2006年10月30日(月) |
成田から、シンガポールから |
今日これからシンガポール経由でスリランカに出張します。今成田空港のラウンジから書いています。結局私のコンピュータはつながりませんでした。ケーブルを持ってきたし、LANカードも持ってきている。ドライバーもチェックしたのに。今ラウンジに設置されているコンピュータからアップしています。
今日のフライトは「SQ637便」。いつもの997便ではありません。カウンターで聞いたらシンガポールが夏時間から冬時間に変わったので便が変更になったとのこと。飛行時間は少し長くなりました。これって気流の変化の影響? わかりませんね。それでは行ってきます。
先ほど5時25分にチャンギ空港に着きました。夕方のシンガポールは気温30度。半袖で十分な気候です。今空港のラウンジです。今回はLANカードを持ってきているので、空港LANを仕様しています。今接続しているのは、「SilverKris Wireless System」といってシンガポール航空が無料で提供している回線です。スピードは500kbpsくらい出ています。これは快調ですね。
飛行機の中で「Connection By Boeing」(CBB)を試しました。しかしログイン画面までは行くのですが結局繋がりませんでした。トップページには「今年いっぱいでサービスを廃止する」旨のアナウンスがありました。飛行機の中のインターネットは流行らないみたいですね。
今日の成田〜シンガポールまでの飛行機ですが、通路を挟んで反対側の席に「ノーベル平和賞」を受賞されたバングラデシュの「ムハマド ユヌス」さんが座っていらっしゃいました。奥様とお嬢様といっしょでした。記念写真を撮らせてもらったので、その中アップします。ユヌスさんは「グラミン銀行」という金融機関を創設して貧しい人達に事業を開始する機会を与えました。インド亜大陸はどこでも同じだと思いますが、階級制度が残っていて、貧しい人達は貧しい生活から抜け出せないことが多いのです。また女性への差別も残っていて貧しい女性は本当に苦しい生活を強いられるのです。そうした人々に対して救いの手を差し伸べたユヌスさんは、本当にノーベル平和賞に相応しいと思いました。
2006年10月29日(日) |
新築マンションのチェック |
妻の弟さんが新築をマンションを買い、今日内覧会だというので、横浜の鶴見区までマンションを見に行ってきました。妻の弟は3年前に奥様を亡くし、子供二人と会社の社宅(鶴見区の花月園の近く)に住んでいます。今回社宅の近くにマンションを買う決意をしたのでした。弟さんひとりで検査して見落としなどあっては勿体ないので、妻と一緒に出かけたという次第。
彼は会社が川崎なので便利なようです。JRだと京浜東北線の鶴見駅。今度のマンションは京浜急行の生麦駅が最寄り駅です。それにしてもあの辺りは山が多いですね。今の社宅も今度のマンションも山の上です。駅まで坂道を下ることになります。逆に会社からの帰りは坂道がきつそうです。私の住んでいるさいたま市南区の武蔵浦和辺りは平なので助かります。でも坂のある街に住んでいると「痩せる」かもしれない。
やはり新築マンションは気持ちが良いですね。これから新しい家族の人生が始まる感じがします。弟の家庭は奥様が亡くなった後本当に大混乱でした。今の社宅は亡き奥様の思い出もたっぷり残っており、なくなる前の楽しかった思い出とこの3年間のつらい思い出が詰まっています。これから気分を変えて家族3人で力をあわせて暮らしていって欲しいです。
現在のマンションに移り住んで「8年」になります。これまで妻が防火管理者を引き受けたり、理事の仕事を引き受けたりしてきました。私が単身赴任している期間中でした。今回私はマンションの「管理規約適正化委員」を引き受け、第一回の委員会で委員長に選出されてしまいました。8年前の管理規約が古くなっていて、現在の情勢に対応できるようにするためです。
8年前とはマンションの環境が随分変わってきました。最初に入居した人達はまだ残っていますが、後で入れ替わった住人も多くいます。入居したと時の住人の「赤ちゃん」は小学生になっています。従って子供用の自転車の置き場が多く必要になっています。またペットを飼う人が増えていて、ペットを飼う時にルールなどをキチンと決めないと住民同士のトラブルにもなります。
色々な課題があるようですので、少しずつ勉強して良い「規約」に変えていこうと思っています。そろそろ地域・社会との繋がりを大切にしておこうと思っています。
