日曜夜9時からのN響アワーは少し変身した感じでした。これまで殆どNHK交響楽団演奏の放送だったのですが、今日30日は日本フィルハーモニーです。今テレビを聞きながら更新しています。「日フィル、コバケン」の幻想交響曲。ひじょうに素晴らしい演奏です。 正直言って受信料を払っているのですからこういう放送をどんどんして欲しいです。いくらNHK交響楽団がNHK専属だといっても、そして受信料から団員の給料の一部分が支払われているとしても、感動的な演奏を放送して欲しいです。日フィルの演奏がN響と一番違う点は、演奏している楽員が一番感動しているみたいなところです。今まさに音楽が生まれているという充実感の中で演奏しているのです。ほんとうに素晴らしい演奏です。これからずっとこういう企画をして欲しいものです。
昨日スリランカの首都コロンボでついに自爆テロ事件がありました。スリランカ政府軍の最高幹部を狙ったテロでした。その最高幹部は重症。ガードマンとか軍関係者7人が亡くなったそうです。このテロに対する報復として、スリランカ政府は北東部の都市トリンコマーレのLTTE関連施設を空から攻撃しました。この攻撃でLTTE側にも多くの犠牲者が出ている模様です。ついに、予想されていた最悪のパターンに進みつつあります。 http://www.colombopage.com/archive/April26124859JV.html 北部・東部での小競り合いが首都コロンボでのテロに繋がってしまった。そして政府軍の報復。全面的な内戦の一歩手前です。今後、懸念されるのは「弱い人々」への報復です。これまでの経験で女性とか子供達に報復の矛先が向けられてしまうのです。コロンボでもどこでも、スリランカではシンハラ人・タミール人が同じ地域に住んでいるのです。それまで普通に付き合っていた人々が敵対してしまうのです。南に住むタミール人は「迫害」を恐れて難民となって行くのです。北に住むシンハラ人も同様に「難」を逃れて南に非難することとなります。スリランカに限らず、イラクでもアフリカでも紛争で苦しんで人が多くいますね。なんとかならないものでしょうか。
この頃天気が安定しません。曇りの日とか天気が変わりやすい日は、同居し始めた母の体調が良くないです。毎日測っている血圧も高めになります。人間の身体は天候に影響されるのですね。若い時は分からないだろうけど。日中オフィスにいるので、外の天候の変化に鈍感になっていますが、今日の午後、急に暗くなって、大きな雷鳴が轟いたことには驚きました。ちょうどイースターの後なので、イエスの死の前後の情景を創造しました。 そこを少し抜粋してみます。(マタイ伝) 昼の12時に全地は暗くなり、それが3時まで続いた。3時頃イエスは「我が神よ、我が神よ、なぜ私をお見捨てになったのですか」と叫んだ。イエスが息を引き取ると、神殿の垂れ幕が上から下に真っ二つに裂け、地震が起こり岩は裂けた。 今頃のインドはとても良い天候なのです。ムンバイでは4月・6月は殆ど雨が降りません。毎日毎日抜けるような青空が続くのです。晴れるときは晴れる、降る時(モンスーン)は徹底的に降り続く。まったく、きっぱりした天候でした。日本の天気は安定しませんね。
2006年04月23日(日) |
スリランカの内戦情勢 |
スリランカの内戦の情勢が緊迫しています。反政府組織のLTTE(開放の虎)は来週予定されていたスイスジュネーブでの「和平会議」不参加を表明したのでした。先週来スリランカ北部・東部の町で小競り合いが続いているのです。政府軍への地雷攻撃が引き金になってはいますが、タミール人同士の揉め事が絡んでいるのです。と言うのもスリランカのタミール人社会が複雑化しているのです。昨年来東部タミール人と北部タミール人の反目が始まったのでした。 これはLTTEの内紛とも呼ぶべきものでした。北部に本部を置くLTTEは、東部の一部のタミール人を「裏切り者」と呼んでいるのです。この東部タミール人グループと北部のLTTEが戦闘状態にあります。LTTEは東部グループへの強硬姿勢を変える兆候は全くありません。 これに政府軍が絡まっているのです。東部のタミール人グループはコロンボ政府に接触を始めているから話が複雑になっているのです。政府軍は表面上はこの東部タミール人グループとは連携していません。しかし、LTTEに攻撃される東部タミール人を「人権問題、国民の安全確保」の観点から政府が守る義務があることは確かです。LTTEは「裏切り者」を政府が支援することに対して非常に不快感を示しているのです。 紛争解決がかなり難しくなってしまいました。
