KENの日記
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2000年07月24日(月) 東京レディースシンガーズのコンサート

東京レディースシンガーズの定期演奏会に行ってきました。場所は御茶ノ水カザルスホール。今年春になくなられた「中田喜直」氏を偲ぶコンサートでプログラムは「心の四季」「星とタンポポ」「六つの子供の歌」「女声合唱曲集1」でした。アンコールは「霧と話した」「さよならはいわないで」「すばらしき自然とともに」が」歌われました。

中田喜直氏の奥様がいらっしゃっていて、「夏の思い出は、別な曲ができていたが、中田氏のお母さんの『もっときちんと作ったらどう』とのアドバイスであのような有名な曲ができた」「夏の思い出の印税はお母様に渡されていた」との興味深いエピソードが披露されました。コンサートは全体に硬いムードでした。よく言えば「十分コントロールされて、メリハリも利いている」のでしょうが、のびのびした感じ・柔らかなものが欲しいとおもいました。



2000年07月02日(日) 平等院展、学習院OBオケ演奏会

忙しい一日でした。午前中上野の国立博物館へ「平等院展」を見に行き、午後から目白の学習院大学へ学習院OBオーケストラの演奏会にいってきました。

「平等院展」は最終日一週間前ということで朝から混雑していました。52体あるという「雲中供養菩薩像」のほとんどが東京にやってきていました。鳳凰堂の真中の阿弥陀如来の周りの壁に散りばめられている菩薩像で、普通は遠いので良く見えないのと、阿弥陀如来に気をとられてあまりよく見ないできました。間近にみるとなかなか面白いものです(1053年作とのことです)。よく見ると作者は何人かいるように思われました。非常に優美で自然な造型のものと、どこかバランスが悪く線の硬いものがあり、師匠の配下で師匠と弟子がそれぞれ作ったような感じがしました。こう見てみると感動するものは、全体に自然で熟練の技の産物なのだなと思いました。

上野に行ったついでに、文化会館のチケット売り場で昨日発売開始のキーロフバレエのチケットを買うことができました。キーロフについては、今年1月にヴェルディのオペラの「運命の力」を見ました。また一昨年12月にはキーロフ歌劇場オーケストラコンサートを聞きました。何れもゲルギエフの指揮でした。バレエはゲルギエフが直接指揮するものではないようですが、ゲルギエフが監督するもので今から楽しみです。

学習院OBオーケストラ演奏会の曲目は、ハイドン交響曲82番、外山雄三「管弦楽のためのディベルティメント」、ストラビンスキー「春の祭典」でした。力演でずいぶん大きな音がしていましたが、社会人オケにとって「春の祭典」は難曲で金管楽器と打楽器の音量勝負みたいになり勝ちですね。




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