KENの日記
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2002年04月28日(日) カタラガマ

スリランカは人口の70%以上が敬虔な仏教徒ですが、その仏教徒も聖地として崇める「カタラガマ(カタラガマ神を祭るところ)」に行ってきました。場所はスリランカの南東の端の方です。車でしかいけないのですが、内陸を通っていく道と海岸(ゴール・マータラなど)を通っていく二つの道があり、いずれもコロンボから5時間位かかります。今回は内陸の道を通っていきました。


カタラガマ神殿へはカタラガマの市街地からは車の乗り入れはできません。神殿のある地域はマニック川で市街地と切り離されていて、この川を渡る橋は、三輪車(こっちらでは「バジジ」とも呼んでいます)程度しか通れないのです。車を市街地のホテルやレストハウスに置き、そこで少し休憩し、本来は装束を整えて、川で沐浴してから行くのでしょう。「遠さ」といい、この「面倒くささ」といい、まさしく巡礼の価値(苦労)を高める条件は揃っています。


神殿地区は非常に広大で、中央部にカタラガマ神殿(Maha Devalaya)があります。神殿自体は決して大きくはありません。ここに祭られている神は、インドからきた「スカンダ」神といって、六つの顔と12本の腕を持ち孔雀に乗っているのだそうです(お土産に小さな絵を買ってきました)。ご利益は「願い事が何でも叶うという」とてつもないものです。「悪い願いことでも何でも可」という柔軟なものです。


ここは、ヒンズー教の他の「コービル」(寺院)と違って、非常に単純で、明るい雰囲気を持っているのも特徴です。コロンボ市内のコービルは入り口にすごい装飾を施した門があり、中は薄暗く、火と楽器を使った音楽が、雰囲気を一種異様なものとしており少し近づきがたいです。仏教の偶像崇拝が、突き詰めれば宗教を分かり易くする便法の一つであるのと同じで、カタラガマも分かりやすく、且つ明るい雰囲気を持つことによって、他の宗教の人からも崇拝されているような気がします。



2002年04月27日(土) またまた果物

非常に単純なのですが、スリランカのバナナやパイナップルがなぜ美味しいのか分かりました。それは果肉が熟してから収穫するからなのですね。ご当地物の美味しさの秘密は、じっくり熟するのを待てることにあります。輸出する必要がある場合にはこうは行きません。熟する随分前から刈り取り、輸送箱の中で熟させて輸入国に着いたころに食べごろになっている必要があるのです。

こちらの人に聞くと、自家製バナナについては、木についたまま100%熟するのを待って、刈り取りから1日〜2日ぐらい置いたものが一番美味しいそうです。パイナップルについても黄色く熟していて、且つ刈り取ってから日がたってないもの(2日から3日)を選ぶことが「コツ」なのです。いくら黄色くて熟しているように見えても、切り口が古く刈り取ったあと熟したヤツは味が落ちるのです。

バナナについていうと、こちらのバナナは、皮の部分と果肉の部分の「傷」のつき方が日本のバナナと違うのです。日本で食べるバナナは皮の部分に傷があると果肉の部分まで傷が浸透しています。皮と果肉が完全に分離する前に刈り取っているため、箱の中で皮と果肉が一緒に傷つく感じなのですが、こちらのバナナは皮の部分が傷ついても、あるいは熟しすぎても、中の果肉の部分はしっかりしているのです。輸送も簡単なのですね。

これらを味わうことができるのは本当に幸せだと思います。



2002年04月25日(木) 花の季節

スリランカのコロンボは今「花」の季節です(だそうです)。私の宿舎からコロンボの町並みが見渡せるのですが、日本の「桜」の季節みたいにきれいです。

まず、「桜」と見まごうがかりのピンクの花をつける「ラブラージア」という木があります。結構、大木になるのですが、つつじのような形の花を咲かせています。オレンジ色の花をつけるのは「メイツリー(Maytree)」だそうです。私の会社の中庭の大木が花を付けています。さらに黄色の花は「アサラ(Asala)」の木です。ピンク・オレンジ・黄色の花は街中でも結構目立ちます。

