった「マンガ本」と「DVD」は沢山あります。しかし今のところなかなか気が向きません。個人的には持ってきた「アルコール類」「お手玉3つ(ジャグリング練習)」「正座早見表」「アイポッド」が差し当たりの楽しみになっています。船内には釣竿がありますがまだ「釣り」をしている光景を見たことはありません。
カメラを持ってきていますが毎日同じような「海の風景」なので変化がありません。「星」を撮影できるかなと思いましたが、一箇所に止まっている船でも「波」で揺れますので「バルブ」撮影が難しいことが分かりました。ウミネコなどが押し寄せると格好の被写体になります。イルカでも来ないかなと海をチェックしたりしています。そういう写真が上手に撮れる様にカメラ撮影を少し勉強してみようかと思っています。

現在宮城県東部沖合い約100Kmの太平洋上です。陸から相当離れているのに海鳥が沢山居ます。船の手摺で休んでいます。海面に降りて泳いでいる鳥も居ますが、船の手摺のような高いところが鳥達には便利そうです。海面から飛び立つのは苦労だと思われますが、風邪が強く、滑空できる高いところは休み場所としても貴重なのだと思います。
さてこの鳥達はどうも「ウミネコ」のようです。ウミネコとカモメの違いを調べてみました。ウミネコは上下の嘴の先端が黒くあるいは赤く染まっているとのことです。また「虹彩」が白いので目つきが大変鋭くなります。カモメの虹彩は黒く瞳孔との区別が少ないので可愛らしく見えるのだそうです。ウミネコはこの目付きの悪さと鳴き声の鋭さから少し損をしている鳥だと思います。ウミネコ達には格好の休憩場所の船ですが、デッキはウミネコの糞で汚れてしまいます。ウミネコは厄介者です。
| 2015年07月10日(金) |
船内トレーニングルーム |
船内生活の運動不足対策で船の中の廊下を歩きました。乗船前の目論見では「船の外部通路」を散歩するつもりだったのです。そこは大変眺めの良いし新鮮な海の空気を味わえる散歩には最高の場所だと思っていました。しかしそこは一般的にはうみに転落する惧れのある危険な場所で特に夜間は原則出入禁止になることを知りました。仕方ないので船内の廊下を歩いていたところ、船の下のフロアーに「トレーニングルームがあること知りました。
そこには筋肉を鍛える各種トレーニングマシンと手頃なウォーキングマシンがあります。ということで狭いトレーニングに閉じこもって運動することにしました。ここで持参したIPODが活躍しそうです。モーツアルトの後期交響曲一曲聴くくらいの時間を朝晩歩くと焼く10000歩を超えます。これでこれまでの通勤時間見合いの歩数を歩くことができます。新鮮な空気と素晴らしい眺めの代わりが音楽の役割となりました。
本日午後3時乗船している船が出港しました。海は波も高くなく静かな様子に見えますが、船はゆっくりゆっくり揺れます。この揺れに一時間ぐらい揺られていると少し気分が悪くなりました。船酔いと言えばスリランカでスキューバライセンスを取るために小さな船でダイヴィングポイントまで移動したとき以来です。その時は小さな船が急激に揺れたので最初からだめだと思いました。今日はゆったりした揺れなので大丈夫かなと思っていたのですがダメでした。
早速船に積んである「船酔い薬」を頂いて服用しました。薬は大正製薬の「センパア・QT」という錠剤です。この薬は驚くほど良く効きました。スリランカのダイビング拠点のヒッカドゥアの薬局で酔い止め薬を買いましたがこれは全く効果がありませんでした。私の英語は通じなかった可能性はありますが。最近の日本の酔い止め薬はたいしたものです。今台風が日本の南方に近づいています。数日すると私達が居る海域にも影響がでてきそうです。うみが荒れると「船酔い薬」が活躍することでしょう。
| 2015年07月08日(水) |
船上生活が始まりました。 |
今日から暫くの間「船上生活」を送ることとなりました。2001年からスリランカ・インドへの赴任時代以来の単身生活となりました。スリランカ・インドの生活は日本のそれとは大い違って最初は戸惑いましたが、慣れてくると大変興味深く大変充実した生活を送ることが出来ました。今回の「船上生活」は外国に住むこととはまた違った意味で興味深く面白い経験ができるのではないかと思っています。
