息子が昨年の夏から会社の寮に入ったため、息子のべ屋を私の書斎がわりにしています。息子の大学時代の本やらCDやらが大量に残されているし、偶に息子が帰ってくると寝室にするのですが、スペースを確保してチェロの練習場所を確保しました。勿論夜遅くなってからは「サイレント」で練習します。音の大きい「本体」での練習は土日に限られます。
サイレントといっても音は外すし、筐体がない分「不気味な音」がするので窓を閉めて練習するためクーラーを設置することにしました。考えてみると息子が居る時にはクーラーを着けなかったのに、自分で使う時に付けるなんて、なんて自分勝手な親だろうと思いますね。まあそれは仕方がない。
デザインを専攻する娘の部屋は隣ですが、彼女の部屋にはクーラーがありません。夜遅くまで(時々朝まで)起きている娘なのでこっちの部屋も使うことになるでしょう。何しろ娘の部屋は作品やら本やら道具類(マックなど)で殆ど一杯なのですから。
2007年06月22日(金) |
朝の通勤列車ストップ |
今朝8時頃大宮駅付近の京浜東北線が架線事故でストップし、京浜東北線・高崎線・東北線・埼京線に大きな遅れが出て多くの通勤客に影響がでました。これらの線は全て大宮駅に集まっているので、大宮駅付近の事故の影響は非常に大きいです。
私は8時12分の埼京線なので10分程度の遅れで済みましたが、次の埼京線から大きな影響が出たようです。ちょうど金曜日の務めにあたった妻はもろに影響を受けたようです。私の乗った列車はというと朝の10分の遅れ分の通勤客を飲み込んで普段より混雑しました。といっても8時5分の通勤快速に比べればマシなほうですが。
六月の下旬は株主総会の季節です。昨年非常勤監査役に就任した会社の株主総会が本日行われました。私は今日の総会終了を持って監査役を退任しました。最近の上場企業の株主総会は、海外のファンドなどが積極的に経営に注文をつけたり、多数の株式を買占め経営者の交代を要求したりといった「物申す」株主の行動が目立っています。そして多くの企業で企業防衛策を講じているところです。株主からすると「株価」(株主価値)を最大化することが企業防衛策であるという論理です。
一方、株式会社のガバナンスの強化に向け会社法が改正され、日本版SOX法も検討され、会社はより一層法令の遵守を求められるようになっています。1年間という短い期間ではありましたが、新会社法による様々な変更があり環境変化を実感した1年でした。取締役・監査役の取締役会出席率を開示することとなり、全員の出席率表が株主に公開されましたが私が最下位の出席率になってしまいました。
今日の株主総会でも昨年の総会に比べ非常に活発な議論がなされました。「配当政策に関すること」「これから取り組みべき課題に関すること」等、非常にポイントを付いた質問が発せられ、経営陣からは非常に丁寧で真摯な回答がなされました。経営側からすると中長期的な経営方針について「多数」の株主から賛成を得ることがポイントになります。今日出席された株主は非常に理解のある、安定長期の「保有」を目的にした人達みたいでした。
夜には総会終了をもって退任した取締役・監査役の送別会が開催され、非常に暖かいお言葉を頂き感激しました。久しぶりにワインを沢山飲み楽しい時間を過ごしました。ありがとうございました。
6月からの新しい職場は文京の小石川にあります。さいたま市の家からは、埼京線で池袋まで行き、そこから丸の内線に乗り換えて「後楽園」で降りています。会社が入居しているビルは小石川ですが、このあたりは昔「春日町」といっていたようです。上の左写真のような掲示板を見つけました。
1630年(寛永7年)に徳川家光の乳母の春日局が将軍から与えられた土地であったとのことです。右の地図が「旧春日町」です。東は本郷へ抜ける丘、西は伝通院に向かう坂道で丁度「谷」の底のような場所です。現在は文京区役所が丁度真ん中あたりにそびえています。南は今の神田川まで続いていますが、そこは東京ドームと後楽園遊園地になっています。文京区役所の東側には「講道館」があります。
この地域が「谷」になっているので、地下鉄「丸の内線」は地表に出て後楽園あたりでは高架になっています。後楽園遊園地東京ドームの西側には徳川水戸家の後楽園があります。