道を歩いてもそれほど感じませんが、上から見ると見事です。こちらの人に聞くと、一年中で一番花の奇麗な季節だそうです。コロンボに来て「季節感がないなあ」と思っていましたが、この花の季節を迎えて、季節感を感じています。

ところで、スリランカの国花は「ブルーロータス」だそうです。さすがに仏教国ですね。しかし、私はまだ見たことがありません。是非一度見てみたいと思っています。



2002年04月23日(火) 再び果物

先週の日曜日に知人にお正月のディナーに招待され彼の家まで行ってきました。彼の家の状況と、ドライバーの話を総合すると、一般的なこちらの家には、かなりのフルーツの木があるようです。まず、バナナの木は基本です。よく道端に茂っていますが、それらにはすべて所有者がいるのです。さらにパパイヤ・マンゴウも一般的なようです。

そしてカシューナッツ。大きなカシューナッツの木からは相当量のカシューナッツの実が取れるようです。スリランカでもカシューナッツは結構値段がはるのです。カシューナッツが一家に一本あるとお得なようです。日本でいえば、柿の木、梅、さくらんぼ、葡萄等を庭に植える感覚ですね。カシューナッツは栗・胡桃・銀杏でしょうか。

バナナが高級品だったころの思い出のある私にとっては、バナナ、パパイヤ、マンゴウなどの果物が庭で取れるというのはなんという贅沢なことだろうと、つい思ってしまいます。こちらで、バナナの大きな房が売られていると、何とはなく心が騒ぐのですね。

日本の実家の庭には「さくらんぼの木」が二本あり、さくらんぼの実が赤くなるのを楽しみにしていた記憶が蘇ります。本当は庭先のイチゴの場合と同じで、赤く熟するのが待てずに、赤くなる前に採ってしまうことが多かったです。もし、小さいころからこの国にいたら、バナナが熟するのが待てずに、きっと青いバナナを食べていただろうと思います。



2002年04月22日(月) サッカー

先週の土曜日のNHKでJリーグ「磐田×横浜」の試合を見ることができました。好調なチーム同士の首位対決ということで、Jリーグとしては最高レベルの試合のようでした。横浜のMF中村の元気な姿も見ることができて安心しました。が、Jリーグの試合はどうもカードによって差がありすぎるような気がします。もう少し全体レベルの底上げが必要でしょう。

こちらでは、ケーブルのスポーツチャネルが充実していて、土日にはイギリスプレミアリーグの試合を中継しますし、そのほかでもスペイン・イタリヤ・ドイツの試合を流しています。アースナルズとかマンチェスタユナイテッドは別格としても、イギリスプレミアリーグの試合は本当におもしろいです。フーリガン対策で日本でも大変なのでしょうが、イギリスの観客は本当によく応援します。競技場はいつも満員です。

プレミアリーグの試合を見ていて日本と違うなと思うことが二つあります。ひとつは反則が少ない。反則があっても試合が流れます。日本の試合でよく見るように接触プレイで大げさに倒れて試合を中断させません。大げさに倒れてもしばらくすると元気にプレイしている選手がいますよね。プロ野球のタイムの感覚があるのかもしれません。それと無駄なパスが少ないです。観客もよく知っていて、サイドチェンジの有効なパス、流れを決めるようなパスには敵味方なく拍手を送ります。

日本選手の中にも小野とか中村とか全体を把握できる選手が出てきていますが、まだまだ数はすくない気がします。勝ち負けももちろんいいですが、いいプレーに拍手し、しょうもないプレーにはブーイングする観客の叱咤激励も選手強化の道だとおもいます。プレミアリーグの選手が得点のあと、見方応援団に飛び込んで抱き合っている姿は、うらやましい限りです。