OCNのフォトフレンドを始めています。このページのリンクから入れます。 このMSNのブログが非常に重くなり、写真を表示するまでに「5秒」位かかります。因みに我が家のアクセス回線は「光マンションタイプ」。しかもマンションに導入後間もなくてユーザ数が少なくかなり速いと思うのですが。 ところでフォトフレンドですが、写真の表示が物凄く早いので「お気に入り」です。実際「1秒」かからずに写真をスムーズに表示します。著作権だとかうるさいこと言わずに写真を見せ合う場所ならばオススメです。
今日我が家の「光」ケーブルへの切り替えが終了しました。といってもマンションの一室なので「共用タイプ」です。これまでのADSL月額で「20円」高くなったようです。今のところこれまでのADSLより少し早い感じです。 でもマンションタイプの「光」ですから多くの住民で一本のケーブルを共用するのです。これからマンションで利用者が増えていくとどうなるかわかりません。利用者が増えれば利用料金が安くなりますが速度は遅くなるはずです。利用者が増えて遅くなったときには自分専用のケーブルを引くという選択肢もあるそうです。暫く様子を見ます。
グッドフライデー(13日)の翌日、妻と一緒にマタイ受難曲を聴いてきました。場所は所沢の「市民文化センターアークホール」。武蔵浦和の我が家からまずJR武蔵野線で新秋津へ。西武池袋線の「秋津」から所沢(一駅)。所沢からホールのある航空公園前まで西武新宿線で一駅。遠いかなと思っていましたが1時間程度でした。土曜日3時からの公演に少し早く着き過ぎたので航空公園駅前の「YS11」の内部公開を見てきました。 航空公園駅周辺は広々として市役所とか文化センターが集まっています。素晴らしい環境です。演奏は、鈴木雅明指揮の「バッハ・コレギウム・ジャパン」。エヴァンゲリストは「ゲルト・チュルク」さん、イエス(バス)は「ペーター・コーイ」さん。通奏低音のチェロは「鈴木秀美」さん・・・等々。 第一曲の「シオンの娘の対話」こそ、少し固く纏まりが悪かったのですが、直ぐに、合唱・合奏・ソロが一体となり素晴らしい演奏になりました。第一、第二のコーラスのアルトには男性のカウンターテナーが二人入っていました。アリアのソロパートはパワーがあるし、合唱でも力強く支えていて効果抜群の感じでした。 少し残念だったのは観客の数。所沢のホールは大体6割から6割5分入りでした。空席が多いこと、拍手の量が少なく長く続かなかったことが残念でした。 こうした宗教関係の曲は、曲の意味と歌詞が分からないとつまらないですね。 特にエヴァンゲリストが歌うの「語りの台詞」がポイントですね。そこだけでも、上手に日本語に代えて演奏してもいいのではないかと思いました。アリア・コラールはドイツ語でもいいのですが。 全体的に、アリア・合唱は声を完璧にコントロールしていて(声量、ビブラートをセイブして)、抑制の効いた歌が一層厳粛な感じをだしていました。そして、イエスの死の場面から最後の有名なコーラスでの力強い響きが最高でした。女性ソプラノのパートがそれまで温存していたかのように、力強い高音で盛り上げていました。鈴木秀美さんのチェロが最初から最後まで控えめでも気品ある響きで支えていました。エンドピンを使わずにチェロを両足に挟んでの3時間の演奏は大変だろうと思われました。もう少し勉強してから聞くともっと面白くなるはずなので少しずつ調べていきたいと思います。 次は映画版の「ダビンチコード」ですね。
2006年04月14日(金) |
スリランカの情勢(2) |