ただし生活空間は「船上」なので運動するスペースは限られます。そして自分の部屋から事務室までは数十メートルしかありません。これまでさいたま市から横浜市まで通っていたことを考えると、とんでもない職住接近になり「通勤」での運動量は激減します。この生活環境はよほど食事の量に気をつけないと、余分なエネルギーが身体に溜まってしまう危険があります。船の中をどれだけ歩くかが毎日の課題になりそうです。
| 2015年07月07日(火) |
明治日本の産業革命遺産 |
「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産登録が決定されました。そこに含まれる23の遺跡は以下の通りだそうです。阿倍首相の故郷山口県から「萩城下町」「松下村塾」がちゃんと挿入されているあたり憎い配慮です。登録委員会の最終決定が7月5日にずれ込んだ背景には「日本」と「韓国」の意見の相違で最後の最後まで揉めたことが原因でした。
世界遺産登録会議に先立って6月22日に日韓国交回復50周年に合わせて日本と韓国の外相会議が開催されました。その会議では日韓両国がそれぞれ推薦する世界遺産登録案件の登録に向けて協力していくことが確認されていました。但しその際日本の「明治日本の産業革命遺産」において徴用された朝鮮半島出身労働者に関する意見表明について最終文言までの確認が行われませんでした。
韓国の意見陳述の内容次第で登録に賛成できない国が出てくる可能性が懸念され、世界遺産登録審議会開催国ドイツが全会一致の採択を望んでいるにも拘らずて、投票による決定に持ち込まれる可能性があったのです。その事態を避けようとした日本政府は最終局面で苦しい妥協を強いられたようです。
日本は韓国との土壇場での最終調整を経て以下を表明しました。 「1940年代に今回世界遺産登録申請している幾つかの施設で、意思に反して連れてこられ(brought against their will)、厳しい環境の下で働かされた(forced to work under harsh conditions)朝鮮半島出身者がいた」という見解でした。この表現によって漸く韓国から理解を得ることになったようです。
しかし韓国はこの見解について「forced to work = forced work(強制労働)」と解釈して、日本が「強制労働の存在を認めた」と判断しました。一方日本の岸田外務大臣は「forced to work は forced work(強制労働)ではない」と釘を刺したのだそうです。日本の言い分はかなり苦しいと思います。このようなその場の政治状況によって英文解釈を変更するような態度は国の進むべき方向を誤らせる元凶だと思います。こういう状況だと安保法制実施局面ではかなり危ないことになりそうな気がします。23施設は以下の通りです。
�’襦併蓋�県) 1.萩反射炉 2.美須ケ鼻造船所跡 3.大板山たたら製鉄遺跡 4.萩城下町 5.松下村塾
�⊆�児島 6.旧集成館(旧集成館反射炉跡、旧集成館機械工場、旧鹿児島紡績所技師館) 7.寺山炭窯跡 8.関吉の疎水溝
�G�山(静岡県) 9.韮山反射炉
�こ�石(岩手県) 10.橋野鉄鉱山・高炉跡
�ズ寛� 11.三重津海軍所跡
�δ杭� 12.小菅修船場跡 13.三菱長崎造船所第三船渠* 14.三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン* 15.三菱長崎造船所旧木型場 16.三菱長崎造船所占勝閣* 17.高島炭鉱 18.端島炭鉱 19.旧グラバー住宅
�Щ庵咫癖_�県) 20.三池炭鉱・三池港(三池炭鉱宮原坑、三池炭鉱万田坑、三池炭鉱専用鉄道敷跡、三池港) 21.三角西(旧)港
��八幡(福岡県) 22.官営八幡製鉄所(八幡製鐵所旧本事務所*、八幡製鐵所修繕工場*、八幡製鐵所旧鍛冶工場*) 23.遠賀川水源地ポンプ室
昨日ギリシャで行われた国民投票の結果が明らかになりました。今回の国民投票は「EU・IMF等が要求しているギリシャの緊縮財政策」に対する国民投票であり、結果はEU等の緊縮財政作受け入れへの「NO」が6割以上に達しました。投票前にはギリシャ国民は最後には良心を示して財政緊縮策を受け入れ賛成が勝利するだろうと思っていました。しかし結果は逆になってしかもNOはYESを大幅に上回る結果となりました。