2002年04月20日(土) 英会話

ブロークンの英語を少しでも上達させようと英会話学校に通いはじめました。場所はブリティッシュカウンシル。前回(12月)の募集時には満員で断られたので、今回は反則覚悟で募集前から応募した結果、無事入ることができました。コロンボのブリティッシュカウンシルでは大規模に英語教室を開いています。今日金曜日の夜の部(8時まで)でも100人位通っています。講師も方も素晴らしく、「勉強しようか」という意欲を持たせてくれます。

クラスにはこちらの高校生・大学生・主婦・社会人と生徒は様々です。何年も通っている人が沢山いるようです。スリランカの人にとって決して安い授業料ではないのですが、多くの人が一生懸命です。将来の生活がかかっているといえばそれまでですが、スリランカの人の多くが英語を話す背景(英会話の上達)にはそのほかにも土壌があるように思えます。

それは、スリランカの人(決して大多数だというつもりはありませんが)はとにかく主張がしっかりしているということです。自分のいいたいことは十二分に主張し、八割通ればよしとしているところがあります。日本人はというと八割くらい言葉に出して二割はそれとなく表現して、言外の雰囲気を含めて十割理解してほしいというコミュニケーションをする場合があります。本当は10割表現して、10割理解してもらうことが正解でしょう。

とにかく自分の考えていることを十分理解してもうためには、微妙な表現が必要になるということはどの言葉も共通でしょうから、もう少し英語表現の幅を広げないとだめだなと思っています。



2002年04月19日(金) パイナップル

今日仕事でコロンボ郊外に行く機会がありました。コロンボから北東に60Kmくらいのところで、キャンディロード(キャンディへ繋がる道)から少し北に入ったところまで行きました。キャンディロード沿いにパイナップル畑が集中しているところがあり、帰りにパイナップルを買ってきました。ドライバー氏が「形が丸くて、黄色いヤツがうまい」といって美味しそうなものを選んでくれました。

道沿いには色々なフルーツの木がありました(コロンボ市内でも見かけることがありますが)。パイナップルの木は背が低いのですが、パパイヤとかマンゴウは大変大きな木です。ジャックフルーツなどは大木です。バナナの木はそこらじゅうにあります。鳥達にとって美味しい食べ物が沢山あるのです。したがってフルーツの宝庫は鳥の宝庫でもあるのです。

バナナ・パイナップルは象の大好物でもあります。宿舎のそばの寺院に飼われている象(といってもコロンボ市内でここだけで、名前は「ラジャ」といいます)は、大きなパイナップルを一口で食べてしまいます。フルーツが豊富なのでこうした生き物も(野生でも)生存可能なのです。

晩御飯の後にパイナップルを食べました。芯もやわらかくてとても美味しかったです。でもパイナップルを食べるのは一苦労です。皮も厚いし、いったん切ったら全部食べるか冷蔵庫に入れるかしなければなりません。それを考えると改めてバナナの便利さを痛感しました。なんといっても食べやすい大きさだし、皮をむくのも簡単ですね。



2002年04月16日(火) フォートについて

私のコロンボでの職場は「フォート」というところにあります。ここは16〜17世紀にかけてポルトガルおよびオランダが拠点を構えたところで、今は大統領府や外務省等の政府関係や民間企業の本社が置かれるビジネス街になっています。古い建物と近代的な高層ビルが並存する街ですが、できたら古い町並みを保存してほしいと思います。


金融や行政機構が集中しているので、長引く内戦のおかげで(現在は停戦中ですが)テロの標的になりやすいことから、重要施設近くの道が封鎖されていたり交通が制限されていたりして自由に歩き回れないのが残念です。ここには興味深い建物・建造物が沢山あるのです。


職場で少し困っているのが、この地区に適当なレストランが少ないことです。ヒルトンホテルをはじめ高級ホテル内にレストランがありますが、おしゃれすぎて土曜・日曜出勤の際に利用するには不具合なのです。ワールドトレードセンタ(ツインの高層ビルです)内にデリーマーケットというレストランがありますが、セルフサービスが徹底し過ぎていて今ひとつ好きになれません。結局無理してホテルのレストランを使うか、「タージ」という地元密着型のスリランカレストランに行くくらいしか選択肢はないのです。観光客にとっても大変不便だろうと思います。


