*蒼天おぼえがき*


2008年09月27日(土) 視界クリア!
昨夜、新しいコンタクトを受け取ってきました。
で、今日、入れてみました。ウソみたいに視界クリア!(って、今までどれだけ曇ったレンズを使っていたんだか・・・)。ケチらずまじめにケアしようと思います。。。

西武優勝セール@イトーヨーカドー。はて?庶民にとってはありがたいですが(苦笑)。



■読んだもの


『不連続の世界』(恩田陸/幻冬舎)
”「月の裏側」の塚崎多聞、再登場”とあったものの、思い出せず。「月の裏側」はとにかく怖かった、という印象が強くて登場人物まで思い出せない!(せっかくなので再読しようかと)。
木守り男/悪魔を憐れむ歌/幻影キネマ/砂丘ピクニック/夜明けのガスパール、5編の短編集。どれも恩田作品の雰囲気漂う不思議なお話。私的に気になったのは結末はそこはかとなく怖かったものの「悪魔を憐れむ歌」。N市の老舗ホテル、広々としたレストラン、和様建築の幸せな融合。奈良ホテル。確かにあの雰囲気はよい!サザエさん症候群が、ああいう形で紹介されるとはちょっとびっくりでした(笑)。




『いっちばん』(畠中恵/新潮社)
いっちばん/いっぷく/天狗の使い魔/餡子は甘いか/ひなのちよがみ、5編の短編集。
「天狗の使い魔」信濃山六鬼坊と管狐の「友」話がほんわりでとお気に入り。
「ひなのちよがみ」井戸端会議ならぬ台所の板間会議に、長崎屋主の藤兵衛に、若旦那のことならどんなことも!的な佐助まで参加している平和な風景に(当人たちは気が気でないはずですが)なごみます。
それにしても、全編とおして相変わらず兄やたちは、若旦那第一、頼もしい限り!(笑)。



2008年09月25日(木) 原作未読。
Stadio Life「マージナル」都市編@紀伊国屋ホール。

鑑賞券が抽選で当たった声をかけていただきまして、行ってきました。
原作は萩尾望都(未読)。

えーと、原作未読人の戯言と思っていただき結構です。
原作忠実で詰め込みすぎ、なのかな?場面転換が、かなり強引。視点がメイヤードにあったかと思ったらミカルへ行き、キラに行き・・・と行ったり来たり。まあ、だいたいの筋はつかめたので、そこは流石の演出なのでしょうか。そんな中、ネズが結構いいキャラだったなと。(貧乏くじ引く苦労人がお気に入りになること多し/笑)

原作が刊行された頃の時代なのか作風なのか、見ていてふと『地球へ…』(竹宮恵子)を思い出しました。



2008年09月24日(水) 夕飯は(自然と)うどん。
ずーっと見たいのに見れなかった「アフタースクール」を見てきました。

見た人の日記や感想が、”そうくるとは!””もう一回見たい!”といった感じで、また私的お気に入りの大泉洋さんが出演しているしで、すごく気になってたのに、全国公開に行きそびれたわけで(とほほ・・・)。地元の小さな映画館に、DVD発売直前に回ってきたのはほんとラッキー♪

大泉さんが主役とは!堺さんが主役だと思ってましたもの、本編中盤でひっくり返されるまでまんまとやられました。大泉さんと堺さんが実は中心で展開してて、周辺はすべて警察関係者。すくっと立って「お疲れさまでした」が最高!(笑)。ラブレターの件も、まさかモジャモジャ宛とはねー。
評判どおり、おもしろかったです。満足、満足。



2008年09月23日(火) Newコンタクト。
2月に、コンタクトのキズ(=結局は汚れだった)に慌てふためき眼科へ駆け込んだところ「レンズは夏までに買いかえた方がよいかも」と言われました。

・・・観念して新しいコンタクトを作りに行く。
ただし、今のコンタクトを作ったお店は行くのにちょっと不便なので、隣駅のメガネ店へお店変え。で、視力検査から適正レンズの検査やら、一から全て体験。矯正視力はとりあえず1.2をキープ。出来上がりは今週末。一気に諭吉さんが5枚近く飛んで行きますよー(涙)。