スリランカでは明日「正月」を迎えます。「シンハラ・タミール・ニューイヤー」と呼ばれます。漸く再開した「和平に向けた会議」の二回目の話し合いが来週予定されていましたが延期になりそうです。 というのも、スリランカ東部の町の「トリンコマーレ」を中心に政府軍と反政府組織の衝突が頻発しているからです。政府軍兵士への地雷による攻撃とか、タミール人商店の攻撃とか新聞報道でみる限り「内戦直前」のような状況です。先週の死者は40名以上だそうです。 それでも反政府組織の「LTTE」はいずれスイスでの和平会議には出席すると表明しているのでこれ以上の状況悪化は避けらるのではないかと見られています。ほんとうに困ったものです。 もうひとつスリランカからのニュース。今夜の12時からスリランカの標準時間が30分遅らせるのだそうです。これまでのスリランカと日本の時差は3時間。明日からは3時間30分になります。これからスリランカの標準時間はインドと同じになります。これまでスリランカからインドに行くと時計を30分遅らせていたのですがこれからはその必要がなくなります。インドとの経済交流が活発化しつつあるのでそれはそれで便利になるのでしょう。スリランカに住んでいる「アーサー・C・クラーク」さん」は大反対しているそうです。
2006年04月11日(火) |
スリランカの情報「ナーム倒れる」 |
この写真は12日のスリランカの新聞に載った写真です。 Sri Lanka's most celebrated elephant, Raja, lies in pain at Gangaramaya temple in Colombo, Sri Lanka, Tuesday, April 11, 2006. Raja, meaning king in both Sinhalese and Tamil languages has fallen ill after eating scores of cookies chocolates and other rich food offered to him as part of Buddhist new year celebrations. Half-a-dozen monks, a veterinarian and the chief of the Zoology Department of the Colombo University attended to him at the temple. この像の名前は「ナーム・ラージャ」です。私がスリランカのコロンボに住んでいた時に、宿舎近くのガンガラーマヤ寺院にやってきました(ルアンの後です)。その頃は非常に体格が良く牙こそ不幸な曲がり方でしたが、立派に仏教行事をこなしていたのでした。新聞の記事によるとスリランカの正月のお祝いのクッキーとかチョコレートを食べ過ぎてダウンしてしまったとのことです。でも身体の痩せ方を見ると早々消化器官が弱っている様子です。元気な頃の写真はホームページの「近所の動物」の中にあります。 http://www3.ocn.ne.jp/~yes.sato/ 痩せ方が普通でないので心配です。元気になって欲しいものです。元気な頃はこんない逞しかった。
今週の金曜日は「グッドフライデー」です。キリストが磔の刑で死んだ日です。そして翌々日の日曜日が復活の日(イースター)です。イースターは「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と決められていて、2006年は4月16日というわけです。 ムンバイ事務所勤務の時にローカル社員に二人のキリスト教徒がいました。インドには宗教を大切にする人達が多く、ヒンズー教徒もキリスト教徒も大切な宗教シーズンには断食するとか肉食を絶っていました。キリスト教徒はイースターの前40日程度は肉食を絶つのでした。 そんな訳でキリスト教の宗教儀式について非常に興味深く思っていたことに加えて、「ダビンチコード」を読んでなお更色々考えるようになっています。この時期の演奏会というと「マタイ受難曲」となります。2001年の3月にすみだトリフォニーで、初めて全曲を聴きましたがその時の感動が忘れられず、久しぶりに聞いてみたいと思っています。今、4月14日の土曜日の演奏会を狙っています。
2006年04月09日(日) |
我が家の人数一人増加 |