この国民投票は「EUには残留することを前提にし、しかもEU・IMFの緊縮財政策の中身を詳細に占めさずに国民にYES/NOを問う」というギリシャのとって大変都合の良いものでした。ギリシャの国民はEUに残留しながらも更なる厳しい耐乏生活は拒否し、EU諸国の支援に縋ろうと言う大変自分勝手な道を選んでしまいました。これはチプラス首相の狙い通りの結果でした。
ギリシャのチィプラス首相はこの国民の支持を得て更に強硬にEUに対する財政支援継続・緊縮策の見直しを迫ることになることでしょう。一方でドイツのメルケル首相をはじめとするEU・IMF・ECBの指導者達はどのような対応策を採るのでしょう。まだはっきりした動きはありませんが、ここまで来たらギリシャに「ユーロ」から離脱してもらうしか方法はないと思います。
ギリシャの国民投票が予想外の「得票差」を持ちながら開票作業が進んでいるのと同じ時間帯で女子ワールドカップサッカー決勝の「日本対アメリカ」が行われました。開始早々アメリカが立て続けに得点して前半だけで「4対1」の差がついてしまいました。結局フルタイムで「5対2」というスコアでアメリカが優勝しました。アメリカは3回目のワールドカップ制覇となります。
アメリカチームは強いとは思っていましたが日本チームがこれほどの大差で負けようとは思っていませんでした。バンクーバーにはアメリカ副大統領をはじめアメリカの応援団が大勢駆け付けました。圧倒的な数のアメリカ応援団の圧力に日本チームは立ち上がり固くなって動きが鈍くなっていたと思われます。一方のアメリカの選手は全く逆で応援の声に鼓舞されて最初からトップスピードで試合に臨んでいたのだと思います。日本の選手が「おかしいな・こんなはずではない」と訝っている間に4点リードされてしまいました。それは開始から「3分、5分、14分、16分」の得点です。2分間の間に2点取られることを繰り返してしまいました。残念ながらこうなっては試合になりません。
| 2015年07月05日(日) |
女子サッカー準決勝「イングランド対ドイツ」 |
カナダで行われている女子ワールドカップサッカーは準決勝の「イングランド対ドイツ」の試合が行われ、イングランドが延長後半にペナルティゴールを決めそのまま逃げ切ってドイツに勝利しました。イングランドはこれまで最高の銅メダル獲得です。
ドイツはFIFA世界ランク1位ですが、動きが悪くランク1位の貫録を見せる場面は最後までありませんでした。イングランドは守りは厳しいですが攻撃面では突破力がないのでいつも接戦になってしまうようです。プレミアリーグを擁する男子はともかく、女子チームはイングランドではなく「イギリス代表」にするともう少し戦力が充実すると思います。
BBCの論調は「イングランド男子チームは女子チームを見習え」という最近のワールドカップで冴えない男子イングランド代表を叱責するものでした。女子チームはドイツを破りましたが男子イングランド代表はとてもドイツに勝てる状況ではありません。男子サッカーではフランス、イタリアが復活しつつあるのでヨーロッパではイングランドの不調が目立ちます。イングランドが今回の女子チーム銅メダル獲得に刺激を受けて元気になってくれれば良いと思います。日本対アメリカの決勝戦は明日の月曜日の朝行われます。
| 2015年07月04日(土) |
「Monastier Cabernet Sauvignion」 |

カルディで購入したフランスのラングドックルーション地方のワイン「Monastier Cabernet Sauvignion」です。値段は900円(税込みで972円)。1000円以下のワインとしては大変美味しくお得なワインでした。
先週日曜日の昼に「万世」(北浦和)に肉料理を食べに行ったのですが、予想外に込んでいて時間がかかりそうだったので諦めたのでした。その日はパスタ料理を食べたのですが肉料理を食べたいという欲求が収まらず、今日駅前のマーレに入っているお肉屋さんでステーキ用の肉を買ってきて自宅でステーキをたべることにしました。それに合わせる「ワイン」も駅前で探したのですが、肉料理には南イタリアワインよりフランスの「カベルネ・ソービニョン」が良いと思ってこの「Monastier」というワインを購入しました。
