KENの日記
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2010年03月22日(月) 銀座ヤマハ、アショカのカレー

長らく改築で別店舗で営業していた銀座「ヤマハ」がリニューアルオープンしたというので妻と一緒に出かけてみました。そして銀座「ヤマハ」といえばすぐ近くの北インド料理の「アショカ」で、こちらは銀座インズ1に移転していますが、昼食に久しぶりにカレーを頂きました。

銀座アショカですが、現在は銀座店と新宿店(ヒルトンホテル)の2店舗で営業しているとのこと。インド料理点が増えている中で、大宮店は閉めたとのことで細々と続いています。しかし昔はインド料理の最高峰でした。北インドのタンドーリ料理ではNo.1だったと思います。我が家のインド料理はアショカのレシピーが元になっています。

今日はランチのチキンカレー(ナンとチャイ付)を食べました。日本人の嗜好に合わせて辛さを調節することなく非常に辛いのですが、独特の味わいがあって非常に美味しくやはりアショカのチキンカレーだと思いました。今年は我が家の結婚30周年ですが、アショカ通いもそれくらいになっています。食事の後に出された「チャイ」も非常に美味しく、大変満足した昼食でした。

ヤマハ銀座店は銀座の7・8丁目の昔のビルを建て替えてリニューアルしました。こちらはというと少し興ざめでした。ビルの敷地が以前のママなので狭いイメージはぬぐえません。狭いフロアに楽譜、CD、楽器を詰め込んでいるので非常に窮屈に感じます。陳列の方法だとかエスカレータの配置が山野楽器に似ているという印象です。CDをヤマハで買おうとは思わないので、もう少し店のコンセプトを変えたら良かったのにと思いました。楽譜専門の「アカデミアミュージック」が移転しても従来のイメージを保っていたことと対照的で、今はやりの量販店イメージのようになったしまった感じ。



2010年03月21日(日) すごいヴァイオリニスト

久しぶりにN響アワーをみたら、今年度のプログラムの総括として、ファン投票によるベストコンサートを紹介していました。今週がソリスト部門で、来週がオーケストラ部門だそうです。第10位にはチェリストのペレーニの演奏会が入っていましたが、演奏の放送があったのはベスト5だけでした。

女性演奏家が多く入っていましたが、その中でも注目したのは3位にランクされた「アラベラ・美歩・シュタインバッハー」さん。1981年生まれ。お父さんはドイツ人のピアニスト、お母さんは日本人の歌手なのだそうです。

とにかくボーイングがすばらしいのです。弓が弦に吸い付いているという感じで、弓を一杯に使うのはもちろん、弓と弦との角度はほとんどぶれません。弓の元でも先でも弦との角度がぶれないために音質が安定しています。実際には知りませんが、ハイフェッツの演奏スタイルがこのようでなかったかと想像されました。

放送された曲はチャイコフスキーのバイオリンコンチェルトでしたが、テクニックのすばらしさに加えて、豊かな音楽性を感じさせるように、フレーズが非常に長いということにも関心じました。これからが本当に楽しみな演奏家の登場です。日本人の女性バイオリストが活躍している昨今ですが、私としては、ハーンと今回のシュタインアッハーが双璧のような感じを持っています。

アラベラ・シュタインバッハーさんのホームページ



2010年03月10日(水) 由井の酒「正雪」




静岡県由井の神沢川酒造所の酒「正雪」の「無量寿」です。100%山田錦で、酒母米、麹米は35%、掛米は50%の精米比率。杜氏は山影純悦氏。

ちょうど山本周五郎の「正雪記」を読み返したところであり、会社に静岡の由井出身の方がいらっしゃり、昔静岡の清水の住んでいた頃の昔話をしたりしていたところで、森田酒店のお勧めもあってすぐ購入しました。静岡の酒では以前に「喜久酔」に大変感動した記憶がありますが、この「正雪」も非常にデリケートに仕上がっています。

どちらか言うと東北、新潟の辛口のすっきり系ですが、それだけにとどまらない細やかの彩りを感ずる味です。勿論山田100%で丁寧に仕上げているので「まろやか」であることは前提になっています。こういう酒は美味しいので一升瓶がすぐ終わってしまうのが難点です。




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