オフィスのある地域は現在再開発事業が進んでいますが、まだ所々に古い家や細い通りが残っていて昔の東京の面影を残しています。野良猫が沢山住んでいます。しかし事業が進めば、高層ビルが林立する味気ないオフィス街に変わってしまいそうです。
ホームページのクララ・ハスキルの写真集に少し手を入れました。そのページの写真はCDのジャケットや解説書に掲載されている写真や、インターネットで探し出した写真を勝手に掲載しているもので、著作権の観点からは少しまずいとは思っています。しかし、ハスキルのファンとして彼女の人間性だとか、彼女の歩んだ人生に非常に共感(興味?)を持っているので、そうした気持ちを他の人と少しでも共有したいと思って作っています。
ハスキルはルーマニアの出身のユダヤ人です。ヨーロッパのユダヤ人は「ハザール人」の子孫だという説がありますが、これは今勉強中です。別の機会にまとめて書こうかと思っています。
ヨーロッパには多くのユダヤ人音楽家がいましたし、現在も多いはずです。特にユダヤ人とハンガリーのマジャール人の血が混じると素晴らしい音楽家が生まれるという説があります。ハンガリー系ユダヤ人音楽家には以下のような綺羅星のような人達がいます。
ユージン・オーマンディ、ゲオルク・ショルティ、ジョージ・セル、フリッツ・ライナー、イシュトバン・ケルテス
ルーマニアはハンガリーと国境を接しているので、民族的にも同じような環境だと思われます。ルーマニア出身のユダヤ人音楽家としては、ハスキルの無二の親友の「リパッティ」がいました。こうしたユダヤ人音楽家が第二次世界大戦で想像を絶する苦労をしたのでした(音楽家に限りませんが)。
ハスキルは晩年スイスの「ヴェヴェイ」に定住しました。「ヴェヴェイ」はチャップリンが晩年を過ごしたことでも有名です。また今は「ネッスル」が本社を置いています。何時か行ってみたい街です。
2007年06月10日(日) |
(ワイン)ボルディックの丘 |
バン・ド・ペイ:ル・コリン・ドゥ・ヴォルディック 南浦和の玉喜酒店の地下のワイン売り場で箱済みで売られていたワインです。メルロー種の赤ワインです。非常にフルーティなフルボディ。1500円以内のワインとしては非常にお徳です。作り手のホームページ:http://www.vins-sud-de-france.com/
ヴォルディックは南フランスのアヴィニオン近郊の町のようです。南仏の大らかな感じのするワインです。メルロー種のせいでしょうか。他のブドウも飲んでみたくなります。
芋焼酎の「赤霧島」です。宮崎県都城市の霧島酒造の芋焼酎です。 霧島酒造のホームページはこちら。霧島酒造
この赤霧島は霧島酒造の限定商品です。というのも使っている芋が非常に珍しいものだということです。その芋は「ムラサキマサリ」(紫優)。霧島酒造のホームページでは以下のように紹介しています。 ******************** 昭和の終わり、 鹿児島県の山川町で新たな芋「山川紫」が偶然発見されました。この山川紫の特徴は、中心部まで濃い紫色の色素が入り込んでいる点です。九州沖縄農業研究センター、芋類研究の権威である山川理農学博士でさえもこの様な性質を持つ芋は見たことがありませんでした。早速、この品種を、世界中の芋の遺伝子を蓄えるペルーのCIP芋類研究所に照会しましたが、同一の芋は発見されませんでした。この芋について詳しく調べてみると漁師が大海原の彼方から持ち込んだと言われていますがどこから来たのか今も謎です。この不思議な「山川紫」から数々の新品種が開発されました。その中で最も醸造特性が高かった芋が、「赤霧島」の原料ムラサキマサリ(紫優)なのです。霧島酒造が新たな味わいを求め続け、ついに手にすることが出来た芋は、まさに幻の紫芋といえる品種でした。 ******************** とても口当たりの良い焼酎です。きちんと4:6の比率で水で割って、十分に攪拌して飲むのが決めてです。(どんな焼酎でもおなじですね)
1年間監査役を務めてきたグループの関連会社の送別会がありました。この会社はグループの不動産開発を行う会社で、電気通信のグループ会社の中では異色な会社でした。しかし昔から街中の一等地に交換局があったり、全国組織で転勤の多い職場であったので全国に社宅を準備していたり、訓練・福利厚生も自前でやっていたために全国に学園やら保養所をもっていたグループなので不動産はたっぷりあるのです。