中日と日本ハムによるプロ野球日本シリーズは、日本ハムが4勝1敗で優勝しました。札幌に移って3連勝した日本ハムは強さを見せ付けました。札幌のファンの熱狂もすごいものがありました。
日本ハムの選手は非常に面白いですね。特に新庄、稲葉、森本の外野3人組は面白いキャラクターを持っています。3人とも身体能力は抜群で、その体型は日本人離れしています。しっかりした骨格に柔軟な筋肉がついていて、無駄な脂身は一切ない。その肉体に物凄い練習量で「動き」を憶えさせているのでしょうから、状況に応じていつでも「柔軟な動き」ができる。
彼等は状況に応じて肉体の動きをスムーズに発揮できるような「心の持ち方」を知っているように思えます。ここぞという場面で非常にリラックスできるのだと思います。新庄のバッティングを見ていて力の分散ができていると思います。バットが一番「しなるように」力が抜けているのだと思います。これは正に「take it easy」だと思います。
しかしそれは決して「安易な気持ち」ではない。十分全力で練習してきたから失敗しても仕方がないというようなものでは決してない。「やけくそ」でもない。これこそ「Positive」だと思います。新庄がインタビューで「良い仲間と一緒に野球できて幸せだ」と何回も話していましたが、同じように努力してきた素晴らしい仲間と「その瞬間」を共有していることの充実感でしょう。力が「謙虚な感謝」に昇華されているのだと思います。その時にチームとしてすごい力が発揮されることになる。
多分ウイーンフィルやベルリンフィルはいつも日本ハムと同じような雰囲気があるのだと思います。演奏者自分の才能・練習量もさることながら、お互いの「技」を認め合っていて、仲間とのアンサンブルが自分達の想像以上の世界を作り出すことがあるのだと知っているのだと思います。そうすると仲間にも、結果に対しても「謙虚な感謝」(聴衆にも)を持つことになる。別な表現で言えば「神の采配」としか思えない。
こういうことってスポーツでも音楽でも仕事でもあるのでしょう。そして家庭・社会にも。人間の共同体の最も素晴らしい姿であるような気がします。
11月の初めに「アイーダ」を見ることになっているので、今日妻とふたりでビデオで予習をしました。我が家にあるビデオテープは随分前に買った「メトロポリタン歌劇場」のアイーダです。演奏は
ラダメス:ドミンゴ アイーダ:アプリーレ・ミッロ アムネリス:ドローラ・ツァーイック アモナズロ:ショリル・ミリンズ 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団 指揮:ジェームス・レバイン
場面がエジプトなので豪華なメトロポリタンの舞台にぴったりの演目です。神殿の場面や、エジプト軍がエチオピア軍を破って凱旋する場面など本当に豪華です。有名な凱旋の場面では、これでもかと言うほどの兵士と、本当の馬が何匹も登場していました。さすがに「象」は出てこないけれど。舞台と衣装には相当金をかけているらしく安っぽく見えない。鎧だとか剣を「紙」で作ると非常に安っぽく見えてしまいます。「メト」はしっかり作っています。
11月のオペラは大丈夫かと心配になります。なにかと金がかかりそうなオペラだからです。「レニングラード・オペラ」ですが、ここは毎日のように飛び回って公演しています。日曜には一日2回なんていうスケジュールもあるほどです。つまり資金はそれほどなさそうですね。どれくらいの舞台になるのか興味津々です。
配役で重要なのは「アイーダ」と「アムネリス」ですね。この二人の女性の歌が圧倒的にオペラ全体の雰囲気を決めてしまうでしょう。「メト」のミッロとツァーイックは贅沢を言えばきりがないでしょうが、高い水準で最後まで歌っています。他の演目を聞いていないから何とも言えませんが、二人とも配役のもう少し「性格付け」を緻密にすればもっと面白くなった感じです。声・歌と配役の性格が少しぼやけている気がします。その点「ドミンゴ」はさすがです。出番も多くないのに配役のキャラクターが決まっていますね。
それと「アイーダ」はオーケストラと合唱も重要な活躍をします。「メト」のオケ・コーラスともに素晴らしいですね。脇を固めるということはこういうことですね。レバインが十分にコントロールしていました。「メト」の水準を再確認した舞台です。つい最近2006年のザルツブルクのオペラガラをテレビで見ましたが「ネトレプコ」以外は印象が薄かった。「メト」「キーロフ」が断トツに飛び出ているのですかね。