昨日の土曜日小田原の弟の家に行って来ました。私がインドに行っている間母は小田原の弟の所にいっていたのですが、私の引越し荷物整理やら、息子の就職が片付いたので、埼玉の私のマンションの引っ越してもらったということです。マンションは決して広くはないのですが、狭くても家族と顔を合わせる事が多いので母には安心だと思います。これから5人暮らしとなるわけです。 小田原への行程は以下の通りでした。 行きは17号バイパスで笹目、環八を南下して用賀東名へ。東名厚木から小田原厚木道路。帰りは東名から首位高速に入って、高速3号線・高速5号線で埼玉に帰りました。環八はまだ井荻付近でトンネル工事中でしたね。随分長く工事をしています。この工事が完成するとだいぶ便利になりますが。 それより東京外環を中央道・東名まで早く伸ばして欲しい。そうすれば、首都高速・環七・環八の渋滞は相当緩和されるでしょう。それと高速料金所はETCを優遇しすぎです。ETC車専用通路が増えて一般車用が減っています。ETCを着けていない車は不便を強いられています。ちょっとやりすぎの感じですね。 小田原に行ったついでに早川の魚市場にいってきました。市場の岸壁で釣りをしている人達が沢山いました。家の近くで釣りができるのは羨ましいです。市場の近くの食堂で海鮮料理を食べましたが、とても美味しかったです。
ここ半年くらいのことですが、近くを見る時に焦点が合わない。つまり、近眼メガネをかけているのですが、近くを見る時にメガネをはずすようになってしまった。まだメガネをはずせば、書類だとか電車内でも本などを読めるのです。しかし、いちいちメガネをはずすのは面倒くさいのです。 昨日行き着けのメガネ屋さん「ワシン」に行ってみました。「ワシン」(浦和)では「全視界メガネ」と銘打って大々的にコーナを設けています。鼻あてを可動式にした上下6mmメガネが上下する機構と遠・近レンズの組み合わせ。説明を聞いていると大変便利そうでした。でも、今はメガネを取ればよいのですが遠視が進行しそうなのでもう少し待つことにしました。すばらく不便が続きます。 メガネと言えば娘が運転免許取得のために「度」の強いメガネが必要になりそうです。妻も今年免許更新なので強い「メガネ」が必要になるかもしれません。我が家は全員「メガネ」なのです。なんとかメガネを安く買う方法がないでしょうかね。
今日から「ワンセグ」放送が始まっています。テレビ放送について少し調べました。これまでのアナログテレビ放送の技術には以下3方式がありました。 NTSC方式(日本、米国など) PAL方式(イギリス、ドイツ、中国など) SECAM方式(フランス、ロシア、東欧など) 日本テレビ受像機で見ることの出来るのビデオテープは私が暮らしたスリランカ・インドでは見ることが出来ませんでした。インドのムンバイ日本人会の抱える大きな問題は「NHK海外放送視聴問題」でした。ムンバイ在住者の家庭の何軒かがNHK海外放送を見ることが出来ない状態があったのです。ムンバイのケーブルTV会社は技術的な問題でNHK海外放送(NTSC方式)をPAL方式に変換することができなかったようです。 それでも、テレビを持って海外旅行はしませんし、通常のケーブルTV会社は上手く変換するのでその他の国ではそれほど問題になりませんでした。しかしNHK海外放送を日本の情報発信の手段として戦略的に活用していくのなら、放送方式を考えて外国の多くの人が見ることが出来るようにしないと意味ないと思います。さて、デジタルテレビ放送(地上波)の技術は以下の4通りです。 ISDB−T方式(日本) ATSC方式(Advanced Television Systems Committee)(北米) DVB−T方式(Digital Video Broadcasting Terrestrial)(欧州) 中国方式(中国で開発中) 日本のISDB−T方式に準拠した携帯電話は海外方式の放送を見ることが出来ません。携帯電話はTVと違ってどこへでも持って持って行くことができます。携帯電話の「通信」の世界においては「3G」の時代でこうした問題の解決が一応はかられます。つまり、実質的に世界標準の「GSM」方式と日本の「PDA」方式が通話可能となるのです。しかし携帯電話を地上波デジタルの受像機として考えるとき、再び第二世代(2G)まで同じような不便な状況に陥ることが予想されます。放送と通信の問題は非常に重要な問題になってきています。
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