すこし洒落たレストランはというと、実は、このビジネス街から少しはなれた高級住宅地域に集中しているのです。結局、そうしたレストランに行くには、フォートから車で移動しなくてはなりません。この辺の不便さが解決されたら、観光客にとっても便利な街になると思うのですが。



2002年04月15日(月) 南インドカレー

今日は正月なので、会社は多くの人が休みを取っていてガランとしているし、街中も車の数は非常に少なかったです。昼休みに道路の渋滞がないので、ランチにインド料理を食べることにしました。行ったところは「Amaravathi」という南インド料理のレストランです。ゴールロードのレヌーカホテルの向かいの道を少し内陸側に入ったところです(急にローカルな説明になってすみません)。

日本でインド料理に結構はまっていたので、東京のインド料理レストランにはかなり行ったのですが、その殆どは北インド料理なのですね。基本的にタンドーリという釜でナンを焼いたり、香辛料に浸したチキンや魚を料理したり。カレーの味付けも香辛料にアーモンド・ミルクなどを加えて洗練された味付けになっていました。

「Amaravathi」のカレーは、南インド料理なのか、スリランカ料理なのか区別がつき難いのですが、非常に単純に鮮烈に辛かったです。バナナの皮の上にライスが盛られ、別々の容器に盛られた何種類かのカレーを勝手にMixして食べるのです。手でMixするところに醍醐味があるのでしょう、くどく催促するまでフォークとスプーンを持ってきてくれませんでした。ボーイの人は「手で食べれば美味しいのになぜスプーンでたべるの?」という顔をしていました。激辛のあとの甘味は非常に美味しかったです。

私の勝手な想像ですが、南インド(スリランカも含めて)には、「焼く」という料理法は少ないようです。「香辛料と一緒に炒める」が基本原則のようです。北インドのタンドーリのような料理法の変化には乏しい感じがします。それを補っている味のバラエティと素材の幅広さにはすごいものがあると思います。頭の汗腺から汗が出てくるのがわかります。これって頭髪の発育にはいいのかも知れないとひそかに思っています。



2002年04月14日(日) お正月

今日4月14日は、シンハラとタミール(ヒンドゥー)のお正月です。昨日からコロンボの町は車や人通りが少なくとても静かです。今年の正月は内戦の停戦下で、紛争解決の会議が5月から開催されることもあり、「シンハラとタミールは元々同じ文化を持っている」ということが特に強調されています。

昨日の大晦日の夜から「縁起の悪い(inauspicious)」時間が始まり、この間は労働を休み、お寺に参拝します。そしてお正月になると「縁起担ぎ(auspicious)」の行事みたいなものが始まります。新聞の載っていた占星術に基づく行事を紹介します。ことしの幸運の色は「赤と黄色を混ぜた色」、幸運の方角は東だそうです。

「台所の炉に点火」
4月14日の朝、7時11分に赤と黄色の服を着て、東を向いて炉に点火すること。そして、Kiribath(米のケーキ)とGheeとGingellyでつくる甘味の支度を始める。

「新年の食事(仕事の開始)」
新年の祈りをしたあと8時12分から最初の食事をとること。当然ながら赤と黄色の服を着て東を向いて食べることになる。

「髪と身体の清め」
15日月曜日の11時36分から、Divulの葉と油から作られたハーブジュースで頭をきよめること。入浴は、imbulの葉の上で、duvulの葉から作られた天蓋の下で東を向いて行うこと。

「新年の仕事初め」
17日の水曜日の7時58分から仕事初め。その前にgingellyの実を入れたキリバツの食事を東を向いて取ること。この時の服装は緑色になるので注意。
仕事の都合でこれに拠り難いときは、15日月曜日の7時23分から始めること。その前に白色の服を着て、東を向いてキリバツとミルクの食事をとること。