2006年10月20日(金) |
スリランカの観光地ゴールでテロ事件発生 |
スリランカ南部のゴールでLTTE(反政府組織)のテロ事件がありました。漁船に爆弾を積んだ自爆船による突入、あるいは武器を積んで上陸を目指すといった手の込んだ作戦であったようです。政府側は事前にこの襲撃の情報を掴んでいたようで港の入り口で迎え撃ち、3隻は港の外で撃破、2隻は港に入港後に拿捕した模様です。ゲリラ側に相当の被害があったようです。16日にスリランカ北部で海軍兵士を狙った自爆テロがあり、100人以上の犠牲者を出した矢先でした。
南部のゴールですが、コロンボから南150Kmくらいの港街です。オランダ植民地時代の古くて美しい砦が残っていて「世界遺産」にも登録されているはずです。私もコロンボ勤務時代に行ったことがあります。南部の海浜観光地の中心地的な場所で多くの観光客を集めています。そんなゴールですので、今回のテロ事件はスリランカ観光産業に大きな影響を与えそうです。
テロ船団はどのようにゴールに辿り着いたのか。これはまだ解明されていません。彼等の支配地から300Kmくらい南下しなければなりません。スリランカ政府軍の海上警備は相当厳しいでしょうから、沿岸は通らずにひょっとして一旦公海に出てから来たのかもしれません。というのも彼等の支配地とゴールとの間には首都のコロンボ港があるのです。警備が厳しくてコロンボには近づけなかったのかも知れません。
一方ゴール近くで漁船を調達したという可能性もあります。爆弾や武器は陸路で密かに輸送し近くの漁村で船を調達することもできます。しかし、その場合には漁民から通報されてしまうでしょう。しかし各地にゲリラのシンパがいる可能性もあるし。色々考えられますね。
2006年10月17日(火) |
スリランカの自爆テロ |
昨日の午後のことですが、スリランカ北東部で政府軍兵士の集団を狙った自爆テロがあり100人以上の死者が出た模様です。
休暇明けの海軍の兵士を載せたバス群に大量の爆弾を積んだトラックが突っ込んだのだそうです。この兵士たちは船の待つ港のトリンコマレーに向かう途中でした。実は今年の夏にも同じような事件があったのです。交代勤務の多くの海軍兵士を載せた輸送船に爆弾を積んだ船舶が体当たりしようとしたのでした。その時は政府軍の護衛艦船が防戦し自爆テロを防ぐことが出来たのでした。しかし今回は防げなかった。
首都コロンボでも反政府軍の爆弾が発見されることがあります。先月コロンボに出張したときにも道端で爆弾が発見されて幹線道路が大渋滞していました。そういう爆弾は10kgから15kgです。これでも車数台を吹き飛ばすには十分なのです。トラックに積む爆弾というとその数十倍から100倍近くなるかしら。約1トン前後と考えていいでしょう。そうすると半径100m程度かそれ以上の破壊能力があるようです。こんなものが停車しているバス群に突っ込んだとしたらたまりません。
このテロ事件の報復として政府軍は反政府LTTE支配地の空爆を実行しました。今年はこうした報復の空爆が何度も行われています。政府軍はピンポイントで軍事施設を狙っていると言っていますが、市民にも多くの犠牲者が出ているもようです。暴力の応酬は際限がありません。
この10月末にはスイスで政府と反政府組織の和平会議が予定されていました。これも開催は危ないです。昨日16日は日本の明石特別大使がコロンボに到着した日でした。なんとも皮肉なことになりました。さてどうのような展開になるのやら。
今日10月11日は26回目の結婚記念日です。昨年の銀婚式を経て今「金婚式」に向かって進みつつあります。50年の「金婚式」まではまだ長い道のりです。
結婚記念日のために会社の帰りに有楽町のビックカメラでワインを買ってきました。通常より少しだけ高めのワイン。ボルドーのシャトーのファーストラベルは高すぎ。従ってセカンドラベルを探しました。カロン・セギュールのセカンドラベルの「マルキカロン」がそれほど高くなかったので購入。家に帰って空けました。少しフルーティですがしっかりしています。デキャンタすればもっと美味しそうだったのですが面倒くさいので止めました。
ワインブームは去ったようですが、ワインは確実に日本人のアルコールのレパートリーにはいりました。とにかく美味しくて安いワインを提供して欲しいものです。