■読んだもの


『妃は船を沈める』(有栖川有栖/光文社)
火村&有栖シリーズ。「猿の左手」「幕間」「残酷な揺り籠」の二部構成。もともと雑誌掲載時は中編だったところ、第二部にあたる「残酷な揺り籠」を書く時には、「猿の左手」を含んだ長編の構想が出来上がっていたというところが、すごい。ちなみに”猿の左手”についてはなんとなく知識があったが、ウィリアム・W・ジェイコブズの『猿の左手』は未読。火村氏(有栖川氏)解釈は、なるほどなーと。確かに、そう解釈した方がスマートだわ。私的にお気に入りの朝井女史登場が嬉しく♪

「猿の左手」では助教授、「残酷な揺り籠」では准教授の火村先生。雑誌掲載時期が関係?にあえて単行本化の際に校正せず?と思っていたら、ちゃんと火村先生が自分で作中で説明してました(笑)<「昨年、学校教育法が改正されて、准教授に」

※2007年(平成19年)4月1日施行の「学校教育法の一部を改正する法律」により「助教授」の職階が廃止され、代わりに「准教授」に。



緑のアルダ 約束の地』(榎木洋子/集英社コバルト文庫)
『乙女は龍を喚ぶ!』での2人の水龍登場に、前作の結末が気になり逆行(アルダシリーズは、実は読んでいない/爆)。「約束の地」で風魔鳥たちの言っている”新天地におられる高貴な方”とは、真白のこと??「再会」でのシェイラとヨール。ミズベ、龍と魔法使いシリーズをリアルタイムで追いかけていた身には嬉しい短編集。



2008年09月14日(日) 地元でお祝い。
友人の結婚式@地元ホテル。

友人の結婚式にはかなりなぜか参加している目下ご祝儀貧乏ですが(笑)、地元ホテルでの結婚式は初めて。友の親族とテーブルが一緒という”親戚のお姉ちゃんの結婚式に参加”的な感じでお祝い♪

Sさん、末永くお幸せに。

ブーケ
同席の友がGetしたブーケ。ご利益ありますように!


■読んだもの



(浅田次郎/集英社文庫)
ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。現在は敷居の高い超高級ホテルとなっている。そこへ倒産寸前の旅行代理店の策略により、訳あり日本人ツアー<光>と<影>で、客室を昼と夜の交換ダブル・ブッキング。こんな状況、何も起こらないはずがない!
・・・という、そもそもがすごい前提の中、<光><影>それぞれに参加するメンバーも個性的。でも、下巻も中盤あたりから、それぞれに親しみを覚えてしまう・・・という不思議。浅田作品ならではなのでしょうか。浅田さんの現代モノは、実は初めて読みましたが、読みやすく読了感ほのぼの♪




2008年09月13日(土) 中野でシェイクスピア。
演劇集団キャラメルボックス「僕の大好きなペリクリーズ」@中野ザ・ポケット。

『ペリクリーズ』シェイクスピア作(戯曲)。
ということを、会場へ行くまで知らずに中野へ向かった人=自分(爆)。
ということで・・・、もちろん原作『ペリクリーズ』の筋も知らず。いやー、昔の戯曲って、かなり表現が生々しいというかなんというか(苦笑)。それでいて、韓流ドラマ並みの怒涛の展開→ハッピーエンド。キャラメルらしいなるほど用語解説などが加わり、現代風になっていたけど、しかし、やはり元はシェイクスピア。とにかく言い回しが独特、台詞が長い。ちらほらと噛み気味な舞台で。同じシェイクスピアというところで見ると、細見さんが客演した「夏の世の夢」@新国立劇場が、やっぱり完成度高かったんだなーと、今更ながら思います(来年の「夏の世の夢」再演、ぜひともに見に行きたい〜!)