という次第です。非常に細かい決まりがありますが、結構これに拘るようです(特に時刻については)。日本でも正月の最初の食事は「雑煮」ですよね。




2002年04月11日(木) New Year

 今度の日曜日14日はシンハラ・タミール社会の新年にあたります。したがって13日は大晦日ということで休日になります。といっても土曜と日曜で元々休みですが。明日の金曜日は銀行の営業も午前中だけということで、今日はは街中の銀行は大賑わいでした。また今度の土・日はアルコール類の販売がない(禁止)ということなので、金曜日中に正月に必要なアルコール類を買っておく必要があるのです。会社においても今日あたりから休む人が出始めてオフィスはいつになく静かです。スリランカでは、クリスマスは盛大に盛り上がるし、1月1日の西暦の正月も祝います。またこのシンハラ・タミールの正月を祝うという風に日本人に負けないほど柔軟な社会だと思います。
 
 スリランカは日本と同じ仏教国ですが、仏教の種類でいうと上座部仏教ということになります。こちらの主要な寺院では、日曜日に仏教教室(学校)が開催されて、多くの子供が参加しています。また公式行事に際してはランプへの点火をはじめとして読経等を含んだ宗教儀式が必ず行われます。朝のテレビの放送開始は読経から始まります。また満月の日はポヤといって休日になるのですが、仏教の儀式がきちんと行われるのです。仏教が国民の日常生活に深く染込んでいます。こうみてみると、日本の仏教との違いを「大乗」・「小乗」の違いという風に捉えるよりは、「日常生活に染込んでいる仏教」と「それほどでもない仏教」という対比で考えるほうがわかり易いと思います。
 



2002年04月10日(水) CD

 今回の日本帰国の際に日本で探し回ったものがあります。それは「シンドラーのリストのテーマ曲」でした。コロンボのとある高級雑貨店に入った瞬間、誰の演奏かはわかりませんが「シンドラーのリストのテーマ」がかけられていて、聞いたとたん瞬間的に氷ついてしまいました。忘れていた昔の映画の記憶を鮮烈に思い出したこともありますが、その音楽の美しさに引き込まれたのです。店員に聞いたところ、店のご主人がフランスで買ってきたCDだとのこと。はじめの主題がチェロで奏でられ、次にバイオリンに受け継がれています。編曲も演奏もかなりの水準だと感じました。(音楽に飢えていたこともあるのでしょう)
 
 日本で同じCDを探そうとCDショップを色々漁ったのですがありませんでした。インターネットで検索しても、それらしきCDは見つかりませんでした。結局他の演奏家の二枚のCDを購入してきました。一枚は「パールマン・ウィリアムス」の演奏、もう一枚は、「ローラ・クリスティーナのAMOROSSO」です。パールマンの演奏はさすがにすばらしいです。映画の記憶が蘇ります。でももうひとつ満足できないので、今度雑貨店に行ってコピーしてもらうか真剣に考えています。

 このほかに今回は多くのCD・ビデオを持ち帰りました。これでしばらく音楽の飢えを癒すことができると思っています。因みに前に私が持ち込んだCDで、コロンボで聞いてしっくりくるものは・・・ピアソラのタンゴ。場違いの代表格はシベリウス交響曲二番(バーンスタイン)です。



2002年04月09日(火) 幹線道路再開

 昨日4月8日はこちらスリランカでは歴史に残る日になるかもしれません。というのも、民族対立による内戦の影響で閉鎖されていた北部への国道A9号線が再開されたのです。対立していた政府軍・LTTEの両者による地雷撤去作業が終了し民間車両の通行が許可されました。スリランカにおいては民族対立が20年以上続いていたのですが、昨年12月下旬から総選挙を契機として停戦が成立・継続していて、この5月からはバンコクにおいて停戦(終戦)の会議が開催されようとしているのです。この和平会議は是非成功させてもらいたいと思います。この和平仲介にはノルウェーが大きな役割を果たしています。また今度の和平会議はバンコクということで、援助大国の日本の影は薄い感じがして残念です。



2002年04月08日(月) On the way to Sri Lanka.