今は巨大な組織がサービス単位に分割され、更に地域単位の営業になったりしたので全国転勤も大幅に減りました。福利厚生・訓練なども民間に委託されたり効率化され、昔みたいに設備を整えておく必要がなくなったのです。従って使われなくなった一等地の効率的活用が検討されこの「不動産関連会社」が作られたのでした。現在この会社はオフィスビルの展開・マンション開発に非常に急成長しているところです。不動産景気も後押ししていますが。
1年間という「短い期間」で、非常勤ですからそれほど深く関われなかったのですが面白い経験をさせて頂きました。ありがとうございました。その送別会で貰ったのが下の「提灯」です。そういう伝統があるとのことで非常に珍しいものです。記念品としては究極の非日常用品なので面白いですね。
提灯種別:長弓張提灯 正面文字:黒江戸文字 家紋:下り藤
2007年06月03日(日) |
マンション関連の仕事 |
住んでいるマンションの管理規約改正検討チームの長をやっています。昨年の秋から月一回のペースで審議を重ねて、漸く本日最終の取りまとめまで漕ぎ着けました。マンションという特殊な所有形態では、一戸建て住宅を所有するのと随分違うルールがあります。それは区分所有法という法律で規定されています。例えば共有部分という概念があります。これに絡んで以下のような事象があります。
○エレベータは区分所有者全員の共有の設備です。一階の住人がエレベータを使わないといっても、定められた管理費(通常面積比で計算されています)を支払わなければなりません。
○マンションに駐車場が付いていますがこれも区分所有者全員の共有設備です。車を持っていなくとも駐車場保守費を全員で負担しなければなりません。車を持っている人だけから徴収する使用料で駐車場修繕費等を負担するように駐車場使用料を値上げしようと考える人達がいました。しかし、値上げの結果駐車する人が減ってしまうと、結局区分所有者が負担しなければならなくなるのです。
○マンションの外壁を構成する部分も共有のものです。屋根とか壁は直ぐに理解できますが窓ガラスとなると少し難しくなります。結露対策として「二重ガラス」に換えたいと思っても、共有設備なので簡単には変えられないのです。今回標準管理規約が変更され、結露対策とか防犯対策上のガラスの取替えは柔軟な対応が可能になりました。
こういう特殊な所有形態をきちんと弁えておかないとトラブルになりますし、余分な議論が必要となります。こうしたことをマンション管理規約で書いているのですが、これを区分所有者全員で理解するの大変だと思います。これから管理組合の総会に諮られますが、すんなり可決されるかどうか心配です。
今日6月1日から新しい仕事が始まりました。2001年の秋頃からスリランカ・インドの海外案件に携わってきました。南アジアの文化にどっぷり浸かりました。非常に貴重な経験をしましたし、スリランカにもインドにも多くの友人が出来ました。今日からはこれまでとガラっと変わってテレビ会議サービス事業です。
勤務場所が変り、新しいオフィスは文京区の小石川にあります。地下鉄丸の内線の後楽園から徒歩5分程度なのでとても便利です。これまでは埼京線武蔵浦和から赤羽駅で東北・高崎線に乗り換え、上野駅で京浜東北・山手線に乗り換えて「有楽町」に通っていたのですが、これからは池袋乗換えで丸の内線で3駅目です。
地下鉄後楽園駅は南側は東京ドーム・北側には小奇麗な「礫川公園」(こいしかわ公園)があります。駅の名前のとおりに近くに後楽園がありましす、駅前には文京区役所が聳えていてても面白そうな駅です。2年前頃まで、娘が茗荷谷・息子が本郷三丁目に通っていたのですが今回は私が利用することになりました。
乗り換えは「池袋駅」になります。10年前には「西武池袋線」の東長崎に住んでいて池袋に通っていましたし、買物では良く行きますが通勤で通過するのはまた違います。西口のHMVに寄る機会が増えそうです。小さい子供のように期待が膨らみます。
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