■読んだもの
ビジネスマンのための「発見力」養成講座
(小宮一慶/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「見えているようで、何も見えていない」「関心と仮説でものが見える」
日々生きていく上で、ぼーっとしてちゃ何も見えてこない、と。普段意識していないことに、どう意識を向けるか、ちょっと気持ちが引き締められました。
・・・新幹線の改札から出てくる切符(特急券と乗車券)、気付かなかった!(というか意識してなかった/汗)。やはり見てるところが違うのだな・・・。


彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく』(雪乃紗衣/角川ビーンズ文庫)
秀麗が御史台で大夫・皇毅に認められる仕事をしたい!と日々成長する中、藍と紅を遠ざける・・・は水面下で着々と計画は進行中。ちょっと切ない。でも、だからこそ?ただのライトノベルすに終わらない魅力あり。
私的ツボは歌う楸瑛「初めての出会いは絶賛迷子中の君〜」と、百合さんの「
黎深・・・君ってヤツは・・・どこまでもお馬鹿なんだな・・・」発言。紅家の将来は大丈夫か?!(笑)




『平台がおまちかね』(大崎梢/東京創元社)
出版社営業の新人&他社営業マンからいじられまくる井辻くんの日常。
書店を中心に展開する成風堂シリーズとはまた違った、版元視点で展開する短編集。ただ、本好きさんなら、どちらもツボ!(←自分がそうだった/笑)。「絵本の神さま」では思わず泣きました。「ときめきのポップスター」では名前こそ特定されないものの、成風堂シリーズの多絵ちゃんが登場。シリーズ化を希望♪



2008年09月07日(日) 静物画とか。
ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展@国立新美術館。

「静かな」「物」が意味を持ち描かれている静物画。貴族の”魚拓”的な狩猟成果や、珍しい貝殻、食卓に並ぶ果物、花瓶にいけられた色とりどりの花々、マーブル色のチューリップ。ヴァニスタ(虚栄)。時計や骸骨などで、この世のはかなさを表現。静物画…いまいち楽しみ方がわからなかったのですが、解説を読みながら、それなりに楽しめました。
今回メイン・ベラスケスの「薔薇色の衣装のマルガリータ女王」は、見てよかったなと。


で、静物画の秘密展を見たあと、ふとのぞいた地下・ミュージアムショップで流れていたアレンジ版ジブリ音楽が、ツボに入りました。


「Jazzin’ for Ghibli 」
ネットで検索・視聴したところ、どうやらこれ↑らしい。ジャズ…というかヒップホップ?でも、アレンジの仕方はすごいなーと。嫌いじゃないアレンジ♪



2008年09月06日(土) ハマスタ。
ポルノグラフィティ 横浜・淡路ロマンスポルノ’08〜10イヤーズギフト〜
@横浜スタジアム。

天気予報はくもり。局によってはくもり時々雨。ここのところのゲリラ雷雨にどうなるかと思ったものの、開始から終演まで雨は降らず(ほっ)。
2年ぶりの野外…ハマスタ。音の響き、そしてあの熱気、最高っ!!

「カルマの坂」がライブで聴けるとは思わず(曲調とテーマ的にライブでは聴けないと思っていたので)、思わずじーんと。ほぼCDどおりだった「アポロ」(私的にライブで初めて聴いた)にも感激。ハマスタで流れた「横浜リリー」も◎。「Please say yes, yes, yes」はライブむき。そして忘れちゃいけない「ハネウマライダー」。彼らのライブは、観客も含め全体の雰囲気が爽快でやっぱり好きです。

しかし今回なにがびっくりだったって、席がアリーナ(グランド)だったこと。グランド=アリーナなんだ…と気づいたのは、会場に入るゲートに並んでいる時(遅っ)。



2008年09月05日(金) ゲリラ雷雨。
Wikipediaでは、集中豪雨の別名と解説あり。
確かにゲリラ的ではあるけれど…来年以降も定着するのか?この名称。
ということで、昨夜もばっちり集中豪雨だった我が自治体(^^;


■読んだもの

『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎/新潮社)
2008年本屋大賞受賞作。
「逃げろ!オズワルドにされるぞ」首相暗殺の濡れ衣を着せられて逃げる男。そして彼につながる人々。なんだか自分が追いかけられているような落ち着きのなさと、気になり度で、通勤の往復で読んでいたものの、仕事なんかやってられるかーっと思いながらじりじり仕事してました(苦笑)。伏線のはりかたがまたすごい!久々一気読みでした。



『RDGレッドデータガール』(荻原規子/カドカワ銀のさじシリーズ)
続きもののようです(←読み始めてから気づいた)。
−−−中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせるという。−−−
あらすじを読み、下僕って…いったいどんな設定??…と気になりまして(苦笑)。なかなか今までにない環境設定と登場人物設定かなとも。先が楽しみです。





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