It is 21; 30 PM and at waiting lounge in Singapore Changi International Airport. I left Narita Air port on 12:00 and arrived at Singapore at 6:00 PM at local time. Flight to Colombo will start at 23:00 PM local time. The flight from Narita to Changi was very comfortable today because the lunch of chi kin that I selected was very nice and Chianti Wine was very good. It was almost the first experience that I had such good meal in airplane.

Actually today morning my daughter had her entrance ceremony to the high school. My daughter and wife joined that ceremony with great exciting feeling because during the junior high school my daughter made efforts to both improve her study and activity of brass band of her school. My wife had been encouraging and assisting her during that period. As the ceremony began at 8:00 am at the high school in Myogadani, and my flight is 12:00 pm, I went to the high school on the way to Narita airport and took same pictures. My daughter is so shy that she almost could not join in the picture. But she looked like very good with high school uniform.

I hope that she would enjoy her high school life and study hard and find good friends. Anyway today is the beginning of her new school life and beginning of next six months in Sri Lanka for me.

At the Singapore Changi Airport



2002年04月07日(日) 花粉症のこと等

帰国して一週間くらいしてから、これまで毎年悩まされてきた花粉症の症状(鼻水が止まらない、くしゃみ頻発、目が痒くてくしゃくしゃ)がはっきり出てきました。今年の正月から春先はコロンボに居て、殆ど10数年振りで花粉症に悩まされない日々を送っていたのですが、やはり日本の花粉(杉?)は強烈です。一週間で元に戻りました。
今日は出国前の最後の一日なので、マンションの近くの「桜草公園」に行ってきました。自然の桜草が群生しているとても珍しい公園です。背丈の小さいピンク色・紫色の桜草が公園のあちこちに群生していてとても奇麗でした。非常に慎ましい日本的な植物だなあと感じました。コロンボに帰ると、大きく育ったブーゲンビリヤの木が派手な色の花を沢山つけている光景をよく見かけます。これはこれで美しいです。



2002年04月06日(土) 一時帰国中です。

スリランカの三月のポヤデイの連休を利用して一時帰国しています。スリランカのお正月が4月13・14日でその近辺で帰国を考えていたなのですが、日本に仕事ができてしまったので二週間早めました。スリランカには8日に帰ります。今回はじめての帰国なので日本で買って行きたいものが沢山ります。それを紹介します。

食料品:マヨネーズ、ソース、そば汁、のり、インスタントラーメン、即席の味噌汁、お茶漬け、ワイン。

コロンボ市内のスーパーマーケットではオーストラリア製マヨネーズは豊富なのですが、甘さが強すぎて飽きがきます。やはり日本のマヨネーズが懐かしいです。コロンボでも日本食材を扱った店で売っていますが、価格は日本よりかなり高めです。またインスタントのそば汁・ソースも同様に見つけるのが難しいです。トンカツソースは全く見かけません。一方、醤油は日本と殆ど同じものが安く手に入ります。

コロンボでもワインはブームになっています。オーストラリヤ、アメリカから安く楽しめるワインは輸入されていて、コロンボ市内にはワインショップもあります。しかし、フランス産のワインの品数は多くありません。私は日本でワインを日本買って厳重に梱包してもって行きます。

雑貨等:ブラウンシェーバの替え刃、モンブランのインク、クラッシック音楽のCD。ブラウンの替え刃とモンブランのインクはスリランカで全く手に入れることができません。またクラシックCDの品数も少ないので日本で買っていかなければなりません。

(参考)スリランカで豊富で日本で高価なものの代表が「紅茶」と「宝石」です。「宝石」には興味がありませんが、「紅茶」は土産として沢山買ってきました。ゴールドチップとはシルバーチップといった非常に高価な「紅茶」も安く買って帰る事ができました。しかし、残念ながらこれは「高価」な紅茶のどこが美味しいのか未だにわかりません。スリランカの安い紅茶でも十分楽しめると思います。

Ken




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