1000円以下のワインでは一種類の葡萄(しかもカベルネソービニョン)のワインは殆ど「当たり」を見つけることは困難だろうと、買うときにはやや諦めムードがありましたが、「サクラ・アワード」で「ゴールド」を獲得したワインということだけあって予想を見事に裏切ってくれました。「カベルネソービニョン」は大変格調高く、優しさに媚びない味が特徴だと思っています。従ってバランスが悪いと単に重かったり、またフルーティさが勝って庶民的に成り過ぎる場合があります。このワインはその間の狭い領域を巧みに通り抜けている感じです。
「さくらアワード」は日本の女性ワイン関係者(ソムリエ・ワイン愛好家など)300人以上が1000を超えるワインをブラインドテースティングして「ダイヤモンド」「ダブルゴールド」「ドールド」「シルバー」のワインを認定するもので2014年から始まり2015年に二回目の受賞ワインを決定しています。歴史は浅いでのですが、その大規模さ・審査員が女性だけという特徴から今後大変有力な「賞」に発展していくのではないかと思われます。私は「ボルドー・ブルゴーニュの銘醸ワイン」のような接待用としか思えないようなワインではなく、日常的に家庭で飲むワインの中から「お得なワイン」を探し出すことが大切だと思っていますが、「サクラアワード」はそのような趣旨にも合致する取り組みだと思っています。
| 2015年07月03日(金) |
音楽の友バックナンバー |
先月長野県須坂市の実家に戻った序に家の押入れの段ボール箱にしまい込まれていた昔の「音楽の友」を持ち帰ってきました。30年から40年前の日本と世界の音楽状況に関する情報をたっぷり含んでいます。古本としては価値が無いようですが、中年クラシックファンには非情に懐かしい情報が詰まっています。この雑誌は私が購入したのも一部ありますが、大半は姉が高等学校の図書館の「お古」を貰って来てくれたのでした。当時から音楽好きの私のために入手してくれたものです。この古い雑誌の山を見ると姉の「思い」に感謝の気持ちで熱くなってしまいます。その姉は毎日病気と闘っています。「音楽の友」のバックナンバーは以下の23冊です。特集号の中身等を記載しておきます。
1969年10月号、表紙「ズビン・メータ」、特集「日本の若手音楽家に30の質問・日本万国博覧会音楽会詳報」
1970年5月号、表紙「ロリン・マゼール」、特集「人間カラヤンを語る・ヨーロッパに現れたバーンスタイン・万博パヴィリオンめぐり(1)」 1970年7月号、表紙「ヘルベルト・フォン・カラヤン」、特集「ボリショイオペラの全て・この無神経な子供への音楽の与え方・カラヤンとブーレーズに聞く」
1971年4月号、表紙「ヴィットルド・ロヴィッツキー」、特集「春の音楽シーズン開幕・現代の室内楽・FM放送を聞こう」
1971年11月号、表紙「エレナ・スリオティス」、特集「華やかに幕を閉じたイタリア・オペラ・音楽大学への提言」
1972年1月号、表紙「フランコ・コレルリ」、特集「現代日本の音楽家・春の来日演奏家」
1972年7月号、表紙「カール・ミュンヒンガー」、特集「演奏の時代がやってきた・春とオペラとヨーロッパ」
1972年9月号、表紙「ヘルベルト・フォン・カラヤン」、特集「大作曲家と女性群像・ローテンヴェルガーの世界」
1972年12月号、表紙「ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス」、特集「知られざる宗教音楽の世界・ショパン紀行・音楽コンクール総評」
1973年1月号、表紙「ズビン・メータ」、特集「今はなき巨匠の音楽談義・春の来日音楽家速報・オペラスターのうちあけ話」
1974年9月号、表紙「モーリス・アンドレ」、特集「ミュンヘン・オペラ74、カラヤンとご自慢のヨット」
1974年10月号、表紙「レナード・バーンスタイン」、特集「現代音楽に旅だとう・夏のヨーロッパ音楽祭速報74」