今日は午後から北朝鮮の核実験のニュースで持ちきりでした。日本政府も強い調子で非難しましたが、正直言って歯切れが悪いとしか言えません。
政府の声明は国民への言い訳にしか思えません。抗議だけしていて北朝鮮が本当に核兵器で攻撃してきた時に日本政府は本気で国民を守る気概があるのでしょうか。本当に国民を守るためには抑止力として「核兵器」を持たざるを得ないでしょう。抑止力にならずに自分がやられたとしても、少なくともお返しはすることはできる。家の周りに武器を持った悪者がうろついていて、昔は頼りになった「お巡りさん(米国)」が最近他に忙しくて頼りにならなければ、自分が武装するしかない。綺麗事だけでは済まされません。
核拡散防止条約は最初から「片手落ち」でした。既存核保有国仲間が自分達以外には核兵器を持たせないというもの。強引にそこに割り込んできた国は仕方が無いから許した。それがインド・パキスタン。でもイラン・北朝鮮は絶対許せないというもの。この図式は普遍的ではないですね。
それと北朝鮮が「核実験に成功した」と宣言しても証拠がないから本当だと信じないのですね。イラクの時には「証拠」が無くても攻撃してしまったので、それを反省したのでしょうか。でも本人が「核実験をやった」というのだから素直に信じれば良いのに。わざわざ「それは核実験ではない」と咎めても仕方が無い。とにかく難しい事態になりました。
昨日の深夜1時15分の飛行機でコロンボから出国しシンガポールを経由して今日の夜日本に帰ってきました。行き帰り・空港での待ち合わせの時間は基本的にオフラインのコンピュータ作業にあてました。今回の旅行でこれまで見過ごしてきたのかも知れませんが、インターネット環境が大きく変化していて少々驚きました。
まずシンガポールのチャンギ空港ですが全館基本的に無線LAN対応となったようです。ノートパソコンを持ったビジネスマン等には本当に便利になりました。航空会社のラウンジでもケーブルが設置されているデスクが空くのを待っている人達は旧式パソコンの所有者です(私も)。無線LANカード標準装備のパソコンを持っていればどこでもOKなのです。どれくらいのスピードが出ているのか分かりませんが。
更に今日発見したのは飛行機が無線LAN対応になっていたことです。シンガポール航空の全便ではないですが、アメリカ・ヨーロッパ直行便とか日本経由アメリカ便とか、無線LANサービスを装備した飛行機が増えているようです。今日載った747型もその一例。隣に座ったシンガポール人は成田経由でサンフランシスコへ行くとの事。機内で早速インターネットに繋いでいました。離陸と着陸時は基本的に電気製品は使えませんがその他の時間はOKです。空港といい飛行機内といいインターネット環境がどんどん変化していきますね。
スリランカに出張するためシンガポールに向かう飛行機の中で書いています。後でアップすることになります。ANAのラウンジではインターネットに接続できませんでした。8月にシンガポールのチャンギ空港で試したときにも接続できなかったのです。同じ理由かもしれません。この次はXPのプログラムディスクを忘れないようにしようと思います。今機内ではちょうど昼飯が始まりました。日本食・洋食・中華から選択できます。今日は中華にしました。海外に住んでいる頃でしたら文句無く日本食にしているところです。
飛行機の座席には電源がついているのでコンピュータで仕事をしてもバッテリーが切れる心配はありません。これから乗り継ぎでチャンギ空港で約5時間待ちますがまたコンピュータを出して仕事ができます。
(追伸5日に書いています) 日本に帰って妻に相談したところ、ネットワークデヴァイスが消えていることがわかりました。デバイスを復活させて我が家のケーブルに接続したら簡単に繋がりました。
昨日ついに新しいデジカメを購入しました。パンフレットやインターネットの情報を集めて3つに機種に絞り込んでいました。フジのファインピクス、ソニーのサイバーショット、そしてパナソニックの最新機種です。最近娘がパナソニックの一つ前の機種を買いましたが、これは非常に良くできたカメラです。娘が何日も研究して買っただけあって性能・コストパフォーマンスは上々です。でもファインピクスの性能が一枚上でした。値段も高いですが。とにかく「ピント」の合い方が素晴らしかったのです。スリランカの風景で試してみるつもりです。
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