1974年11月号、表紙「ギネス・ジョーンズ」、特集「才人バーンスタインのすべて・ミュンヘンオペラ日本公演」
1975年4月号、表紙「安川加寿子」、特集「音楽が騒音に変わる時・若い翼小泉和裕」
1975年10月号、表紙「厳本真理」、特集「あなたにとって音楽会とは・夏のヨーロッパ音楽祭速報75」
1975年11月号、表紙「武満徹」、特集「世界名演奏家333人」
1975年12月号、表紙「カルロ・マリア・ジュリーニ」、特集「大バッハは音楽の父か・誌上ステレオフェア75」
1977年10月号、表紙「芥川也寸志」、特集「音楽するよろこび・ヨーロッパ夏の音楽祭レポート」
1978年9月号、表紙「ロリン・マゼール」、特集「ベートーベンのピアノ協奏曲」
1978年12月号、表紙「アルフレッド・ブレンデル」、特集「レクイエム」
1979年2月号、表紙「ウォルフガング・サヴァリッシュ」、特集「批評家・読者が選んだ1978年のベストコンサート」
1979年3月号、拍子「ヘルムート・リリンク」、特集「ベーム・カラヤンのあとを継ぐ12人の有望指揮者たち」
1979年12月号、表紙「デジェー・ラーンキ」、特集「ピアノ音楽エンサイクロペディア第一回ベートーヴェンまでのピアノ音楽」
| 2015年07月02日(木) |
「なでしこ」決勝に進出 |
カンダで行なわれている女子サッカーワールドカップで日本女子チームは準決勝でイングランドを破り決勝戦に駒を進めました。決勝戦は世界ランク1位のドイツを破ったアメリカとの対戦となります。前回のワールドカップ決勝と同じ組合せになりました。
サッカー発祥のイングランドはさすがに強かったですが、チーム11人のここの活躍レベルでは日本が上回っていたと思われます。日本女子チームは毎試合強くなっている感じがします。それは調子の良い選手・前々からのチームの中心選手が活躍するだけではなく、これまで目立たなかった選手がより積極的になりチーム勝利の貢献するようなプレーをするようになっていると思います。これは凄いことです。各選手の自覚とチームワークの良さ、監督の采配の妙だと思います。
イギリスBBC放送は準決勝まで勝ち進んだ女子チームの健闘を称え、低迷が続く「男子チーム」に奮起を求める調子の報道を行なっていました。イングランド程の伝統はありませんが日本男子も前回ブラジル大会は決勝ラウンドに進めない状況でした。低迷の続くイングランド・日本の男子チームは女子チームの戦いから学んで欲しいと思いました。
ギリシャは6月30日の午後12時にIMFへの借金返済期日を向かえ、返済はなされなかったので「債務不履行」の状況に陥っています。これに先立ちギリシャのチプラス首相は7月5日にEU・IMFの改革案への賛否を問う「国民投票」を実施することを決定しました。EU・IMFは表向きはギリシャの国民投票の結果を待つという立場を採っています。
ギリシャ国民が「EU・IMFの改革案」を否決したとしても、これまでに溜まった借金の山は消えることにはなりません。「改革案」が実施されたとしても「借金返済」は厳しい状況なのですが、それを否決して(楽をしようと考えて)状況で「借金」を返せるはずはありません。ギリシャが借金を返すとすれば「中国・ロシア」などに急接近して資金援助を得るしか方法はないと思います。
しかし今晩(ギリシャは1日の午後)になってギリシャのチプラス首相がEU・IMFのの改革案を概ね受け入れて「国民投票」を中止するのではないかという情報がありました。ギリシャの世論が「改革案受け入れ賛成」に傾きつつあるという情勢を受けて現政権が軌道修正を図っているようです。これまで何度もチプラス首相に裏切られてきたEU・IMFがその提案を受け入れるのかどうか不明です。しかし「どんでん返し」が起る可能性がゼロではない「国民投票」を待つよりは現政権に改革案実行を迫る方が現実的ではあります。国民投票で改革案受け入れが多数の賛成を得、それに反対するチプラス政権が退陣して総選挙が行なわれ、「まとも」な親EU政権がすんなり樹立されると考えるのは余りにも楽観的でしょう。まだまだ紆余曲折し世界はギリシャに振り回されそうです。
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